池田 望（日本通運）

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　■　また２年目の若手が快投　日本通運２戦連続完封勝ち(スポニチ)　14/3/11

　日本通運が１点を守りきって連勝した。右腕・池田が４安打完封と快投。前日、ＮＴＴ東日本を３安打完封した井口と同じく２年目の若手が力を発揮した。打線が、相手先発のルーキー右腕・猿川（花巻東―東海大）攻略に苦しむ中でも動じなかった。池田は「先に点をやらないことだけ考えていた」と笑顔で振り返った。

　■　高み目指し挑戦−−日本通運・池田望投手（２３）(毎日jp)　13/11/4

　ドラフト指名選手や甲子園出場経験者らがグラウンドを彩る中、人生初の全国大会となった。新潟県十日町市出身。小学１年の時に野球をはじめたが、佐久長聖高（長野）と拓殖大では全国の舞台に縁がなかった。今春、日本通運に入部。猛練習を重ねて全国大会出場を目指したが、チームは今夏の都市対抗本大会出場を逃した。「自分は運が悪いのか」。それでも気持ちを切らすことなく、練習に打ち込んだ。下半身強化のために徹底して走り込み、得意のフォークに磨きをかけた。集中力を高めようと、ブルペンでも実戦形式の投球練習に力を入れた。そして９月の日本選手権関東予選の三菱重工横浜戦で登板。８回無失点の好投で夢舞台への切符をつかんだ。この日は先発し、５回２失点。「２点を取られたあの一球が悔やまれる。後悔しないボールを投げられるようになりたい」。さらなる高みを目指し、挑戦を続ける。

　　プロフィール

　新潟県十日町出身。
　池田 望（いけだ・のぞむ）投手。
　十日町中時代は軟式野球部に所属。

　佐久長聖高では1年時からベンチ入り。
　エースとして3年春に県大会V、北信越大会8強入り、夏に県大会準Vを達成した。
　夏の大会では全6試合の先発を務め、5試合連続完投の力投を披露。
　長野日大、諏訪清陵戦でそれぞれ2失点完投勝利、松本工戦で8回コールド0封勝利を挙げている。
　決勝戦では松商学園と接戦を演じたが、林哲也に投げ負け3失点完投負けとなった。
　県大会V、北信越大会8強が最高成績。甲子園出場実績は無し。

　拓殖大進学後は3年春から2部リーグ戦に出場。
　リリーフ起用を経て終盤から先発として起用され、立正大相手に3失点完投で初勝利を収める。
　3年秋に最多6勝（3完投1完封）を挙げ、エースとして48季ぶりのリーグVを達成。
　中大との入替戦では3連投をこなしたが、16回16安打8失点、1勝2敗で敗れ1部リーグ昇格を逃した。
　神宮球場で最速142㌔（入替戦1回戦）、常時130㌔台後半から140㌔前後を計測。
　4年春の東農大2回戦で13Ｋ（4安打完封）、秋の同カードで14Ｋ（2失点完投負け）を記録している。
　2部リーグ通算35試合、15勝（10完投3完封）12敗、211回1/3、162奪三振、防御率1.83。

　日本通運入社後は1年目から公式戦に出場。
　日立市長杯・セガサミー戦の先発に抜擢され、8安打7四死球完封勝利でデビュー戦を飾る。
　都市対抗予選では2試合に救援登板し、かずさマジック戦で最速145㌔をマーク。
　選手権予選・三菱横浜戦で8回無失点救援を演じ、自身初となる全国大会出場切符を獲得した。
　本戦では2回戦・富士重工戦に先発起用され、5回5安打3四死球ながらも4Ｋを記録。
　4回裏の適時3塁打による2失点のみにまとめたが、延長11回3対4サヨナラで惜しくも敗退となった。

　179cm83kg、本格派右腕。
　セットポジションから繰り出す最速145㌔のストレートとスライダー、フォーク、チェンジアップ、カーブ。
　真っすぐで打者の内角を度胸良く突き、武器であるフォークで空振りを奪う。
　大学進学後に球速を増し、社会人1年目で145㌔を記録した（高校時代は最速で130㌔前後）。
　両サイドに投げ分ける投球を見せるが、コントロールにはややバラツキが残る。
　高校時代の監督からは精神面の強さを高く評価されていた。遠投100m、50m6秒3。