- プロ注(2023年・2024年) マーク情報
- 西 稜太(履正社) (04/02)
- 尾形 樹人(仙台育英) (04/02)
- プロ注目選手/2023年ドラフト (04/02)
- 佐々木 麟太郎(花巻東) (04/02)
- 武内 夏暉(国学院大) (04/02)
- 上田 大河(大阪商業大) (04/02)
- 常廣 羽也斗(青山学院大) (04/02)
- 山田 脩也(仙台育英) (04/02)
- 仁田 陽翔(仙台育英) (04/01)
- 2023年侍ジャパンU18日本代表/1次候補選手 (04/01)
- 南川 幸輝(大阪桐蔭) (04/01)
- 2023年首都大学野球/注目選手プロフィール (04/01)
- 木島 直哉(武蔵大) (04/01)
- 武田 桜雅(甲南大) (04/01)
- 小川 哲平(作新学院) (04/01)
- 2023年選抜高校野球/日程・注目選手 (04/01)
- 山北 一颯(東邦) (04/01)
- 大室 亮満(高松商) (04/01)
- 2023年阪神大学野球/注目選手プロフィール (04/01)
- 2023年北東北大学野球/注目選手プロフィール (04/01)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
インステップするフォームから147㌔直球と鋭いスライダー。3年時に2季連続予選準V、93回130奪三振。
2013年巨人3位(契約金5000万円、年俸600万円)
動 画
最新記事
■ ドラ3田口、小4で描いた夢「原監督と焼きそばパーティー」(スポーツ報知) 13/11/17
巨人からドラフト3位で指名された新庄高の田口麗人(かずと)投手(18)が16日、広島市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を結んだ。背番号は90に決まった左腕は、小学生時代に描いた「原監督を焼きそばパーティーに招待したい」という絵作文を披露した。小学校4年生のときに、「絵作文」を書く授業があった。そのときに書いたのが、憧れの巨人で活躍して優勝したら、原監督を「焼きそばパーティー」に招待したいというもの。昔から焼きそばが一番の好物で、原監督と一緒に食べている絵を描いた。さらに「料理本を見たりします」と言うように、作るのも得意。中学時代は共働きの両親に代わり、妹2人に焼きそばやチャーハンを振る舞っていた。「妹たちはおいしいと言ってくれるんで、味も大丈夫だと思います」という自信作だ。これには、会見に同席した山下スカウト部長も感心。「初めて聞いたけど、面白い。スライダーとカットボールは本当にレベルが高いし、何年か後には確実に1軍で活躍できる。ぜひ『正夢』にしてもらいたい」と実現に太鼓判を押した。「今までけがをしたことがない。最終的には200勝を勝てる投手になりたい」という左腕が、料理の鉄人ならぬ、野球の鉄腕を目指す。
18U 回数 被安 奪三 四死 自責
チェコ 1 0 3 0 0 144㌔
カナダ 先 2.1 5 4 3 3 143㌔
3.1 5 7 3 3 防8.10
被安打率13.50 奪三振率18.90 四死球率8.10
■ 【巨人】Gドラ3田口、日本Sで松井と対決(スポーツ報知) 13/11/2
巨人からドラフト3位で指名された新庄高・田口麗斗(かずと)投手(18)が1日、広島・北広島町内の同校で山下スカウト部長らの指名あいさつを受けた。原監督の直筆サイン入りのドラフト会議のIDパス、ピンバッジを贈られた左腕は「内海さんのように誰からも信頼される投手になりたい」と胸を高鳴らせた。目指すはライバルとの頂上決戦だ。山下部長が「スライダーは今すぐ1軍でも通用する。松井より力があると思っている」と絶賛するように、身長170センチながら、最速147キロの直球と縦に落ちるスライダーが武器。松井とはドラフトが決まった直後も連絡を取り合い、「いつか日本シリーズの舞台でやれたらいいね」と誓い合った。その気持ちは、巨人と楽天が争う日本シリーズを見て強くなった。「同じ世代には誰にも負けたくない」という強心臓の左腕が世代最強を目指す。
13夏 回数 被安 奪三 四死 失点
2回戦:海 田 高 先 8 3 15 0 0
3回戦:美鈴が丘 先 6 4 9 1 1 143㌔
4回戦:呉 商 先 8 1 11 2 0 144㌔
準々決:盈 進 先 9 4 13 1 1 147㌔
準決勝:如 水 館 先 9 9 11 1 2 144㌔
決 勝:瀬 戸 内 先 15 13 19 5 0 146㌔
再試合:瀬 戸 内 先 8 5 3 0 1
63 39 81 10 5 防0.71(失点から計算)
被安打率5.57 奪三振率11.57 四死球率1.43
■ 新庄高の田口、上位指名も 24日開催(中国新聞) 13/10/22
プロ野球のドラフト会議が24日、東京都港区のホテルである。中国地方では高校球界屈指の左腕、新庄(広島)の田口麗斗(かずと)投手と、JFE西日本の岡将吾内野手に複数球団が注目。このほか数選手が指名を受ける可能性がある。新庄の田口には12球団から調査書が届くなど、上位指名もありそうだ。直球は最速147キロを誇り、切れ味鋭いスライダー、制球の良さが高く評価されている。甲子園出場経験のない選手では唯一、18U(18歳以下)ワールドカップ日本代表にも選ばれた。現在は、秋季中国地区大会に出場する後輩のため、打撃投手を務める傍ら、週2回の筋力トレーニングを続ける。「どんな評価になるか想像がつかないけど、不安より楽しみが大きい」と運命の日を待つ。
過去記事
■ 広島新庄・田口が3連続K/18UW杯(日刊スポーツ) 13/9/3
広島新庄の左腕、田口麗斗投手(3年)が初登板で快投した。6回、3番手で登板。最速144キロの直球と鋭いスライダーで3者連続三振に仕留めた。今夏広島大会決勝で瀬戸内・山岡泰輔投手(3年=代表メンバー)と投げ合い、再試合の末準優勝に終わった。今大会のメンバー20人の中で唯一甲子園経験がないが、見事な投球で存在感を示した。
■ 新庄・田口は142キロで2回0封(デイリースポーツ) 13/8/28
2番手として五回から初登板した148キロ左腕・田口(新庄)は2回を内野安打1本だけに抑え、142キロをマークした。「緊張した。甲子園に出ていない分、どれだけできるかを心がけた」と初々しい様子で話した。主将の森友も「いい球を投げていた」とOKサイン。「ここまで、予想以上の練習試合ができた」と世界一への手応えを口にした。
■ 新庄・田口「悔いはない」いざプロへ(デイリースポーツ) 13/7/31
甲子園出場の夢は果たせなかった。それでもプロ注目の新庄の左腕、田口麗斗投手(3年)に涙はなかった。「悔しいけど最後まで自分の投球ができた。悔いはない」と、スッキリとした表情をみせた。0‐0の八回1死二塁。大町へのスライダーが真ん中に入り右前適時打を浴びた。決勝戦2試合目、23イニング目で許した失点に「失投です」と振り返った。それでもエースを責めるものは誰もいない。この日も最後までマウンドを守り抜き、8回86球1失点で完投。2試合合計は23回299球1失点だ。迫田守昭監督(67)は「非常にいいボールを投げていた」とたたえた。山岡に刺激を受けてきた。1年時から主戦だった2人。「山岡がいたから僕もスピードを出したいと思った」。今夏、直球は147キロを計測。プロのスカウトも注目する存在となった。今後の進路については「監督や部長と話し合いたい」としながら、「プロが一番です。上で騒がれるように頑張りたい」と話し、プロ志望届を提出する予定だ。
■ 新庄・田口15回0封19Kも再試合に(デイリースポーツ) 13/7/29
両チームのエースが互いに譲らず、延長15回0‐0で規定により引き分け。30日に再試合が行われることが決まった。広島大会決勝戦での引き分け再試合は、広島が1県代表となった1959年以降初めて。新庄は左腕・田口麗斗投手(3年)が15回13安打19奪三振。瀬戸内の右腕・山岡泰輔投手(3年)は15回1安打15奪三振の力投だった。立ち上がりから制球が定まらず、九回まで三者凡退は七回のみと毎回のように走者を背負った。それでも要所をきっちりと締めるのが背番号1を背負う証しだ。0‐0の延長十三回には、絶体絶命の場面を乗り切った。先頭の沖繁に右越え三塁打を許し無死三塁。ここで迫田監督の指示で後続を敬遠。満塁策をとり、全ての塁を埋めた。「腹をくくって開き直って投げることだけを考えた」。岩城を遊ゴロ。本塁で封殺すると続く溝口、橘を連続三振。最高の形でピンチを切り抜けた。15回を投げ13安打を浴びながら無失点。速球は自己最速にあと1キロと迫る146キロを計測した。三振も19個を奪った。迫田監督は「ピンチもあったがいいボールを投げていた」と称えた。ライバルには負けられない。その思いを込めた213球の熱投だ。田口は身長170センチで最速147キロの直球とスライダーが武器。対する山岡も左右が異なるだけで身長はほぼ同じの172センチ、最速も球種も自身と同じだ。また、ともにプロから注目を集めるだけに「チームは瀬戸内と戦っているけど、僕の中では山岡と勝負しているつもり。本当にいいライバル」と対抗心を燃やした。29日は休養日となったため、再戦に向け体調を整える。「1日(試合が)空けばベストな状態に戻る。こういう試合をしたことで、余計に甲子園に行きたくなりました」。打倒・瀬戸内、そして打倒・山岡。大きな壁を乗り越え、甲子園のマウンドに立つ。
■ 新庄・田口11K2失点!初聖地に王手(デイリースポーツ) 13/7/28
広島大会は準決勝2試合が行われ、新庄と瀬戸内が決勝戦進出を決めた。プロ注目の左腕、新庄・田口斗投手(3年)は9安打を浴びながら、9回11奪三振2失点と粘りの投球。同校は、春夏通じて初の甲子園出場に王手をかけた。「課題の立ち上がりがよくなかった」。初回、わずか6球で先制点を献上。三~九回まで毎回走者を背負った。5‐1の四回には、寄能に直球をバックスクリーンへ運ばれた。1年の秋季大会以来、公式戦2本目の被本塁打。「点差があり油断した」と猛省した。それでも、崩れ落ちないのがエースの真骨頂だ。最速144キロの直球と横に鋭く曲がるスライダーを操り要所を締めた。9回9安打11奪三振2失点。11年の決勝で敗れた相手にリベンジを果たし「粘ることはできた。絶対に勝ちたかったから」と胸をなで下ろした。この日は巨人、楽天、DeNAに加え、米大リーグ・ブレーブスが視察に訪れた。大屋国際スカウトは「高校生であのスライダーは打てない。久しぶりにいい球を投げる投手を見た」と、キレのある“伝家の宝刀”を絶賛した。入学時に友と誓った約束がある。この試合「8番・一塁」で出場した大西だ。大西は中学時代、田口とともに県内屈指の左腕と評価されていた。同じ新庄に進み「切磋琢磨して絶対に甲子園に行こう」と約束した。今大会では田口が背番号1を、大西は背番号8を付けてグラウンドに立つ。春夏を通じて初の甲子園出場をかけた大一番は、最速147キロ右腕の山岡を擁する瀬戸内。昨秋と春の県大会では接戦の末、敗れた相手だ。「自分が点を取られなければ負けない。勝って甲子園に行く」。最後の夏を全力で駆け抜け、夢をかなえる。
■ 新庄・田口に巨人スカウト5人/広島大会(日刊スポーツ) 13/7/25
新庄が、プロ注目左腕のエース田口麗斗(かずと)投手(3年)が13三振を奪う4安打1失点の今大会初完投で、2年連続の4強入りを決めた。盈進に4-1と快勝。田口は自己最速の147キロをマークし、打っても4打数4安打の大暴れ。初の甲子園へ投打でけん引する。50球目だ。4回2死から原田晃樹内野手(3年)への外角低めへの直球は、自己最速の147キロが表示され、マツダスタジアムがどよめいた。2球続けて、147キロを投じると右飛に打ち取った。「球速は気にしていないですが、今日はキレているなとは思いました」。初回は「3年生にもマツダが初めての選手もいたので、引っ張って行こうとした」という思いが空回りし、先頭に四球を与えるなど先制を許した。だが、2回以降は立ち直り、終わってみれば4安打1失点で、今大会初完投を果たした。代名詞の三振も、7回以外は全イニングで奪い13個を積み重ねた。4試合合計で、31回48奪三振は驚異の奪三振率13・94を誇る。桐光学園・松井と比較される左腕を目当てに、ネット裏には巨人がスカウト5人態勢で視察に訪れるなど、プロ7球団のスカウトが集結し、熱視線を送った。巨人山下哲治スカウト部長は「5人で見に来た価値があった」と賛辞を贈った。高校進学時、数ある名門校の誘いを受けながら、新庄を選んだ決め手は甲子園の出場経験がなかったことだ。「自分の力で出たいんです」。憧れの投手も「自分がそうなりたい」と我流を貫く。だが、中学2年になるとき、テレビを見て心を打たれた選手がいた。清峰3年のセンバツで優勝した広島今村だった。「感情を表に出さずに、冷静に投げる姿は理想。でも、僕にポーカーフェースは似合わないんです」。チーム内では自称「いじられ役」だ。相部屋の2年生山岡就也投手には「先に寝ます」と言われるなど、後輩にも気を使わせない。それどころか、朝は田口の方が声をかけて起こしてあげるという。マウンドでは絶対的な力を誇示するが、グラウンドを離れれば、心優しきムードメーカーだ。だが、野球のことになれば表情は一変する。夢だった甲子園出場も、一戦ずつ現実味を増してきた。「(松井と)対戦してみたい。甲子園に出て、日本一になりたいです」。170センチの小さなエースの目標は壮大だ。
170センチの小柄な体ながら、プロの評価も急上昇。5人体制で視察した巨人・山下スカウト部長は「スライダーのキレなら松井に引けを取らないよ」と高評価だ。特に目標とする投手はいないという田口自身も、松井に対しては「すごい投手。ぜひ戦ってみたい」と強烈に意識している。(スポーツ報知)
この日は広島など7球団が視察。巨人は5人が熱視線を送った。山下スカウト部長はスライダーを絶賛し「左投手は身長は関係ない。変化球に特徴があればプロでも通用する。技術は大丈夫」と“広島のドクターK”を高評価した。(デイリースポーツ)
■ プロ注目の新庄・田口が8回11K無失点(デイリースポーツ) 13/7/24
広島大会では、プロ注目の最速145キロ左腕、新庄・田口麗斗投手が、8回を1安打11奪三振無失点と力投し、8強入りを決めた。身長170センチと上背はないが、伸びのある速球と切れ味鋭いスライダーで、スカウト陣の評価も急上昇中。“県北のドクターK”が圧巻の投球だ。呉商打線を寄せ付けない快投で8強入りに導いた。二回、四死球から無死一、二塁のピンチを背負ったが、「1人、1人を抑えることだけを考えた」と後続を見事に切った。八回まで投げて、許した安打は七回の左前打のみ。直球は自己最速の145キロに1キロ及ばなかったが、最速144キロを計測。切れ味抜群の直球と鋭く横に曲がるスライダーで七回まで毎回11個の三振も奪った。「テンポよく投げることを心がけた。80点ですね」と汗をぬぐった。スカウト陣も身長170センチの左腕にくぎ付けだ。広島、オリックス、阪神、西武、楽天の5球団が視察。広島・鞘師スカウトは「球に角度があるし制球力もいい」。オリックス・山口スカウトも「すべての球種の精度がいい」と高評価した。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の大会記録を樹立した桐光学園・松井に刺激を受けた。同じ左腕で直球とスライダーを武器とする。昨夏、松井の投球フォームを映像で研究。「直球と変化球の腕の振りが同じだった」。ドクターKを参考にし、自らのフォームに生かした。今では「自分のものになっている」と手応えをつかんでいる。頂点まであと3勝。「松井は気になる存在だけど、今は広島大会に集中するだけ。次も自分の投球をしたい」。聖地での左腕対決を実現するためにも、この勢いで突き進む。
■ プロ注目の新庄・田口、毎回の9奪三振(デイリースポーツ) 13/7/21
新庄のエース田口麗斗(3年)が六回4安打1失点、毎回の9三振を奪って4回戦に進出した。五回にはバント安打をきっかけに、自らの一塁悪送球もあり1点を失った。「集中力の問題。点を取られないのが一番なんで今日は50点です」と苦笑いを浮かべた。東の松井(桐光学院)、西の田口という評価もあり、プロのスカウト陣もバックネット裏でスピードガン片手に投球を見守った。阪神・畑山スカウトは「MAX143キロが何球も出ていた。スライダーがいい。投げっぷりもいい」と評価した。
■ 新庄・田口、8回15K!初の甲子園へ好発進(スポーツ報知) 13/7/18
新庄の今秋ドラフト候補左腕・田口麗斗(かずと=3年)が初戦の海田戦で8回を3安打無失点、15奪三振。「東の松井、西の田口」の高評価を受ける170センチエースが、春夏通じて初の甲子園初出場へ好発進した。最速145キロの直球とキレのあるスライダーを低めに集め、2回以降は三塁を踏ませず。103球でまとめる内容にも「立ち上がりを修正してきたい」と、まず反省点を口にした。今春県大会は30イニングで49K。スライダーが得意球なだけに本人は「(桐光学園の)松井に負けたくない」と東のドクターKに闘志をむき出しにする。広島商を率いて春夏2度、甲子園に導いた迫田守昭監督(67)が「これまでで間違いなくNO1」と称するサウスポーが、全国の晴れ舞台を目指す。
■ 17K西の田口(日刊スポーツ) 13/7/4
東の松井に西の田口、とスカウト間で人気のエースがいる。田口麗斗は最速145キロの速球とスライダーを操る左腕。今春の広島県大会で30イニング連続無失点と抜群の安定感を見せ、準決勝・広島工戦は17奪三振完封。「投げっぷりがいいし、コントロールがいい」(巨人益田スカウト)と評価される。ドクターK&ドクターゼロと2つの顔を持つ左腕の、最後の夏に注目だ。
■ 新庄の田口投手を8球団スカウトが視察(日刊スポーツ) 13/6/17
今秋ドラフト候補、新庄(広島)田口麗斗(かずと)投手(3年=写真)が16日、大阪・茨木市で履正社(大阪)との練習試合に登板、8球団15人のスカウトが集結した。最速145キロの直球とスライダーを操る左腕で、今春県大会準決勝・広島工戦で17奪三振完封。スカウト間で桐光学園(神奈川)松井裕樹(同)に続くと言われる逸材。春の近畿王者に9安打5奪三振4失点逆転負けも「小柄だが、それを補う横の角度もある」(中日中田スカウト部長)と絶賛。田口は「制球に自信がありますが、より制球の大切さを勉強できた」と語った。
■ 新庄・田口、1安打完封で8強入り(デイリースポーツ) 12/9/24
今夏の広島大会4強の新庄が祇園北を下し8強入りした。先発したエースの田口麗斗投手(2年)が9回1安打無失点で完封勝利した。大木をなぎ倒すような剛速球はない。それでも、この男には何でも切り裂くカミソリのようなキレ味鋭い直球とスライダーがある。初回から三者凡退で立ち上がると、四回まで無安打。五回1死から初めて中前打で走者を許したが、後続を打ちとった。六回以降は1人の走者も許さない完ぺきな投球だった。9回1安打無失点。三振も毎回の11奪三振で完封勝利だ。「コントロールに気をつけて投げた。先頭打者を出さなかったことがよかった」と田口。迫田守昭監督(67)は「テンポよく投げてくれた。野手にいいリズムが生まれた」と絶賛した。今夏の甲子園、1試合22奪三振で記録を更新した神奈川・桐光学園の松井裕樹投手(2年)に刺激を受けた。松井の投球をテレビでチェック。縦横に鋭く曲がるスライダーを食い入るように見つめた。「打者が消えるっていうボールがどんなものか見たかった。直球と変化球時の腕の振りが同じだった」。同じ左腕の“奪三振王”を参考に、腕の振り方の修正に着手。「感覚的によくなっている。打者がハーフスイングになる場面が増えた。スライダーがストレートに見えていると思う」。この日もスライダーで何度も空振りを奪い、さらに自信を深めた。
12夏 回数 被安 奪三 四死 失点
2回戦:忠 海 先 5 2 1
3回戦:三 次 先 8 3 0
4回戦:近大福山 先 7 1 0
準々決:瀬 戸 内 先 6 3 0
準決勝:盈 進 先 8 7 6 3 3
34 16 42 7 4 防1.06(失点から計算)
被安打率4.24 奪三振率11.12 四死球率1.85
プロフィール
広島県広島市生まれ。田口 麗斗(たぐち・かずと)投手。
小学3年から五日市観音少年野球クラブで野球を始める。
6年時に広島東洋カープジュニアで12球団ジュニアトーナメントを経験した。
五日市観音中時代は五日市観音シニアに所属。
広島新庄高では1年夏からベンチ入り。
早い時期から主力の一人としてチームに貢献し、2年夏には34回42K4失点の好成績を残す。
準決勝では谷中文哉と投げ合いを演じたが、援護なく3失点で完投負けとなった。
エースとなった2年秋の大会(8強敗退)では、祇園北戦で1安打11奪三振完封の好投を披露。
3年春に県大会準Vを果たし、5戦30回連続無失点、49奪三振の力投で注目を集める。
準々決・国際学院戦で1安打12K完封勝利、準決・広工戦で6安打17K無四球完封勝利を挙げた。
5月には練習試合で17奪三振の快投を演じ、土佐高(高知)相手に完全試合を達成。
8球団スカウトが視察に訪れた6月の履正社戦では、中日・中田部長から横の角度で評価を受けた。
3年夏は全7試合(後半4連続完投)に先発し、63回5失点の活躍で県大会準Vに貢献。
四死球数を力投型としては少ない10個にまとめ、81奪三振(5試合で2桁、率11.57)を記録している。
連日のようにプロスカウトが視察に訪れる中、準々決・盈進高戦で自己最速147㌔をマーク。
引き分け再試合となった決勝では、山岡泰輔と2戦続けて投手戦を演じ、野球ファンの関心を集めた。
1戦目で13安打5四死球と走者を出しながらも、15回213球19奪三振無失点の力投を披露。
2戦目も7回無失点と好投したが、8回に28イニングぶりの失点を許し、0対1で甲子園初出場を逃した。
3年9月には高校日本代表に選出され、18Uワールドカップ2試合に先発・リリーフで登板。
チェコ戦に6回表から3番手として起用され、3者連続奪三振の快投で世界大会デビューを飾っている。
翌日のカナダ戦では先発に抜擢されたが、守乱絡みで2.1回5安打3四死球5失点KOとなった。
170cm75kg、小柄なスリークォーター左腕。
ノーワインドアップから重心を下げてインステップし、肘を使った出所の見づらい腕の振りから繰り出す
最速147㌔、常時130㌔台後半から140㌔台前半の直球と120㌔前後から120㌔台の鋭いスライダー、
110㌔前後の落差あるカーブ、110㌔台のチェンジアップ、130㌔台のシュート。
内角を突く直球とスライダーを武器に空振りを奪う。高3春夏の県大会93回で130奪三振(率12.58)。
小学生時代のノーコンを克服し、現在では制球にこだわりを持つ(3年夏の四死球率1.43)。
3年時は唯一の甲子園未経験者として18UW杯に出場し、3.1回で7K(直球2、スライダー5)をマーク。
松井裕樹に次ぐ左腕としてプロから高評価を受け、東の松井、西の田口として並び称されていた。
インステップして対角線に投げ込む横の角度も持ち味の一つ。遠投115m、50m6秒4。
スカウトコメント
巨人・山下哲治スカウト部長|13/11/17
「(小学生時代に描いた原監督を焼きそばパーティーに招待したいという絵作文について)初めて聞いたけど、面白い。スライダーとカットボールは本当にレベルが高いし、何年か後には確実に1軍で活躍できる。ぜひ『正夢』にしてもらいたい」
「小柄な投手だが、力強い投球をする。変化球、特にスライダーは高いレベルにある。ファームで育成して体力がついてくれば何年か後には1軍で戦力になる」
巨人・山下スカウト部長|13/11/2
「スライダーは今すぐ1軍でも通用する。松井より力があると思っている」
「技術的には今でも十分通用する。体力をつけ、何年後かに1軍の戦力になってほしい」
広島・球団首脳|13/7/30
「コントロールも、キレもいい。ボールが見えにくいんだろう。少し背は低いが、左だからね。評価は高いし、即戦力に近い。取れれば幸せ」
「短いイニングなら即戦力に近い。地元の選手だし、獲れれば幸せ」
「スライダーに切れもあり制球もいい。球(の出どころ)も見にくい。背が低い(170センチ)のは別に構わない」
MLBブレーブス・大屋国際スカウト|13/7/28
「高校生であのスライダーは打てない。久しぶりにいい球を投げる投手を見た」
巨人・山下哲治スカウト部長|13/7/25
「5人で見に来た価値があった」
「スライダーのキレなら松井に引けを取らないよ」
「左投手は身長は関係ない。変化球に特徴があればプロでも通用する。技術は大丈夫」
広島・鞘師スカウト|13/7/24
「球に角度があるし制球力もいい」
オリックス・山口スカウト|13/7/24
「すべての球種の精度がいい」
阪神・畑山スカウト|13/7/21
「MAX143キロが何球も出ていた。スライダーがいい。投げっぷりもいい」
巨人・益田スカウト|13/7/4
「投げっぷりがいいし、コントロールがいい」
中日・中田スカウト部長|13/6/17
「小柄だが、それを補う横の角度もある」
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甲子園は出れなかったけどプロにいける技術と精神力は持っているしスター性もあると思う。
山岡投手と一緒に地元カープへ行って欲しいですね。
それにしても、田口投手の投球見たかったです。
進路はプロかそれとも大学でフィルターにかけるのか?
個人的な意見としては、中大島袋投手と同じ道を歩んでほしい。
体格も差ほど変わらないから良いお手本として進化を望む。
得意のクロスファイアーボールとスライダーは一級品です。