小野 和博(SUBARU)|ドラフト・レポート

小野 和博(SUBARU)

ここでは、「小野 和博(SUBARU)」 に関する記事を紹介しています。
    【進  路】 高校生/大学生  細野 西舘 前田 東松 佐々木 真鍋 度会
    【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
    【23候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



小野 和博(SUBARU)

180cm83kg 右右 MAX145km スライダー・フォーク・カーブ・チェンジ 磯原高→桐蔭横浜大 4年目
130㌔台後半の直球とスライダー、フォーク。粘り強さが身上。先発2勝で久慈賞、若獅子賞に輝いた。
最終更新日:2016-02-17 (Wed)|退団・引退・進路不明など 神奈川大学 コメント(1)

  動 画

  投手成績

          回数 被安 奪三 四死 自責
   14都: 3   20.2  16  15  9  3
        先   9  6  8  1  1 142㌔ セガサミ ○
        先  4.1  6  2  2  0 143㌔ 東邦ガス
        先  7.1  4  5  6  2 143㌔ NTT東 ○
   15都: 2    10  12  9  3  6
        先  4.1  7  4  1  4 140㌔ 日本通運
        先  5.2  5  5  2  2 142㌔ 大阪ガス ●
   15日: 1     2  4  0  0  3 140㌔ 伯和ビク
   通算: 6   32.2  32  24  12  12 防3.31
       被安打率8.82 奪三振率6.61 四死球率3.31 ※ 14都:久慈賞、若獅子賞

 ■ 大学時代成績

     試合  勝敗  回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
   10春:         登板無し
   10秋:         登板無し
   11春: 1  0勝0敗   1  1  2  2  0  0.00
   11秋: 3  0勝0敗  5.1  6  5  2  2  3.38
   12春: 7  4勝1敗   59  65  37  14  17  2.59(10位)
   12秋: 4  4勝0敗   36  21  31  11  2  0.50( 1位)
   13春: 7  5勝1敗  57.1  44  35  23  15  2.35( 7位)
   13秋: 1  0勝1敗   2  4  3  3  4 18.00
   通算: 23 13勝3敗 160.2 141 113  55  40  2.24
          被安打率7.90 奪三振率6.33 四死球率3.08
    ※ 12秋:MVP 12春秋13春:最優秀投手賞 

 【 全国大会 】
     試合   回数 被安 奪三 四死 自責
   12神: 4   29.2  24  22  9  2
        先   7  6  1  0  0 松山大       ○封
        先  4.2  6  3  3  2 大体大
        先   9  5  10  3  0 亜 大 140㌔(神宮) ○封
        先   9  7  8  3  0 法政大 139㌔(神宮) ○封
   13選: 3   15.2  9  8  6  2
        先   9  3  8  1  0 東国際 141㌔(東ド) ○封
           1.1  0  0  0  0 愛知大 139㌔(東ド)
        先  5.1  6  0  5  2 亜 大 142㌔(神宮)
   13神: 2    13  6  15  4  1
            6  1  9  2  0 中部学 142㌔(神宮) ○
        先   7  5  6  2  1 亜 大 139㌔(神宮)
   通算: 9   58.1  39  45  19  5 防0.77
       被安打率6.02 奪三振率6.94 四死球率2.93

投手成績詳細

   11春    回数 被安 奪三 四死 失点 
   関東学     1  1  2  2  0

   11秋    回数 被安 奪三 四死 失点
   鶴見大     1  2  1  0  1
   関東学    2.1  2  3  1  0
   神 大     2  2  1  1  1
          5.1  6  5  2  2 防3.38
      被安打率10.13 奪三振率8.44 四死球率3.38 

   12春    回数 被安 奪三 四死 失点
   関東学 先  5.2  8  4  2  5 ●
       先   9  9  8  1  2 ○
   神 大 先   9  4  5  3  0 ○封
       先  8.2  16  2  3  7
   横商大 先   9  6  4  2  2 ○
   工 大 先   9  11  10  1  3 ○
   鶴見大 先  8.2  10  5  2  4
          59  65  37  14  17 防2.59
      被安打率9.92 奪三振率5.64 四死球率2.14

   12秋    回数 被安 奪三 四死 失点
   神 大 先   9  5  10  4  0 ○封  
   鶴見大 先   9  6  10  1  1 ○
   横商大 先   9  2  5  2  0 ○封
   横国大 先   9  8  6  4  1 ○
          36  21  31  11  2 防0.50
      被安打率5.25 奪三振率7.75 四死球率2.75

   12秋代決  回数 被安 奪三 四死 自責
   山梨学 先   9  7  7  3  2 ○
   東海大 先   9  5  4  6  1 ○
   国武大     2  0  0  2  0
          20  12  11  11  3 防1.35
      被安打率5.40 奪三振率4.95 四死球率4.95

   13春    回数 被安 奪三 四死 失点
   鶴見大 先   6  1  4  3  0 ○ 143㌔
       先   9  8  5  2  4 ○
   神 大 先  8.1  6  4  6  4 ●
       先   9  7  4  4  4
   関東大 先   9  10  9  4  1 ○
   工 大 先   7  6  5  1  1 ○
   横商大 先  8.2  6  4  3  3 ○
         57.1  44  35  23  15 防2.35
      被安打率6.91 奪三振率5.49 四死球率3.61

   13秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   横商大 先   2  4  3  3  4 ●

   13秋関東  回数 被安 奪三 四死 自責
   上武大 先   6  4  2  6  0

  最新記事

 ■ ドラフト候補粘った!富士重工・小野 逆転被弾も粘って完投勝ち(スポニチ) 15/3/10

 ドラフト候補右腕の富士重工・小野が鋭いスライダーを中心に、3失点で粘りの完投勝利。6回にこん身の141キロ直球が甘く入ったところを今村に一時逆転の3ランを浴び「ムキになり過ぎた。もっと冷静にならないと」と反省した。女房役の唐谷は決勝打、スクイズを含む3打点で援護。桐蔭横浜大の3学年後輩を「集中力を切らさないよう一球一球アイコンタクトを送った」と好リードした。

   15都予    回数 被安 奪三 四死 自責
   住金鹿島 先   6  5     3  3
   日  立 先   9  4     1  1
           15  9  11  4  4 防2.40
       被安打率5.40 奪三振率6.60 四死球率2.40

 ■ 都市対抗野球:富士重工業 小野120球を熱投(毎日新聞) 14/7/28

 富士重工業は新人右腕・小野が大会3試合目の先発。一回に先頭の内野安打と2四球などで1死満塁のピンチを招き犠飛で先制を許したが、味方打線の大量点にも援護され、その後は制球の良い変化球を軸に立て直した六回2死満塁のピンチは曲がりの鋭いスライダーで代打・成田を空振り三振。八回に2ランを浴びて降板したものの、堂々の投球で自身2勝目を挙げた。この日は120球を投じたが、決勝も「全然心配ない。チャンスがあれば、投げたい」。エースの頼もしさだ。

 ■ 都市対抗野球:小野の粘り、猛攻呼ぶ…富士重工業(毎日新聞) 14/7/20

 富士重工業の小野和博投手(23)は負けるわけにはいかなかった。桐蔭横浜大で同学年の横山は、東京都・NTT東日本のエースとして前日完封勝利を挙げた。テレビで見た横山の雄姿は「大いに刺激になった」。気持ちは熱かったが、投球は冷静だった。130キロ台後半の伸びのある速球を低めに集めた。切れのいいスライダー、フォークに大きなカーブ。「全球種でカウントが取れたことが大きい」。四回1死まで一人の走者も出さない投球でチームに流れを呼び込んだ。尊敬する大学の先輩、東明(現オリックス)が富士重工業でつけた背番号16を受け継いだ。その東明が果たせなかった都市対抗での勝利を完投で飾り、「次も試合を作るピッチングをする」と意気込む。エースが抜け、厳しい戦いが続いていたチームに、頼もしい後継者が誕生した。

過去記事

 ■ 桐蔭横浜大、延長10回で敗退/神宮大会(日刊スポーツ) 13/11/20

 連覇を狙った桐蔭横浜大(関東5連盟)は延長10回タイブレークの末、敗れた。先発した昨年の優勝投手小野和博(4年=磯原)が7回を5安打1失点に好投。リリーフ登板の上田琢磨投手(2年=浦和学院)も8、9回を無失点に抑える粘投を見せたが、延長10回に一気に4点を奪われ全日本選手権のリベンジはならなかった。斉藤博久監督(48)は「精いっぱいやりました。リーグ戦はよくなかった小野が良くなっていたし、上田もしっかり投げたと思います。ただ、相手が一枚も二枚も上でした。来年また日本一を目指します」と選手をねぎらった。
 桐蔭横浜大の4年生エース・小野の力投が味方打線の逆襲を引き出した。3点リードされていた4回からロング救援し、6イニング1安打無失点で9奪三振。「力を出し切ってやろうと投げた」。昨秋の明治神宮大会の優勝投手だが、今秋はフォームを崩してリーグ戦では1試合しか登板していなかった。神宮の大舞台での完全復活である。桐蔭横浜大OBで、先のドラフトでオリックスに2位指名された東明(富士重工)からは「いつも頼られるのがエース」と教えられてきたが、その言葉通りの快投。小野は尊敬する先輩がプレーした富士重工への就職が決まっている。(中日スポーツ)

 今後につながる好投でしたね。初戦で流れを変える6回1安打無失点リリーフ(4者連続奪三振)。
 常時球速は130㌔台前半から後半といったところ。ボールを動かしている場面もあったような…。
 今秋はリーグ戦で2.0回3四死球4失点KO、横浜市長杯でも6回6四死球と不安の残る内容でした。

 ■ 桐蔭横浜大が初V小野6回0封/大学野球(日刊スポーツ) 13/11/2

 桐蔭横浜大(神奈川大学1位)が初優勝を決めた。昨秋の明治神宮大会優勝投手の小野和博(4年=磯原)が復活。今大会初登板初先発で6回無失点と好投した。打っては山中雄士朗内野手(2年=長崎商)の先頭打者本塁打で先制。7回にもダメ押しの1点を追加し試合を決めた。斉藤博久監督(48)は「ここ2年2位だったので関東で1番になりたいという思いがあった。この後も1戦1戦を大事にしていきたい」と、喜びを隠せない様子だった。

 ■ 桐蔭大、プロ相手に「互角」(神奈川新聞) 13/8/21

 プロチームとの初めての一戦にも桐蔭横浜大は一歩も引かなかった。タイブレークの末に敗れた齊藤博久監督(47)は試合後、「この中で(卒業後すぐ)プロに進む選手は皆無。これだけのことができたことは自信にしていい」と選手をねぎらった。右肩痛が癒えたばかりのエース小野が三回までに4失点。悪い流れを断ち切ったのは「プロを相手に力を試したい」と意気込む横山だった。四回1死一、二塁で登板し、内村を二ゴロ併殺打に仕留めて波に乗った。

          回数 被安 奪三 四死 失点
   DeNA 先  3.1  4  1  5  4

 ■ 桐蔭横浜大・小野 秋春連覇へ1―0完封発進(スポニチ) 13/6/12

 昨秋の明治神宮大会を制した桐蔭横浜大は、エース右腕の小野和博投手(4年)が東日本国際大相手に3安打8奪三振で1―0の完封勝利を挙げ、2回戦に進出した。まったく表情を変えなかった。最後の打者を三ゴロに仕留め完封勝利を挙げた小野だが、喜ぶでもなく淡々と整列に加わった。「全国の舞台は気にしてない。いつもどおり投げた結果がこうなった。一番は点を与えないこと。試合をつくることを意識した」。昨秋の明治神宮大会では強豪の亜大、法大を含め3完封。チームを日本一に導いたが、さらに制球力に磨きをかけて神宮に帰ってきた。2回。フルカウントから右打者の4番・薗部に投じた6球目だった。118キロのスライダーを、外角ではなくあえて内角低めに投じた。思わず腰を引きながらも四球だと思い一塁へ走りだした薗部は、球審の「ストライク」のコールに驚きの表情。それほど絶妙なコースに投げてみせた。積み上げた8つの三振のうち4つが見逃し。東日本国際大に二塁さえも踏ませなかった。正確無比な両サイドへの制球力は、冬のトレーニングのたまものだ。週3回のペースで10キロ走と300メートルダッシュ10本を繰り返した。これまでまったくやっていなかったという筋力トレーニングを敢行。特に下半身強化に取り組み、100キロのバーベルを担ぎながらのスクワットを「無理だと思うまで」がむしゃらに続けた。この試合最速は自己ベストより4キロ遅い141キロだったもののリリースポイントが安定し、最後までストライクゾーンの四隅に投げ続けることができた。

 ■ 桐蔭横浜大 昨秋連続完封のエース小野で秋春Vだ(スポニチ) 13/6/11

 11日に開幕する第62回全日本大学野球選手権の開会式が10日、都内で行われ、出場26チームの監督、選手らが参加した。3年ぶり3度目の出場となる桐蔭横浜大は11日の1回戦で東日本国際大と対戦。エース右腕・小野和博投手(4年)を軸に、昨秋の明治神宮大会に続き秋春の連続日本一を狙う。再び全国の頂点に立つチャンスをつかんだ斉藤博久監督は「今の4年生たちには入ってきた時から“日本一を狙え”と言ってきた。がむしゃらに戦って上に行けるようにしたい」と力を込めた。昨秋の明治神宮大会で創部7年目で初優勝。今春も神奈川大学リーグを制し、照準は連続日本一に定めている。昨秋は準決勝で亜大、決勝で法大を破った。その2試合で連続完封を挙げたのがエース小野だ。今春は最上級生としてチームをけん引する。リーグ戦では冬場のトレーニングの成果が表れ、自己最速タイの145キロを計測するなど5勝をマーク。「去年と違ってコンスタントに140キロ台が出るようになった。日本一を言い続けられてきたので、監督さんを胴上げしたい」と意気込みを口にした。春夏通算11度の甲子園出場を誇る系列校の桐蔭学園(神奈川)との共用グラウンドのため、基本的には午前中しか全体練習はできない。そんなハンデも乗り越え、162人の部員たちが一致団結して、春も頂点に立つ。

 ■ 揺るぎないエース小野、六回まで無安打(神奈川新聞) 13/4/7

 昨秋日本一に輝いた桐蔭横浜大のエース小野が開幕戦に先発。六回まで鶴見大打線を無安打に封じ、変わらぬ頼もしい姿を印象付けた。強風でたびたびマウンドに土煙が立ち、試合が中断してもエースは揺るぎなかった。最速143キロ直球に切れ味鋭いスライダーで凡打の山を築く。要所でチェンジアップも決まり、巧みにバットの芯を外し続けた。五回は先頭を歩かせたが、後続を初球スライダーで内野ゴロ、3球三振、内野ゴロに抑えて無失点。七回、先頭に初安打を許したところでマウンドを譲り「球数を少なく打たせて取れた。自分の仕事ができたかな」と、淡々と初登板を振り返った。県勢初の全国優勝を成し遂げてなお「自分たちの代で日本一」を合言葉に練習に励んだ選手たち。投手陣を率いる小野は、1日置きに200球を投げ込んできた。冬の間の姿勢を捕手の氏家は「素晴らしかった。自分のストレートに納得せず取り組み、球威を上げた」とたたえる。その言葉を証明するように、直球は常時140キロ前後をマークしたが、当の小野は「もっといける」。リーグ連覇の先にある全日本選手権初優勝を見据え、一層のレベルアップを期した。

 ■ 桐蔭横浜大・小野、プロへ「春制する」(スポーツ報知) 13/1/31

 昨秋の明治神宮大会で優勝した桐蔭横浜大の優勝祝賀会が30日、横浜市内のホテルで行われた。4戦3完封で初の日本一に導いた最速145キロの今秋ドラフト候補右腕・小野和博(3年)は「まずは春のリーグ戦で優勝する。その結果、プロから声がかかる選手になっていられたら」と抱負を語った。多い日は100球以上の投げ込みを行い、ウエート効果で体重も昨秋から3キロ増量しているという。

 ■ 明治神宮大会初優勝の桐蔭横浜大に野村ID(夕刊フジ) 12/11/16

 明治神宮大会最終日(14日)、大学の部を制したのは創部わずか7年目の桐蔭横浜大だった。前日に亜大を破ったダークホースは、この日も優勝候補筆頭の法大に1-0で完封勝ち。連日の大物食いで見事、大会初優勝を飾った。2試合続けて完封劇を演じたのは、3年の小野和博投手(21)。「目の前の打者だけを見て投球できた。4年生には最高の形で引退してもらえる」と胸を張った。茨城・磯原では甲子園など無縁。先発に定着したのも今春のリーグ戦からだ。無名の選手がブレークできたのはなぜか?投手陣を指導する萩原康助監督(43)に、秘密がありそうだ。同助監督は、法大から社会人の拓銀を経てシダックス野球部に入部。現役引退後は投手コーチを務めたが、同時期に監督だったのが元楽天監督の野村克也氏(現サンケイスポーツ評論家)だ。「野村さんの下で過ごした2年間は、私の野球人生の中で一番大切な時間」と笑う萩原助監督。新興大学躍進の陰に『野村ID』の遺伝子があったのだ。ただ意外にも、完封した小野に与えた助言は「試合の流れを考えるな」「走者を出したときほど目の前の打者に集中しろ」というシンプルなものだったという。この日の試合を視察していた阪神・菊池俊幸スカウトは、「(小野の)直球は140キロにも満たないが、球持ちがよく打者が振り遅れている何より素晴らしいのは走者を出してからの低めへの制球」と評価した。来秋のドラフトでは、候補にリストアップされそうだ。

 ■ 創部7年目で桐蔭横浜大が初の大学日本一(スポーツ報知) 12/11/15

 創部7年目の桐蔭横浜大が法大を1―0で破り、初の大学日本一に輝いた。4連投の3年生エース・小野和博が7安打完封。72年の関大・山口高志(元阪急)以来となる1大会3完封の力投で、スター不在の雑草軍団を頂点に導いた。桐蔭横浜大が東京六大学代表の名門・法大を撃破。2度目の出場で、神奈川大学リーグ勢としても初となる日本一を成し遂げた。「ビックリです。うちでいいのかな。150人の部員全員の力で勝ち取った優勝」。3度宙を舞った斉藤博久監督(46)は満面に笑みを浮かべた。立役者は背番号19の小野だ。全4試合に先発して3完封。亜大を131球で零封した準決勝から連投。右肩に疲労が残りながら「一人一人アウトに取ろう」と138球で完封。最速は139キロながら左打者はチェンジアップ、右打者へはスライダー、フォークを低めに集めて凡打の山を築いた。来秋のドラフト候補に躍り出た。145キロ右腕は「六大学、東都には個々の能力ではかなわない。チーム力で勝てて本当に自信になった。できれば行きたいです」。22人の4年生のうち卒業後も硬式野球を続ける選手はゼロ。創部7年目の同校では初となるプロ入りを目指す。悲願を達成した。「うちが六大を破る姿を見たい」と故・鵜川昇理事長の意向で06年に創部。桐蔭学園の捕手で83年センバツ出場、水戸短大付を率いて01年センバツ出場した斉藤監督が就任した。環境面のハンデでたくましくなった。専用グラウンドはなく中学、高校と共用で午前8時から正午までしか使えない。寮も柔道部と共用で入居は35人のみ。指揮官は「技術じゃなく人間力を成長させる」とナインは毎週、地元の小学校に野球教室に訪問。ボランティア活動にも参加し、強い精神力を培った。スタメンに4年生は1人だけ。09年春のリーグ初優勝を見て、入学した3年生主体のチームだ。「来年も神宮で優勝したい」と小野は宣言。甲子園経験者のほとんどいない無名のメンバーが、晩秋の神宮で大輪の花を咲かせた。

 ■ 桐蔭横浜大・小野 投打に活躍!公式戦初打席弾も(スポニチ) 12/11/11

 桐蔭横浜大が松山大を7回コールドで下し、初の初戦突破を果たした。先発した3年生右腕の小野は6安打完封。打っても3回に先制ソロを放つなど2安打3打点と大車輪の働きだった。 神奈川大学リーグではDH制のため、公式戦初打席初本塁打となり「真っすぐが甘いところに来た。振り抜いたらたまたまいった」と驚きを隠せない。磯原時代は「4番・投手」で3年夏は茨城大会2回戦で敗退。全国1勝に「投げる方は60~70点くらい」と引き締めた。

 ■ 桐蔭横浜大が決勝へ/関東地区選手権(日刊スポーツ) 12/11/3

 桐蔭横浜大(神奈川1位)が2年連続準決勝で東海大(首都1位)を破り、決勝進出と明治神宮大会(10日開幕)出場を決めた。右手中指の第一関節脱臼から復活した小野和博投手(3年=磯原)が連投。前日の準々決勝で137球を投げたが、この日もスライダー、チェンジアップを低めに集め、5安打3失点(自責1)と131球で完投した。昨年は157キロ右腕の菅野、今年はオリックス3位の伏見に巨人5位の坂口と、ドラフト指名選手擁する強敵を2年連続で撃破。小野は「最初は東海大というのを意識したけど、試合が始まれば気にならなかった。変化球の精度は昨日より良かったので、ゴロを打たせてリズムをつくろうと思いました」と話した。

 ■ 大学野球神奈川秋季リーグ:鶴見、桐蔭大が先勝(カナロコ) 12/9/22

 神奈川大学野球秋季リーグ第4週第1日は22日、サーティーフォー相模原球場で関東学院大-鶴見大、桐蔭横浜大-横浜商大の1回戦を行い、鶴見大が8-7で、桐蔭大が1-0で先勝した。桐蔭大は小野が商大打線を2安打に抑えて完封した。

  プロフィール

 茨城県高萩市出身。
 小野 和博(おの・かずひろ)投手。
 東小4年時から軟式野球を始め、高萩中では軟式野球部に所属。

 磯原高では2年秋にエースナンバーを獲得。
 秋1回戦、春地区2回戦と早期敗退が続き、3年夏の茨城大会も2回戦敗退に終わった。
 全2試合17イニングを一人でこなし、16安打10K4四死球6失点をマーク。
 初戦・江戸川学園で無四球完封を記録し、2回戦・明秀日立高戦で139㌔を計測した。
 県大会2回戦が最高成績。甲子園経験は無し。

 桐蔭横浜大進学後は2年春からリーグ戦に出場。
 東明大貴が抜けた3年春にエースの座を獲得し、最多4勝の活躍で最優秀投手賞を獲得する。
 関東学院相手に2失点完投で初勝利、神大戦で4安打初完封勝利をマーク。
 3年秋に中指脱臼がありながらも優勝を達成し、4勝2完封、防0.50(1位)でMVPを受賞した。
 横浜市長杯(準V)で2完投勝利、20回5失点を記録し、最優秀投手を獲得。
 続く神宮大会全4試合の先発をこなし、29.2回2失点、3完封で創部初優勝を果たしている。
 松山大を7回6安打完封、準決で亜大を10K完封、決勝で法大を7安打完封。
 持ち前の粘り強い投球で再三のピンチを凌ぎ、東都・六大学代表をしりぞけて栄冠に輝いた。
 本調子ではない中で翌春のリーグ戦も制し、最多5勝で最優秀投手賞を受賞。
 選手権初戦・東日本国際大戦で二塁を踏ませず3安打8K無四球完封勝利を挙げている。
 接戦を1対0で制した2回戦・愛知大戦で8回二死1、2塁から1.1回完全リリーフ。
 肩痛により4年秋のリーグ戦を1試合で終え、代決決勝で6回6四死球無失点投球を見せた。
 続く神宮初戦で逆転を呼ぶ6回1安打(二塁内安)9三振無失点救援を披露。
 連投の亜大戦でも7回まで1失点と好投したが、延長10回タイブレーク1対5で4強敗退となった。
 通算23試合、13勝(3完封)3敗、160回2/3、防御率2.24。

 富士重工業入社後は1年目から公式戦に出場。
 住金鹿島戦で1失点完投勝利を記録するなど、都市対抗予選で14.2回1失点の実績を残す。
 本大会(準V)3試合の先発を任され、2勝の活躍で久慈賞、若獅子賞を獲得。
 初戦・セガサミー戦で1失点完投勝利を収め、準決勝で7.1回120球3失点の粘投を見せた。
 最速で143㌔ながら、変化球を織り交ぜ、計20.2回4失点、防御率1.31を記録。
 2年目の都市対抗・日本選手権は、計12回で16安打を浴び、勝ち星無しの防6.75に終わった。
 二大大会通算6試合、2勝1敗、32.2回、防御率3.31。

 180cm83kg、スリークォーター右腕。
 ノーワインドアップから重心を下げ、インステップ気味に踏み出し、開き早めに球持ちに良さのある
 腕の振りから繰り出す最速145㌔、常時130㌔台後半から140㌔前後の直球と、
 120㌔前後の縦スラ、小さく曲がる120㌔台スライダー、130㌔前後のフォーク、100㌔台のカーブ。
 走者を出しても容易には得点を許さず、ピンチで見せる粘り強い投球が持ち味。
 伸びのある直球とスライダー、フォークとのコンビネーションで翻弄する。落差のあるカーブとの緩急。
 甘いボールもあるが、丁寧に内外、低めに投げ込んでいく。

  スカウトコメント

ロッテ・井辺康二スカウト|13/6/26
 「まとまりがあって、打ちにくそうなタイプ。球種ではチェンジアップがいい」
 「体幹をしっかり鍛えれば球速はもっとアップするのでは」
阪神・菊池俊幸スカウト|12/11/16
 「(小野の)直球は140キロにも満たないが、球持ちがよく打者が振り遅れている。何より素晴らしいのは走者を出してからの低めへの制球」

 ※ 無断転載および改変は固くお断り致します。
  2023年プロマーク状況



 Comments
この記事へのコメント
桐蔭横浜大学初のプロ選手目指して頑張って欲しいですね。応援してます。
| 桐蔭大ファン | 2013年02月23日(Sat) 14:39 | URL #- [ 編集]
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