山岡 泰輔(東京ガス)|ドラフト・レポート

山岡 泰輔(東京ガス)

ここでは、「山岡 泰輔(東京ガス)」 に関する記事を紹介しています。
    【進  路】 高校生/大学生  細野 西舘 前田 東松 佐々木 真鍋 度会
    【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
    【23候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



170cm65kg 右左 MAX152km スライダー・チェンジ・カット・シンカー・カーブ 瀬戸内高 3年目
最速152㌔直球と多彩な変化球。鋭い縦のスライダーが武器。都市対抗予選で2完投勝利を挙げた。
2016年オリックス1位(契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円)
最終更新日:2016-10-04 (Tue)|2016年ドラフト指名選手 コメント(18)

  動 画

  投手成績

     試合   回数 被安 奪三 四死 自責  
   14都: 4    9.2  7  9  2  3  
            1  0  1  0  0 149㌔ 七七銀行
            4  2  6  0  0 147㌔ バイタル ○
            4  2  2  2  1 150㌔ かずさマ ○
           0.2  3  0  0  2 148㌔ 西濃運輸 ●
   15都: 1 先  7.2  5  7  4  2 147㌔ 大阪ガス ●
   16都: 4    22  13  23  2  3
        先   9  3  8  0  0 148㌔ NTT西 ○封
        先   9  7  12  2  3 148㌔ 三菱名古
            1  2  2  0  0 145㌔ 日本新薬
            3  1  1  0  0 147㌔ 日  立
   通算: 9   39.1  25  39  8  8 防1.83
       被安打率5.72 奪三振率8.92 四死球率1.83

 【 国際大会 】
         試合 回数 被安 奪三 四死 自責
   14年21UW杯: 4  3.1  2  2  2  1 
   15年BFAアジア: 2  9.1  7  10  4  1
   通    算: 6 12.2  9  12  6  2 防1.42
         被安打率6.39 奪三振率8.53 四死球率4.26

 ■ 甲子園成績

     試合   回数 被安 奪三 四死 自責 
   13夏: 1 先   8  6  9  3  1 145㌔ 明徳義塾

  最新記事

 ■ ドラフト上位候補、東京ガス・山岡をラミ監督も評価(日刊スポーツ) 16/10/4

 今秋ドラフト上位候補の東京ガス・山岡泰輔投手(21)は、国内10球団のスカウトを前に3回11安打5失点を喫した。初回にロペスから宝刀スライダーで三振を奪ったが、1死二、三塁で筒香にスライダーを右前へ運ばれた。最速は146キロ3三振を奪い「楽しかったです。スライダーは空振りも取れたし詰まらせる場面もあった」と86球を振り返った。DeNAラミレス監督も「大きな選手ではないが、非常に強いボールを投げる。いいピッチャー」と評した。
 予定の5回に届かず、3回11安打5失点の東京ガス・山岡は「ギリギリまで見極められて投げる球がなくなった。社会人では経験したことがない」と振り返った。ネット裏には10球団33人のプロのスカウトが集結。中日の中田宗男スカウト部長は「相手は1軍。仕方ない。これで評価が変わることはない」と話した。(スポニチ)
 視察した阪神など10球団のスカウト陣も、結果は織り込み済み。ロッテ・永野チーフスカウトは「楽しみな素材。経験値が残ればいい」と話し、評価は不変の様子だった。(デイリースポーツ)

 ■ ドラ1候補東京ガス・山岡を3球団視察 オリ編成部長「ファンタジスタ」(スポニチ) 16/9/28

 東京ガスの今秋ドラフト1位候補右腕・山岡泰輔投手(21)が27日、日本通運とのオープン戦に3番手で登板した。3球団のスカウトが視察する中、4回5安打2失点の内容に「体重を増やしているので少し体が重かった。まだまだ」と納得とはいかなかった様子。それでも最速は144キロを計測。けん制で一塁走者を2度刺し、オリックスの加藤康幸編成部長が「高い投球術がある。サッカーでいうファンタジスタみたい」と話すなど評価は不変だった。

 ■ 今秋ドラ1候補 東京ガス・山岡3回零封も実らず…(スポニチ) 16/7/26

 今秋ドラフト候補の東京ガスの右腕・山岡は2点を追う7回から登板し、3回を1安打無失点に抑えた。全4試合に登板も決勝進出はならず。最後となる可能性が高い都市対抗を終え「とても楽しかったけど、目標は日本一。納得はしていない」。相手の山本が先発志願したと聞き「昨日(監督から)先発が宮谷さんと言われても“自分が投げたい”とは言えなかった。それが足りなかったところかも…」。今後に向けては「直球の切れを良くして、空振りが取れるように」と目標を掲げた。

過去記事

 ■ 都市対抗野球:エース悔やむ1球…東京ガス(毎日新聞) 16/7/23

 東京ガスのエース右腕・山岡は九回まで12奪三振と力投したが、3失点して味方のリードを守りきれなかった。六回に名古屋市の3番・吉田承に甘いチェンジアップを左越え2ランにされ、「あの1球だけが失投。でも、チームが勝ったので何でもいい」と苦笑い。昨年はアジア選手権の日本代表に選ばれ、高卒3年目の今季は「自分の力でチームを勝たせたい」と自覚も増した。今後は連戦となるが、「連投は高校時代からやっているし、苦じゃない」と、フル回転で投げる覚悟だ。

 ■ 東京ガス山岡3安打完封 巨人「いいものはいい」阪神「即戦力」(スポニチ) 16/7/17

 1回戦3試合が行われ、今秋ドラフト候補の東京ガス・山岡泰輔投手(20)が、無四球で3安打完封。わずか95球でNTT西日本打線を料理して初戦を突破した。捕手の山内は「アイツは野球センスが違う」と驚く。弱冠20歳。1メートル70と小柄な山岡が、ドラフト1位候補に挙がるのには理由がある。その卓越したマウンドさばきを見せたのは2回1死三塁だった。7番・永松が2ボール2ストライクからスクイズを仕掛けてきた。「サインは三振を狙う縦のスライダーだった。スクイズは(途中で)分かった。自分のスライダーなら、バットに当たらないですから」。三塁走者のスタートも視野に捉え「“ラッキー”と思った」。132キロの必殺球で空振り三振。飛び出した走者もアウトにした。状況を認識し冷静に対応する。「真っすぐが走っていたし狙いを絞らせないよういろいろな変化球を投げた」。スライダーにカーブ、カットボール、シンカー、チェンジアップ。最速148キロの直球を軸に、4番・高本を3三振に仕留めるなど計8三振を奪った。「ワクワクというか、ドームのマウンドを楽しめた」。そう話した時は、20歳らしい笑顔を見せた。ネット裏にはスカウトが集結。巨人・柏田貴史スカウトは「いいものはいい。一番は落ち着き。マウンドでも堂々としている」。阪神・佐野仙好スカウト部長も「変化球が多彩でピッチングが上手。即戦力」と話した。
 広島・苑田スカウト統括部長は「リズムはいつも通り良い3安打に抑えられてるということは大丈夫じゃないですか」と太鼓判を押した。(スポーツ報知)
 視察した巨人・山下スカウト部長は「真っすぐがいいし、全球種でカウントが取れる即戦力投手」と高評価だった。(SANSPO)

 ■ ドラ1候補・山岡が完封、東京ガス4年連続都市対抗切符(スポーツ報知) 16/6/1

 東京ガス・山岡泰輔(20)が、9安打を許しながら鷺宮製作所に完封勝利して4年連続の都市対抗出場に導いた。チームメートの手で3度胴上げされて、「打たれてもチームが勝てばいいと思っていた。都市対抗切符を手に入れられてよかった」と目を潤ませた。この日の最速は146キロと思うように速球が走らず、「スライダー主体で打たせて取るピッチングに最初から切り替えた」と頭脳的な投球が光った。ネット裏にはプロ11球団のスカウトが集結。ロッテ・諸積スカウトは「カウントを取るスライダーと、追い込んでからのスライダーを使い分けている(元西武の)西口(文也)みたい」と、プロ通算182勝右腕に重ね合わせた。広島の尾形スカウトは「スライダーはプロの1軍クラス。社会人NO1選手でしょう必ずゲームは作れる」と、投球術にうなった。
 中日の中田宗男スカウト部長は「トップクラス。失投がほとんどない」と絶賛した。4月中旬には右肘の張りで全力投球できない時期もあったが「2年間やってきた経験がある。自分を信じて投げた」と山岡。4年連続の本大会へ「目標は優勝」と言い切った。(スポニチ)
 4月中旬の社会人四国大会で152キロをマークして、自己最速を2キロ更新。進化を続けている。巨人・山下スカウト部長は「社会人のトップクラスランナーを出してから粘り強く、完成された投手」と投球術にうなった。(スポーツ報知)

   16年          回数 被安 奪三 四死 失点
   スポニチ:富士重工 先   8  7  10  1  4
   春都企業:セガサミ 先   9  5  8  1  0封
   四国大会:JR四国 先  9.2  5  13  2  0封149㌔
       :JR九州 先   9  4  11  1  0封   ※四国大会MVP
   都対予選:JR東日本 先  7.1  6  9  2  4 148㌔
       :セガサミ     1  1  1  0  0
       :鷺宮製作 先   9  9  7  1  0封146㌔
                53  37  59  8  8 防1.36(失点から計算)
           被安打率6.28 奪三振率10.02 四死球率1.36

 ■ 東京ガス・山岡、9Kアピールも第1代表を逃す(スポーツ報知) 16/5/27

 今秋ドラフト1位候補の東京ガスの最速150キロ右腕・山岡泰輔(20)は、プロ12球団のスカウトの前で9三振を奪ったが、8回1死から満塁弾を浴び、7回1/3を6安打2四球4失点で敗れた。第1代表を逃し、28日の敗者復活2回戦にまわる。0―0の8回1死満塁で4番・松本晃左翼手(31)にカットボールを左越えに運ばれた。「打ち取れるイメージがなかった。打たれるべくして打たれた」と脱帽。2回に最速148キロをマークしたが、「7回くらいから直球がいかなくなって、抑えるすべがなかった。投げる体力がない」。細身の172センチ右腕は終盤の投球を課題に挙げた。それでも縦と横の2種類のスライダーを軸に9K広島・苑田スカウト統括部長は「春に見た投手で、球のキレは一番」と地元の広島・瀬戸内高出身の逸材に熱い視線を送った。
 阪神・平塚スカウトが「いつ見ても変わらない。あのスライダーは打者は嫌」と話せば、広島・苑田スカウト統括部長が「スピードとキレは最高。(1位の)12人には入る」と、太鼓判を押した。(デイリースポーツ)
 ▽中日・佐藤スカウト「狙って空振りを取れる。若いし、将来性も見込める即戦力
 ▽オリックス・牧田スカウト「一番計算できるし、先発ローテにも入れるでしょう。二重丸どころか花丸ですよ」

 ■ 東京ガス・山岡、10Kも8回2被弾4失点(スポーツ報知) 16/3/10

 今秋ドラフト1位候補で最速150キロ右腕の東京ガス・山岡泰輔(20)が10三振を奪ったものの、2発を浴びて8回7安打4失点。今季初の公式戦で黒星を喫した。同点の8回先頭で、昨年の社会人の侍ジャパンで同僚だったDH・林稔幸(36)に中越えの決勝ソロを被弾。外角高めの直球を叩かれ、「甘く入ったら、打たれると思った。打者が上でした」と脱帽した。それでも172センチと小柄な体格から最速147キロの直球、スライダーを軸に、新球のカットも織り交ぜた。「収穫のある試合だった。都市対抗優勝まで持って行ける投手になりたい」と飛躍を誓った。
 巨人の山下哲治スカウト部長は「変化球で三振を取れるのが良い。精度は群を抜いている」と高く評価した。(スポニチ)
 ネット裏には日米13球団のスカウトが集結。広島苑田スカウト統括部長は「前田(ドジャース)のようにキレで勝負する投手うちにはいないタイプだし、1位候補であることは変わらない」と話した。(日刊スポーツ)

 ■ 東京ガス山岡、7者連続含む自己最多11K ハム、ヤク2球団が視察(スポニチ) 16/3/5

 今秋ドラフト上位候補の東京ガス・山岡泰輔投手(20)がJFE東日本とのオープン戦に先発。7回6安打2失点だったが、日本ハム、ヤクルトのスカウトが視察する中、7者連続を含む自己最多の11三振を奪い「真っすぐで空振りが取れたのが良かった」と話した。自己最速にあと2キロと迫る148キロ直球で6三振も奪い「昨年よりも明らかに直球が違う」と手応えを口にした右腕を、日本ハム・今成泰章スカウトは「良いボールを投げているゲームをつくる能力もトップクラス」と評価した。

      試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率 被安率 奪三率 四死率
   14年: 13 58.1  39  43  19  16  2.47  6.02  6.63  2.93
   15年: 12 86.2  54  64  25  11  1.14  5.61  6.65  2.60
   通算: 25  145  93 107  44  27  1.68  5.77  6.64  2.73

 ■ 6球団の前で東京ガスのドラ1候補・山岡3回0封(スポーツ報知) 16/2/25

 今秋ドラフト1位候補で最速150キロ右腕の東京ガス・山岡泰輔(20)が24日、今季初の対外試合登板で実力の片りんを示した。中大とのオープン戦に先発し、3回2安打無失点。「このキャンプで手ごたえをつかんで、結果を出したい」と意気込んでいた通り、直球は143キロをマークし、4三振を奪った。1月のスカウト会議でAランクと評した巨人に加え、阪神西武など6球団のスカウトの前で順調な調整ぶりを見せた。

 ■ 東京ガス山岡 マエケンストレート習得だ(デイリースポーツ) 16/1/6

 今秋ドラフト1位候補の東京ガス・山岡泰輔投手(20)が5日、都内の同社グラウンドでチームの初練習に参加。落差抜群のスライダーが代名詞だが、直球が「永遠のテーマ」と話す。理想に挙げたのがマエケンだった。「横にも角度があってきれい」という質を追い求めるのはもちろん、「常時150キロ出るようにしたい」と、球速アップももくろむ。すでに肉体改造に着手し、現在66~68キロの体重を1年で75キロに増やす計画だ。広島の尾形スカウトは「1位候補だし、地元(広島)出身。スライダーはすぐ通用する」と熱視線を送った。昨年末には楽天・松井裕ら高校日本代表時代の仲間と食事に出掛け、刺激を受けた。「チームを日本一にしてからプロに行きたい」と、力強く決意を口にした。
 変化球は縦のスライダーなど5種類と多彩だが「カット系の小さい曲がりの球を使っていきたい」と、昨年社会人日本代表で杉浦正則投手コーチに助言されて習得した新球を加えることを明かした。ロッテの永野吉成チーフスカウトは「社会人では間違いなく筆頭候補」と高評価。(スポニチ)
 ソフトバンクロッテ広島DeNAの4球団のスカウトが視察に訪れた。(スポーツ報知)

 ■ 東京ガス15年ぶり都市対抗第1代表 山岡11回完投(スポニチ) 15/6/3

 東京ガスが3年連続の都市対抗出場を決めた。2年目の山岡は11回を投げ、8安打7奪三振2失点で完投勝利。「先発完投を目指しているので、気持ちいい」と143球の熱投を振り返った。入社1年目の昨年は抑えを務めたが、今年は先発の柱として期待される。瀬戸内(広島)時代に松井裕(楽天)、田口(巨人)らとともに日本代表入りした右腕は「あいつらが(プロで)投げていると自分も結果を出さなきゃと思う」と刺激を受け「都市対抗で無失点を目指す」と誓った。

   15都予    回数 被安 奪三 四死 自責
   セガサミ 先   9  7  6  3  1 ○
   JR東日本     2  0  3  1  0
   明安生命 先  11  8  7  2  2 ○
           22  15  16  6  3 防1.23
       被安打率6.14 奪三振率6.55 四死球率2.45

 ■ 東京ガス山岡“エース襲名”完封劇…使える新球!お見事9K(スポニチ) 15/3/11

 3会場で予選リーグ6試合が行われた。東京ガスはJR東海を4―0で下し、予選リーグ突破に望みをつないだ。先発した2年目右腕の山岡泰輔投手(19)は7安打を許しながら新球チェンジアップを披露して9三振を奪う力投で、完封勝利を挙げた。初回。1番の右打者・稲津に対し、2ストライクから山岡が投じた3球目に場内はざわめいた。 「あれは速いチェンジアップです。公式戦で初めて投げたけど意外と使えるなと思った」。入社1年目の昨年は抑え中心で21U代表にも入った。エース岩佐が故障離脱して昨秋から先発を任されるとスライダー、カーブしかなかった持ち球に「右の内角に食い込む球が必要」と研究。チェンジアップの握りで小指だけ浮かせ直球と同じ腕の振りから投じてシンカー気味に落ちる新球をつくり上げた。「打者の反応を見たかった」とこの日投げた136球中、かつてダルビッシュ(レンジャーズ)も注目した「伝家の宝刀」スライダーの倍となる52球投じた。100球を超えて、やや疲れが見えた8回には1死一、二塁のピンチをつくったが3番の右打者・堀尾をチェンジアップで空振り三振に仕留めるなどし脱出、7安打9奪三振の完封劇。中日・中田宗男スカウト部長が「間違いなく(ドラフト指名解禁となる)来年の目玉になる」と評するなどネット裏からは早くも絶賛の声が相次いだ。今も松井裕ら18U代表の同僚とは連絡を取り合う仲だが「侍のトップチーム?まだまだですよ」と謙遜。チーム内で「小僧」と呼ばれてかわいがられる19歳が見せた進化の証は、小さな大投手の誕生を予感させた。

 ■ 【侍21U】山岡“タイブレーク魔神”平田監督「逸材です」(スポーツ報知) 14/11/2

 “タイブレーク魔神”の誕生だ。国際野球連盟(IBAF)主催の21Uワールドカップ(11月7~16日、台湾・台中)に出場する侍ジャパンの直前合宿が1日、東京・府中市内のグラウンドで行われた。ブルペン入りした東京ガスの山岡泰輔投手(19)は、平田勝男監督(55)=阪神2軍監督=からクローザーに指名された。絶賛の嵐だった。山岡の投球に指揮官は興奮を隠せなかった。広島・瀬戸内高から今春、東京ガス入り。昨夏の甲子園の映像を見たダルビッシュ(レンジャーズ)が絶賛するツイートをし、注目を浴びた右腕だ。172センチと小柄ながら150キロ近い直球とスライダーに平田監督も「キレが違う。1軍の力を見渡してもそうはいない。逸材です。抑え候補でしょう」と50球の投球にほれぼれした様子だった。3、4日の巨人2軍との強化試合(G球場)ではタイブレーク方式の練習も行う。首脳陣は山岡をタイブレークの状況で登板させるという。試合を左右する場面を任されるのは実力を評価されている証し。若き侍の守護神が巨人打線に真っ向勝負を挑む。

 ■ 山岡魔神出た150キロ(スポニチ) 14/7/26

 3連投となった東京ガスの18歳右腕・山岡が自己最速を更新する150キロを計測。6回から2番手で登板し、4回1失点の力投で劇的勝利を呼び込み、今大会2勝目を挙げた。ダルビッシュから「これは一番だわ」と絶賛された逸材は「(球速は)まだまだ出る。8回の1失点がもったいなかった」と満足はしていなかった。

 ■ 東京ガス・山岡 ダル絶賛スラで4回2安打6K!1点守った(スポニチ) 14/7/24

 6回から救援した東京ガスの18歳・山岡は1―0の8回1死から右越え二塁打を浴びた。ここで頼ったのは「ずっと高校時代から練習してきた」というスライダーだ。左打者2人を連続三振。「僅差の方が気持ちが入って投げやすい」。最速147キロの直球とのコンビネーション4イニングを2安打無失点6奪三振。2回の1点を守りきった。プロ志望届を出さず東京ガスに入社。18Uワールドカップ日本代表で同僚だった松井裕(楽天)の直球を見て「切れとか伸びとか体感速度が自分と全然違った」とレベルの違いを感じたからだ。松井裕とは今でも連絡を取り合う仲。3年後、同じ舞台に立つため、まずは社会人の全国舞台で頂点に上りつめる。

 ■ ダル絶賛の山岡が都市対抗デビューし好投(日刊スポーツ) 14/7/18

 昨夏の甲子園でレンジャーズ・ダルビッシュから絶賛された東京ガスのルーキー右腕、山岡泰輔投手(瀬戸内)が、都市対抗デビューした。6-1で迎えた9回に登板。最速149キロの直球と鋭いスライダーに緩いカーブも交え1回を3者凡退に抑えた。先頭打者を147キロ直球で中飛、続く打者はスライダーで遊ゴロ、最後の打者は115キロのカーブで空振り三振に仕留めた。

 ■ ダルが認めた右腕 東京ガス新人・山岡が社会人デビューへ(スポニチ) 14/3/10

 第69回東京スポニチ大会が、10日から16チームが参加して行われる。初優勝を狙う東京ガスにメジャーリーガーが認める右腕が加わった。瀬戸内のエースだった山岡は社会人デビューに向け「新人らしく思い切ってやりたい。どこまで自分の投球が通用するか」と、新たなステージでのマウンドを心待ちにした。昨夏甲子園では初戦で明徳義塾(高知)に1―2で敗れたが、18Uワールドカップでは日本代表入り。松井裕(楽天)らとともに準優勝に貢献した。山岡は4試合に登板し無失点の好投でベストナインにも選出。映像を見たレンジャーズ・ダルビッシュが「プロにすぐ行くべき」と評するほどだった。プロのスカウト陣からも高い評価をされていたが「代表で松井の球を見た時に、ものが違うと思った」と、社会人に進む決断をした。

   14年長野大会  回数 被安 奪三 四死 自責 
   七十七銀行 先   6  3  5  1  0 ○

 ■ 田口(新庄)がプロ志望届(中国新聞) 13/9/28

 広島大会を13年ぶりに倒した山岡は、社会人野球の東京ガスに入社が内定。プロか社会人か熟考を重ねた末の決断だった。瀬戸内の小川成海監督は「将来のプロ入りへ、体を鍛えてワンステップ置いた方がいいとの結論に達した」と話した。

 ■ 山岡逆転呼ぶ快投 ライバルの無念晴らす(デイリースポーツ) 13/9/5

 先発で5失点したプロ注目左腕の新庄・田口に代わり、三回1死二、三塁から救援。登板直後に左犠飛を許したが、140キロ台中盤の直球と大きなスライダーを武器に、六回まで1安打7奪三振無失点の快投で逆転勝利を呼んだ。田口とは今夏の広島大会決勝(瀬戸内‐新庄)で再試合を含めて24回を投げ合った。「2人で完封したいのはあったけど、田口ができなかった分をカバーできたのはよかった」と、山岡は穏やかな笑みを浮かべた。今大会はリリーフの切り札としてスタンバイ。流れを変えた右腕を、西谷監督も「山岡が試合をつくり直してくれたのが勝因」とたたえた。5失点で降板後にベンチで涙した田口「次こそ」と雪辱を期し、山岡は「切り替えろって言います」と気遣った。今度はそろって笑顔で“広島リレー”を決める。
 日本は決勝で米国に2―3で逆転負けし、初優勝はならなかった。ベストナインに相当する「オールスターチーム」には、先発投手に安楽(愛媛・済美)、救援投手に山岡(広島・瀬戸内)、捕手に森友(大阪桐蔭)が選ばれた。(スポニチ13/9/8)
 田口は早くからプロ志望を表明しており、複数球団が上位指名を検討している。ダルビッシュが自身のツイッターでプロ入りを勧めていた山岡は、複数の関係者の話を総合すると社会人入りが濃厚。3年後のドラフト解禁を待つ形となるわけだが、巨人・山下哲治スカウト部長は「ボールのキレがいい。社会人で磨けば、上位候補になる」と評価。高校卒業後、違う道を歩むことになりそうだが、認め合う2人の友情は続く。(週刊ベースボール)

   18U   回数 被安 奪三 四死 自責
   台 湾    1  0  2  1  0 143㌔
   カナダ   3.2  1  7  1  0 145㌔
   韓 国    1  1  3  2  0 144㌔
   米 国    2  1  2  0  0 145㌔
         7.2  3  14  4  0 防0.00
     被安打率3.52 奪三振率16.43 四死球率4.70

 18Uワールドカップでは三振を取りまくりでしたね。13個がスライダー。残り1個が144㌔外角直球でした。

 ■ 高校日本代表 瀬戸内 “ダルスラ”2K締め(スポニチ) 13/9/2

 松井からバトンを受け、9回を締めたのは、ダルビッシュに認められた男・山岡だ。打者4人から2三振を奪い無失点。「直球も走って、スライダーも曲がってくれた。後ろに安楽も控えていたので思い切り投げることができた」と話した。1メートル72と小柄ながら切れのある直球とスライダーは国際大会でも通用した。この日は先頭打者に死球を与えたが、続く8番打者を「ダルビッシュさんをイメージして投げている」というスライダーで見逃し三振。最後の打者もスライダーで空振り三振に斬った。「凄い選手に評価してもらってうれしい。フル回転できそう」とメジャーで活躍する右腕の言葉を胸に大暴れを誓った。

 ■ 瀬戸内・山岡をダルが絶賛「これは一番」(日刊スポーツ) 13/8/24

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が23日、今夏の甲子園に出場した瀬戸内(広島)山岡泰輔投手(3年)を絶賛した。自身のツイッターで「動画見たけど、これは一番だわと思いました」と更新。さらにフォロワーから、プロで通用するか問われ「こういう人はプロにすぐ行くべきだと思います」と答えた。山岡は身長172センチと小柄だが、最速147キロを誇る右腕で、低めの制球力や変化球の切れが抜群。初戦の明徳義塾(高知)戦で8回2失点と好投したが、1-2で敗れた。18歳以下の日本代表にも選出されている。
  ツイッターで「動画見たけど、これは一番だわ」「プロにすぐ行くべき」などと、つづられたことに「かなりうれしい。スライダーはダルビッシュさんをイメージして投げているので。いずれは上(プロ)でやりたい」と満面の笑みを見せた。1メートル96のダルビッシュとは対照的な1メートル72の小柄な右腕は「小さくても抑えられるところを見せたい」と意気込んだ。(スポニチ)

 ■ 初戦で散っても山岡の評価上昇(東京中日スポーツ) 13/8/14

 初戦で散っても評価を上げた。瀬戸内の最速147キロ右腕・山岡の投球を見守った中日・中田スカウト部長はこう評した。「きょうは力んで上体で投げている。いつもの下半身をしっかり使ったフォームで投げるともっといい球が来る」。2失点の完投負けだったが、結果以上に内容満載のマウンドだった。身長172センチながら魅力はたっぷり。山岡は「上で野球をやりたい。そしてここにまた戻ってきたい」とさわやかに話した。複数の球団がリストアップしており、秋のドラフトで指名される可能性は大きい。
 13年ぶり2度目の夏甲子園出場となった瀬戸内は第4試合で明徳義塾と対戦。1‐2で敗れ初戦で姿を消した。プロ注目の右腕・山岡泰輔投手(3年)は8回6安打2失点(自責1)と好投したが、打線の援護がなかった。充実感でいっぱいだった。「夢です」と憧れ続けていた甲子園での登板。初戦敗退を喫したが、山岡の目に涙はなかった。「楽しく投げられた。勝っても負けても笑顔で終わろうと決めていたから」。すがすがしく、聖地を去った。五回、宋に左越えソロを浴びるなど2点を失った。失点は広島大会準決勝の広島工戦から数え、34イニングぶり。さらに1点を失い、なおも2死一、三塁とピンチを招いたが、後続を打ち取った。8回2失点。先発としての役割は果たした。ライバルに勇姿を見せた。アルプスに駆けつけてくれた新庄・田口麗斗投手(3年)だ。延長十五回引き分け再試合となった広島大会の決勝戦。2試合合計で山岡は24回293球、田口は23回299球を投げた。山岡にとって特別な存在だ。試合前日の12日に「楽しんで投げてこい」と電話でエールを送られた。敗れはしたが、4万人の大観衆の中で投げ抜き、「泣かないと決めていた。アイツがいたから成長できた。お前のためにも、楽しく投げることができたと言いたい」と、感謝の言葉を並べた。最後の夏が終わった。卒業後の進路は、プロか社会人野球の二択に絞っている。「0点に抑えれば負けない。勝てる投手になって、またここに帰ってきたい」。さらに成長した姿で、再び甲子園のマウンドに立つ構えだ。(デイリースポーツ)
 投球動作の中で一瞬、ためをつくるように見える独特のフォーム。初回の初球を投げた際、三塁塁審から「反則投球」と指摘されたが、動じなかった。「県大会の後から言われるだろうと思って練習はしていた」。すぐにフォームを修正し、4回まで無失点。だが5回の先頭打者に甘く入ったスライダーを左翼席へ運ばれるなど2点を失った。広島大会では新庄との決勝戦、さらに2日後の再試合の24イニングを投げ抜き無失点。2試合293球の熱投で一躍、注目を集めた。しかしその代償か、再試合の翌日、右肘に強い張りが出た。痛み止めを服用しながらの調整。この日まで全力投球できた日はなかったが「それは全然問題ない」と言い訳にはしなかった。(スポーツ報知)

 ■ 山岡24回完封!瀬戸内13年ぶり切符/広島(SANSPO) 13/7/31

 2試合で計5時間14分、両投手合わせて592球。両軍が入り乱れ、健闘をたたえ合う。その輪がなかなか解けなかった。再試合の末、24回の死闘を制したのは瀬戸内だ。エースの山岡が無失点のまま、1人でマウンドを守った。「勝ったという実感が湧かない。楽しかったという印象だけです」。28日に15回を1安打完封。163球を投じた2日後に9回を5安打シャットアウト。130球で投げ抜き、2試合24回を完封した。小柄ながら最速は144キロ。スライダーを軸に15奪三振の第1戦とは違い、カットボールで打たせて取る省エネ投球も見せた。八回に大町の適時打で待望の1点。飛び跳ねて喜んだ右腕は、意外な感想を漏らした。「うれしかったけど、ちょっと残念でした。投げ合うのが楽しくて、どうせならもう一度再試合でもいいと思った」。甲子園という夢舞台より、この一戦を…。理由はライバルと認め合う新庄・田口の存在だ。相手左腕も2試合を完投した。試合前にはグラウンドで会話。「(一昨日の)15回が短く感じた」と共感しつつ「悔いはない。どちらが勝っても泣かない」と約束した。“鉄腕対決”は、1メートル72の右腕がわずかに上をいった。
阪神・畑山スカウト 「投手としてのセンスを感じる。前田健(広島)のように総合力が高い

   13夏        回数 被安 奪三 四死 失点
   2回戦:崇 徳 先   9  5  7  3  1
   3回戦:吉 田     3  0  4  0  0
   4回戦:呉 工 先  4.1  3  7  1  0
   準々決:広 陵 先   9  3  14  4  2 145㌔
   準決勝:広島工 先   9  6  11  1  2 145㌔
   決 勝:新 庄 先  15  1  15  3  0 144㌔
   再試合:新 庄 先   9  5  6  3  0 144㌔
             58.1  23  64  15  5 防0.77(失点から計算)
          被安打率3.55 奪三振率9.87 四死球率2.31

 ■ 瀬戸内・山岡も譲らず15回1安打0封(デイリースポーツ) 13/7/29

 新庄対瀬戸内の決勝は両チームのエースが互いに譲らず、延長15回0‐0で規定により引き分け。30日に再試合が行われることが決まった。広島大会決勝戦での引き分け再試合は、広島が1県代表となった1959年以降初めて。新庄は左腕・田口麗斗投手(3年)が15回13安打19奪三振。瀬戸内の右腕・山岡泰輔投手(3年)は15回1安打15奪三振の力投だった。最後まで疲れたそぶりは見せなかった。無尽蔵のスタミナでスコアボードに刻んだ15個の0。「15回は楽しくて早かった。疲れはないです」。瀬戸内の山岡が圧巻の投球で新庄打線を封じ込めた。五回は3者連続三振に仕留めるなど、八回まで無安打。九回1死から初安打となる右前打を許したが、後続を封じた。延長戦に入っても直球の球威とスライダーのキレは落ちなかった。「春先は前に飛ばされていたのに、きょうはストレートがファウルになっていた」。最速144キロの直球を軸に15回を投げてわずか1安打、15奪三振、無失点。内容もほぼ完璧だった。小川監督は「15回を投げて1安打で勝敗がつかないのはつらい」とエースをかばった。試合後には投げ合った田口からエール?を送られた。本塁前に整列した際、「(田口に)また、こんな試合をしよう。でも打たせてくれよ、と言われました」と笑った。再試合は30日。「しっかりと体を整えて、(体力の)回復をしたいです」。13年ぶりの夏甲子園切符まであと1勝。夢の舞台まで全力で駆け抜ける。

 ■ 瀬戸内・山岡11K「絶対負けたくない」(デイリースポーツ) 13/7/28

 “小さな巨人”が躍動した。プロ注目の右腕・山岡が、9回6安打11奪三振2失点と好投。身長172センチと小柄ながら、この日は最速145キロの直球とスライダーを武器に昨夏の覇者・広島工を手玉に取った。2‐0の四回には右越えソロを浴びるなど2失点した。しかし、五回以降は直球ではなくスライダー中心の配球に変え広島工打線を封じた。「直球を狙われていた。自分たちで話し合い変えた」。2‐2の七回無死三塁では、スライダーを多投し、圧巻の3者連続三振。ピンチを最高の形で切り抜け、その裏の味方の勝ち越し劇を呼び込んだ。2000年以来、13年ぶりの夏の甲子園をかけて戦う決勝は、田口を擁する新庄との一戦。山岡は「同じ三振を取れる投手。絶対に負けたくない」と、闘志をみなぎらせていた。

 ■ 瀬戸内・山岡、強打の広陵から14K(デイリースポーツ) 13/7/25

 準々決勝2試合が行われ、春季広島大会王者の瀬戸内が今春センバツ出場校の広陵を下し、4強入りした。最速147キロでプロ注目の右腕・山岡泰輔投手(3年)が、9回3安打14奪三振2失点(自責1)と好投した。勝利への思いを込めた146球目。最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、山岡は満面の笑みで両手を広げた。今春のセンバツ出場校・広陵を下し準決勝進出。本塁前でチームメートと抱き合い、勝利に酔いしれた。初回から奪三振ショーだ。1番・坂田を空振り三振に打ち取るなど2奪三振。二回はさらにギアをアップし4番下石を皮切りに3者連続三振に斬った。三回も1死球を与えたが、奪った全てのアウトが三振。「相手は広陵。調子づかせてはいけないと思った。最初から飛ばしていった」。三回を投げ終え、驚異の8奪三振を記録した。四回から六回は「三振を取ると野手の足が動かなくなるので」と、打たせて取る投球で三振は1個。七回からは再びギアを切り替え、3回で5三振を奪った。直球は自己最速の147キロに及ばなかったが、145キロをマーク。横に鋭く曲がるスライダーを組み合わせ、強打の広陵打線を相手に9回3安打14奪三振2失点(自責1)だ。「今年1番のでき。ストレートの調子が良いときはスライダーも良い」と汗をぬぐった。小川監督もエースの快投に脱帽した。「普段はあまり立ち上がりは良くないけど、この試合はいい感じだった。最初から球が走っていたし、言うことはない」と最大級の賛辞を贈った。フォームの修正が実を結んだ。昨冬まで踏み出したときに左足が約1足分インステップしていた。「思っていたように球に力が伝わらなかった」。左足を真っすぐに出すために「ブルペンに入ったとき、今までの足の位置にレンガを置いた。最初は怖かった」。恐怖心を克服し、右腕を振った。修正後は「無駄な力が抜けた。力を入れなくても球威が出るようになった」と常時140キロを計測するようになった。

 ■ 王者対決瀬戸内が崇徳を退ける/広島大会(日刊スポーツ) 13/7/18

 今春の覇者・瀬戸内が、エース山岡泰輔投手(3年)の快投で、昨秋王者の崇徳を退けた。1回に先制点を与えたが、相手のミスにもつけこみ、すぐに逆転。2回以降は山岡が崇徳打線を3安打に抑え、反撃を許さなかった。172センチの体が躍動した。1年夏からマウンドに立ち続ける山岡は、最後の夏を待ちわびていた。「緊張よりも、楽しみが大きかったです」。力みから1回はボールが上ずり先制を許したが、尻上がりにギアを上げていった。圧巻だったのは、5回1死。初戦で延長13回の接戦を制してきた崇徳の勢いを警戒した。中でも先頭打者の野村颯には注意を払った。「あの場面は(塁に)出したくなかった」。得意のスライダーを内角に3球続け、空振り三振を奪った。5回以降は得点圏にすら進塁を許さず、5安打1失点の完投勝利だ。最速は142キロを計測。だが、小川成海監督(63)は辛口の評価を下した。「直球が来ていなかった。競っているときは集中力があるけど、点差が付くと不用意になるところがある」。要求が高いのは、才能を認めるからこそだ。山岡の最大の武器は、体の柔軟性だ。ムチのようにしなる右腕は、幼少期に母の影響でプレーしていたバドミントンで培われた。「一番の強みなので」と、連日のストレッチが特長を最大限に引き出すための日課になっている。思考法にも柔らかさがある。憧れの投手は中日浅尾だ。テークバックが小さく、歩幅も狭い、独特のフォームにくぎ付けになったのは自身が不振に陥ったときだった。「自分は歩幅が広いけど狭い歩幅でどうやって投げるんだ、と思った」と振り返る。山岡の歩幅は6足。投手としては一般的だが172センチの山岡にとっては下半身に相当の負担がかかるという。疲労が蓄積するとバランスを崩す要因になるが「修正する方法が分かってきた」と対応力でフィジカル面をカバーしている。

 ■ 瀬戸内10年ぶり4度目V…山岡15K(デイリースポーツ) 13/4/29

 決勝が行われ、瀬戸内が新庄を3‐1で下し、10年ぶり4度目の優勝を決めた。瀬戸内はエース山岡泰輔投手(3年)が、3試合連続2桁奪三振となる15三振を奪う力投。攻撃陣も四、五回に4安打ずつを集め得点した。初優勝を狙った新庄は10安打を放ちながら決定打不足に泣いた。栄冠をつかんだ瞬間、山岡はガッツポーズを決めた。152球、10安打を許しながら毎回の15奪三振の力投で瀬戸内を10年ぶり4度目の優勝に導いた。小川監督は「山岡の好投に尽きる。山岡におんぶにだっこだった」と171センチの右腕を褒めたたえた。最大のピンチは3点リードの七回だった。3安打と死球で1点を返され、なおも無死満塁。連投で「疲れはありました。途中にどっと来た」と苦しい中、得意の縦に落ちるスライダーと直球を駆使して1番川口、2番大野を連続で3球三振。3番の梅本を投ゴロに仕留めリードを守った。準々決勝のセンバツに出場した広陵戦で15奪三振、準決勝の如水館からも14三振を奪った。決勝では三振数とは裏腹に五回以外毎回走者を背負う投球で「守備に助けてもらったので、中国大会では助けられるようにしたい」と、さらなる飛躍を誓った。
 瀬戸内はプロが注目する最速145キロの右腕山岡泰輔を擁し、守備も県大会5試合で2失策と鍛え抜かれている。1試合平均4・4得点の打線が攻撃力を磨けば、10年ぶりとなる頂点に最も近い。(中国新聞)

   13春中国       回数 被安 奪三 四死 自責
   1回戦:出 雲 西 先   9  11  7  4  5 144㌔
   準決勝:立正淞南 先   7  8  3  1  1
   決 勝:高川学園 先   9  7  8  7  3
               25  26  18  12  9 防3.24
           被安打率9.36 奪三振率6.48 四死球率4.32

  プロフィール

 広島県広島市出身。
 山岡 泰輔(やまおか・たいすけ)投手。
 中野東小2年でソフトボールを始め、瀬野川中では軟式野球部に所属。

 瀬戸内では1年秋からエースとして活躍。
 2年夏の8強、秋の4強を経て、3年春に10年ぶりVを果たし、躍進の立役者として注目を集める。
 直球と縦スラを武器に4試合4完投2完封、36回52K3失点の好成績をマーク。
 初戦2回戦・広島商戦で9回2死までノーヒット、1安打(内野安打)8K完封の快投を見せた。
 準々決・広陵戦で15K2失点完投勝利、準決勝で如水館を3安打14K完封。
 決勝・広島新庄戦で毎回の15奪三振、10安打1死球、152球1失点完投勝利を収めている。
 同年夏に春を上回る64Kの熱投を見せ、計58.1回5失点で13年ぶりVを達成。
 決勝で広島新庄と再試合に及ぶ熱戦を演じ、田口麗斗との投手戦で多くの関心を集めた。
 1戦目で15回163球1安打15K無失点、9回表1死までノーヒットの快投を披露。
 2日後に行われた再試合で130球5安打3四死球、6奪三振1対0完封勝利を記録している。
 甲子園初戦(2回戦)明徳戦は、ソロを含む6安打、1対2完投で惜しくも敗戦。
 同年9月の18UW杯に高校日本代表で出場し、抑え・中継ぎ右腕として準優勝を経験した。
 カナダ戦で逆転勝利を呼び込む4者連続含む7K、3.2回1安打無失点リリーフ。
 4試合7.2回を14K(スライダー13)無失点に封じ、ベストナイン(救援投手)のタイトルを獲得した。
 高校代表メンバーに松井裕樹森友哉ら。

 東京ガス入社後は1年目から公式戦に出場。
 長野大会・七十七銀行戦の先発に抜擢され、6回3安打5K無失点の好投でデビュー戦を飾る。
 都市対抗本戦で最速150㌔を計測し、救援で4戦2勝、9.2回9K4失点を記録。
 バイタルネット戦で4回2安打6奪三振無失点、かずさマジック戦で4.回1失点リリーフを見せた。
 2年目に先発1番手の座を掴み、6勝(6完投2完封)、防1.14の好成績をマーク。
 スポニチ・JR東海戦で7安打9K完封勝利、都対代決で11回2失点完投勝利を収めている。
 都対本戦1回戦・大阪ガス戦は、思う様に球が走らず、8回途中2失点で敗戦。
 日本代表で1年目の21UW杯、2年目のアジア選手権に出場し、合計6試合12.2回を経験した。
 二大大会通算5試合、2勝2敗、17.1回、防御率2.60。

 170cm65kg、小柄な本格派右腕。
 セットから溜めを作ってインステップし、テイクバック大きめに、肘を柔らかく使った鋭い腕の振りから
 投げ込む最速152㌔、常時140㌔前後から140㌔台中盤の伸びのあるストレートと、
 120㌔前後から130㌔前後の切れの良い縦横2種類のスライダー、130㌔台のカットボール、
 タイミングを外す110㌔台のチェンジアップ、110前後のカーブ、130㌔前後のシンカー。
 まずまずの制球力で低めに投げ込む。内角直球と多彩な変化球とのコンビネーションが持ち味。
 低めに伸びる直球、鋭い縦スラで空振りを奪う。

  スカウトコメント

中日・中田宗男スカウト部長|16/10/4
 「相手は1軍。仕方ない。これで評価が変わることはない」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/10/4
 「楽しみな素材。経験値が残ればいい」
オリックス・加藤康幸編成部長|16/9/28
 「高い投球術がある。サッカーでいうファンタジスタみたい」
巨人・柏田貴史スカウト|16/7/17
 「いいものはいい。一番は落ち着き。マウンドでも堂々としている」
巨人・山下スカウト部長|16/7/17
 「真っすぐがいいし、全球種でカウントが取れる即戦力投手」
阪神・佐野仙好スカウト部長|16/7/17
 「変化球が多彩でピッチングが上手。即戦力」
広島・苑田スカウト統括部長|16/7/17
 「リズムはいつも通り良い。3安打に抑えられてるということは大丈夫じゃないですか」
中日・中田宗男スカウト部長|16/6/2
 「トップクラス。失投がほとんどない」
巨人・山下スカウト部長|16/6/2
 「社会人のトップクラス。ランナーを出してから粘り強く、完成された投手」
ロッテ・諸積スカウト|16/6/1
 「カウントを取るスライダーと、追い込んでからのスライダーを使い分けている。(元西武の)西口(文也)みたい」
広島・尾形スカウト|16/6/1
 「スライダーはプロの1軍クラス。社会人NO1選手でしょう。必ずゲームは作れる」
阪神・平塚スカウト|16/5/28
 「いつ見ても変わらない。あのスライダーは打者は嫌」
中日・佐藤スカウト|16/5/28
 「狙って空振りを取れる。若いし、将来性も見込める即戦力」
オリックス・牧田スカウト|16/5/28
 「一番計算できるし、先発ローテにも入れるでしょう。二重丸どころか花丸ですよ」
広島・苑田スカウト統括部長|16/5/27
 「スピードとキレは最高。(1位の)12人には入る」
巨人・山下哲治スカウト部長|16/3/11
 「変化球で三振を取れるのが良い。精度は群を抜いている」
広島・苑田スカウト統括部長|16/3/11
 「前田(ドジャース)のようにキレで勝負する投手。うちにはいないタイプだし、1位候補であることは変わらない」
日本ハム・今成泰章スカウト|16/3/5
 「良いボールを投げている。ゲームをつくる能力もトップクラス」
ロッテ・永野吉成チーフスカウト|16/1/6
 「社会人では間違いなく筆頭候補」
広島・尾形スカウト|16/1/6
 「1位候補だし、地元(広島)出身。スライダーはすぐ通用する」
中日・中田宗男スカウト部長|15/3/11
 「間違いなく(ドラフト指名解禁となる)来年の目玉になる」
巨人・山下哲治スカウト部長|13/9/11
 「ボールのキレがいい。社会人で磨けば、上位候補になる」
ソフトバンク・永山勝スカウト部長|13/9/10
 「身長が低いですが、ヤクルト・石川雅規選手のチェンジアップのように、彼ならではの武器をものにできれば、プロでやっていける可能性はある」
巨人・山下スカウト部長|13/8/15
 「将来的にプロに入る素材。身長(172センチ)が180センチを超えていればA評価の投手です」
中日・中田宗男スカウト部長|13/8/15
 「低めに伸びてくる。出てきた中では完成度は一番高い」
中日・中田スカウト部長|13/8/14
 「きょうは力んで上体で投げている。いつもの下半身をしっかり使ったフォームで投げるともっといい球が来る」
阪神・畑山スカウト|13/7/31
 「投手としてのセンスを感じる。前田健(広島)のように総合力が高い」

 ※ 無断転載および改変は固くお断り致します。
  2023年プロマーク状況



最終更新日:2016-10-04 (Tue)|2016年ドラフト指名選手 | コメント(18) Page Top↑
 Comments
この記事へのコメント
山岡君みたいな背が低く、直球のキレと鋭いスライダーの変化球で活躍してくれれば、野球選手も背や体格だけでなくスキルでプロ野球選手になれると、身体が小さい子供達の光になります。頑張って下さい。
| mt4246 | 2016年12月09日(Fri) 11:59 | URL #- [ 編集]
野球は身長だけで決まるスポーツではありません
| 匿名 | 2016年10月19日(Wed) 10:32 | URL #tHX44QXM [ 編集]
背が低いしなあ
広島の2位~3位で取れれば
| 匿名 | 2016年10月16日(Sun) 17:06 | URL #- [ 編集]
先日のDeNA戦で打ち込まれてKOされてしまった試合をスカウトがどう評価しますかね?
直前であの結果でしたから個人的に気になります。
| 匿名 | 2016年10月08日(Sat) 23:23 | URL #- [ 編集]
東京ガスに入社が内定
| 匿名 | 2013年09月28日(Sat) 08:19 | URL #- [ 編集]
少し前の週べで田口&山岡の記事が出てましたね。
社会人だそうですよ。
| しもじぃ~ | 2013年09月20日(Fri) 19:55 | URL #Nq/wdzwg [ 編集]
山岡つよ!
| ii | 2013年09月20日(Fri) 13:38 | URL #- [ 編集]
ぜひプロ志望届を出してほしいですが。。。
| もこもこパンダ | 2013年09月17日(Tue) 06:32 | URL #fwkSvwQ6 [ 編集]
JFE西日本にいくという噂が。
| どんきすみーべいびー | 2013年09月17日(Tue) 00:41 | URL #- [ 編集]
広島県大会からずっと見てました!
めちゃくちゃかっこいいです!!
プロになっても応援し続けます♡
| 匿名 | 2013年09月09日(Mon) 06:05 | URL #- [ 編集]
低めの直球にしびれました。
すぐにでもプロで見てみたいです。
| 匿名 | 2013年08月24日(Sat) 20:00 | URL #- [ 編集]
ドラフトかかるのは確実だと思うが、1位でなく3位位で取れたら最高だろうな。
| mr_st | 2013年08月24日(Sat) 15:16 | URL #k2wtsgEI [ 編集]
スライダーがキレキレ
| 匿名 | 2013年08月17日(Sat) 18:23 | URL #- [ 編集]
@田口&山岡共に地元カープに入団ですよ。
| 広鯉! | 2013年08月14日(Wed) 22:27 | URL #- [ 編集]
山岡さんのピッチングは本当にすごいと思います。これからも、頑張ってください。応援しています。
| ねと豆 | 2013年08月14日(Wed) 01:17 | URL #HwzKvu62 [ 編集]
上の動画(2年)の時の方が、スムーズな投げ方をしているね。
今は齊藤祐樹が2段モーションになったようなフォームになっているので・・・。

あれでボークとられないのかな?
・・・というか、報徳学園の乾はセンバツで2段モーションを注意されて、それが元でフォームを崩してしまったようだけど、今の山岡の方が明らかに「アウト」なフォームだと思う。
| 東京漢(とんちんかん) | 2013年08月10日(Sat) 00:35 | URL #mQop/nM. [ 編集]
山岡投手のピンチをのりきる精神的強さ、投げる時のキリリとした顔つきと反対にいい笑顔をちらりと見せる。そのギャップがとてもいいですね
持ってる男 努力の賜物ですね
素晴らしいスター性のある選手です。
瀬戸内高校、頑張って下さい
応援してます
| あん | 2013年07月30日(Tue) 12:19 | URL #- [ 編集]
背は大きくないですが非常に楽しみな選手です

プロで活躍するところを見てみたいですね
| 匿名 | 2013年07月29日(Mon) 20:53 | URL #- [ 編集]
コメントを投稿する
 煽り・中傷・複数HN使用は禁止です。野球に無関係なコメントなど当ブログにそぐわないと判断したものは予告なく削除させて頂きます。明らかなマナー違反が繰り返された場合はコメント禁止・ホスト規制等の対象となりますのでご了承下さい。
 ※ 固定HN推奨
URL:
コメント:
Pass:  ※ 投稿後、再編集(削除)する際に使用
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 

最終更新日:2016年ドラフト指名選手 | コメント(18) Page Top↑