東野 龍二(Honda)|ドラフト・レポート

東野 龍二(Honda)

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    【進  路】 高校生/大学生  細野 西舘 前田 東松 佐々木 真鍋 度会
    【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
    【23候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



東野 龍二(Honda)

175cm82kg 左左 MAX140km スライダー・チェンジ・フォーク・カーブ 履正社→駒大 3年目
コンパクトな振りから140㌔直球とスライダー、カーブ、フォーク。2年目の日本選手権で勝ち星を収めた。
最終更新日:2020-04-30 (Thu)|2020年社会人投手 東都大学 コメント(0)

  動 画

  投手成績

 ■ 社会人時代成績

     試合   回数 被安 奪三 四死 自責
   18日: 1 先   6  9  6  1  4     JR東海
   19都: 1 先   3  2  4  2  2 136㌔ 三菱岡崎 ●
   19日: 1 先  6.2  5  5  0  0 138㌔ JR西日本 ○
   通算: 3   15.2  16  15  3  6 防3.45
       被安打率9.19 奪三振率8.62 四死球率1.72

 ■ 大学時代成績

     試合  勝敗  回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
   14春:         登板無し
   14秋: 6  2勝0敗  21.2  20  16  5  3  1.25
   15春: 6  3勝1敗  46.1  41  37  19  10  1.94(4位)
   15秋: 8  1勝5敗  49.2  44  38  21  15  2.72(7位)
   16春: 8  3勝1敗  49.2  44  25  17  13  2.36二部(6位)
   16秋: 7  3勝0敗  39.2  41  31  8  9  2.04二部(8位)
   17春: 9  4勝4敗  54.2  45  43  20  19  3.13二部(9位)
   17秋: 10  3勝1敗   49  35  31  19  6  1.10二部(1位)
   一部: 20  6勝6敗 117.2 105  91  45  28  2.14
          被安打率8.03 奪三振率6.96 四死球率3.44
   二部: 34 13勝6敗  193 165 130  64  47  2.19
          被安打率7.69 奪三振率6.06 四死球率2.98

 【 全国大会 】
   14神    回数 被安 奪三 四死 自責
   東農北 先   7  3  7  1  0 140㌔ ○
   明治大 先   5  0  6  0  0 139㌔
          12  3  13  1  0 防0.00
      被安打率2.25 奪三振率9.75 四死球率0.75

 ■ 甲子園成績

     試合   回数 被安 奪三 四死 自責
   12春: 2    5.2  10  6  1  4
        先   3  3  2  0  0 131㌔ 地球環境
        先  2.2  7  4  1  4 130㌔ 愛工名電 ● 
   13春: 1 先   7  5  7  3  1 135㌔ 岩国商業 ●
   通算: 3   12.2  15  13  4  5 防3.55
       被安打率10.66 奪三振率9.24 四死球率2.84

投手成績詳細

 ■ 大学時代成績

   14秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   青学大     2  4  0  0  1
   国学大    1.2  1  2  1  0  139㌔
   亜 大     2  2  1  0  0
           7  5  8  3  0 ○140㌔
   拓 大     4  5  2  1  2 
       先   5  3  3  0  0 ○
         21.2  20  16  5  3 防1.25
      被安打率8.31 奪三振率6.65 四死球率2.08

   15春    回数 被安 奪三 四死 自責
   拓殖大 先   9  5  7  2  0 ○封139㌔
       先   8  7  4  3  2 ●
   亜 大 先   9  7  8  4  1 ○
   専修大 先  5.2  6  5  3  3
   中央大 先  5.2  8  5  5  4
   国学大 先   9  8  8  2  0 ○封
         46.1  41  37  19  10 防1.94
      被安打率7.96 奪三振率7.19 四死球率3.69

   15秋    回数 被安 奪三 四死 自責 
   日 大 先   7  3  6  3  1
       先   7  7  6  3  0
   専修大 先  5.1  5  4  4  2 ●
   駒澤大 先   9  7  7  1  0 ○封
       先   5  4  4  1  1 ●
   中央大 先   7  6  2  3  3 ●
   国学大 先   5  6  3  4  3 ●
       先  4.1  6  6  2  5 ●
         49.2  44  38  21  15 防2.72
      被安打率7.97 奪三振率6.89 四死球率3.81

   15秋入替  回数 被安 奪三 四死 自責
   東洋大 先  5.1  7  5  3  2 ●
          2.2  3  2  0  1
           8  10  7  3  3 防3.38
      被安打率11.25 奪三振率7.88 四死球率3.38

   16春二部  回数 被安 奪三 四死 自責 
   立正大 先   6  9  3  3  5 ●
   青学大 先  7.2  11  4  2  3 ○
          3.2  3  1  3  0
   国士大 先   9  3  5  0  0 ○封
       先   5  7  3  3  2
   拓殖大 先  6.2  4  3  3  1
          2.2  0  2  2  0
   東農大 先   9  7  4  1  2 ○
         49.2  44  25  17  13 防2.36
      被安打率7.97 奪三振率4.53 四死球率3.08

   16秋二部  回数 被安 奪三 四死 自責 
   国士大 先   8  11  8  0  3 ○
       先   5  9  3  0  3
   立正大 先   7  6  4  1  1 ○
   東農大 先  5.2  7  6  3  1
   青学大 先  5.2  1  3  3  0
          0.1  3  0  1  1
   拓殖大 先   8  4  7  0  0 ○
         39.2  41  31  8  9 防2.04
      被安打率9.30 奪三振率7.03 四死球率1.82

   17春二部  回数 被安 奪三 四死 自責
   東農大 先   7  3  6  1  0 ○
       先  8.2  2  6  3  1 ○
   国士大 先   9  4  6  3  0 ○ 138㌔
       先  5.1  8  3  5  6 ●
   拓殖大    0.2  4  0  0  2
       先  7.1  7  7  3  2 ●
   立正大 先  8.1  5  6  3  2 ●
   青学大 先  6.1  10  9  1  6 ●
           2  2  0  1  0 ○
         54.2  45  43  20  19 防3.13
      被安打率7.41 奪三振率7.08 四死球率3.29

   17秋二部  回数 被安 奪三 四死 自責
   国士大 先  4.1  5  2  3  2
       先 10.2  8  6  2  1
   専修大 先  4.2  4  2  4  0 ●
          0.1  0  0  2  0
       先   9  4  8  1  1 ○
          0.2  0  0  1  0
   東農大 先   6  5  2  2  0
   拓殖大     0  1  0  0  0
       先   5  4  6  3  2 ○
   青学大 先  8.1  4  5  1  0 ○
          49  35  31  19  6 防1.10
      被安打率6.43 奪三振率5.69 四死球率3.49

   17秋入替  回数 被安 奪三 四死 自責
   日本大 先  4.2  6  4  3  3 138㌔

 ■ 高校時代成績

   12秋           回数 被安 奪三 四死 失点
   大阪1回戦:堺 工 科 先   5  4  4  0  0封
     2回戦:近大泉州 先   7  3  8  1  0封
     準々決:箕面学園 先   8  9  10  0  2
     決 勝:大阪桐蔭 先   9  7  8  3  1
   近畿1回戦:関西学院 先   9  7  6  2  0封
     準々決:京都翔英 先   8  9  7  2  1
                 46  39  43  8  4 防0.39
             被安打率7.63 奪三振率8.41 四死球率1.57

   13夏予          回数 被安 奪三 四死 失点
   大阪2回戦:高 槻 北 先   7  2  14  0  0封
     4回戦:大商大堺 先   7  5  11  0  2
     準々決:東海仰星 先   8  6  9  0  2
     決勝戦:大阪桐蔭 先  8.1  11  7  1  5
                30.1  24  41  1  9 防2.67(失点から算出)
            被安打率7.12 奪三振率12.16 四死球率0.30

  最新記事

 ■ 駒大 プロ注目左腕・東野が完投勝利 6球団視察(スポニチ) 17/4/18

 駒大がプロ注目左腕・東野龍二投手が2失点完投と好投し、国士舘大に先勝した。試合前には選手を乗せたバスが事故渋滞に巻き込まれ、トンネル内で1時間半立ち往生するアクシデントに見舞われた。試合開始が1時間遅れとなったが、影響は見せずに6球団のスカウトの前でテンポの良い投球を見せた。1年秋の明治神宮大会では今永らと全国制覇。「昨年はここ一番で結果を出せなかった。今年は今永さんのお手本に、チームを1部に上げる投球をしたい」と気合い。視察したDeNAの武居邦生スカウトは「制球が良い左腕というのはなかなかいない。候補になりうる選手」と評価した。

     試合  回数 被安 奪三 四死 自責 防御率 被安率 奪三率 四死率 
   18年: 10  52.2  47  40  12  14  2.39  8.03  6.84  2.05
   19年: 15  85.2  78  68  12  24  2.52  8.19  7.14  1.26
   通算: 25 138.1 125 108  24  38  2.47  8.13  7.03  1.56

 ■ 前女子野球日本代表監督の大倉孝一氏、駒大監督として初勝利(SANSPO) 17/4/11

 東都大学野球2部リーグ第2週第1日は10日、東京・大田スタジアムで1回戦2試合を行い、駒大が9-0で東農大に快勝し、立正大が拓大を7-1で下し、ともに先勝した。女子野球日本代表5連覇に監督として導き、今春から母校・駒大でさい配をふるう大倉孝一監督(54)の初陣は、打線が10安打などで9点を奪い、プロ注目の先発左腕・東野龍二投手が7回3安打1四球6三振で無失点に抑え、快勝となった。国内10球団のスカウトが視察する中、今季初戦の立正大は、プロ注目の小畑尋規捕手が投手陣を巧みなリードで1失点に抑え、打っても4打数1安打1打点と勝利に貢献した。

 ■ 駒大・東野7安打完封 計測不能の超スローカーブ駆使(スポニチ) 15/11/26

 駒大の東野が計測不能の超スローカーブを多投して、亜大を7安打完封。リーグ戦3連敗中で前日は10失点で先勝を許しただけに「絶対負けられないと思ったし、ここで勝ったらチヤホヤされると思った」と東野はジョーク交じりに振り返った。カウントを取るスローカーブと空振りを奪う低めのチェンジアップで打者をほんろう。「いつも気になる相手」と話す履正社でチームメートだった日大・東範との同日勝利に笑顔を浮かべた。

過去記事

 ■ 駒大が国学院大に先勝 東野が完封で3勝目(日刊スポーツ) 15/5/26

 駒大・東野龍二投手(2年=履正社)が完封で3勝目を挙げ、国学院大に先勝した。東野は8安打されながら要所を締め2四死球8三振を奪った。「しっかり勝つことを意識して強い気持ちでいけました」と、振り返った。打線は3回に前田滉平内野手(4年=京都外大西)の2点適時二塁打などで3点を挙げ援護した。なお、エースの今永昇太投手(4年=北筑)はベンチ入りせず、スタンドから声援を送った

 ■ 【東都】駒大、エース回避も白星開幕(スポーツ報知) 15/4/8

 秋春連覇を狙う駒大が、エースの故障を乗り越え、白星発進した。今秋ドラフト1位候補左腕・今永昇太が左肩の腱板炎症のため登板を回避。代わって先発した2年生左腕・東野龍二が5安打でリーグ戦初完投を完封で飾った。130キロ台後半の直球と自称「80キロ」という計測不能なスローカーブを織り交ぜ、拓大打線を翻弄。「大事な初戦で今永さんが投げられず必死の気持ちだった」。今永が2週間前に左肩を故障。2日前の5日に開幕戦先発を告げられた。「けがが分かったときは、ウソであってほしかった」と東野。だが、将来のエース候補は試合前、今永に「オレが引退したら、1戦目を投げるのはお前だから、これもいい経験になる」と背中を押されて発奮し、快投につなげた。今永は「自分以上のナイスピッチング」とたたえた。当面はエース不在でリーグ戦を続ける。
 最速139キロの直球とチェンジアップを有効に使い、7三振を奪った。この日、41歳の誕生日を迎えた西村監督は「手元での切れ味があって、自分のペースで投げ切った」とたたえた。(SANSPO)

 ■ 駒大、13年ぶり最多タイ5度目V!東野“魔球”で5回無安打(スポーツ報知) 14/11/20

 駒大が明大に3―0で勝ち、2001年以来、13年ぶり5度目の日本一に輝いた。5度制覇は明大に並び最多。東都勢は昨年の亜大に続く連覇となった。先発した1年生左腕・東野龍二が5回をノーヒット。エース・今永昇太(3年)が自己最速タイの148キロをマークする力投で、6回からの4イニングを3安打無失点とつないだ。阪神3位指名の江越大賀中堅手(4年)も8回に2点二塁打を放ち、有終の美を飾った。東野の“魔球”が、猛者ぞろいの明大打線を惑わせた。準決勝に続く先発。「マジか!と思った」と言いながらも、肝っ玉ルーキーは冷静だった。初回から計測不能の超スローカーブを多投。リーグ史上初めて3年生で通算100安打を達成した高山俊には2球連投してタイミングを外し、最後はスライダーで二ゴロに打ち取り、リズムに乗った。履正社高3年の時、コーチに「上でやりたいなら、お前には緩いカーブが必要だ」と助言され、マスターに着手。「打者が、ビックリした感じになるところがいい」と笑う自称「80キロ」カーブと、130キロ台後半の直球との50キロ差の緩急を駆使し、4者連続を含む6三振を奪取。予定の3イニングを超え、5回ノーヒッターの快投を演じた。1年生の力投に、エースが呼応した。6回からバトンを受けた今永は自己最速タイの148キロ直球にカーブを挟み、4回無失点。「東野がナイス過ぎるピッチングをして試合を壊すわけにはいかなかったし、緩急が参考になった」。寮の部屋も隣で仲のいい後輩に感謝した。ヒーローインタビューで、西村亮監督(40)は「長い長い13年だった。お前ら、すごいぞ!」と涙を流し、絶叫した。この優勝が、駒大黄金期再来の幕開けとなる。

 ■ 駒大26季ぶりV王手!1年生左腕・東野が5回3安打0封(スポーツ報知) 14/10/18

 駒大が完封リレーで拓大を撃破。2勝1敗で勝ち点4とし、26季ぶりの優勝に王手をかけた。1年生左腕・東野龍二が5回無失点でリーグ2勝目。優勝争いは駒大と中大に絞られ、亜大の7連覇は消滅した。東野は、重圧をものともしない顔で5回3安打無失点。「緊張感はありましたが、ガチガチというわけではありません。悪くても5回までと言われていたので、最初から飛ばしました」。この無四球の快投で勢いづき、チームは投手5人で拓大を完封。26季ぶりの完全優勝に王手をかけた。早くもリーグ2勝目だ。5回までの援護は敵失絡みでもぎ取った1点だったが、ルーキー離れしたマウンド度胸でしのいだ。前日のミーティングで、エース・今永昇太(3年)の温存を誓っていた。「今永さん抜きで、総力戦で勝つと話していました」。そのもくろみ通り、エース左腕は9回の1イニングだけ登板。西村亮監督(40)も「こちらの考え通りになってよかった」とうなずいた。

 ■ 駒大ルーキー東野がリーグ戦初勝利(デイリースポーツ) 14/10/10

 駒大が6‐4で亜大に雪辱し、3回戦に持ち込んだ。三回から救援した東野龍二投手(1年・履正社)が無失点で投げきってリーグ戦初勝利。ドラフト候補の江越大賀中堅手(4年・海星)が走者一掃など長打3本を打った。亜大・藤岡の2試合連続先頭弾で始まった試合は、駒大が二回に江越の走者一掃打で逆転。その裏、亜大が2本塁打などで追いつく打ち合いとなったが、この乱戦を止めたのが駒大のルーキー左腕・東野。三回に登板すると、この試合初めて三者凡退で終えるなど、7回を無失点に抑えて勝利投手に。「真っすぐで押しました。技術ではなく、気持ちでいきました」と目を輝かせた。履正社では2度センバツに出場。この秋にリリーフで神宮デビューしたが、4回以上投げるのは初めて。2点リードの七回1死二、三塁では、ライバルチームだった大阪桐蔭出身で1つ上の水本を迎え、負けん気全開。「監督は同点までいいと言っていましたが、ゼロに抑えたかった」。スライダーで空振り三振に仕留め、後続も断った。肝の据わったルーキーが初白星。西村監督も「彼も自信になったと思うが、チームにとっても大きな戦力になる」と喜んだ

 ■ デイリー特命スカウトが行く 履正社・東野龍二投手(デイリースポーツ) 13/10/16

 この夏の大阪大会決勝戦で、大阪桐蔭の強力打線に真っ向勝負した威勢のいい左腕がいた。それが、東野君。1年生から投げていたので何度か見る機会はあったが、スカウトの目には特別な存在に映っていなかった。貴重な左腕だが、身長も大きい方ではない。しかし、この夏は若干クロスステップながらもスピンが効いて左右に角度の付いた、伸びのあるストレートを投げていた。毎試合の2桁奪三振にビックリしたものだ。進化の理由は、腕の位置が春より若干上がり、スリークオーターより少し高めになったこと。コンパクトで振りが速くなった。球速より体感が速いので、打者はタイミングが取りづらく、振り遅れて三振する。2ストライクからのストレートは、さらに振りを加速して押し込んで投げるため効果的。若干振りがコンパクト過ぎるが、これが高校では打者を戸惑わせる武器になっていた。彼の一番の長所は、常に打者に対して逃げずに立ち向かう姿勢。気迫あるピンチングスタイルは、将来プロでやっていくには十分な素質だ。プロ志望ではないそうだが、社会人や大学で体をつくって即戦力として上がって来て欲しい。プロになれば、少しアグレッシブな阪神・榎田タイプかも。
 春の府決勝で金光大阪を完封。 評価(日刊スポーツによる全国ピカイチ投手49人)

 ■ 履正社・東野「1」の証し(読売新聞) 13/10/29

 春の近畿大会王者として迎える夏の初戦。履正社・東野は、さらに背番号「1」の責任もひしひしと感じていた。「試合前から力んで球が上ずっていた」。だが、その不安が低めへの意識を高め、一回から4者連続三振と最高の滑り出しを見せた。「たまたまです」と謙遜したが、直球はコーナーへの制球が抜群で、外角へのフォークボールもさえた。唯一のピンチは五回。一死三塁とされたが、相手の代打攻勢もかわし窮地を脱した。左腕には、忘れられない1球がある。今春の選抜初戦、五回一死満塁から暴投で1点を許し、そのまま0―1で敗退。だから、「どんな場面でも抑えてやると考えるようになった」。選抜後、練習のほとんどを投げ込みに費やした。同じ球を、同じコースに10球連続で投げることで制球力を磨いてきた。そんな努力は、今大会前に手にした背番号「1」という形で報われた。「また10番かなと思ったので、うれしかった。でも、喜ぶだけじゃなく頑張らないと」。その重さをかみ締めている。岡田監督には「1番にふさわしい活躍をしろ」と言われた。7回を2安打無失点、14奪三振。一つの四球も与えなかった。文句のつけようのない投球で監督の期待に応え、エースたる理由を証明してみせた。

  プロフィール

 大阪府東大阪市生まれ。
 東野 龍二(ひがしの・りゅうじ)投手。
 藤戸小学校2年時から軟式野球を始め、新喜多中時代は東大阪シニアに所属。

 履正社では1年時秋から背番号11でベンチ入り。
 控え投手として2、3年時春の甲子園に出場し、先発で12.2回13K、3戦5失点の実績を残した。
 2年時春の選抜2回戦・愛工名電戦で、2.2回4失点KO、2対9の大敗を経験。
 高橋由弥と投げ合った3年時春の選抜初戦・岩商戦(0-1)で7回1失点の好投を演じている。
 2、3年時夏の予選で背番号1を担うも、いずれも大阪桐蔭に敗れ決勝で敗退。
 3年時夏の予選30.1回を1四死球9失点に抑え、高槻北から14Kを奪うなど41Kをマークした。
 桐蔭相手には2年時秋の府決勝で3-1完投勝ち(連勝を38でストップ)を記録。
 続く近畿大会初戦・関西学院高戦で、7安打6奪三振、2四死球1対0完封勝利を収めている。
 同期のチームメイトとして阪本大樹東範幸宮本丈ら。

 駒大進学後は1年時秋からリーグ戦に出場。
 主に救援で今永昇太に次ぐ6戦21.2回に登板し、2勝、防1.25の活躍で26季ぶりの優勝を飾る。
 同投手の怪我を受けてエースとなり、2年時春のリーグ戦で3勝、防1.94を記録。
 開幕戦・拓大戦で初完投初完封をマークし、国学大1回戦で8安打8K完封勝利を挙げた。
 続く秋のリーグ戦3カードで1回戦の先発を務めるも1勝5敗と振わず6位に転落。
 東洋大との入替戦を1勝2敗、2試合8回5失点で落とし、11シーズンぶりの2部降格となった。
 その後2部4季で13勝を積み上げ、通算19勝(17春4勝)12敗、防2.17をマーク。
 3勝1敗&防御率1.10(1位)の活躍を演じた4年時秋に2部優勝(1部復帰)を達成している。
 全国大会には1年時秋の神宮(01年以来13年ぶり5度目となる優勝)に出場。
 全3戦中2試合、計12回に先発として登板し、1勝無敗、3安打13K無失点の実績を残した。
 7回3安打0封の好投を見せた準決・東農大オホーツク戦(3-0)で白星を記録。
 決勝・明大戦で5回ノーヒット0封の快投を演じ、今永との3対0完封リレーで見事優勝を決めた。
 通算54試合、19勝(7完投4完封)12敗、310.2回、防御率2.17。

 Hondaでは1年目から公式戦ベンチ入り。
 主に先発として年間10試合(救援3)に登板し、初Vを飾った春の四国大会でMVPを獲得した。
 全5試合中3試合の先発投手を担い、新薬戦で8安打4K初完封勝ちをマーク。
 同秋の選手権で全国デビューを果たしたが、6.0回4失点、12回TB6-7で初戦敗退となった。
 以降2年間で二大大会3試合、15.2回をこなし、1勝1敗、防御率3.45を記録。
 7回途中無四球0封と好投した2年目の選手権1回戦・JR西日本戦で先発白星を収めている。
 二大大会3試合、1勝1敗、15.2回、防御率3.45。

 175cm82kg、ガッチリした体格のスリークォーター左腕。
 ノーワインドアップから重心を下げてインステップし、テイクバック小さめに左肘を使った腕の振りから
 投げ込む最速140㌔、常時130㌔台前半から後半ほどながらも伸びのある直球と、
 120㌔台の縦横スラ、120㌔前後のチェンジアップ、120㌔台のフォーク、100㌔前後のカーブ。
 甘く入るボールもあるものの、まずまずの制球力で投げ分ける。与四死球率1.72。
 スライダー、チェンジアップ、フォークとのコンビネーション。スローカーブを織り交ぜて投げ込んで行く。
 気迫ある投球も魅力。学生時代プロから注目されていた。

  スカウトコメント

プロスカウト|17/5/19
 「プロでも70勝から80勝はできる。40代の投手のような投球術が既に完成されている。決め球となるチェンジアップはプロでも通用する」
DeNA・武居邦生スカウト|17/4/18
 「制球が良い左腕というのはなかなかいない。候補になりうる選手」

 ※ 無断転載および改変は固くお断り致します。
  2023年プロマーク状況



最終更新日:2020-04-30 (Thu)|2020年社会人投手 | 東都大学 コメント(0) Page Top↑
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