- プロ注(2023年・2024年) マーク情報
- プロ注目選手/2023年ドラフト (06/05)
- 上田 大河(大阪商業大) (06/05)
- 滝田 一希(星槎道都大) (06/05)
- 第72回全日本大学野球選手権/日程・注目選手 (06/05)
- 第72回全日本大学野球選手権/注目選手プロフィール (06/05)
- 古謝 樹(桐蔭横浜大) (06/05)
- 加田 拓哉(桐蔭横浜大) (06/05)
- 能登 嵩都(桐蔭横浜大) (06/05)
- 岩本 大地(中央大) (06/05)
- 山田 怜卓(白鴎大) (06/05)
- 大栄 陽斗(中央大) (06/05)
- 巨人・読売ジャイアンツ/ドラフト2023 (06/05)
- 北海道日本ハムファイターズ/ドラフト2023 (06/05)
- 佐々木 麟太郎(花巻東) (06/04)
- 伊藤 幹太(至学館) (06/04)
- 下村 海翔(青山学院大) (06/04)
- 阪上 翔也(近畿大) (06/04)
- 津波 英太郎(中部大) (06/04)
- 石原 勇輝(明治大) (06/04)
- 千葉 汐凱(明治大) (06/04)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
130㌔台後半の直球とスライダー、フォーク。粘り強さが身上。先発2勝で久慈賞、若獅子賞に輝いた。
動 画
投手成績
14都: 3 20.2 16 15 9 3
先 9 6 8 1 1 142㌔ セガサミ ○
先 4.1 6 2 2 0 143㌔ 東邦ガス
先 7.1 4 5 6 2 143㌔ NTT東 ○
15都: 2 10 12 9 3 6
先 4.1 7 4 1 4 140㌔ 日本通運
先 5.2 5 5 2 2 142㌔ 大阪ガス ●
15日: 1 2 4 0 0 3 140㌔ 伯和ビク
通算: 6 32.2 32 24 12 12 防3.31
被安打率8.82 奪三振率6.61 四死球率3.31 ※ 14都:久慈賞、若獅子賞
■ 大学時代成績
試合 勝敗 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率10春: 登板無し
10秋: 登板無し
11春: 1 0勝0敗 1 1 2 2 0 0.00
11秋: 3 0勝0敗 5.1 6 5 2 2 3.38
12春: 7 4勝1敗 59 65 37 14 17 2.59(10位)
12秋: 4 4勝0敗 36 21 31 11 2 0.50( 1位)
13春: 7 5勝1敗 57.1 44 35 23 15 2.35( 7位)
13秋: 1 0勝1敗 2 4 3 3 4 18.00
通算: 23 13勝3敗 160.2 141 113 55 40 2.24
被安打率7.90 奪三振率6.33 四死球率3.08
※ 12秋:MVP 12春秋13春:最優秀投手賞
【 全国大会 】
試合 回数 被安 奪三 四死 自責
12神: 4 29.2 24 22 9 2
先 7 6 1 0 0 松山大 ○封
先 4.2 6 3 3 2 大体大
先 9 5 10 3 0 亜 大 140㌔(神宮) ○封
先 9 7 8 3 0 法政大 139㌔(神宮) ○封
13選: 3 15.2 9 8 6 2
先 9 3 8 1 0 東国際 141㌔(東ド) ○封
1.1 0 0 0 0 愛知大 139㌔(東ド)
先 5.1 6 0 5 2 亜 大 142㌔(神宮)
13神: 2 13 6 15 4 1
6 1 9 2 0 中部学 142㌔(神宮) ○
先 7 5 6 2 1 亜 大 139㌔(神宮)
通算: 9 58.1 39 45 19 5 防0.77
被安打率6.02 奪三振率6.94 四死球率2.93
投手成績詳細
関東学 1 1 2 2 0
11秋 回数 被安 奪三 四死 失点
鶴見大 1 2 1 0 1
関東学 2.1 2 3 1 0
神 大 2 2 1 1 1
5.1 6 5 2 2 防3.38
被安打率10.13 奪三振率8.44 四死球率3.38
12春 回数 被安 奪三 四死 失点
関東学 先 5.2 8 4 2 5 ●
先 9 9 8 1 2 ○
神 大 先 9 4 5 3 0 ○封
先 8.2 16 2 3 7
横商大 先 9 6 4 2 2 ○
工 大 先 9 11 10 1 3 ○
鶴見大 先 8.2 10 5 2 4
59 65 37 14 17 防2.59
被安打率9.92 奪三振率5.64 四死球率2.14
12秋 回数 被安 奪三 四死 失点
神 大 先 9 5 10 4 0 ○封
鶴見大 先 9 6 10 1 1 ○
横商大 先 9 2 5 2 0 ○封
横国大 先 9 8 6 4 1 ○
36 21 31 11 2 防0.50
被安打率5.25 奪三振率7.75 四死球率2.75
12秋代決 回数 被安 奪三 四死 自責
山梨学 先 9 7 7 3 2 ○
東海大 先 9 5 4 6 1 ○
国武大 2 0 0 2 0
20 12 11 11 3 防1.35
被安打率5.40 奪三振率4.95 四死球率4.95
13春 回数 被安 奪三 四死 失点
鶴見大 先 6 1 4 3 0 ○ 143㌔
先 9 8 5 2 4 ○
神 大 先 8.1 6 4 6 4 ●
先 9 7 4 4 4
関東大 先 9 10 9 4 1 ○
工 大 先 7 6 5 1 1 ○
横商大 先 8.2 6 4 3 3 ○
57.1 44 35 23 15 防2.35
被安打率6.91 奪三振率5.49 四死球率3.61
13秋 回数 被安 奪三 四死 自責
横商大 先 2 4 3 3 4 ●
13秋関東 回数 被安 奪三 四死 自責
上武大 先 6 4 2 6 0
最新記事
■ ドラフト候補粘った!富士重工・小野 逆転被弾も粘って完投勝ち(スポニチ) 15/3/10
ドラフト候補右腕の富士重工・小野が鋭いスライダーを中心に、3失点で粘りの完投勝利。6回にこん身の141キロ直球が甘く入ったところを今村に一時逆転の3ランを浴び「ムキになり過ぎた。もっと冷静にならないと」と反省した。女房役の唐谷は決勝打、スクイズを含む3打点で援護。桐蔭横浜大の3学年後輩を「集中力を切らさないよう一球一球アイコンタクトを送った」と好リードした。
15都予 回数 被安 奪三 四死 自責
住金鹿島 先 6 5 3 3
日 立 先 9 4 1 1
15 9 11 4 4 防2.40
被安打率5.40 奪三振率6.60 四死球率2.40
■ 都市対抗野球:富士重工業 小野120球を熱投(毎日新聞) 14/7/28
富士重工業は新人右腕・小野が大会3試合目の先発。一回に先頭の内野安打と2四球などで1死満塁のピンチを招き犠飛で先制を許したが、味方打線の大量点にも援護され、その後は制球の良い変化球を軸に立て直した。六回2死満塁のピンチは曲がりの鋭いスライダーで代打・成田を空振り三振。八回に2ランを浴びて降板したものの、堂々の投球で自身2勝目を挙げた。この日は120球を投じたが、決勝も「全然心配ない。チャンスがあれば、投げたい」。エースの頼もしさだ。
■ 都市対抗野球:小野の粘り、猛攻呼ぶ…富士重工業(毎日新聞) 14/7/20
富士重工業の小野和博投手(23)は負けるわけにはいかなかった。桐蔭横浜大で同学年の横山は、東京都・NTT東日本のエースとして前日完封勝利を挙げた。テレビで見た横山の雄姿は「大いに刺激になった」。気持ちは熱かったが、投球は冷静だった。130キロ台後半の伸びのある速球を低めに集めた。切れのいいスライダー、フォークに大きなカーブ。「全球種でカウントが取れたことが大きい」。四回1死まで一人の走者も出さない投球でチームに流れを呼び込んだ。尊敬する大学の先輩、東明(現オリックス)が富士重工業でつけた背番号16を受け継いだ。その東明が果たせなかった都市対抗での勝利を完投で飾り、「次も試合を作るピッチングをする」と意気込む。エースが抜け、厳しい戦いが続いていたチームに、頼もしい後継者が誕生した。
過去記事
■ 桐蔭横浜大、延長10回で敗退/神宮大会(日刊スポーツ) 13/11/20
連覇を狙った桐蔭横浜大(関東5連盟)は延長10回タイブレークの末、敗れた。先発した昨年の優勝投手小野和博(4年=磯原)が7回を5安打1失点に好投。リリーフ登板の上田琢磨投手(2年=浦和学院)も8、9回を無失点に抑える粘投を見せたが、延長10回に一気に4点を奪われ全日本選手権のリベンジはならなかった。斉藤博久監督(48)は「精いっぱいやりました。リーグ戦はよくなかった小野が良くなっていたし、上田もしっかり投げたと思います。ただ、相手が一枚も二枚も上でした。来年また日本一を目指します」と選手をねぎらった。
桐蔭横浜大の4年生エース・小野の力投が味方打線の逆襲を引き出した。3点リードされていた4回からロング救援し、6イニング1安打無失点で9奪三振。「力を出し切ってやろうと投げた」。昨秋の明治神宮大会の優勝投手だが、今秋はフォームを崩してリーグ戦では1試合しか登板していなかった。神宮の大舞台での完全復活である。桐蔭横浜大OBで、先のドラフトでオリックスに2位指名された東明(富士重工)からは「いつも頼られるのがエース」と教えられてきたが、その言葉通りの快投。小野は尊敬する先輩がプレーした富士重工への就職が決まっている。(中日スポーツ)
今後につながる好投でしたね。初戦で流れを変える6回1安打無失点リリーフ(4者連続奪三振)。
常時球速は130㌔台前半から後半といったところ。ボールを動かしている場面もあったような…。
今秋はリーグ戦で2.0回3四死球4失点KO、横浜市長杯でも6回6四死球と不安の残る内容でした。
■ 桐蔭横浜大が初V小野6回0封/大学野球(日刊スポーツ) 13/11/2
桐蔭横浜大(神奈川大学1位)が初優勝を決めた。昨秋の明治神宮大会優勝投手の小野和博(4年=磯原)が復活。今大会初登板初先発で6回無失点と好投した。打っては山中雄士朗内野手(2年=長崎商)の先頭打者本塁打で先制。7回にもダメ押しの1点を追加し試合を決めた。斉藤博久監督(48)は「ここ2年2位だったので関東で1番になりたいという思いがあった。この後も1戦1戦を大事にしていきたい」と、喜びを隠せない様子だった。
■ 桐蔭大、プロ相手に「互角」(神奈川新聞) 13/8/21
プロチームとの初めての一戦にも桐蔭横浜大は一歩も引かなかった。タイブレークの末に敗れた齊藤博久監督(47)は試合後、「この中で(卒業後すぐ)プロに進む選手は皆無。これだけのことができたことは自信にしていい」と選手をねぎらった。右肩痛が癒えたばかりのエース小野が三回までに4失点。悪い流れを断ち切ったのは「プロを相手に力を試したい」と意気込む横山だった。四回1死一、二塁で登板し、内村を二ゴロ併殺打に仕留めて波に乗った。
回数 被安 奪三 四死 失点
DeNA 先 3.1 4 1 5 4
■ 桐蔭横浜大・小野 秋春連覇へ1―0完封発進(スポニチ) 13/6/12
昨秋の明治神宮大会を制した桐蔭横浜大は、エース右腕の小野和博投手(4年)が東日本国際大相手に3安打8奪三振で1―0の完封勝利を挙げ、2回戦に進出した。まったく表情を変えなかった。最後の打者を三ゴロに仕留め完封勝利を挙げた小野だが、喜ぶでもなく淡々と整列に加わった。「全国の舞台は気にしてない。いつもどおり投げた結果がこうなった。一番は点を与えないこと。試合をつくることを意識した」。昨秋の明治神宮大会では強豪の亜大、法大を含め3完封。チームを日本一に導いたが、さらに制球力に磨きをかけて神宮に帰ってきた。2回。フルカウントから右打者の4番・薗部に投じた6球目だった。118キロのスライダーを、外角ではなくあえて内角低めに投じた。思わず腰を引きながらも四球だと思い一塁へ走りだした薗部は、球審の「ストライク」のコールに驚きの表情。それほど絶妙なコースに投げてみせた。積み上げた8つの三振のうち4つが見逃し。東日本国際大に二塁さえも踏ませなかった。正確無比な両サイドへの制球力は、冬のトレーニングのたまものだ。週3回のペースで10キロ走と300メートルダッシュ10本を繰り返した。これまでまったくやっていなかったという筋力トレーニングを敢行。特に下半身強化に取り組み、100キロのバーベルを担ぎながらのスクワットを「無理だと思うまで」がむしゃらに続けた。この試合最速は自己ベストより4キロ遅い141キロだったもののリリースポイントが安定し、最後までストライクゾーンの四隅に投げ続けることができた。
■ 桐蔭横浜大 昨秋連続完封のエース小野で秋春Vだ(スポニチ) 13/6/11
11日に開幕する第62回全日本大学野球選手権の開会式が10日、都内で行われ、出場26チームの監督、選手らが参加した。3年ぶり3度目の出場となる桐蔭横浜大は11日の1回戦で東日本国際大と対戦。エース右腕・小野和博投手(4年)を軸に、昨秋の明治神宮大会に続き秋春の連続日本一を狙う。再び全国の頂点に立つチャンスをつかんだ斉藤博久監督は「今の4年生たちには入ってきた時から“日本一を狙え”と言ってきた。がむしゃらに戦って上に行けるようにしたい」と力を込めた。昨秋の明治神宮大会で創部7年目で初優勝。今春も神奈川大学リーグを制し、照準は連続日本一に定めている。昨秋は準決勝で亜大、決勝で法大を破った。その2試合で連続完封を挙げたのがエース小野だ。今春は最上級生としてチームをけん引する。リーグ戦では冬場のトレーニングの成果が表れ、自己最速タイの145キロを計測するなど5勝をマーク。「去年と違ってコンスタントに140キロ台が出るようになった。日本一を言い続けられてきたので、監督さんを胴上げしたい」と意気込みを口にした。春夏通算11度の甲子園出場を誇る系列校の桐蔭学園(神奈川)との共用グラウンドのため、基本的には午前中しか全体練習はできない。そんなハンデも乗り越え、162人の部員たちが一致団結して、春も頂点に立つ。
■ 揺るぎないエース小野、六回まで無安打(神奈川新聞) 13/4/7
昨秋日本一に輝いた桐蔭横浜大のエース小野が開幕戦に先発。六回まで鶴見大打線を無安打に封じ、変わらぬ頼もしい姿を印象付けた。強風でたびたびマウンドに土煙が立ち、試合が中断してもエースは揺るぎなかった。最速143キロの直球に切れ味鋭いスライダーで凡打の山を築く。要所でチェンジアップも決まり、巧みにバットの芯を外し続けた。五回は先頭を歩かせたが、後続を初球スライダーで内野ゴロ、3球三振、内野ゴロに抑えて無失点。七回、先頭に初安打を許したところでマウンドを譲り「球数を少なく打たせて取れた。自分の仕事ができたかな」と、淡々と初登板を振り返った。県勢初の全国優勝を成し遂げてなお「自分たちの代で日本一」を合言葉に練習に励んだ選手たち。投手陣を率いる小野は、1日置きに200球を投げ込んできた。冬の間の姿勢を捕手の氏家は「素晴らしかった。自分のストレートに納得せず取り組み、球威を上げた」とたたえる。その言葉を証明するように、直球は常時140キロ前後をマークしたが、当の小野は「もっといける」。リーグ連覇の先にある全日本選手権初優勝を見据え、一層のレベルアップを期した。
■ 桐蔭横浜大・小野、プロへ「春制する」(スポーツ報知) 13/1/31
昨秋の明治神宮大会で優勝した桐蔭横浜大の優勝祝賀会が30日、横浜市内のホテルで行われた。4戦3完封で初の日本一に導いた最速145キロの今秋ドラフト候補右腕・小野和博(3年)は「まずは春のリーグ戦で優勝する。その結果、プロから声がかかる選手になっていられたら」と抱負を語った。多い日は100球以上の投げ込みを行い、ウエート効果で体重も昨秋から3キロ増量しているという。
■ 明治神宮大会初優勝の桐蔭横浜大に野村ID(夕刊フジ) 12/11/16
明治神宮大会最終日(14日)、大学の部を制したのは創部わずか7年目の桐蔭横浜大だった。前日に亜大を破ったダークホースは、この日も優勝候補筆頭の法大に1-0で完封勝ち。連日の大物食いで見事、大会初優勝を飾った。2試合続けて完封劇を演じたのは、3年の小野和博投手(21)。「目の前の打者だけを見て投球できた。4年生には最高の形で引退してもらえる」と胸を張った。茨城・磯原では甲子園など無縁。先発に定着したのも今春のリーグ戦からだ。無名の選手がブレークできたのはなぜか?投手陣を指導する萩原康助監督(43)に、秘密がありそうだ。同助監督は、法大から社会人の拓銀を経てシダックス野球部に入部。現役引退後は投手コーチを務めたが、同時期に監督だったのが元楽天監督の野村克也氏(現サンケイスポーツ評論家)だ。「野村さんの下で過ごした2年間は、私の野球人生の中で一番大切な時間」と笑う萩原助監督。新興大学躍進の陰に『野村ID』の遺伝子があったのだ。ただ意外にも、完封した小野に与えた助言は「試合の流れを考えるな」「走者を出したときほど目の前の打者に集中しろ」というシンプルなものだったという。この日の試合を視察していた阪神・菊池俊幸スカウトは、「(小野の)直球は140キロにも満たないが、球持ちがよく打者が振り遅れている。何より素晴らしいのは走者を出してからの低めへの制球」と評価した。来秋のドラフトでは、候補にリストアップされそうだ。
■ 創部7年目で桐蔭横浜大が初の大学日本一(スポーツ報知) 12/11/15
創部7年目の桐蔭横浜大が法大を1―0で破り、初の大学日本一に輝いた。4連投の3年生エース・小野和博が7安打完封。72年の関大・山口高志(元阪急)以来となる1大会3完封の力投で、スター不在の雑草軍団を頂点に導いた。桐蔭横浜大が東京六大学代表の名門・法大を撃破。2度目の出場で、神奈川大学リーグ勢としても初となる日本一を成し遂げた。「ビックリです。うちでいいのかな。150人の部員全員の力で勝ち取った優勝」。3度宙を舞った斉藤博久監督(46)は満面に笑みを浮かべた。立役者は背番号19の小野だ。全4試合に先発して3完封。亜大を131球で零封した準決勝から連投。右肩に疲労が残りながら「一人一人アウトに取ろう」と138球で完封。最速は139キロながら左打者はチェンジアップ、右打者へはスライダー、フォークを低めに集めて凡打の山を築いた。来秋のドラフト候補に躍り出た。145キロ右腕は「六大学、東都には個々の能力ではかなわない。チーム力で勝てて本当に自信になった。できれば行きたいです」。22人の4年生のうち卒業後も硬式野球を続ける選手はゼロ。創部7年目の同校では初となるプロ入りを目指す。悲願を達成した。「うちが六大を破る姿を見たい」と故・鵜川昇理事長の意向で06年に創部。桐蔭学園の捕手で83年センバツ出場、水戸短大付を率いて01年センバツ出場した斉藤監督が就任した。環境面のハンデでたくましくなった。専用グラウンドはなく中学、高校と共用で午前8時から正午までしか使えない。寮も柔道部と共用で入居は35人のみ。指揮官は「技術じゃなく人間力を成長させる」とナインは毎週、地元の小学校に野球教室に訪問。ボランティア活動にも参加し、強い精神力を培った。スタメンに4年生は1人だけ。09年春のリーグ初優勝を見て、入学した3年生主体のチームだ。「来年も神宮で優勝したい」と小野は宣言。甲子園経験者のほとんどいない無名のメンバーが、晩秋の神宮で大輪の花を咲かせた。
■ 桐蔭横浜大・小野 投打に活躍!公式戦初打席弾も(スポニチ) 12/11/11
桐蔭横浜大が松山大を7回コールドで下し、初の初戦突破を果たした。先発した3年生右腕の小野は6安打完封。打っても3回に先制ソロを放つなど2安打3打点と大車輪の働きだった。 神奈川大学リーグではDH制のため、公式戦初打席初本塁打となり「真っすぐが甘いところに来た。振り抜いたらたまたまいった」と驚きを隠せない。磯原時代は「4番・投手」で3年夏は茨城大会2回戦で敗退。全国1勝に「投げる方は60~70点くらい」と引き締めた。
■ 桐蔭横浜大が決勝へ/関東地区選手権(日刊スポーツ) 12/11/3
桐蔭横浜大(神奈川1位)が2年連続準決勝で東海大(首都1位)を破り、決勝進出と明治神宮大会(10日開幕)出場を決めた。右手中指の第一関節脱臼から復活した小野和博投手(3年=磯原)が連投。前日の準々決勝で137球を投げたが、この日もスライダー、チェンジアップを低めに集め、5安打3失点(自責1)と131球で完投した。昨年は157キロ右腕の菅野、今年はオリックス3位の伏見に巨人5位の坂口と、ドラフト指名選手擁する強敵を2年連続で撃破。小野は「最初は東海大というのを意識したけど、試合が始まれば気にならなかった。変化球の精度は昨日より良かったので、ゴロを打たせてリズムをつくろうと思いました」と話した。
■ 大学野球神奈川秋季リーグ:鶴見、桐蔭大が先勝(カナロコ) 12/9/22
神奈川大学野球秋季リーグ第4週第1日は22日、サーティーフォー相模原球場で関東学院大-鶴見大、桐蔭横浜大-横浜商大の1回戦を行い、鶴見大が8-7で、桐蔭大が1-0で先勝した。桐蔭大は小野が商大打線を2安打に抑えて完封した。
プロフィール
茨城県高萩市出身。小野 和博(おの・かずひろ)投手。
東小4年時から軟式野球を始め、高萩中では軟式野球部に所属。
磯原高では2年秋にエースナンバーを獲得。
秋1回戦、春地区2回戦と早期敗退が続き、3年夏の茨城大会も2回戦敗退に終わった。
全2試合17イニングを一人でこなし、16安打10K4四死球6失点をマーク。
初戦・江戸川学園で無四球完封を記録し、2回戦・明秀日立高戦で139㌔を計測した。
県大会2回戦が最高成績。甲子園経験は無し。
桐蔭横浜大進学後は2年春からリーグ戦に出場。
東明大貴が抜けた3年春にエースの座を獲得し、最多4勝の活躍で最優秀投手賞を獲得する。
関東学院相手に2失点完投で初勝利、神大戦で4安打初完封勝利をマーク。
3年秋に中指脱臼がありながらも優勝を達成し、4勝2完封、防0.50(1位)でMVPを受賞した。
横浜市長杯(準V)で2完投勝利、20回5失点を記録し、最優秀投手を獲得。
続く神宮大会全4試合の先発をこなし、29.2回2失点、3完封で創部初優勝を果たしている。
松山大を7回6安打完封、準決で亜大を10K完封、決勝で法大を7安打完封。
持ち前の粘り強い投球で再三のピンチを凌ぎ、東都・六大学代表をしりぞけて栄冠に輝いた。
本調子ではない中で翌春のリーグ戦も制し、最多5勝で最優秀投手賞を受賞。
選手権初戦・東日本国際大戦で二塁を踏ませず3安打8K無四球完封勝利を挙げている。
接戦を1対0で制した2回戦・愛知大戦で8回二死1、2塁から1.1回完全リリーフ。
肩痛により4年秋のリーグ戦を1試合で終え、代決決勝で6回6四死球無失点投球を見せた。
続く神宮初戦で逆転を呼ぶ6回1安打(二塁内安)9三振無失点救援を披露。
連投の亜大戦でも7回まで1失点と好投したが、延長10回タイブレーク1対5で4強敗退となった。
通算23試合、13勝(3完封)3敗、160回2/3、防御率2.24。
富士重工業入社後は1年目から公式戦に出場。
住金鹿島戦で1失点完投勝利を記録するなど、都市対抗予選で14.2回1失点の実績を残す。
本大会(準V)3試合の先発を任され、2勝の活躍で久慈賞、若獅子賞を獲得。
初戦・セガサミー戦で1失点完投勝利を収め、準決勝で7.1回120球3失点の粘投を見せた。
最速で143㌔ながら、変化球を織り交ぜ、計20.2回4失点、防御率1.31を記録。
2年目の都市対抗・日本選手権は、計12回で16安打を浴び、勝ち星無しの防6.75に終わった。
二大大会通算6試合、2勝1敗、32.2回、防御率3.31。
180cm83kg、スリークォーター右腕。
ノーワインドアップから重心を下げ、インステップ気味に踏み出し、開き早めに球持ちに良さのある
腕の振りから繰り出す最速145㌔、常時130㌔台後半から140㌔前後の直球と、
120㌔前後の縦スラ、小さく曲がる120㌔台スライダー、130㌔前後のフォーク、100㌔台のカーブ。
走者を出しても容易には得点を許さず、ピンチで見せる粘り強い投球が持ち味。
伸びのある直球とスライダー、フォークとのコンビネーションで翻弄する。落差のあるカーブとの緩急。
甘いボールもあるが、丁寧に内外、低めに投げ込んでいく。
スカウトコメント
ロッテ・井辺康二スカウト|13/6/26
「まとまりがあって、打ちにくそうなタイプ。球種ではチェンジアップがいい」
「体幹をしっかり鍛えれば球速はもっとアップするのでは」
阪神・菊池俊幸スカウト|12/11/16
「(小野の)直球は140キロにも満たないが、球持ちがよく打者が振り遅れている。何より素晴らしいのは走者を出してからの低めへの制球」
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