- プロ注(2023年・2024年) マーク情報
- 成瀬 脩人(東海大) (05/28)
- 国本 航河(筑波大) (05/28)
- 高安 悠斗(桜美林大) (05/28)
- 小吹 悠人(日本体育大) (05/28)
- 求 航太郎(東海大) (05/28)
- プロ注目選手/2023年ドラフト (05/27)
- 佐々木 麟太郎(花巻東) (05/27)
- 松本 大輝(智弁学園) (05/27)
- 南 恒誠(大阪桐蔭) (05/27)
- 田代 旭(筑波大) (05/27)
- 松永 陽登(筑波大) (05/27)
- 山下 航汰(日本体育大) (05/27)
- 松浦 佑星(日本体育大) (05/27)
- 宮下 大地(日本体育大) (05/27)
- 岩田 諒大(ミキハウス) (05/27)
- 竹田 祐(三菱重工West) (05/27)
- 友田 佑卓(日本大) (05/27)
- 児玉 悠紀(青山学院大) (05/27)
- 野間 翔一郎(近畿大) (05/27)
- 西村 昴浩(白樺学園) (05/26)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
伸びのある直球とスライダー、シンカー。史上初の1年春投手3冠、ベストナイン。大学選手権MVP。
動 画
投手成績
■ 大学時代成績
試合 勝敗 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率12春: 7 4勝0敗 43.1 23 40 13 6 1.25(1位)
12秋: 5 3勝2敗 27 20 31 12 8 2.67(9位)
13春: 5 1勝0敗 15 10 17 9 1 0.60
13秋: 6 2勝4敗 40 27 24 24 10 2.25(7位)
14春: 4 0勝2敗 6 7 8 3 5 7.50
14秋: 2 0勝1敗 6.2 9 4 8 8 10.80
15春: 3 1勝0敗 8 5 10 1 2 2.25
15秋: 2 0勝1敗 3.1 5 3 3 2 5.40
通算: 34 11勝10敗 149.1 106 137 73 42 2.53
被安打率6.39 奪三振率8.26 四死球率4.40
※ 12春:最優秀防御率 12春:ベストナイン
【 全国大会 】
12選 回数 被安 奪三 四死 自責
福工大 先 7 1 8 2 0 146㌔(神宮) ○
九共大 先 5.2 2 6 5 2 146㌔(神宮)
亜 大 先 7 4 8 3 0 144㌔(神宮) ○
19.2 7 22 10 2 防御率0.92
被安打率3.20 奪三振率10.07 四死球率4.58
■ 甲子園成績
試合 回数 被安 奪三 四死 自責10春: 1 1.2 3 3 3 3 143㌔ 広 陵 高
11春: 4 34 34 26 13 13
先 9 9 8 7 4 143㌔ 明徳義塾 ○
先 9 8 8 0 1 146㌔ 静 清 高 ○
先 7 4 3 1 0 148㌔ 加古川北 ○
先 9 13 7 5 8 九国大付 ●
11夏: 6 49.2 42 59 18 16
先 9 4 13 2 2 148㌔ 日本文理 ○
先 9 15 8 5 8 開 星 ○
先 9 8 12 3 3 149㌔ 智弁和歌 ○
先 9 4 8 4 0 習 志 野 ○封
4.2 6 10 0 3 関 西 ○
先 9 5 8 4 0 光星学院 ○封
通算: 11 85.1 79 88 34 32 防3.38
被安打率8.33 奪三振率9.28 四死球率3.59
【 国際大会 】
アジアAAA 回数 被安 奪三 四死 自責
香 港 1 0 3 0 0
台 湾 0.2 0 2 0 0 146㌔
韓 国 先 9 1 13 3 0 147㌔
10.2 1 18 3 0 防0.00
投手成績詳細
東 大 先 6 1 7 0 0 ○ 140㌔
立 大 先 9 3 7 1 0 ○封
法 大 先 7 3 6 2 1 ○ 143㌔
明 大 先 6.2 4 4 3 2 ○ 141㌔
先 7 7 8 1 2
慶 大 先 4.2 3 5 5 1
3 2 3 1 0
43.1 23 40 13 6 防1.25
被安打率4.78 奪三振率8.31 四死球率2.70
12秋 回数 被安 奪三 四死 自責
東 大 先 6 6 9 3 3 ○ 144㌔
明 大 先 0.2 2 0 3 0 ●
立 大 先 9 4 7 2 1 ○ 145㌔
法 大 先 6.1 4 8 1 2 ● 146㌔
慶 大 先 5 4 7 3 2 ○
27 20 31 12 8 防2.67
被安打率6.66 奪三振率10.33 四死球率4.00
13春 回数 被安 奪三 四死 自責
明 大 2 1 4 2 0 147㌔
2 2 1 1 0 147㌔
立 大 3.1 0 5 3 0 143㌔
法 大 0.2 1 0 1 1 143㌔
慶 大 先 7 6 7 2 0 142㌔ ○
15 10 17 9 1 防0.60
被安打率6.00 奪三振率10.20 四死球率5.40
13秋 回数 被安 奪三 四死 自責
東 大 先 8 4 5 3 0 ○ 143㌔
明 大 先 8 5 7 6 3 ● 145㌔
先 5.1 3 1 6 2 ●
立 大 先 7 6 4 1 4 ● 146㌔
法 大 先 4.2 4 4 5 1 ● 143㌔
慶 大 7 5 3 3 0 ○
40 27 24 24 10 防2.25
被安打率6.08 奪三振率5.40 四死球率5.40
14春 回数 被安 奪三 四死 自責
法 大 2 1 2 2 1 145㌔
立 大 2.1 1 4 1 0 ●145㌔
東 大 1 1 2 0 0
明 大 0.2 4 0 0 4 ●144㌔
6 7 8 3 5 防7.50
被安打率10.50 奪三振率12.00 四死球率4.50
14秋 回数 被安 奪三 四死 自責
法 大 先 3.2 5 1 5 4 143㌔
明 大 先 3 4 3 3 4 ●143㌔…初回に満塁弾被弾
6.2 9 4 8 8 防10.80
被安打率12.15 奪三振率5.40 四死球率10.80
15春 回数 被安 奪三 四死 自責
東大 3 0 5 0 0 ○140㌔
立大 先 4 4 4 1 2 138㌔
明大 先 1 1 1 0 0 134㌔…脇腹違和感で降板
8 5 10 1 2 防2.25
被安打率5.63 奪三振率11.25 四死球率1.13
15秋 回数 被安 奪三 四死 自責
明大 2.1 4 3 3 1 ●
法大 1 1 0 0 1
3.1 5 3 3 2 防5.40
被安打率13.50 奪三振率8.10 四死球率8.10
最新記事
■ JR東 吉永、社会人2年目は“二刀流”挑戦(スポニチ) 17/3/14
JR東日本のスターティングメンバーの3番に「D吉永」の文字が記された。投手も並行してこなすため背番号は「21」のまま。早大時代、故障からフォームを崩し本来の姿に戻らなかった。昨年も苦しいシーズンを送ったが、終盤には速球が戻り2年目の飛躍!と思ったところで再び故障。そんなとき堀井哲也監督から「打者をすることで投手に戻ったときに役立つぞ」と薦められ打撃練習を開始。長打力には定評があったが、今春のオープン戦6試合で3割を超える打率をマーク。大会3試合目となったこの日、3番DHデビューとなった。「二刀流?そうです。大谷君みたいな感じになれたらと思います。本塁打も打てて160キロ投げるなんていいじゃないですか。ぼくのMAXは149ですけど。投手として投げられるようになれば、打席での打者の心理を自分で経験してますから、きっと役に立つと思います」。まだブルペンで本格的な投球練習は行っていないが「暖かくなってきたら、徐々にやっていきたい」と復活を目指す。
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準決勝で先発したのが早大出のルーキーJR東日本・吉永。日大三時代のバッテリーだった捕手・鈴木貴との新人コンビで決勝進出を狙ったが、内野の失策などで4失点、2回2死での降板となった。「ボールは悪くなかったと思ったんですが、エラーで1点取られて、テンパってしまって」。先発は昨年5月17日の東京六大学リーグ・明大戦以来。「でも先発を経験できたし、夏に向けて頑張ります」と前を向いた。
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過去記事
■ 早大・吉永、プロ志望届出さず社会人へ!故障に苦しむ(スポーツ報知) 15/6/16
日大三で11年夏の甲子園優勝投手となり、今秋のドラフト候補に挙げられていた早大・吉永健太朗投手(4年)がプロ志望届を出さず、社会人野球に進む意思を固めたことが15日、分かった。吉永は日大三のエースとして、3年夏に甲子園制覇。プロからも注目されたが、早大に進学した。1年春にリーグ戦4勝で「投手3冠」を達成。全日本大学選手権では2勝し、史上2人目の「1年生MVP」を受賞。リーグV、日本一に先導した。最速149キロの直球と宝刀シンカーを武器にして快投。スカウトの間では「3年後のドラフト1位候補」と評されていた。しかし、2年以降はフォーム固めと右肘などの故障に苦しんだ。今春は2年秋以来のリーグ戦白星をマークしたが、5月17日の明大戦の打席でスイングした際に左脇腹を負傷。12年以来の日本一を達成した大学選手権でも登板はなかった。今年3月の沖縄・浦添キャンプにも阪神、ソフトバンクのスカウトが訪れるなど、本来の力を発揮すれば、今秋のドラフトでも上位候補として名前が挙がる逸材。「プロに行くためにも結果を残したい」と意気込んでいたシーズンが不本意に終わり、大学選手権後、周囲と話し合って社会人に進むことを決めた。関係者によると、進路はJR東日本が候補に挙がっている。世代NO1の実績を誇る右腕が輝きを取り戻し、最短2年後のプロ入りを狙う。
■ 吉永3季ぶり 7回登板久々勝利(日刊スポーツ) 15/4/19
11年夏の甲子園優勝投手の吉永が、3季ぶりの勝利を挙げた。昨秋は右肘痛に苦しむなど、1年間勝利がなかった。7回から登板すると、宝刀シンカーに、今季から本格的に使うスプリットを織り交ぜ、3回5奪三振無失点に抑えた。「久しぶりに神宮で勝てたのでホッとしています」と喜んだ。
■ 早大・吉永、プロ入りへ“日本一シンカー”解禁(スポーツ報知) 15/3/7
今秋ドラフト候補の早大・吉永健太朗投手(4年)が6日、日大三時代の「日本一球」を取り戻し、当時の三高5人衆でプロ入りを狙うと誓った。沖縄・浦添キャンプで汗を流す吉永は、4年前の輝きを取り戻そうとしている。「今年はシンカーを使いたい」。優勝した11年夏の甲子園で、吉永の代名詞となった勝負球。昨年はフォームを崩した影響で封印したが、好調時は他大学の打者が「左投手のカーブみたいに曲がる」と驚くキレを持つ。「フォームが安定してきて、ハマる時はいい感じで投げられるようになった」と手応えを隠さない。「打者に全球シンカーを投げて三振を取るくらいが理想」。昨秋痛めた右肘は完治。シート打撃に登板した5日は1日200球以上を投げ込み、精度を上げている。東京六大学に進んだ当時のVメンバーは、明大・高山俊、慶大・横尾俊建、法大・畔上翔、立大・鈴木貴弘と全員がプロ入りを志望。「5人でプロに行きたい。そのために自分も行かないと」。この日は阪神、ソフトバンクが視察する中、キャッチボールなどで調整。「日本一球」を取り戻した時、夢はぐっと近づく。
■ 早大・高橋新監督が初指導 右腕吉永に発破「エースの自覚を」(スポニチ) 15/1/7
東京六大学リーグの早大が6日、西東京市の東伏見グラウンドで始動した。1日付で就任した高橋広新監督(59)が初指導。右肘痛からの復活を目指す今秋ドラフト候補右腕の吉永に「彼の復活が一番大事。エースの自覚は当然出してほしい」と奮起を促した。野手でも茂木や重信らの候補を擁するだけに、この日は巨人など6球団のスカウトが集結。吉永は「(日本ハム1位・有原が背負ったエース番号)11を獲りにいく」と力強く復活を誓った。
復活を期す吉永も有原から後継者に指名され「続けるように頑張りたい」とエースが付ける背番号11の継承に意欲を見せた。この日は阪神、中日など6球団のスカウトが訪問し、金の卵に目を光らせた。(デイリースポーツ)
■ 11年夏甲子園V腕の早大・吉永 復活して「プロに行きたい」(スポニチ) 14/12/24
東京六大学リーグの早大が23日、西東京市の東伏見グラウンドで年内の練習を納めた。今年限りで退任する岡村猛監督はナインから花束と胴上げで送られ「充実した4年間。いろいろと経験させてもらった」と振り返った。 指揮官が一番の思い出に挙げた12年の全日本大学選手権優勝時、1年生ながら活躍した右腕・吉永は右肘の故障などで今春秋とも未勝利。日大三で11年夏の甲子園を制した当時の投球フォームを基本として復活を目指しており「プロに行きたい。岡村監督に恩返しもしたいのでしっかり頑張りたい」と力を込めた。
3年時は6試合(先発2)12.2回で0勝3敗。12三振を奪った一方で11四死球。最速は145キロでした。
■ 早大・吉永、復活7回0封!今季初先発初勝利(スポーツ報知) 13/6/3
早大の2年生右腕・吉永健太朗が復活した。慶大戦で今季初先発し、7回6安打無失点で7三振を奪い、今季初勝利を挙げた。昨春に「投手3冠」を獲得するなど、年間7勝を挙げたスーパールーキーは今季、不振から中継ぎに回っていたが、最終戦で本来の姿を取り戻した。チームは連勝して勝ち点2で4位が確定。慶大は3季ぶりの5位で全日程を終えた。6回以外は毎回安打を浴びながら、宝刀シンカーを織り交ぜ、今季初勝利だ。向上心がアダとなった。飛躍の2年目へ「制球、球種、球速、すべて1ランクアップさせようとしたことが、思うようにいかなかった」と岡村猛監督(58)。春先からフォームが崩れ、制球が安定せず。今季は中継ぎの4登板にとどまり、あるプロのスカウトは「スピードガンと格闘しているようだった」と指摘する。この日は初回に142キロをマークしたが、2回以降は140キロを超えたのが1球だけ。それでも、149キロ右腕は「フォームも安定していた。球速が出なくても抑えられることが分かった」と光明を見いだした。
約2週間ぶりのマウンドで立ち上がりは球が荒れたが、二回から制球を重視。直球は130キロ程度に落ちたが、「打者が思ったより差し込まれていたので、そのままでいった」としてやったりだ。(SANSPO)
今季は147㌔(大学進学後最速?)を記録したものの、15回9四死球と制球がいまひとつでした。
■ 吉永3回完全アマ日本代表が練習試合(日刊スポーツ) 12/11/25
アジア選手権に出場する日本代表が24日、川崎市内で明大とダブルヘッダーの練習試合を行い、投手陣が順調な仕上がりを見せた。第2試合(5回制)で先発した吉永健太朗投手(19=早大)は3回をパーフェクトの好投。第1試合で先発した吉田一将投手(23=JR東日本)は4回を1安打、抑えで登板した大瀬良大地投手(21=九州共立大)は1回を打者3人で片付けた。試合は2-0、0-0で日本代表の1勝1分けだった。吉永が代表での存在感を増した。3回を2奪三振で完全に抑え、最速は142キロをマークした。「リーグ戦では自信がなくてしなかった」という内角攻めを見せ、普段はあまり使用しない縦のカーブを多投する国際大会仕様の投球だった。小島啓民監督(48)は「非常に評価が上がった。先発はもちろん、大事なところでも使いたい」とフル回転を指令。吉永は「新たな配球で思い切った投球ができた。どこでもいけるようにしたい」と意気込んだ。
今秋はカーブ磨きをテーマの一つとしていたようです。リーグ戦でも春より多めに使っていました。
■ 早大・吉永、復活2勝!/東京六大学(SANSPO) 12/10/1
早大は立大に4-1で連勝し、勝ち点を2とした。早大の1年生右腕、吉永健太朗投手は4安打完投で今季2勝目(通算6勝目)を挙げた。明大2回戦で1回持たずKOされた吉永が4安打1失点の完投勝ちで期待に応えた。「四球で崩れないように気を付けた。下半身で投げるフォームも身に付きつつあり、終盤は球速も出ていた」と、今季2勝目に手応えを感じた様子だった。岡村監督は「力みがなく、球に伸びもあった。次の法大戦は有原とともにやってくれるだろう」と話した。
■ 吉永が代表候補の合宿辞退 右肘治療で(日刊スポーツ) 12/6/19
全日本大学野球連盟は19日、全日本大学野球選手権で最高殊勲選手賞に選ばれた吉永健太朗(早大)が、右肘の治療を理由に大学日本代表候補の合宿参加を辞退したと発表した。茂木栄五郎(早大)も足首の捻挫の治療のため辞退した。新たに選手は追加せず、47人で22日から強化合宿を行う。
■ 早大・吉永がVで佑ロード/大学選手権(日刊スポーツ) 12/6/19
早大のスーパールーキー吉永健太朗投手(1年=日大三)が、先輩の斎藤佑樹(日本ハム)に続いた。亜大の今秋ドラフト1位候補右腕、東浜巨投手との投げ合いを制し、7回4安打無失点で今大会2勝目。早大を5年ぶり4度目の優勝に導き、1年生では斎藤以来2人目の最高殊勲選手に選ばれた。昨夏甲子園、国体に続き、高校、大学と連続で日本一となった。3点リードの5回1死三塁、負けない投球術が凝縮されていた。2球目のスクイズに対し、直球を高めに外した。ファウルとなり3球目。連続のスクイズに、今度は低め直球で空振りを奪い、三塁走者を挟殺した。「走者三塁の時はゆっくり足を上げるようにしている」。走者の動きを視界にとらえ、2球連続でスクイズを見破った。直球は最速144キロをマークし、左打者への必殺シンカーも効果的だが、投手としての総合力の高さを改めて披露した。前日に98球を投げた疲労はあったが、発奮材料があった。試合前、プロ初完投したばかりの楽天釜田から「頑張れよ」とメールが入った。高校ジャパンからの友人で、直球やカットボールの握りを教わった間柄。「完投お疲れさま。すごいな」と返信はしたが、同学年の活躍は「相当刺激になりました。少し悔しい」とさえ思った。大学4年間で成長し、即戦力でプロ入りという夢を抱くだけに、別の進路で成長している姿を証明したかった。「賞はあっても実力的にはまだまだ。球速も制球力すべて伸ばしたい」という謙虚な右腕。昨年はドラフト指名確実ながらプロ志望届を出さず、あえて選んだ大学生活は、順風満帆なスタートとなった。
■ 早大・吉永 6回までノーヒッター(スポニチ) 12/6/14
早大・吉永健太朗投手(1年)が福井工大戦に先発し、7回コールドとなった一戦で1安打完封勝利をマークした。7回、先頭は4番の吉田。シンカーで2三振を奪っていた。3度目の対戦。2球続けたシンカーを中前に運ばれた。ノーヒッターの夢が消え、マウンド上で悔しがった。仕切り直して後続を斬ると、直後の攻撃でコールドが成立した。「相当ガックリしました。その裏で終わったので(電光掲示板の安打数)1が光っていました。4回くらいから(岡村猛監督に)打たれたら代えると言われていたので、早くから意識していました」。大記録は逃したが、大学での全国デビューを飾るにふさわしい94球だった。日大三のエースとして全国制覇した昨夏の甲子園では149キロを計測したが、大学ではフォームを崩し、今春リーグ戦では140キロ前後。この日は146キロをマークし「大学に入ってから一番」と胸を張った。球速アップのカギは「左肩」だ。4日の早慶戦で救援登板してから中8日。ブルペンで1学年先輩の右腕・安達公の投球を観察した。その際、左肩の開きを抑えるフォームにヒントを得た。連日、ブルペンで左肩を意識して投げ込んだ。「大きくは変わっていないけど、少しタメをつくることで力が発揮できた。高校の時に戻すというより、新たに、という感じです」と手応えをつかんだ。
▼福井工大・吉田(吉永から7回にチーム初安打)シンカーは最初は見たことのない軌道だった。最後は浮いてきてくれた。記録は避けたいと思っていた。
■ 早大・吉永3冠!佑よりすごい!!(スポーツ報知) 12/6/5
早大のスーパールーキー・吉永健太朗がいきなりの「投手3冠」だ。慶大戦の4回無死満塁から救援して決勝点を献上し5勝目はならなかったが「4勝」「防御率1・25」「40奪三振」はいずれもリーグトップ。1年春の最優秀防御率は連盟に投手の個人記録が残る1953年春以降、初の快挙となった。1年生投手としては07年の早大・斎藤佑樹(現日本ハム)以来2人目となる春のベストナインを受賞した。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手3冠」は、あこがれの先輩が4年間かけても手にできなかった快挙だ。総力戦となった3回戦は、強心臓を買われてブルペン待機した。リーグ戦初のリリーフ登板は、同点の4回無死満塁の大ピンチでやってきた。「ああいう場面はたくさん経験してきたので、何とか抑えたいと思ったんですが…」。自慢のシンカーを連続適時打され、痛恨の決勝点を献上した。3回2安打3奪三振無失点。チームは2―4で敗れ、史上3人目となる1年春の5勝目と完全優勝は逃したが、黄金ルーキーの輝きが色あせることはなかった。ドラフト上位候補と言われた昨年、自らの不調で準決勝敗退に終わったセンバツの結果を受け、「実力が足りない。4年後に即戦力としてプロに入る」と早大進学を決めた。そして、1年春から先発として活躍することを自身に課した。昨年12月から週末限定で早大の練習に参加したのも、このためだった。
■ 続いた!早大・吉永の不敗神話(スポーツ報知) 12/5/24
早大が昨季王者の明大を延長10回、7―6で下し、3季ぶり43度目の優勝を決めた。斎藤佑樹(現日本ハム)らを擁した10年秋以来で、法大と並んでリーグ最多タイ。8、9回と2点リードを2度も追いつかれたが、10回2死一塁から途中出場の主将・佐々木孝樹中堅手(4年)が左越えに適時二塁打を放った。優勝をかけた大一番を任された昨夏の甲子園優勝投手・吉永健太朗は、7回まで6安打2失点(自責0)だった。2点リードの8回に無死二、三塁のピンチを招いて降板し、後続が同点とされ、リーグ史上初となる1年春の5戦5勝と、同7人目となる優勝投手はならなかったが、「チームが勝つことが大前提です。優勝できてすごくうれしい」。童顔を崩して喜んだ。重圧をはねとばした。「きょう負けたら、勝ち点を落としてしまう。プレッシャーは甲子園の決勝よりも大きかったです」。それでも、初回にミス絡みで2点を献上した後は、しっかりとゲームメーク。主砲・杉山翔大も「コイツなら大丈夫という安心感がある。甲子園優勝投手は違いますね」と絶大な信頼を寄せた。不敗神話は生きていた。昨年のセンバツ準決勝・九州国際大付戦で敗れたのを最後に、昨春の東京都大会から自身が登板した公式戦は21連勝中だった。この日もチームは延長戦を制し、連勝は22に伸びた。
■ 吉永のデビュー4連勝で早大V王手(スポーツ報知) 12/5/21
吉永健太朗が明大戦に先発し、7回途中4安打2失点でデビュー4連勝。1年生が春のリーグ戦で4勝を挙げるのは、07年の早大・斎藤(現日本ハム)以来5人目で、すべて先発での4戦4勝は史上初。チームは7勝1分けとし、21日の明大3回戦に勝てば、3季ぶり43度目のVが決まる。祈るようにマウンドを見つめた。1点リードの9回、守護神・有原航平が1死三塁のピンチを招いたが、150キロの直球で連続三振。吉永は三塁側ベンチを飛び出し、ナインとハイタッチ。「自分が1点差にしてしまったので、有原さんに抑えてほしいという思いでいっぱいでした」。接戦を制して優勝に王手をかけ、クールな右腕が珍しく喜びを爆発させた。またしても“魔球”が猛威を振るった。「左投手のカーブをイメージした軌道を追い求めた」というシンカーは、一度浮き上がってから左打者の外角方向に逃げながら沈んでいく。早大OBで臨時コーチとして母校の投手陣を指導する元ロッテ投手・小宮山悟氏は「あのシンカーは、プロでも初めてでは打てない」と断言した。明大打線の早打ちに助けられ、中盤まではウイニングショットを投げる必要すらなかった。7回無死一、三塁のピンチでは、「甘く入ってもヒットは打たれない」と決め球を連投。2死後に2点二塁打を浴びて降板したが、打たれたのは「ボールにするつもりだった」という直球。伝家の宝刀は健在だった。1年春の4勝は88年目を迎えるリーグ史上で5人目の快挙。「投げる試合は全部勝ちたいので、うれしいです」とはにかんだが、実は最優秀防御率のタイトルを狙っている。現在、4勝だけでなく、防御率0・94もリーグトップ。したたかな黄金ルーキーの快投劇は、まだまだ続きそうだ。
■ 早大・吉永、史上初デビュー先発3戦3勝!(スポーツ報知) 12/5/14
日大三のエースとして昨夏の甲子園を制した早大・吉永健太朗が、リーグ史上初の快挙を成し遂げた。法大戦に先発し、7回3安打1失点の好投でデビュー3連勝。1年生が春のリーグ戦ですべて先発で3戦3勝するのは、創設88年目を迎える東京六大学リーグ史上初。斎藤佑樹(現日本ハム)を超えるどころか、80年あまりの歴史を持つ伝統のリーグで初の快挙だ。「3連勝できたのは、すごくいいことだと思います。(斎藤超えは)すごくうれしい。面識はないですけど、自分も大舞台で結果を出したいですね」と控えめに喜んだ。“V投法”で球威を取り戻した。最速149キロの本格派右腕だが、フォームのバランスを崩し、過去2戦は140キロ止まり。前週は試合がなく、中13日と登板間隔があいた間にフォームを再チェック。不調だった昨夏の甲子園直前に右肘を上げることで復活したことを思い出し、フォームを修正した。「単純なことですけど、指にかかるようになった。初回から球威もキレもありました」。大学最速となる143キロを計測するなど、直球は常時140キロ前後をマークした。
■ 早大・吉永がリーグ戦初完封/東京6大学(日刊スポーツ) 12/4/29
昨夏の甲子園優勝投手、早大・吉永健太朗(1年=日大三)がリーグ戦初完封勝利を挙げた。3回まで立大打線をパーフェクト。4回に死球を与え5回に初安打を許したが3安打完封。二塁を踏ませず7三振を奪った。前週22日の東大戦で6回を1安打無失点に抑えリーグ戦初登板初勝利。初完投、初完封で2勝目を挙げ、甲子園のヒーローが神宮でも実力を見せつけた。
■ 早大・吉永白星デビュー/東京6大学(日刊スポーツ) 12/4/23
昨夏甲子園優勝投手の早大・吉永健太朗(1年=日大三)がリーグ戦初登板で初勝利を挙げた。東大戦に先発。5回までパーフェクトに抑え、6回1安打無失点と好投した。甲子園V投手で早大の先輩、斎藤佑樹(日本ハム)のデビュー戦とそっくりな内容となった。堂々たるマウンドさばきも、斎藤に似ていた。吉永は「少し緊張して、最初は球がいってなかった」と言うが、先頭打者を初球の137キロ直球で遊ゴロに打ち取ると、すいすいと好投を続けた。捕手地引が「オープン戦から大学生にはほとんど打たれなかった」という必殺シンカー、100キロ台のカーブを多めに投じ、最速は140キロ止まりも毎回三振。5回まで1人の走者も許さなかった。1点差のため6回裏に代打を送られたが、岡村猛監督(57)は「大学に入学してすぐなのに落ち着いた投球だった」と評価した。同じ背番号16、斎藤そっくりの大学デビューとなった。東大相手に5回まで完全で、毎回三振の6回1安打無失点。打席で初安打も一緒で、球数(73)と三振(7)だけが1違いだった。この日は「そんなに意識してなかった」という先輩だが、斎藤超えを大学での目標に掲げる。今年1月の初練習で「斎藤さんの30勝と300奪三振は偉大。記録を目指したい」と宣言していた。
■ 吉永1安打完投 早大受験へ(日刊スポーツ) 11/9/2
高校日本代表が韓国を下し、05年以来3大会ぶり4度目の優勝を決めた。今夏甲子園V腕の吉永健太朗投手が毎回13三振を奪い、1安打1失点(自責0)の快投。防御率0・00で最優秀防御率に輝いた。日本一に続き、吉永が「アジアNO・1右腕」に輝いた。今大会3戦10回2/3を投げ自責0。奪三振は18と抜群の内容で大会オールスター右腕投手にも選出された。8月20日までの甲子園で全6試合中5戦完投したが、この日も135球で完投。9回は147キロを記録、3者連続三振締めと圧巻だった。「決勝という舞台で、残っていた力がさらに引き出された」と振り返った。唯一の安打は6回裏、先頭打者に浴びた右翼線二塁打だけ。その後2死三塁から「カットボールが曲がらなかった」と捕逸で1点を失った。ノーヒットノーランも狙えたが「惜しかったなという感じ」とこだわりは見せなかった。制球に苦しんだ西東京大会から、甲子園を経ての成長は著しい。巨人織田スカウトは「テークバックがコンパクトになって、トップが安定した。腕の振りも横振りから縦になり、左右のコースへの制球が良くなったから」と分析する。プロもうなる右腕の吉永だが「(プロ志望届は)出しません。進学して4年間しっかりやって即戦力でプロに行きたい」と明言、早大トップアスリート入試を受験予定だ。10月には国体も控え、多忙な日は続く。
■ さすが甲子園V腕!吉永、新球カットでKK好救援(スポニチ) 11/9/1
高校日本代表は、吉永健太朗投手が9回1死二、三塁と一打同点のピンチで登場して、2者連続三振の好救援。チームは3―1で勝ち、3戦全勝でB組1位通過を決めた。9回1死二、三塁。まずは「おととい覚えた」という134キロのカットボールで空振り三振。最後は146キロ直球で連続三振に斬ってとった。球場内側にあるブルペンからは試合展開が確認できず「“行くぞ”と言われて出て行ったら二、三塁で驚いた」と笑わせたが「甲子園で自信がついたのでピンチでも楽しめた」。絶体絶命のピンチにも、甲子園で決め球に使ったシンカーではなく、28日の練習中に釜田(金沢)や北方(唐津商)から握りを教わったばかりのカットボールを軸に台湾打線を封じる余裕もあった。
■ 吉永完封V 早大受験へ/夏の甲子園(日刊スポーツ) 11/8/21
日大三が2001年以来10年ぶり2度目の優勝を果たした。エース吉永健太朗投手は散発5安打、今大会2度目の完封で締めくくった。やっと笑えた。日大三・吉永が思いきり投げ込んだ高めの直球に、光星学院・荒屋敷のバットは大きく空を切った。5安打完封。「最後は三振を狙いました。この優勝のためにやってきた。気持ち良かった」。両拳を突き上げ、白い歯を見せてにっこり。春以降、吉永の表情は晴れなかった。「優勝候補」「大会NO・1投手」。センバツでのしかかった言葉だ。その重さを受け止めきれず、4強で敗退。帰京後には肩の痛みを訴えた。5月の関東大会は出番なく、準決勝敗退。キャッチボールや遠投すら満足にできない背番号「1」に、野手陣の信頼は揺らいでいった。そんなとき事件は起きた。選手間ミーティングで主将の畔上が一喝。「お前がしっかりしないでどうすんだよ! エースだろ」。痛みも、投げることへの恐怖も、誰も代わってはくれない。肩が張っても遠投の距離を延ばし、チューブでインナーマッスルを鍛えた。西東京大会前には畔上に「甘えてて悪かった」と謝罪。吉永は少しずつ、「エース」になっていった。4カ月前とは別人だった。3連投で球威が落ちても「試合を重ねるごとに球に指がかかる」。リリース時に回転をきかせてフライアウトを増やし、最後の1球もこの日最速タイの145キロを計測。自由自在に白球を操った。全6試合中5試合で完投するなど766球を投げ、肩のスタミナも克服した。今大会では自己最速の149キロもマークし、プロスカウトの注目も集めた。進路について「監督さんと相談して決めます」と話すにとどめたが、関係者の話を総合すると早大を受験する意向という。
11夏 回数 被安 奪三 四死 自責
1 回 戦:日本文理 先 9 4 13 2 2 148㌔
2 回 戦:開 星 先 9 15 8 5 8
3 回 戦:智弁和歌 先 9 8 12 3 3 149㌔
準々決勝:習 志 野 先 9 4 8 4 0
準 決 勝:関 西 4.2 6 10 0 3
決 勝:光星学院 先 9 5 8 4 0
49.2 42 59 18 16 防2.90
被安打率7.61 奪三振率10.69 四死球率3.26
■ 終盤に最速149キロ プロ注目 吉永(スポニチ) 11/8/16
2回戦の開星戦で15安打8失点と不本意な出来だった日大三のエース、プロ注目の吉永が、2試合連続2ケタ得点の智弁和歌山を相手に12三振を奪い、4点に抑えて、8強に進んだ。初回、ストレートとシンカーのコンビネーションで3者三振のスタート。ストレートは145キロ前後を常時記録した。中盤以降は開星戦同様、直球が高めに浮き、スライダーも甘く入ったところを痛打され、ベンチの小倉監督も気が気ではなかったが、8回には最速149キロで三振に仕留め、9回には2者連続三振。エースの意地をみせた。「シンカーとスライダーを低めに集められたのが良かった」と笑顔の吉永。1点差に迫られた7回に走者を三塁に置いて女房役の鈴木がファウルフライを好捕。8回にも盗塁を刺してエースを救った。「鈴木に助けられました」と、自分だけの力ではない勝利だったことを強調した。
■ 日大三吉永8失点に反省/夏の甲子園(日刊スポーツ) 11/8/14
日大三のエース吉永健太朗は完投したものの、15安打で8点を失った。4回までは2安打に抑えていたが、中盤以降は「すごくしつこさがあった」という開星打線に連打を許し、失点を重ねた。右腕は「打者に助けられた」と反省しきりだった。打たれたのはカウントを整えようとした直球が多かった。「(ストライクを)少し取りにいき過ぎてしまった。次は一球一球大事にいきたい」と修正を誓った。
■ 日大三・吉永13K!19安打14点圧勝(SANSPO) 11/8/11
今春センバツ4強の日大三が強打を発揮して日本文理に14-3で圧勝した。プロ注目の右腕・吉永健太朗投手が自己最速タイの148キロをマークし、13奪三振で完投。27個目のアウトは右飛で仕留めた。エース右腕の吉永はマウンド上で苦笑いを浮かべる余裕だ。公式戦自己最多にあと一つに迫る13K。圧巻の奪三振ショーだった。「最後は三振を狙いにいった。本当は三振で終わりたかったけど、(右翼手の)高山が好捕してくれたのでよかった」。133球での完投。二回一死から5者連続で三振を奪った。球速は自己最速タイの148キロを計測。キレのある速球を軸に、スライダーとシンカーを織り交ぜ、日本文理打線を3点に抑えた。「中盤以降は球を低めに投げられた。打線を信頼していたから、思い切って腕を振った」。マイナーチェンジが吉と出た。8日の練習から右ひじを約5センチ高くする投法に変えた。リリース時の球持ちがよくなり球威が増した。加えて、スライダーを直球に近い握り方に変更して、この日の結果につなげた。打っても七回に自ら右越え2点適時三塁打を放つなど、19安打14得点の打線爆発の一翼を担った。視察した広島の苑田スカウト部長は「腕の振り方がいい。この先がもっと楽しみだ」。中日の米村スカウトも「体のバランスが投手向き。素材は十分に力がある」と潜在能力の高さを評価した。
センバツではピリッとしなかった吉永が完全復活。センバツ後「カウントを取れる変化球」を課題にしてきたが、握りを変え、多めに投げ込んできたスライダーが、宝刀シンカーに次ぐ武器になった。「ストレートに近い握りに変えたら、コントロールしやすく、切れが増した」と言う。さらに甲子園入りしてから投球フォームを微修正。リリース時の肘の高さを「意識としては5センチくらい上げた」ことで球筋が安定。巨人・織田スカウトも「腕を縦に振れるようになって良くなった」と太鼓判を押した。(中日スポーツ)
スライダーがさえ、左打者にはシンカーを絶妙に落として13三振を奪った。今春の選抜大会準決勝では九州国際大付に9失点。敗因を変化球の精度と見極め、チームメートからスライダーの握り方などを学んだ。目標は優勝。「選抜は緊張したけれど、今回は大会前から楽しみだった」と自信をちらつかせた。(日刊スポーツ)
2回から3回にかけて5者連続奪三振を記録するなどスライダー、シンカーの切れが良かったですね。
13個中10個が変化球(スライダー6個、シンカー4個)でした。
■ 日大三、10年ぶり全国制覇へ!吉永14K完投(スポーツ報知) 11/7/31
西東京ではセンバツ4強の日大三が昨夏代表の早実とのライバル対決を2―1で制し、2年ぶり14度目の甲子園出場を決めた。プロ注目の148キロ右腕・吉永健太朗は、公式戦自己最多となる毎回の14三振を奪い、5安打1失点完投の力投を見せた。最後も気迫のこもった速球で、自身初の夏切符をつかみ取った。9回2死無走者。カウント1―2から、吉永は入魂の144キロ直球で空振り三振を奪った。神宮に大歓声が響く中、背番号1はマウンドを駆け降りると、自信に満ちた笑顔で鈴木貴弘捕手と固く抱き合った。スライダーを軸に組み立てカーブ、シンカー、最速145キロの直球を駆使。14Kのうち10個を空振りで奪った。エースは「変化球でも抑えられるのがわかった」と手応え十分。女房役の鈴木は「1点取られた7回以降は球に気持ちがこもってた。今まででベストピッチです」と感嘆した。4強入りしたセンバツ後、モデルチェンジに取り組んだ。本格派右腕だが、直球に的を絞られるのを防ぐため小倉全由監督から「変化球でストライクを取れるようになれ」と指示を受けてスライダーを磨いた。ブルペンでコースを決めて投げ込み「リリースの感覚をつかんだ」という。ネット裏の国内5球団のスカウトも“変身”を高く評価した。中日・石井スカウトは「変化球のリリースが安定したし、直球の回転も昨秋よりも良い。モノはやっぱり良いね」と絶賛した。右肩痛でセンバツ後の約1か月、投げられない時期もあった。「苦しんできて、決勝でこれだけよく投げてくれた」と指揮官はたたえた。客席で見守った父・巌さんは、「勝って泣くのは初めて見た。ずっと『夏の甲子園に行きたい』と言ってたからね」と、試合後ベンチ前で涙をぬぐった姿に目を潤ませた。昨秋の明治神宮大会を制し乗り込んだセンバツでは、V候補本命としての重圧に苦しんだ。「思い切った投球ができず、悔いが残った。最後の大会なので思い切った投球をして、監督さんに良い思いをさせたい」と吉永。投球の幅を広げたエースが確かな自信を胸に、01年以来の全国制覇へ完全燃焼する。
11夏 回数 被安 奪三 四死 失点
3回戦:東亜学園 先 8 4 4 5 2
4回戦:都 日 野 3.2 4 5 5 2
準決勝:日大鶴ケ 先 9 11 7 4 3 144㌔
決 勝:早 実 先 9 5 14 4 1 145㌔
29.2 24 30 18 8 防2.43(失点から計算)
被安打率7.28 奪三振率 9.10 四死球率5.46
■ 日大三・吉永、打球直撃も完投 昨年の雪辱だ!(スポーツ報知) 11/7/29
プロ注目の148キロ右腕・吉永健太朗が、日大鶴ケ丘との“兄弟校対決”となった準決勝で完投勝ち。11安打を浴びたが、多彩な変化球で要所を締めてバットでも2安打、2打点の活躍。1年前に延長14回の死闘の末、苦杯を喫した相手にリベンジした。エースの意地だった。8回先頭打者の打球が吉永の左ひざの上を直撃した。背番号1は一度ベンチに下がって治療。心配する指揮官に「最後まで投げきりたい」と続投を志願し、「絶対に勝つ」と歯を食いしばって魂の142球を投げ抜いた。最速は144キロを計測も、「半分以上」が変化球だった。4四死球もあり、3者凡退は3回のみ。それでもスライダーでカウントを取り、左打者にはシンカー、右打者にはカーブを振らせて要所で7K。「(負け投手となった)去年は直球しか投げられなかった。きょうは変化球が良かった」。国内6球団のスカウトの前で確かな成長を見せた。
■ 日大三・吉永、反省の8回2失点(デイリースポーツ) 11/7/23
笑顔はなかった。今春センバツ4強右腕、日大三のエース吉永健太朗投手は待望の今大会初登板も、8回4安打2失点、5四死球の内容に不満顔だ。二回には先制ソロを放ったが、反省の言葉が口をついた。「ストライクが思うように取れなくなって、腕が振れなかった」。ボールが先行し、三回から七回までは毎回、先頭打者に出塁を許した。最後の実戦登板は7月3日の練習試合。登板間隔があいたが、小倉全由監督は「理由にならない」と厳しかった。また、八回1死では、二遊間への飛球を交錯しながら捕球しようとする内野陣に指示も出さず、自らベースカバーにも入らない不手際を演じた。「自分だけで投げてるんじゃないんだ!」と指揮官から大目玉を食らった。吉永は終始、肩を落としたままだった。
エース吉永がバットで魅せた。2回に公式戦初アーチとなる先制ソロ。6回には左前適時打を放ち2安打2打点だ。(スポニチ)
■ 日大三・吉永は無失点/日米親善野球(日刊スポーツ) 11/6/19
プロ注目右腕の吉永健太朗が第1試合に先発し、3回3安打無失点だった。投球練習のときからストレートの走りが悪いと察知し、変化球でカウントを取る作戦に変更。序盤は制球が定まらずに苦しんだが、徐々にスライダーが低めに決まり出して切り抜けた。相手は180センチ台がズラリと並ぶ大型打線。「相手が大きいので、力んでしまった」と反省しつつも、「センバツ以降は真っすぐ以外を投げられるようにするのが課題で、それは良くなっている」と手応えをつかんでいた。
■ デイリー特命スカウトが行く・吉永健太朗(デイリースポーツ) 11/4/20
スリークオーターよりやや上手から繰り出す速球は、球速130~140㌔。決して剛速球投手ではないが、投手としてのセンスは抜群。スピードは後からついてくるタイプで、将来的には常時140㌔台後半が出るようになるだろう。その上、キレのあるカーブとチェンジアップを投げられる、昔からよく言われる「ピッチャーらしいピッチャー」。バランスの良いフォームと、無理のない理想的な腕の振りは、ケガもしづらい。スムーズに一つ一つの球を丁寧に投げる姿は、元ロッテ清水選手に似ている。投手出身のスカウトが好みそうなタイプの選手。今は球威がそれほどないから、大学または社会人へ進んでからプロへ行くタイプだが、彼の将来性を読めるスカウトがいれば、上位指名もあるかも?3位くらいで取りたいところだが、本気であれば2位指名が必須だろう。
■ 日大三、2年連続決勝ならず(日刊スポーツ) 11/4/2
優勝候補の日大三が九州国際大付に打ち負け、2年連続の決勝進出はならなかった。プロ注目のエース右腕、吉永健太朗投手が、1回に2ランを浴びるなど13安打で9失点。「甘くなった球を全部とらえられた。強い打線でした」と脱帽した。
■ 鉄腕吉永125球完投!日大三2年連続8強だ(スポニチ) 11/3/30
189球を投げた初戦に比べれば余力十分だった。2点リードの9回2死一塁で、カウントは1ボール2ストライク。日大三の吉永は宝刀のシンカーで空振り三振を奪いゲームセット。球数は125球だった。「初戦は緊張から縮こまって自分の投球ができなかったので、きょうは思い切り投げようと思っていました。だんだん慣れてきて自然に腕が振れた。甲子園のマウンドを楽しめた」。昨秋の明治神宮大会優勝投手で最速147キロの吉永には、プロも本格派右腕として注目。しかし、1回戦の明徳義塾(高知)戦では自己ワーストの7四死球、5失点と乱れた。この日も初回に先制点を許したが、2回以降は尻上がりに調子を上げた。無四球と制球も安定し、9回にこの日の最速146キロを記録した。直球が切れた分、左打者の外側に逃げるように沈むシンカーも効果的に決まった。得点圏に走者を背負った5、7回にはそのシンカーで空振り三振を奪った。視察した楽天・上岡良一スカウトが「いいフォームをしてるから直球を磨いていけば楽しみ」と話すなど、ようやくの本領発揮だった。大会7日目を終えた時点で、関東、東京から出場した7校中、勝ち残っているのはわずかに2校。震災の影響は結果に色濃く表れている。
■ 日大三、4番・横尾が高校通算45号!(スポーツ報知) 11/3/20
優勝候補筆頭の日大三が20日、“仮想・明徳”の太成学院大高との練習試合に15―0で圧勝した。相手先発のプロ注目146キロ左腕・今村信貴から8点を奪うなど、投打に盤石の仕上がり。ネット裏の巨人など日米7球団のスカウトのお目当ては今村だけじゃない。日大三のエースと4番は、ともに有力なドラフト候補だ。147キロ右腕・吉永健太朗は7回を5安打、8Kで無失点。最速143キロの直球にシンカーがさえ、三塁を踏ませなかった。1回戦の明徳義塾は昨秋の公式戦ではスタメンに左打者が6人並んだ。「シンカーはキレがよかった」と左打者対策に欠かせない決め球に絶対の自信を見せた。
太成学院大高 7回 被安5 奪三8 失点0 143㌔
■ 【オレが主役】日大三・吉永投手(SANSPO) 11/3/20
新チームになってから10試合に先発し全勝(完投9)、防御率1・05。最速147キロ、左打者には120キロ台の外角シンカー、右打者には外角スライダーを武器とする。肉体はまだまだ進化を遂げている。朝、晩は丼でごはん3杯完食をノルマにし、体重は昨年より4キロ増の80キロ。腹筋と背筋の強化、走り込みの積み重ねで「腰のキレが増した」と実感している。「目の前の一戦一戦に集中して戦っていきたいです」。熱い闘志を胸に秘め、甲子園から被災地に勇気を届ける。
10秋都大会 回数 被安 奪三 四死 失点
地区1:豊島学院 先 7 2 12 2 0
地区2:都日野台 先 5 2 7 2 0
地区代:成城学園 先 4 2 7 3 0
2回戦:明大中野 先 9 8 1 3 3
3回戦:世田谷学 先 9 9 10 2 3
4回戦:佼成学園 先 7 4 8 1 1
決 勝:国学久我 先 9 5 10 5 0
46 32 55 18 7 防0.79
被安打率6.26 奪三振率10.76 四死球率3.52
10秋神宮 回数 被安 奪三 四死 自責
2回戦:北 海 高 先 9 3 7 1 1 146㌔
準決勝:浦和学院 先 9 7 7 1 1 145㌔
決 勝:鹿児島実 先 9 8 4 3 1 147㌔
27 18 18 5 3 防1.00
被安打率6.00 奪三振率6.00 四死球率1.67
試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率 被安率 奪三率 四死率
10秋公: 10 77 50 73 23 9 1.05 5.84 8.53 2.69
10秋全: 20 146 90 143 48 29 1.79 5.55 8.82 2.96
■ 日大三快勝、吉永が146キロ/神宮大会(日刊スポーツ) 10/11/15
来秋のドラフト候補、日大三の吉永健太朗投手(2年)が、能力の高さを見せた。ボールが先行する立ち上がりから、4回に一変。「ミットから目が離れていた」と悪癖を修正すると、この日最速146キロを計測。7回に暴投で1点は許したが、103球、7奪三振と余裕の投球だ。最速147キロ右腕は体の軸をしっかりと使い、流れるようなフォームで投げ込む。「いろいろ参考にしたが、今はダルビッシュさん(日本ハム)を意識している」。夏以降、徹底した走り込みと腹筋の強化を行った。腹回りを鍛えることで、体幹をうまく使うダルビッシュのフォームが理想になったという。観戦したオリックス熊野編成部長補佐は「楽しみな投手。182センチと体もあるし、球のキレもいい。(日大三出身の近藤がいて)縁もあるしね」と話した。150キロの大台も狙えるが、吉永は「出したいけど…まだまだ。今はこの大会に優勝することだけです」と気を引き締めた。
■救援の2年生、不運な当たりに泣く(asahi.com) 10/7/25
8回表、好投を続けていた日大三のエース山崎福也(3年)が日大鶴ケ丘打線につかまる。逆転されたところで吉永健太朗(2年)が登板した。自信はあった。今春、準優勝した選抜大会で全国の強豪校を間近で見て、「制球力をつけよう」と決意した。狙ったところに投げられるよう、打者に立ってもらって投球練習を繰り返した。走り込みを増やし、球速も上がった。9回表は2奪三振で三者凡退。球場の球速表示は147キロを記録した。捕手の鈴木貴弘(2年)は「気持ちのこもった、いい球が来ていた」。だが14回表、3四球で2死満塁のピンチを招く。6人目の打者に投じた直球。「決まった」と思った瞬間、たたきつけられた打球が大きくはねた。ジャンプしながら伸ばした吉永のグラブの先を打球がすり抜け、三塁走者が本塁を駆け抜けた。これが決勝点となり、4時間16分の試合に終止符が打たれた。小倉全由監督は「不運な当たり。あれはしょうがない」と、吉永をねぎらった。昨夏から3季連続の甲子園をめざした日大三の夏が、終わった。
10夏 回数 被安 奪三 四死 失点
3 回 戦:狛江高 5 0 0
準々決勝:堀越高 先 9 6 6 1 2
決 勝:日大鶴 6.1 6 5 4 1 147㌔
20.1 12 3 防1.33(失点から計算)
被安打率5.31
■ シンカーで勝負--日大三・吉永健太朗投手(毎日jp) 10/3/7
細長い腕が、ムチのようにしなる。回転を意識した最速141キロの直球は、打者の手元で伸びる。一冬越えて下半身が安定。捕手の大塚和貴主将(2年)が「いま一番調子が良い」と言う通り、甘いマスクの1年生右腕の評価はうなぎ登りだ。スライダー、カーブのほかにシンカーを投げる。左打者の外側に逃げる球で、尊敬する2学年上のエース・関谷亮太投手が得意とした。ブルペンで関谷投手を横目に見ながら覚え、投げ始めるようになると直接アドバイスももらった。昨夏の甲子園で、関谷投手が2回戦で東北(宮城)に決勝点となる犠飛を打たれた球種はシンカー。「甲子園ではシンカーで打ち取りたい。関谷さんの借りは、自分が返す」。控えで終わるつもりはない。元エース直伝の秘球が通用することを証明してみせる。
試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率 被安率 奪三率 四死率
09秋全: 6 24.1 16 22 10 5 1.85 5.92 8.14 3.70
3失点という結果は納得いくものではなかったでしょうが1.2回で3奪三振、うち2つをシンカーで
というのは直伝の武器が全国の舞台で通用することを見せることが出来ましたね。
直球もバラツキがあったものの指にしっかりとかかった球には確かに伸びがありました。
体格的にも恵まれていて今後の成長が楽しみですね。
プロフィール
東京都八王子市生まれ。吉永 健太朗(よしなが・けんたろう)投手。
小1から投手として野球を始め、七生中では調布シニアに所属。
3年夏の全国大会、ジャイアンツカップに出場し、冬に日中会長杯国際親善野球を経験した。
日大三高では2年春の選抜準決勝で公式戦初登板。
自己最速143㌔直球に素質の片りんを覗かせ、1.2イニング3奪三振リリーフでデビュー戦を飾る。
一方でバラツキがやや多く丸子達也のソロ弾など3安打3四死球で3点を献上。
続く2年夏予選は4時間16分におよぶ熱戦の末、日鶴に14回5対6で敗れベスト4に留まった。
共に8回途中から救援の岡と投げ合い、13回まで無失点に抑える力投を披露。
主戦を任された2年秋に先発10試合をこなし、9完投3完封で都大会V、神宮Vを達成した。
神宮で3完投勝利(北海・浦学・鹿実)、27回18三振4失点(自責3)をマーク。
3年春夏に出場した甲子園で9勝(春2完投、夏5完投2完封)を挙げる大活躍を演じている。
春選抜で最速1㌔更新の148㌔を投げ、先発3勝でスカウトからの評価を獲得。
明徳戦での7四死球5失点、九国戦での13安打9失点など、安定感には課題を残していた。
その後肩痛で投球出来ない期間を下半身の強化に充てたことで一段階成長。
夏予選決勝で自己最多14奪三振を記録し、早実相手に5安打1失点完投勝利を挙げた。
49.2回766球59三振、全6勝の活躍で、10年ぶり2度目の甲子園優勝を達成。
習志野を4安打完封、光星を5安打完封で下し、3回戦で自己最速149㌔を計時している。
大会後は高校日本代表のエースとして、アジアAAA選手権・全勝優勝に貢献。
3試合10.2回を1安打18三振1失点に抑え、最優秀防御率(0.00)、オールスターを獲得した。
147㌔直球にシンカー、カットを交え、決勝・韓国戦で1安打13K6対1完投勝利。
ドラフト上位候補としてプロから高評価されたが、志望届は提出せず早稲田への進学を選んだ。
チームメイトとして同期に畔上翔、横尾俊建、高山俊ら。
早大進学後は1年春からリーグ戦に出場。
先発2番手として優勝に大きく貢献し、最多タイの4勝1完封、防1.25(1位)でベストナインに輝く。
開幕2戦目の東大戦で初登板・初勝利、立大2回戦で3安打初完封を記録。
フォームを崩した影響で球速を落としながらも、シンカーを武器に最多40三振を奪ってみせた。
3勝に留まった1年秋のリーグ戦を経て、バラツキを見せた2年春は救援で登板。
秋のリーグでも40回24四死球、2勝と苦しみ、ケガもあって3年春秋の2季を白星なく過ごした。
4年春の東大戦で勝ち星を挙げたが、その後脇腹違和感を訴えて戦線を離脱。
テイクバックを変更した4年秋も結果を残せず、3年春以降の4季を計24回、1勝で終えている。
全国大会には1年春の選手権に出場し、先発2勝を挙げる働きで優勝を達成。
3試合19.2回7安打22K2失点の好投を演じ、5年ぶりVの原動力として1年生MVPに輝いた。
初戦・福工大戦で7回1安打0封勝利、九共戦で5.2回5四死球2失点の粘投。
東浜と投げ合った決勝で横山、有原との完封リレー(先発で7回8K無失点)を記録している。
右肘痛で1年夏の代表候補入りを辞退し、1年冬にBFAアジア選手権を経験。
先発リリーフで2試合5回を5三振無失点に抑え、5勝無敗での5大会連続18回目Vに貢献した。
通算34試合、11勝(2完投1完封)10敗、149.1回、防御率2.53。
182cm80kg、恵まれた体格の本格派右腕。
ノーワインドアップから重心を下げ、小さめのテイクバックを取り、ヒジを柔らかく使った球持ちの良い
腕の振りから投げ下ろす最速149㌔、最速140㌔前後から140㌔台前半の直球と、
120㌔台の縦スラ、110㌔台から120㌔台のシンカー、110㌔台から110㌔台の落差あるカーブ、
130㌔台のカットボール、110㌔台から120㌔台のフォークなど一通り揃えた変化球。
伸びのあるストレートと左打者の外角に逃げながら落ちるシンカーが武器。奪三振率が高い。
シンカーは関谷亮太を参考に習得。独特の軌道は初見での攻略困難と評される。
釜田佳直・北方悠誠からカットを教わった際には、アジアAAA大会で即操る器用さを見せた。
通算与四死球率4.40(149.1回で73個)。制球力はまずまずながらバラツキも残る。
当初股関節の硬さを課題としていたが、下半身強化により、下半身主導のフォームに改善された。
肩肘の柔軟性が高い。遠投110m、50m6秒5。
スカウトコメント
巨人・織田スカウト|11/9/2
「テークバックがコンパクトになって、トップが安定した。腕の振りも横振りから縦になり、左右のコースへの制球が良くなったから」
広島・苑田スカウト部長|11/8/11
「腕の振り方がいい。この先がもっと楽しみだ」
中日・米村スカウト|11/8/11
「体のバランスが投手向き。素材は十分に力がある」
巨人・織田スカウト|11/8/11
「腕を縦に振れるようになって良くなった」
中日・石井スカウト|11/7/31
「変化球のリリースが安定したし、直球の回転も昨秋よりも良い。モノはやっぱり良いね」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11/6/23
「昨秋の神宮大会はよかったのですが、今春の甲子園は面影がなくなっていましたね。もともと制球がいいので、スピードが戻ってくれば評価も戻るでしょう。チェンジアップはアマ球界でもトップ。あれは打てません」
巨人・山下哲治スカウト部長|11/6/23
「甲子園前に太成学院大高と練習試合をしたときは、ストレート、変化球ともよくて面白いなと思いましたが、甲子園ではよくなかった。いいものは持っているだけに、本来の力を出せば、指名対象になってくる投手です」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11年春
「ウチで言えば、かつての北別府のような柔らかさがある。初戦は緊張なのかボールがばらついていましたが、リリースポイントが安定したときの球筋は素晴らしいものがある」
巨人・織田スカウト|11年春
「シンカーという特徴のある変化球を持っているので、真っ直ぐの精度を上げたいね」
楽天・上岡良一スカウト|11/3/30
「いいフォームをしてるから直球を磨いていけば楽しみ」
オリックス・熊野編成部長補佐|10/11/15
「楽しみな投手。182センチと体もあるし、球のキレもいい。(日大三出身の近藤がいて)縁もあるしね」
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190718-00067265-theanswer-base&p=1
野手をやり始めたあたりから音沙汰がありませんでしたが、その過程での大怪我から壮絶な野球人生を送っていたのを初めて知りました。
この記事を読むと魔球シンカーがまさに「悪魔の契約」だったのが見て取れます。
左打者へのシンカーで三振をズバズバ奪っていく様は爽快そのもので、そのシンカーを武器に夏の全国制覇を達成。世界大会でもエースとして優勝、大学でも入学直後から日本一に貢献。ところが、シンカーありきのフォームに傾倒した結果投げ方そのものを忘れてしまい、大学4年生になる頃にはドラフトのドの字も無い状態まで劣化。頂点を幾度も経験し、プロでの活躍を嘱望された選手が迎えるにはあまりに悲惨な結末と言うべきでしょうか。
現在ではシンカーやフォーク(スプリット)など身体への負担が大きい変化球を操る高校生も増えてきました。しかし、それ相応に怪我のリスクも増していくこと、変化球主体のフォームになって直球の威力を失うリスクが生じることも留意する必要があると思います。
こと吉永投手に関しては、直近の動画を観るとフォームはかなり改善され、直球も走るようになってきました。大学時代の見ていられなかったフォームや怪我・手術をした事実がまるで嘘のよう。
下記が動画として残っている最新の投球です。
https://youtu.be/-2mwr5jja1Y
ただ、冒頭の記事にある通りもうシンカーは投げられないですし、そもそも目先の野球を続けられるかそうでないかという段階。都市対抗も出場無し。ドラフト候補に挙がるのはもう絶望的でしょう。
それでも、もう一度輝きを取り戻して、本人の中で納得の行くプレーができるようになることを心から願っています。
調子はいいと聞きましたが、ドラフト候補としては可能性あるでしょうか
どこの大学・社会人・プロに行っても確実に劣化しただろう、シンカーを投げる事で甲子園優勝は出来たが選手生命は終わった
個人的にJRはファンなのだが...
東大・鈴木なんかは、ますます投球機会がなくなるね。
大学なんか行かなければスター選手になれたかもしれないのに
彼らの浮上に期待
早稲田ってどうも特に投手は良い選手が出ないな
とにかく無尽蔵の馬力とスタミナには驚かされた。
まさに超高校級の投手
早稲田でも輝いてください
大学4年間を無事過ごして欲しいです。
それでも1位でプロ入りしたいなら、進学もありと思う。4年後に、大学選手権で吉永君と原君の投げ合いがみたい。
吉永君
とても素晴らしかったです!
プロ活動に期待しています。
頑張ってくだいヾ(●´∀`●)
吉永君、素敵でした!
大ファンです(o^-^o)これからも応援してます!
ちょっと見違えるものがありました。
特にアウトローのストレートには惚れ惚れしました。
今後も楽しみ♪
甲子園、少し調子が悪そうだけど、応援してます!
頑張ってください!!
今から評価をのばして行ってほしいです…
少し調子悪いですよね…
甲子園頑張って下さい
ヾ(゜∀゜∥壁
応援しています(≧ε≦)
http://www.sanspo.com/high-baseball/news/110730/hga1107301616009-n1.htm
今年の夏も甲子園に行ってください★
ずっと、応援してます!
吉永健太朗君のファンです
入ってほしいです。
駿太と一緒にがんばってほしいです。
負けてとっても悔しい!!!
夏にまた甲子園に
出場してほしいです!!!
応援してます(^O^)ノ
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20101228-718400.html
準決勝ではスタンドから観戦しました。
甲子園で、さらに伸びのあるストレート期待してます。
前述の方も記述されていますが、プロに行ける素材だと僕も思います。
春と比べると随分成長していて、十分プロに行ける素材だと感じました。
来年の春にはさらに成長した姿を見せて欲しいです。
あと夏に147Km/hでました