ヴァデルナ・フェルガス(青山学院大)
2021-12-08 12:19
188cm86kg 左左 MAX137km スライダー・カーブ・チェンジ 日本航空
プロ注目の最速137㌔長身左腕。甲子園16強の原動力、東明館を完封、新田を5‐3完投で破った。
プロ注目の最速137㌔長身左腕。甲子園16強の原動力、東明館を完封、新田を5‐3完投で破った。
動 画
投手成績
■ 甲子園成績
21夏 回数 被安 奪三 四死 自責
東明館高 先 9 5 5 3 0 136㌔ ○封
新田高校 先 9 7 7 4 3 136㌔ ○ ※6回まで3安打0封
智弁学園 先 6.1 6 7 6 2 137㌔ ● ※5回まで2安打0封
24.1 18 19 13 5 防1.85
被安打率6.66 奪三振率7.03 四死球率4.81
東明館高 先 9 5 5 3 0 136㌔ ○封
新田高校 先 9 7 7 4 3 136㌔ ○ ※6回まで3安打0封
智弁学園 先 6.1 6 7 6 2 137㌔ ● ※5回まで2安打0封
24.1 18 19 13 5 防1.85
被安打率6.66 奪三振率7.03 四死球率4.81
投手成績詳細
■ 高校時代成績
21春(背番号1) 回数 被安 奪三 四死 失点
関東2回戦:東海相模 先 9 8 8 4 3 136㌔
準々決:関東第一 2.1 3 1 3 2 131㌔ ※3対7で敗戦
11.1 11 9 7 5 防3.18
被安打率8.74 奪三振率7.15 四死球率5.56
関東2回戦:東海相模 先 9 8 8 4 3 136㌔
準々決:関東第一 2.1 3 1 3 2 131㌔ ※3対7で敗戦
11.1 11 9 7 5 防3.18
被安打率8.74 奪三振率7.15 四死球率5.56
最新記事
■ 日本航空・バデルナに涙なし「後悔はないです」(報知) 21/8/25
日本航空のバデルナ・フェルガスは、強豪・智弁学園を相手に124球の力投を見せるも、7回途中3失点で降板。「いいピッチングができたので、後悔はないです」。そう振り返る表情には、充実感が満ちあふれていた。臆することなく立ち向かった。自己最速を1キロ更新する137キロの直球に曲がりの大きなスライダーを織り交ぜ、5回まで2安打無失点に抑え込んだ。初戦の東明館戦と2回戦の新田戦で連続完投の大活躍を見せたエースは、今後について「まだ決まってないですけど、大学かなと思います」。成績も優秀で、東京六大学への進学を視野に入れている。
21夏(背番号10) 回数 被安 奪三 四死 失点
山梨2回戦:甲府一高 2 3 1 1 0
3回戦:甲府西高 先 3 2 5 0 0
準決勝:東海甲府 先 5 7 5 1 4 ※9対6
決勝戦:富士学苑 先 7 7 4 1 1 ※2対1
17 19 15 3 5 防2.65
被安打率10.06 奪三振率7.94 四死球率1.59
■ 日本航空・バデルナ、2試合連続完投一番乗り!(中スポ) 21/8/21
日本航空のバデルナ・フェルガス投手が新田打線を7安打、3失点に抑えて完投勝利。130キロ中盤の直球と切れのある変化球で凡打の山を築いた。5回まではわずか1安打に抑える好投。アクシデントにもめげなかった。7回、先頭打者の強烈な打球が腹部を直撃。一度はおなかを押さえて倒れ込むも、すぐに起き上がって投球練習を開始。「痛みはなかったです。全然大丈夫でした」。続投した直後に押し出し死球などで3点を失うも、何とかリードを守り切った。
■ 日本航空・バデルナ 幼いころから足を運んでいた甲子園で快投(中スポ) 21/8/10
今春、公式戦デビューしたばかりの日本航空の遅咲き左腕、バデルナ・フェルガス投手が東明館を5安打完封し、今夏甲子園の完封一番乗りだ。尻上がりに制球力が安定、5安打3四球で逃げ切った。今年2月に肘を痛めて投球ができない間、体づくりに専念したのが実った。120キロ台後半だった直球は最速137キロになり、春の関東大会では東海大相模を抑えて自信もつけた。
▽ロイヤルズ・大屋博行国際スカウト「日本航空・バデルナ君も今後が楽しみな選手の1人だ。勝負根性や自信という点で、この1年で大きな成長がみられた。ペースよく投げながらもいざという時は強く腕を振る。現段階では50%くらいの完成度だろう。しかし伸びしろはとてつもなく感じる」(デイリー)
過去記事
■ 日本航空がサヨナラ発進 ヴァデルナ・フェルガスが2番手で2回無失点(報知) 21/7/13
日本航空が甲府一にサヨナラ勝ちし、初戦を突破した。同点の8回、ヴァデルナ・フェルガスが登板し、無失点。流れを呼び込むと9回に和田航弥二塁手がサヨナラ本塁打。6月には校内で70人を越える新型コロナウイルスのクラスターが発生した。いまだ練習に制限が加えられる逆境の中、チーム一丸で白星をつかんだ。フェルガスが作ったピンチを味方が救ってくれた。2―2で迎えた9回の2死二塁の場面でレフト前へ運ばれた。途中交代で入った成沢祐哉がバックホームで走者を刺した。巨人、阪神、楽天のスカウトが視察に訪れる中、130キロ前後の直球、スライダー、カーブ、チェンジアップをおりまぜ翻弄。3安打を許しながらも、しのぎきった。
■ 日本航空は準々決勝敗退 ヴァデルナ3番手で2失点(日刊) 21/5/17
左腕ヴァデルナ・フェルガス投手は、中継ぎに回った。2回1/3を投げ、被安打3の3四死球、2失点だった。東海大相模戦から中1日で、死球を受けた左膝も腫れた状態だったが「最低の投球。(左膝に)痛みはあって、疲労も少しあったが影響はない。実力不足です」と悔しさをにじませた。
■ 日本航空がセンバツV東海大相模から金星、ヴァデルナが3失点完投(日刊) 21/5/15
日本航空が、センバツ優勝の東海大相模から金星を挙げた。今大会から背番号1をつける左腕ヴァデルナ・フェルガス投手が、被安打8の3失点(自責2)、8奪三振、143球で完投した。188センチの長身から角度のある球を投げ、自己最速を2キロ更新する136キロの直球と緩いカーブ、曲がりの大きいスライダーの3球種で東海大相模打線を抑えた。2回の第1打席で左膝に死球を受け「ずっと痛かった。痛い中で、なんとか踏ん張って投げられました」と明かした。視察に訪れたプロスカウトからも高評価で一気に注目を集める存在となった。進路については「勉強も得意だけど、勉強より野球が好き。野球を続けるとなったら、将来はプロ野球選手になりたい」と話した。
ドイツとハンガリーの血が流れる父と香港出身の母を持ち、英語と日本語の2カ国語を操る国際派だ。特進クラスに所属し、模試では有名私大でB判定を出すほど成績も優秀。(デイリー)
プロフィール
大阪府阪南市出身。ヴァデルナ・フェルガス(Vaderna Fergus)投手。
小1から桃の木台スターズで軟式野球を始め、飯の峯中時代は大阪泉南ボーイズに所属。
ドイツとハンガリーのハーフである父、香港出身の母を持つ。
日本航空では2年生の秋まで目立った実績なし。
3年生の春になって先発として登板機会を掴み、全5戦中4戦(先4)登板で県大会準Vを飾る。
プロ注・末木と投げ合った準決勝・甲府工戦で5回途中無失点の好投を披露。
連投で決勝・駿台甲府戦に先発し、5回を0封したが、継投が嵌らず3-4逆転で敗戦となった。
続く関東大会から背番号1番を背負い、選抜V校・東海大相模を初戦で撃破。
自己最速2㌔更新の136㌔を計測する力投で、8安打4四球、8K5-3完投勝ちを収めている。
この活躍によりスカウト陣の評価を高め、3年時夏に6年ぶりの県大会Vを達成。
背番号10の主戦格としてチームを引っ張り、決勝・富士学苑戦で7回1失点の好投を見せた。
甲子園本大会から背番号1番に戻り、05年以来16年ぶりとなる16強まで進出。
いずれも先発として全3試合に登板し、計24.1回で19K、2完投勝利、防1.85の実績を残した。
1回戦・東明館戦で5安打4-0完封、2回戦・新田戦で7安打5-3完投を記録。
3回戦・智弁戦(1‐7)で自己最速137㌔を投げ、5回まで0封、7回途中3失点の粘投をみせた。
同学年のチームメイトとしてエドポロ・ケイン外野手。
188cm86kg、最速137㌔の直球を持つプロ注目長身左腕。
セットからゆっくり足を上げて前傾して重心を下げ、テイクバック小さめに左肘を使った腕の振りから
投げ下ろす最速137㌔、常時120㌔台後半から130㌔台中盤(先発)の直球と、
110㌔台から120㌔前後のスライダー、100㌔台の緩いカーブ、120㌔前後の外チェンジアップ。
190弱の長身から力み無く投じる直球とスライダーとのコンビネーションが持ち味。
3年時春の関東大会で背番号1(県大会13番)を獲得、東海大相模を3失点完投で撃破した。
学業成績優秀で英語と数学が得意。特進クラスに在籍する。
スカウトコメント
ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長|21/8/24
「あの身長(188センチ)で制球も悪くない。鍛えたらもっとよくなる。原石です」
MLBロイヤルズ・大屋博行国際スカウト|21/8/11
「188センチ左腕・バデルナ君も今後が楽しみな選手の1人だ。勝負根性や自信という点で、この1年で大きな成長がみられた。ペースよく投げながらもいざという時は強く腕を振る。現段階では50%くらいの完成度だろう。しかし伸びしろはとてつもなく感じる」