- プロ注(2023年・2024年) マーク情報
- 田邊 広大(日本体育大) (05/28)
- プロ注目選手/2023年ドラフト (05/28)
- 日當 直喜(東海大菅生) (05/28)
- 北口 恭輔(東海大) (05/28)
- 成瀬 脩人(東海大) (05/28)
- 国本 航河(筑波大) (05/28)
- 高安 悠斗(桜美林大) (05/28)
- 小吹 悠人(日本体育大) (05/28)
- 求 航太郎(東海大) (05/28)
- 佐々木 麟太郎(花巻東) (05/27)
- 松本 大輝(智弁学園) (05/27)
- 南 恒誠(大阪桐蔭) (05/27)
- 田代 旭(筑波大) (05/27)
- 松永 陽登(筑波大) (05/27)
- 山下 航汰(日本体育大) (05/27)
- 松浦 佑星(日本体育大) (05/27)
- 宮下 大地(日本体育大) (05/27)
- 岩田 諒大(ミキハウス) (05/27)
- 竹田 祐(三菱重工West) (05/27)
- 友田 佑卓(日本大) (05/27)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
安定して試合を作る大型左腕。角度、威力ある直球が武器。力みない投球フォームから投げ込む。
2016年ヤクルト1位(契約金1億円プラス出来高2000万円、年俸1200万円)
動 画
投手成績
■ 甲子園成績
16夏 回数 被安 奪三 四死 自責高川学園 先 9 2 11 2 0 146㌔ ○
横浜高校 先 9 6 4 4 1 146㌔ ○
常総学院 7.2 4 7 2 2 145㌔
25.2 12 22 8 3 防1.05
被安打率4.21 奪三振率7.71 四死球率2.81
【 国際大会 】
U18アジア 回数 被安 奪三 四死 失点
1次:香 港 先 5 0 12 1 0 142㌔ ○
2次:中 国 先 7 0 13 1 0 139㌔ ○
12 0 25 2 0 防0.00
被安打率0.00 奪三振率18.75 四死球率1.50
試合 打率 打 安 二 三 本 点 振 球 盗 出塁率 長打率
U18アジア: 5 .308 13 4 0 1 0 5 2 3 1 .438 .462
投手成績詳細
4回戦:八 尾 4 4 5 1 0
準々決:枚方津田 2.1 1 5 1 0
準決勝:大阪桐蔭 8 8 1
14.1 13 1 防0.63(失点から計算)
14秋 回数 被安 奪三 四死 失点
1回戦:柏原東高 先 6 1 13 1 0封
3回戦:上宮太子 先 8.1 4 9 8 2…6回までノーヒット
4回戦:阪 柏 原 3.1 3 5 3 1
5回戦:PL学園 先 6.1 7 6 5 4
24 15 33 17 7(不明分除く)
被安打率5.63 奪三振率12.38 四死球率6.38
15春 回数 被安 奪三 四死 失点
3回戦:大阪BF 先 6 4 11 0 0封
準々決:大 塚 先 7 4 11 2 0封
3位決:上宮太子 3 1 4 1 0
16 9 26 3 0 防0.00
被安打率5・06 奪三振率14.63 四死球率1.69
15夏予 回数 被安 奪三 四死 失点
2回戦:大阪桐蔭 先 9 7 7 5 5 145㌔
15秋 回数 被安 奪三 四死 失点
2回戦:高 槻 先 5 0 11 0 0…5回参考完全試合
3回戦:大 冠 先 10 15 10 1 7 146㌔
準々決:東阪柏原 先 4 5 4 1 0
準決勝:大坂桐蔭 先 9 6 11 1 2
3位決:阪南大高 先 8 6 9 1 1
36 32 45 4 10 防2.50(失点から計算)
被安打率8.00 奪三振率11.25 四死球率1.00
16春 回数 被安 奪三 四死 失点
大阪1回戦:金光大阪 先 8 6 9 4 0封
準々決:大体浪商 1.1 1 1 1 0 146㌔
準決勝:汎 愛 先 8 4 8 1 0封143㌔
近畿1回戦:有田中央 先 5 4 5 3 0封144㌔
決 勝:智弁学園 4 1 4 1 0 146㌔
26.1 16 27 10 0 防0.00
被安打率5.47 奪三振率9.23 四死球率3.42
16夏予 回数 被安 奪三 四死 失点
1回戦:関大一高 先 4 3 9 1 1 145㌔
2回戦:汎 愛 先 7 4 9 3 0封144㌔
5回戦:浪 商 先 9 3 13 2 0封149㌔
決 勝:金光大阪 先 9 3 12 4 0封149㌔
29 13 43 10 1 防0.31
被安打率4.03 奪三振率13.34 四死球率3.10
最新記事
■ D1・寺島、1億円+超異例の出来高2000万円(SANSPO) 16/11/30
ヤクルトのドラフト1位・寺島成輝投手が29日、大阪市の新大阪ワシントンホテルプラザで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高2000万円、年俸1200万円で仮契約した。背番号は「18」。球団の高卒新人投手としては2008年高校生ドラフト1巡目・由規投手以来9年ぶりとなる出来高付きの契約で、即戦力としての期待の高さが表れた。真中監督は、すでに来年2月の浦添キャンプに帯同させる方針を固めており、開幕ローテーション入りも遠い目標ではない。鳥原チーフスカウトは「即戦力として考えているので、こういう評価になった。大学、社会人を含めても一番いい左腕」と説明した。「ドラフト1位で取ってもらったので、結果が求められる。責任が増え、自覚が芽生えた」。現在も履正社高で新チームの練習に加わり、同じメニューを消化している。体重は88キロから「少し増えた」といい、「1月の新人合同自主トレに向け、体重は減らさずに動ける体を作りたい」と燃えている。最速150キロを誇る直球に磨きをかけつつ、「プロではストライクからボールになる変化球を振ってくれない。ストライクゾーンの中でボールを動かすことが必要」とカットボールも習得中。“プロ仕様”への進化を目指している。
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ヤクルトからドラフト1位指名された寺島成輝投手が21日、大阪府豊中市の同校で指名あいさつを受けた。期待の左腕は「勝てる投手になりたい。(開幕投手は)どんな選手も目指すもの。自分も目標の一つとして頑張りたい」と、球団では1984年・高野光以来、33年ぶりとなる新人開幕投手に色気をみせた。そのスケール感は真中監督を魅了している。ドラフト会議直後に「沖縄キャンプに連れていきたい」と明言。高卒新人の1軍キャンプ参加は同じくドラフト1位だった同校の先輩・山田でもなかった異例の待遇だ。鳥原チーフスカウトも「投げ方は違うが、石井一久に匹敵する投手」と太鼓判。寺島は「期待してもらえるのは本当にうれしい。応えられるよう、しっかり準備したい」と意気込んだ。
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過去記事
■ ドラ1候補左腕、履正社・寺島、盛岡大付に4失点を反省…国体(スポーツ報知) 16/10/3
1回戦4試合が行われ、ドラフト1位候補左腕・寺島成輝を擁する履正社などが2回戦に進出した。履正社は10安打10得点で大勝した一方、寺島は4回を投げ今年の公式戦最多失点となる4失点と精彩を欠いた。MAX150キロの高校NO1左腕・寺島が、強打を誇る盛岡大付の「わんこそば打線」に苦しめられた。ソフトバンクのスカウトが視察するなか、1―0の初回に先頭から2者連続長打で追いつかれ、3回にも2本の適時打で3失点。最速は144キロで「ボールもいい時に比べて悪かった」と振り返った。10得点と打線の援護を受けて勝ちはしたが「今日は採点できるようなピッチングではなかった」と反省しきりだった。
履正社はプロ志望の寺島、山口の両左腕が4回ずつ投げた。それぞれ7安打4失点、8安打2失点と持ち味を発揮できなかった。9月は練習量が大きく落ち込み、調整不足が響いた。(西日本スポーツ)
プロ志望届提出後、10球団から調査書が届き、この日はソフトバンクがマークした。(日刊スポーツ)
■ 履正社・寺島&山口、プロ入り希望表明(スポーツ報知) 16/9/16
来月20日のドラフト1位候補に挙がる履正社のMAX150キロ左腕・寺島成輝が15日、大阪・茨木市内の同校グラウンドで取材に応じ、同じくドラフト候補の山口裕次郎投手とともにプロ入り希望を表明した。寺島は「BIG3」の一角として、夏の甲子園でチームを16強にけん引。台湾で行われたU―18アジア選手権でも最多勝利、最優秀防御率、ベストナインの3冠を獲得するなど高校NO.1左腕の実力を発揮した。プロでの目標を聞かれると「1年目から結果を残していきたい。2けた(勝利)を毎年、とは思っています」と高いハードルを掲げた。さらに左腕は「限界まで長くできれば。(工藤公康監督や山本昌氏に)並べられたら理想ですし、越えたいとも思ってます」と“レジェンド超え”にも意欲。希望球団については12球団OKの姿勢を見せ「(当日が)待ち遠しい。しっかり体を作っていきたい」と闘志を燃やした。
■ 寺島&早川、〆て17K!日本、アジア頂点へ4戦連続0封(SANSPO) 16/9/3
U-18アジア選手権2次リーグが始まり、1次リーグA組1位の日本は同B組2位の中国に8-0で快勝した。寺島成輝投手が7回無安打失点&13奪三振。2番手の早川隆久投手も2回無安打無失点&4奪三振で、継投でノーヒットノーラン。高校ビッグ3のひとり、寺島が気迫十分の投球で日本を勝利に導いた。「大事な試合を任せてもらった。落とせない試合だと思って、思い切り投げました」。最速143キロの直球と切れ味鋭いスライダーで三振の山を築いた。一人の走者も出さなければ、小枝監督は最後まで投げさせる考えだったが、七回の先頭打者に四球を与えたため、この回を投げきったところで交代。「非凡なものがある。直球だけでなく、変化球も巧みに使う」と小枝監督は絶賛した。バックネット裏では日本ハム、オリックス、ソフトバンクや、米大リーグのスカウトも寺島の投球を見つめた。日本ハム・芝草スカウトは「高校生は甲子園でベストの状態に持ってくる。今は疲れが出る時期だと思うが、普段と変わらない球を投げていた。マウンドにあがってから、自分の状態を感じとる能力が高い。こういう高校生は、他にはいない」と評価した。
視察したオリックス・加藤編成部長は「お見事。余力を持って、打者が反応する球速帯で(間を)ずらす投球を体得している」とうなった。(西日本スポーツ)
日本ハムのスピードガンで最速143キロを計測し7回で13三振を奪った。(日刊スポーツ)
■ 【侍U18】プロスカウトが「4番・左翼」起用の寺島を絶賛(スポーツ報知) 16/9/2
高校日本代表は、1次ラウンド最終戦のインドネシア戦に35―0の5回コールドで大勝した。寺島が「4番・左翼」で4打数4安打4打点をマークすれば、藤嶋健人は5回参考ながら完全試合を達成。打っても、えげつなかった。開幕・香港戦で5回無安打無失点と快投した寺島が、野手で“初出場”。初回1死一塁で一、二塁間を破ると、打者一巡した2死一、三塁で中前適時打。さらに2回2死三塁で左中間三塁打を放ち、この回再び、2死満塁で中前2点打と広角に打ち分けた。履正社での練習から木製バットを使用するが、前日のフリー打撃で詰まり、「手が痛かった」。それでも、すぐに修正。「面でなく、点で叩く。バットをしならせたら、飛んでいった」。2回で早くもお役ご免となると、ブルペンで30球を投げ込み、来たる大一番に備えた。1次ラウンド3戦で寺島、藤嶋、島は投手、野手の両方で出場。2回にソロを放った入江に、藤平も登板機会を待つ。二刀流の逸材がそろうが、日本ハム・大渕スカウトディレクターは「投打ともに寺島が抜けている」とうなった。「(4番を)任されたことをプラスに考えたい」と寺島。二刀流の大黒柱として、アジアの頂点まで引っ張る。
■ 寺島5回12奪三振「ノーヒットノーラン」狙って投げた(スポーツ報知) 16/8/31
高校日本代表の今秋ドラフト1位候補左腕・寺島成輝が、開幕戦の1次ラウンド・香港戦に先発し、5回12奪三振で無安打1四球無失点の快投。7回参考のノーヒットノーランリレーで、コールド発進に導いた。「初回の相手の反応を見て、逆に自分の目標を立てました。(目標は)1つです。ノーヒットノーランをやっていこうと思っていました」。2回2死から四球で、この日唯一の走者を許したが、後続から5連続K。日本ハムのスピードガンでは最速143キロを計時した。「90点くらい」と自己評価。ツインズなど日米スカウト陣を魅了した。テニスで国体出場経験を持つオリックス・加藤編成部長は「ジョコビッチだね」とうなった。テニス好きの左腕が憧れる王者のスタイルを引き合いに、「投球はサーブと一緒。同じコースに球種とスピードを変えて3球で三振を取ったように、球の精度を確認しながら、試合全体を見通している。テニスをしても、うまいはず」と称賛した。
▽日本ハム・芝草スカウト「格の違いを見せたというか、そういう内容だった。相手を見ながら、決めるところはしっかり決めにいっていて、普段通りの投球スタイルが出ていた」(SANSPO)
■ 虎スカウト、履正社・寺島をネット裏視察「評価変わらない」(SANSPO) 16/8/26
U-18アジア選手権に出場する高校日本代表が25日、早大と練習試合を行い、5-4で勝利した。阪神などがドラフト1位指名候補に挙げている大阪・履正社の寺島成輝投手が先発し、3回2失点とまずまずの試運転となった。阪神の中尾スカウトが寺島の投球をネット裏から視察した。「球速は落ちていたけど、甲子園とは舞台が違うから気にしていない。評価は変わらない」。この日は最速143キロで自身の最速149キロには及ばず、2失点したが、これまで通り高く評価していた。
■ 履正社・寺島 近日中にもプロ志望を表明へ「家族と話し合いたい」(スポニチ) 16/8/18
履正社・寺島が近日中にもプロ志望を表明する。常総学院に敗れた3回戦から一夜明け、大阪市内の宿舎で「最終的にプロになりたいですが、家族としっかり話し合いたい」と語った。岡田龍生監督も「おそらく“就職”になります」と説明した。今後はU―18アジア選手権に出場する日本代表入りが確実視されている。
■ 履正社寺島、散る!温存が裏目8強ならず(スポーツ報知) 16/8/17
高校NO1左腕の夏が終わった。今秋のドラフト1位候補、履正社の寺島成輝投手は、2点を追う2回途中からスクランブル登板したが、4安打7奪三振3失点で流れを取り戻せなかった。寺島はぐっと感情をこらえるようにして「今までにないぐらい悔しい。この悔しさを、次のステージに生かしていきたい」と気丈に振る舞った。温存策が、結果的には裏目に出た。岡田龍生監督は「(登板間隔を)もう少し空けたかった」と中1日の寺島ではなく、背番号10の山口裕次郎を先発させた。だが、初回に2失点。慌てて寺島をブルペンに送り、2回1死一、二塁となったところでマウンドに上げた。しかし、背番号1は「半分も(肩が)できあがってなかった」と打ち明けた。完投した14日の横浜戦の疲労もあった。有村に140キロ直球を2点三塁打を浴びると、次打者にも適時打を許し3点を奪われた。「流れを断ち切ろうと思ったけど、自分の投球ができなかった」と肩を落とした。5回にも、自身のバント処理の失策と野選をきっかけに2失点したが、そこから「BIG3」の意地を見せた。6回2死から5者連続三振を奪うなど、7回2/3で7奪三振。打撃では2回の追撃適時打を含む3安打を放った。視察した巨人・益田スカウトは「1位候補であることには変わりない」と話し、ロッテの永野チーフスカウトも「左が欲しい球団は最初に取りにいくと思う」と評価の高さは変わらなかった。
注目の進路については「まだ分からない」と明言を避けたが、プロ志望届を出せば1位指名は確実。中日の中田スカウト部長は、初戦の高川学園戦を視察した際に「手も足も出ない球質がある。1位で競合するだろう」と話していた。
▽ロッテ永野チーフスカウト「カットボールをうまくコントロールできるようになって、真っすぐが生きるようになった。柔らかさは違うが、高校時代のダルビッシュのようなテクニックがある」(日刊スポーツ)
■ 履正社・寺島、横浜打線に1失点完投!(デイリースポーツ) 16/8/15
履正社は横浜を逆転で破り16強に進出した。ドラフト1位候補のエース・寺島成輝投手は強力打線を初回の1点のみに抑え、同校初めての夏2勝に貢献した。明らかに精神的な疲労の色がにじんでいた。今年に入り、スーパー左腕が初めて見せた“本気の顔”-。「集中力は今までで一番だった」と強力な横浜打線に付け入る隙を与えなかった。「今まで対戦した中で一番、レベルが高かったと思います」。三振を狙ったボールでもファウルにされた。コースが甘くなればヒットゾーンに打ち返された。初回に不運な当たりとミスでピンチを広げ、犠飛で失った先制点。それでも味方が二回に5点を奪って逆転すると、本来の8割で打者を見ながら投げる姿を取り戻した。二回裏に雷雨で2度、トータル1時間23分の中断を挟んだが「スイッチの切り替えができた」と張り詰めた糸は切れなかった。三回からは待ち望んだ藤平との対決。「本当は初回から投げ合いたかった」とカクテル光線に照らされたハイレベルな投手戦は、そう遠くない未来にプロで実現する事を予感させる。「最後の夏、甲子園で戦おう」-。SNSでつながった2人は夏の地区大会前、こう誓い合った。それまで一度も顔を合わせたことはない。中学時代、日本代表で仲間だった横浜・公家を介してのつながりだけだった。それでも、大物、怪物の異名を授けられながら、一度も甲子園のマウンドに立てていなかった現状にシンパシーを感じた。「自分と同じ境遇の人間がいた。それが藤平でした」と寺島は言う。整列後、2人は互いに「ありがとう」と言葉を掛け合った。「この勝利でもっと自分は上のレベルに行けると確信しました」と言いきった寺島。もう遮るものはない。友の思いを背負い、スーパー左腕は全国の頂点へ駆け上がる。
▽阪神・畑山統括スカウト補佐「これだけの相手に高校生なら力んでもおかしくないのに、いつも通り、打者を見ながら力の入れどころを考えている。高校生レベルで、強力打線を相手にそんな投球ができる投手はなかなかいない。スライダーの曲がりも良くなってきている」
▽日本ハム・大渕スカウトディレクター「寺島は完成されていて、力を発揮している。(藤平と)2人ともスケールが大きい」
▽オリックス・中川チーフスカウト「寺島投手は、これまで何度も見ているが、変化がないというか。波が少ない。これは非常に大事なことで、つまりセルフコントロールができているということ。高校生ではなかなかできないこと」
▽ロッテ・林球団本部長「非常に投げっぷりが堂々としている。左で140後半のストレートを投げられるというのは大変魅力で、完成度の高い投手」
国内10球団のスカウトが視察し、ロッテは林球団本部長も訪れた。通常は出場校が1巡すれば撤収するが異例の残留。巨人・山下スカウト部長は「寺島も藤平も失点後をしっかり抑えた。(Aランクの)評価は変わらない」とうなずいた。
▽中日・米村スカウト「横浜相手なら力んだり、違う投球をするかと思ったけど、カウントを取りにいくとき、追い込んで三振を狙うときも変わらなかった」
▽オリックス・中川スカウトグループ長「(雷で)中断とか、コンディションの難しいところも関係なかった」(SANSPO)
三振は4個。27アウト中、2併殺を含む15アウトを内野ゴロで奪った。最速は球場表示で146キロ、巨人のスピードガンで149キロを計測した。
▼巨人山下哲治スカウト部長「2人とも素晴らしい投手であることは間違いない。プロ相手にしても完投できる能力がある」
▼ロッテ林信平球団本部長「甲乙つけがたい2人。どちらにするか選択を悩むかもしれない」(スポニチ)
▽巨人・山下スカウト部長「走者を出しても、崩れそうで崩れない。この試合だけで2人の評価が変わることはない」(スポーツ報知)
▽阪神・畑山統括スカウト補佐「まだレベル的には違うけど、江川さんみたいなイメージ。江川さんは“手抜きの天才”と言われたけど、相手を見て抑える術を考えていた。そして9回にMAXを出す。寺島からも同じような部分を感じる」(西日本スポーツ)
日本ハム・大渕スカウトディレクターは「こういう状況だからこそ、本当の力が分かる」とうなった。(スポーツ報知)
■ 履正社・寺島、150キロ初聖地で圧巻!(スポーツ報知) 16/8/9
今秋のドラフト1位候補、履正社の寺島成輝が、衝撃の甲子園デビューを飾った。「あんなにお客さんがいる中で投げるのは初めて。今まで感じたことのない熱気でした」。1年夏から阻まれ続け、ラストチャンスでつかんだ甲子園。投げる喜びを存分にかみ締めた。持ち味である球のキレと制球力を、全国の舞台でも発揮した。5回までノーヒット。6回に1点を許したことから「出来は65点」と厳しめの自己採点だったが、2安打11奪三振で1失点完投した。米大リーグ・アストロズのスカウトのスピードガンでは、8回にMAXを1キロ更新する150キロを計測。巨人・堤GMも、左腕の実力に目を見張った。「まだ見たことがなかったから」と、チームの遠征先の広島から東京に戻る途中で下車して電撃視察。「高校生の中ではトップランク。(ドラフト)1位で消えてもおかしくない素質なのかなと思う」と絶賛した。他球団のスカウト陣も「(BIG3の中でも)完成度は一番」(中日・中田スカウト部長)、「高校生の中で最も安定感があるね」(西武・渡辺シニアディレクター)と賛辞が止まらなかった。聖地のマウンドがよほど快感だったのか、寺島は“占拠”を志願した。もう一人のドラフト候補左腕・山口裕次郎との二枚看板。しかし、寺島は「山口にも(マウンドを)味わってほしいですけど…、僕が全部投げます」と、ちゃめっ気たっぷりに全試合完投を願望した。
▽阪神・畑山統括スカウト補佐「大舞台でも普段通り、力の強弱をつけながら投げられていた。メンタル面の強さを感じるし、大舞台で楽しめる精神力はすごい」
▽巨人・堤GM「ボールの力は秀でているし、テンポがいい。高橋くん、藤平くんと比べても遜色ない」
▽DeNA・吉田スカウト部長「素材だったらNo.1。ボールのキレがいい、スピードがいい、コントロールもいい。そんな投手はなかなかいない」
▽ヤクルト・小川SD「精度が高いし、スケールが大きい。高校生ではなかなかいない。似たタイプ?寺島君は寺島君でいい」
▽ブレーブス・大屋スカウト「直球のキレがあって、見逃しも空振りも取れる。力のある球がズドーンと来る」
▽アストロズ・大慈弥環太平洋スカウト部長「ここぞという時の制球がいい。投手は制球がすべて。プロでも勝野に一番大事なのは制球」
▽日本ハム・大渕スカウトディレクター「菊池(現西武)、松井裕(現楽天)、小笠原(現中日)みたいなエンジン全開タイプの左腕と違う。大きなエンジンを制御する技術が合わさって、エコモードで運転している」
▽楽天・長島スカウト部長「高校生だけど即戦力に近い。大学、社会人の中に入れても遜色ない。左腕だと、西の寺島、東の高橋昂。まだ余力がある」
▽ブレーブス・大屋スカウト「球質が重く、コーナーにズドンと来る。直球で三振が取れるから、変化球はそんなに投げなくてもいいぐらい。素材がいいから、味付けは塩、コショウだけでいい」(スポーツ報知)
▼巨人・堤辰佳GM うちの中でトップランク。高校生の中では、球の力は抜けている。力は持っている。
▼中日・中田宗男スカウト部長 メリハリが素晴らしい。落ち着きもある。先発候補の左投手では一番いい。
▼ソフトバンク・小川一夫編成育成部長 完成度が高い。プロに来て、すぐ出られるくらいの力がある。
▼ブレーブス・大屋博行スカウト アクセルを持っていて、フルに踏んだり、弱めたりができる。米国でも十分通用する力がある。(スポニチ)
▽巨人堤GM「スカウトが上位ランクにつけている選手なので見に来た。期待通り。高校生トップクラスの投手。秀でているんじゃないですか。どのようなものを即戦力というのか分からないが、力は持っている」
▽ヤクルト小川シニアディレクター「相手を見て、ここぞで力を入れる。『ピッチング』をしているなという感じ。力を入れてもそれなりに制球できているし、完成度は非常に高い」
▽DeNA吉田スカウト部長「テンポも制球もいい。疲れがこない投球フォームで長持ちしそう。間違いなく1位で消える」
▽楽天長島スカウト部長「左打者の内角に投げられるハートの強さがある。今年の左投手は寺島、(花咲徳栄の)高橋が中心」
▽アストロズ大慈弥環太平洋担当部長「両サイドにいきっちり投げ分けられる。プロでもメジャーでも投手はコントロールがすべて。左だし、おもしろい選手」(日刊スポーツ)
■ 【小川SDチェック】履正社・寺島、プロでも即戦力レベル(SANSPO) 16/8/9
「高校ビッグ3」の評判通りの投球だった。最速は146キロで、カウントを取りにいくときの球は136-140キロ。三振を狙う場面では力を入れて145、146キロを計測した。完成度の高い左腕だ。堂々としたマウンドさばきで、スケールの大きさを改めて感じた。1メートル83、85とサイズに恵まれ、制球に苦しまない。これまでの登板も見ているが、常に余裕があり、初めての甲子園でも緊張を感じさせない。得点圏に走者を置いた場面でも、落ち着いていた。昨秋は緩い変化球を痛打されることが多かったようだが、今年の春から勝負球を真っすぐ中心にし、結果を出した。高校野球から次(プロ)のステージに進んだ場合、即戦力レベル。早ければ夏には(1軍の試合に)出てくるのではないか。
■ 履正社、6年ぶり夏へ!プロ注目左腕・寺島が12K3安打完封(SANSPO) 16/8/1
最後の打者を遊飛に打ち取り、履正社・寺島がマウンドでほえた。捕手井町とがっしり抱き合い、目には涙を浮かべた。138球の熱投で、夢見た大阪177チームの頂点に立った。圧巻の投球だった。六回二死走者なしで相手4番に内角真っすぐを投げ込み三振を奪うなど、直球主体で12奪三振。自己最速タイとなる149キロも記録し、打っても3安打1打点だった。巨人の益田主任スカウトは「緩急があって(直球と変化球の)コンビネーションがいい。球が重いし、糸を引くような球が投げられる」と絶賛。大阪大会では4試合に登板、29回を投げ自責点は1。防御率は驚異の0・31だ。昨夏はいきなり大阪桐蔭と初戦で対戦し敗退。昨秋も大阪の3位決定戦で阪南大高に敗れ、選抜に届かなかった。寺島は「甲子園は立ったことのない楽しみな場所。ストレートがいいバッターにどれだけ通用するか。せっかく出られるので、優勝を目指して頑張りたいです」と意気込んだ。
▽オリックス・谷口スカウト「余裕を持って投げているし、バッティングも自信をもって振っている。決勝戦という感じがしない」
■ 寺島、9回に最速更新149キロ!13Kで聖地まであと3勝(スポーツ報知) 16/7/28
履正社が寺島成輝投手の快投で、2年ぶりのベスト8進出を決めた。日米12球団32人のスカウトが見守るなか、古豪・大体大浪商相手に3安打13奪三振で完封勝利。2点リードで迎えた最終回。3番打者へ投げ込んだ6球目は、ネット裏の巨人スカウトのスピードガンで自己最速を1キロ更新する149キロを計測した。「今日は味方が点を取るのが難しいと思っていた。気持ちの入り方が違ってましたね」。相手の先発は、同じドラフト候補に挙げられる好投手・西田。ライバルを前に、燃えないはずがなかった。高校の公式戦での9回完封は初めて。「無失点にはこだわっていた。腕がいい感じで振れていて、今大会では一番良かったです」と充実感をにじませた。打者として対戦した西田は、直球のあまりのキレに、打席で苦笑いを浮かべ、「球が速すぎて…。キャッチャーミットに入ってから振ってるみたいな感覚でした」と振り返るほどだった。奪った13三振のうち、12個はストレートで決めた。昨年からテーマとしていた「来ると分かっていても打てない真っすぐ」を体現する内容に、「少しずつ理想に近づいてきました」と納得の表情を浮かべた。巨人・山下スカウト部長は「完投能力があってレベルも高い。将来的にチームの軸になれる投手に成長すると思う。3、4球団は競合するんじゃないか。そのくらいの左腕」と絶賛。西武の渡辺シニアディレクターは「コントロールが抜群にいいね」と制球力を絶賛し、ロッテの永野チーフスカウトも「1位じゃないと獲れないでしょう」とうなった。
140キロのカットボールも披露し、格の違いを見せつけた。阪神は高野球団本部長ら7人態勢で見守り、担当の畑山統括スカウト補佐が「今までで一番。気持ちも入っていた」と目を細めた。(デイリースポーツ)
オリックスの中川隆治スカウトは「いつ見ても同じ投球ができる。高校生では簡単に打てない」と高評価していた。(スポニチ)
「10年に1人の投手だね」。巨人益田スカウトがつぶやく。(日刊スポーツ)
■ 履正社・寺島、豪弾&7回9K 岡田監督も驚き(デイリースポーツ) 16/7/20
ドラフト1位候補の履正社・寺島成輝投手が、阪神・和田SAらが視察する中、7回4安打無失点9奪三振。打ってはコールド勝ちを決めるソロ本塁打を右翼席へ打ち込んだ。度肝を抜かれたのは岡田龍生監督で「狙ってこいと言ったけど、ホンマに打つとは。T(岡田、現オリックス)にも山田(現ヤクルト)にも言ったことないんですけどね」と驚きの声を上げる。投げても圧巻の内容。本来なら背番号10の山口裕次郎投手が先発予定だったが、前日に寝違えを発症した。指揮官に「それなら万全の自分が行きます」と志願した寺島。初戦から中2日の登板で立ち上がりは球が高めに浮いた。それでも緩いカーブを使って体を縦回転に修正。「そういう引き出しは練習試合で作ってきたので」。三回から球のキレが戻り9奪三振。最速は144キロを計測した。視察した楽天・長島スカウト部長は「緩い球を使って修正するところとか、投手としてのセンスがある。高校生では3本の指に入る投手」と絶賛。本人は世界的なテニス選手のジョコビッチが記した本を愛読し「上から目線じゃないですけど、最高のボールを投げれば抑えられるとイメージして」マウンドに上がるという。圧倒的な存在感、簡単に折れない強さ-。もうドラフト1位の称号は、揺るがない。
打撃での豪快な一発に、オリックス・谷口スカウトは「エグイですね」と仰天した。ソフトバンクの宮田アマスカウトチーフ補佐も「あれは狙って打ったでしょ。打つことに関してもセンスがあるね」と高評価した。投球に関しても「素晴らしい。圧巻の投球ですよ」と賛辞が止まらなかった。(スポーツ報知)
楽天・長島スカウト部長は二回に四球で出した走者をけん制で刺した場面に注目し「けん制も含めたマウンド裁きは投手としての素質。それがきちんとできるということは、投手として高いセンスがある」と絶賛した。(SANSPO)
■ 履正社18点コールド発進!寺島、圧巻の4回9Kにスカウト絶賛(スポーツ報知) 16/7/17
履正社のドラフト1位候補投手・寺島成輝が、チームの初戦となる関大第一戦に先発登板。4回を3安打9奪三振1失点と好投した。試合は18得点と打線が爆発し、5回コールド勝ちで2年ぶりの初戦突破。しかし、エースの表情は晴れなかった。「無失点にできなかった。そこは反省するべきところです」。7―0とリードして迎えた3回2死二塁。関大第一の2番打者が打ち上げた打球は中前にポトリと落ちるタイムリーとなり、1点を奪われたことを悔やんだ4月の春季大会から続いた公式戦での無失点記録は、29イニング目でストップ。9日の開会式でも「無失点にはこだわっていきたい」と意気込んでいたが、初戦で途切れる結果となった。バックネット裏では、7球団12人のスカウト陣が視察。ソフトバンク・永山アマスカウトチーフが「変わらずいい投手」と話すと、オリックスの谷口スカウトも「ボールの質が違う」とうなった。この日の直球は、MAXを3キロ下回るものの145キロをマーク。寺島も「調子は悪くないと思います」と手応えをのぞかせた。
視察した阪神畑山球団統括スカウト補佐は「力は抜きんでている。ゼロへのこだわりなどを身につけて、よりスケールアップするのでは」と、難攻不落の投手への成長を見守る。(日刊スポーツ)
立ち上がりからリリースポイントが安定しなかったが、直球のキレは群を抜いていた。春までは封印していたチェンジアップも解禁し、4回までに9つの三振を奪った寺島。(デイリースポーツ)
中日の米村明スカウトは「今年の大学、社会人を含めてもナンバーワンの左腕。私がスカウトになってから見たなかでもナンバーワン。杉内(巨人)の高校時代よりも上」と絶賛する。(中日スポーツ)
■ 履正社・寺島 練習試合で3回3K 集大成の夏へ(スポニチ) 16/7/3
今秋ドラフト1位候補の最速148キロ左腕、履正社・寺島が集大成の夏へ闘志をたぎらせた。大阪大会前最後となる練習試合・興譲館戦に先発。ソフトバンク、西武など3球団が視察する中、3回を被安打1の3奪三振、無失点にまとめた。現在は学校のテスト期間中ながら、直球の最速は143キロを計測するなど本番をにらんだ調整に抜かりはない。
■ 履正社・左腕寺島、先輩ヤクルト山田に続くぞ(日刊スポーツ) 16/6/29
世代最強左腕の呼び声高いのが、履正社(大阪)寺島成輝投手だ。山田を育て、寺島を3年間見てきた岡田龍生監督は「山田のように成功体験を積んでいけるかどうか」と語る。山田は3年春から急速に成長曲線を描いた。春の大阪、近畿、夏の大阪を制し、甲子園出場。高校日本代表に選ばれ、ドラフト1位を射止めた。昨秋の公式戦後、岡田監督は寺島に「まっすぐの質を高める」ことをテーマに取り組ませた。相手打者が直球と分かっていても、捉えられない直球を投げる投手への進化を求めた。今春の公式戦は5試合26回1/3を投げ、失点、自責ともにゼロ。8回無失点だった近畿大会府予選準決勝・汎愛戦で「この春1番、自分の思うところに投げられた」と手応えをつかんだ。難攻不落の投手になりつつある。「間違いなくドラフト1位の投手」(巨人益田スカウト)と、すでに評価は確定。狙うのは「夏の頂点」と寺島。6年前の山田のように1つの勝利を自信に変え、世代最強左腕は甲子園球児になる。
■ 履正社V ドラフト候補が完封リレー(デイリースポーツ) 16/6/6
近畿大会は決勝戦が行われ、履正社が智弁学園を圧倒し3年ぶり2度目の優勝を果たした。エース・寺島成輝投手と、山口裕次郎投手のドラフト候補リレーで春の王者を完封。寺島は巨人、阪神のスカウトが視察する中、直球の最速が146キロを計測するなど、4回無失点で格の違いを見せつけた。球場全体をのみ込むような迫力だった。視察した巨人・山下スカウト部長は「ビックリした。今年の左では大学、社会人も含めてトップクラス」と目を丸くする。3点リードの六回から登板すると、雄たけびを上げながら力強く左腕を振った。「調子がいい時は自然と声が出る」と、相手打者をのみ込むようにアウトを積み重ねていった寺島。許した安打は甘いスライダーを三塁打されたのみで、それ以外の結果球はすべて直球という離れ業だ。外野まで飛んだ打球が相次いで失速したように、左腕は「球の走りは一番良かった。押し込めたと思います」と手応えを口にする。今春は計5試合の登板で失点はゼロ。同じドラフト候補の同級生・山口に「負けないように」と触発された左腕が、また一つ、大きな殻を破った。
バックネット裏で見守った巨人の山下スカウト部長は「完成度が高い。左腕なら大学・社会人含めてもトップクラス。即戦力? 夏頃には1軍の戦力になるのでは」と絶賛。阪神の畑山統括スカウト補佐も「モノの違いを感じる」とうなった。(スポーツ報知)
■ 履正社・寺島5回0封 9割直球で圧巻(デイリースポーツ) 16/5/30
1回戦2試合が行われ、履正社はドラフト1位候補の寺島成輝投手が5回4安打無失点の好投。状態が良くない中でも格の違いを見せつけた。調子自体は良くなかったが、許した4本の安打はすべてシングルヒット。最速144キロを計測した直球の威力は、初出場となる近畿大会でも相手を寄せ付けなかった。「思ったより粘られたので。コースなりキレなりが悪かったと思う」と寺島。それでも初回に2三振を奪って立ち上がると、全投球の9割が直球で5回を楽に投げきった。高3の春まで届かなかった近畿大会のマウンド。「自分のストレートがどこまで通用するか試したかった」と言う。9球団19人のスカウトが視察し、阪神・畑山統括スカウト補佐は「まだ余力がある感じ。夏までにもう1ランク、上の投球を目指してほしい」と言う。「優勝して夏につなげる」と力を込めた超高校級左腕が、飛躍の階段を上っている。
中日の石井昭男チーフスカウトは「左の高校生ではNo・1」と話し、日本ハムの芝草宇宙スカウトも「別格。力があり余っている感じで頼もしい」と評した。(スポニチ)
巨人益田スカウトは「間違いなくドラフト1位の選手」と断言した。(日刊スポーツ)
■ 履正社・寺島 阪神・和田SAの前で快投(デイリースポーツ) 16/5/14
履正社が八回コールド勝ちし、決勝に進んだ。1位候補の寺島成輝投手が先発し、8回4安打無失点、三塁を踏ませない快投を見せた。ネット裏では阪神の和田SAが視察。「体ができているし、1年目からローテに入っていける。しっかりと鍛えれば20勝投手になる可能性もある」と目を細めた。和田SAが最も評価したのは直球のラインと制球力。一塁側よりのプレートを踏み、右打者の内角、左打者の外角に寸分の狂いもなく直球を投げ込んだ。「自分の思ったところに投げられた」と振り返った寺島。和田SAは「あれだけいいラインが出ると、ドアスイングのバッターはまず打てない。狙ってポイントを前にするか、体の回転で打たないと」とプロの目線で評価する。印象自体も「大学生が高校生の中に混じって投げているような感じ。今、球界を見渡しても左の本格派はなかなかいない。みんなキレや技巧派の印象が強い。昔で言えば中日の近藤さんがそうだった。(ヤクルト、西武、メジャーで活躍した)石井一よりもコントロールがいい」と称賛を惜しまない。この日は直球が全投球の約8割を占めた。今まではキレ味抜群のフォークが決め球だったが「フォークよりも直球で空振りを取れる自信がついた。このオフはそれをテーマにやってきたので」と寺島は力を込める。
■ 履正社・寺島は8回無失点!コールド勝ちで春季大会初戦突破(スポーツ報知) 16/4/24
履正社のドラフト上位候補・寺島成輝投手が24日、大阪府春季大会1回戦・金光大阪戦に先発し、8回を6安打9三振で無失点に抑えた。チームは8回に一挙6得点をあげ、コールド勝ちで初戦突破を果たした。昨年の秋季大会以来となる公式戦を振り返ったMAX148キロ左腕は、「自分の中ではあまり良くなかった。制球がバラバラでした」と4四死球に反省。一方で「フォークは1球だけです」と、あえて決め球を封印し、ストレート主体で三振を積み重ねた。視察したロッテの永野チーフスカウトは「(フォークを投げなかったのは)今日は必要ない、という判断なのかな。打者の力加減を見ながら投球ができている。下半身もしっかりしているし、もっと良くなると思います」と高評価した。
視察したロッテ・永野チーフスカウトも「体つきも含めて完成形だね」と目を細める。(デイリースポーツ)
■ 履正社・寺島を巨人など6球団が視察 最速143キロ快投ショー(スポニチ) 16/3/12
今秋ドラフト1位候補に挙がる履正社・寺島が、今年初の対外試合の報徳学園戦で貫禄の投球を披露した。「この冬は、絶対的なストレートを投げられるよう磨いてきた」と話していたように直球主体に3回を1安打無失点に抑え3三振を奪った。直球の最速は143キロ。今春センバツ出場は果たせなかったが、巨人、ヤクルト、オリックス、日本ハムなど6球団のスカウトが最速148キロ左腕を視察し注目度の高さをうかがわせた。
A評価の7人に挙げている巨人・山下スカウト部長は「スケールは群を抜いている。順調にいけば(ドラフト1位の)12人に入ってくる」と期待した。(スポーツ報知)
■ 履正社・寺島150キロで夏は初聖地だ(デイリースポーツ) 16/1/5
今秋のドラフト1位候補、履正社・寺島成輝投手が4日、大阪府茨木市の同校グラウンドで始動。最速148キロ左腕は「日本中の(人が)見ている前で150キロを出したい」と宣言。同校の岡田監督への年賀状に「150キロを出して甲子園に行きます」と決意をしたためたと明かした。まだ土を踏んでいない聖地へのチャンスは最後の夏だけ。主将で4番も務めるエースは「最終学年になって責任感が出てきた。甲子園だけを目指してやりきる」と言いきった。この日は巨人・益田スカウト、阪神・畑山統括スカウト補佐が視察。益田スカウトは「高校No.1左腕」と絶賛。畑山スカウトも「車なら大きなエンジンを積んで潜在能力はある。あとは勝ちきるところを見たい」と期待した。
■ 148キロ左腕 履正社・寺島、無安打無得点締め(日刊スポーツ) 15/12/31
最速148キロ左腕、履正社(大阪)寺島成輝(2年)は、無安打無得点試合で15年を締めくくった。11月23日の練習試合・京都成章戦で打者27人を2四球のみに抑えた。全107球中9割近くを直球で攻め「しっかり腕を振ってストレートを投げる、そのテーマでいい結果が出ました」と顔をほころばせた。今秋は3位決定戦で阪南大高に0-1で惜敗し、近畿大会に進めず4季連続甲子園の道が断たれた。エースで4番。主将とのバランスに悩み「ピンチで味方がエラーしたとき、エースとしては責めるつもりはない。でも主将としては言わないわけにはいかない」。普段から「寺島の考え」を伝える必要性に気付いた。来年の高校生ドラフトは「寺島を軸に回る」(中日米村スカウト)とも言われる。実績も「世代NO・1」に届く日まで試練も進化に変える。
■ 履正社センバツ絶望的、寺島9K1失点も完封●(日刊スポーツ) 15/10/11
履正社が阪南大高に完封負けし、来春のセンバツ出場は絶望となった。来秋ドラフト1位候補の寺島成輝(2年)が9奪三振1失点と力投も、打線は阪南大高・中河成(じょう=同)の前に2安打無得点。エースで主将の寺島が懸命に左腕を振っても、4季ぶりの甲子園に届かなかった。「最後の大事な2試合で打てなかったら勝てませんね」と岡田龍生監督(54)。準決勝・大阪桐蔭戦は1-2。この日は0-1で大阪最後の近畿切符を逃した。味方が8回2死満塁の先制機を逃したその裏、寺島は決勝点を奪われた。「来秋の目玉候補なのは間違いない」(オリックス内匠スカウト)とすでにプロの評価は揺るぎない。だが甲子園に届かない。「自分もチームも勝負どころの弱さが課題です」。最速148キロの逸材も、来夏が甲子園へのラストチャンスになった。
■ 履正社・寺島圧巻!5回完全11K(デイリースポーツ) 15/9/14
履正社が高槻に五回コールド勝ち。来年のドラフト上位候補、最速148キロ左腕の寺島成輝投手(2年)が5回パーフェクト、5者連続を含む11奪三振と圧巻の投球を見せた。球の重さがミット音から伝わってくる。183センチ、86キロの恵まれた体格から投げ下ろす直球に、打者のバットが次々空を切った。「球が浮いたりして思い通りにいかなかった。(自己採点は)40点くらい」と言うとおり、制球はやや荒れていた。ただ、それを上回る力感が武器だ。スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、直球はより威力を増した。今夏は初戦で大阪桐蔭と対戦。背番号11の寺島は完投したが、5失点で敗れて涙に暮れた。新チームではエースで4番で主将。3役を担うのは同校初だが、この日は左越え二塁打など3安打1打点と早速責任を果たした。まだ一度も立っていない聖地を見据える。「まずセンバツに出たい。残り2回、甲子園へ」と、大器は誓いを新たにしていた。
■ 履正社・寺島5失点敗退に号泣(デイリースポーツ) 15/7/20
履正社は左腕の寺島成輝投手(2年)が懸命に強力打線を抑えにかかったが、終盤に力尽きた。ベンチ裏で、背番号1の先輩・溝田の手を握りながら泣いた。履正社の先発は背番号11、2年生左腕の寺島だった。結果は、5失点での敗戦。寺島は「すみません」と絞り出し、溝田は「ありがとう」と、答えた。岡田龍生監督は「調子のいいピッチャー」と、寺島起用の理由を明かしたが、調子がいい、だけではない。初戦が大一番となったこの試合、ずば抜けた資質に賭けた。「お前のホームランで、1対0で勝ってこい!」。指揮官はそう言って寺島を送り出した。「それができる可能性のある選手」という。MAX148キロ。この日も145キロを計測した。大阪桐蔭打線も中盤まで、その直球をまともに捉えられなかった。打っても3安打1打点。ただ三回、タイムリーエラーで2点を失う。球の浮き始めた終盤には、さすがに大阪桐蔭の打者につかまり、最後は突き放された。寺島は「3年生についていくことで力を付けられた。最後を終わらせてさみしいし、感謝もしたい」というのが、ベンチ裏の涙の理由だ。「やり返す。次は最後まで投げられる体力と技術を付けて、大阪桐蔭を完封します」。2年生エースは先輩の思いも背負って、リベンジに動き始める。
■ 履正社が4強進出 七回7点でコールド(デイリースポーツ) 15/5/6
履正社が大塚を7-0の七回コールドで下し、4強に進出した。0-0で迎えた七回、主将・西村の中越え二塁打で均衡を破ると、そこから怒とうの6連打で一挙7点を奪い、コールドに持ち込んだ。投げては2年生左腕の寺島が毎回の11三振を奪って完封。それでも岡田監督は「細かいミス、つまらんミスが多い。やっぱりもっときちんとした野球を、ウチらしい野球をやっていかないと」とバントミスや走塁ミスを修正すべき課題として挙げていた。
■ 履正社にスーパー1年生!5年連続センバツ出場へ意欲(スポーツ報知) 14/9/22
今春センバツ準優勝の履正社が、大阪府大会4回戦で東大阪大柏原を下し5回戦進出を決めた。2点差に迫られた6回途中から登板した寺島成輝が、5三振を奪い1失点に抑える好救援。ピンチでの緊急登板にも全く動じなかった。6回だ。4―2と2点差に迫られ、なおも2死二、三塁。ここでマウンドに上がった寺島は「点を与えたくなかったので三振を狙った」。言葉通り、相手打者を外角低めの直球で空振り三振に斬ると、何事もなかったようにベンチへ引き揚げた。8回は先頭打者を中前安打、次打者を四球で出したが、矢のようなけん制で連続補殺。9回には1点を失ったが、再びけん制で刺しピンチをしのいだ。終わってみれば3回1/3を3安打5K。打者だけでなく、走者も翻弄した投球を「けん制は得意ではないんですが、抑えようと思っただけ」と平然と振り返った。今春センバツで準優勝に貢献した溝田悠人と永谷暢章(ともに2年)を押しのけ、新チームの背番号1を託された。「8月のオープン戦で競わせた結果」と岡田龍生監督(53)が話すように、実力で奪ったものだ。1歳年上の溝田は気を悪くするどころか「カワイイんです」。時には甘い声でおねだりし、先輩にジュースを買いに行かせる“パシリ役”をさせることもあるという。
■ 履正社 底力4強、寺島好救援/大阪(日刊スポーツ) 14/7/28
うわさの1年生左腕が、4年ぶりの夏の甲子園への切り札になった。履正社が枚方津田を終盤に突き放し、4強入り。2-1の7回2死一、二塁で救援した寺島成輝投手が、2回1/2を無失点でしのいだ。4回戦・八尾戦の6回で公式戦デビューし、4イニング無失点の力投で逆転勝ちを呼び込んだ。「きょうは1点勝っている展開での登板で、きょうの方が緊張しました。3年生の最後の夏に投げさせていただいていますから」と、まだあどけない顔に真剣な表情を浮かべた。打者7人に対し、32球オールストレートで5奪三振。リードした捕手の八田夏(3年)は「先発の溝田が変化球主体だったので相手の目が慣れていると思い、真っすぐで押して行こうと決めました」と振り返ったあと「他の学校に、見せたくなかったので」とにやりと笑った。カーブ、フォークを封印し、最速144キロの直球押しで反撃を封じた。1年前の夏は、世界の舞台にいた。8チーム参加の世界少年野球大会に出場し、優勝。そのころから名前を知られた存在だった。
プロフィール
大阪府高槻市生まれ。寺島 成輝(てらしま・なるき)投手。
国分寺市立第九小(東京都)1年から国分寺スカイホークスで軟式野球を始める。
大阪に戻った日吉台小4年時から硬式(茨木リトルリーグ)に転向。
茨木東中学校(箕面ボーイズ)時代3年夏に世界少年野球大会Vを成し遂げた。
当時の代表メンバーに山崎颯一郎ら。
履正社では1年夏から控え投手としてベンチ入り。
4回戦・八尾戦に6回から2番手として起用され、4回5三振無失点の好リリーフでデビューを飾る。
準決勝・大阪桐蔭戦(2対6)で8回を8安打1失点にまとめるロング救援を披露。
永谷らがいる中で1年秋にエースの座をつかみ、1回戦で6回1安打13K完封の快投を見せた。
2年夏の大阪大会は大阪桐蔭に5四死球5失点完投負けで初戦2回戦敗退。
2年秋(主将・4番)2回戦・高槻戦で5者連続含む11K、5回参考完全試合を記録している。
準決勝・桐蔭戦を1対2、3決・阪南戦を0対1で落とし、惜しくも大阪予選敗退。
翌3年春の大会26.1回で27K無失点をマークし、3年ぶりの大阪V、近畿大会Vを成し遂げた。
3年夏に4戦(3完3封)29回43K1失点の安定感で6年ぶりの府大会Vを達成。
147㌔右腕・西田光汰と投げ合った5回戦で、3安打13奪三振、2対0完封勝ちを挙げている。
2回戦でライトへの12号弾を放つなど、打者としても打率.643の好成績を記録。
甲子園1回戦で2安打5対1完投勝利を収め、MLBスカウトの測定で最速150㌔を計時した。
強豪・横浜と対戦した2回戦で6安打4四球、4三振1失点完投の粘投を披露。
敗れた常総戦でも5者連続を含む7K、7.2回3失点リリーフ、3安打1打点の奮闘を演じている。
続くU-18アジア選手権で最多勝(2勝)、最優秀防御率、ベストナインを受賞。
香港戦・中国戦の先発投手を務め、格下相手ながら、12回ノーヒット25K0封の快投を見せた。
同期のチームメイトとして山口裕次郎、福田観大ら。
183cm85kg、安定感のある大型左腕。
ノーワインドアップから重心を下げてインステップし、左肘を柔らかく使った腕の振りから投げ下ろす
最速150㌔、常時130㌔台後半から145㌔前後の球速以上に力がある直球と、
130㌔前後のカットボール、120㌔台のチェンジアップ、120㌔台のスライダー、100㌔台のカーブ。
130㌔前後の抜いた直球を交えるなど、メリハリを付けたピッチングで試合を作る。
プロからストレート、安定感を評価される大型左腕。堂々としたマウンドさばきも魅力のひとつ。
力みないフォームからボールの回転、制球を意識してテンポ良く投げ込んで行く。
甲子園3試合25.2イニングで5者連続を含む22奪三振(直球14、カット4、チェンジ3)を記録した。
甘い球もあるが要所で制球良く決める。
スカウトコメント
ヤクルト・鳥原チーフスカウト|16/11/30
「即戦力として考えているので、こういう評価になった。大学、社会人を含めても一番いい左腕」
ヤクルト・鳥原チーフスカウト|16/10/22
「投げ方は違うが、石井一久に匹敵する投手」
オリックス・加藤康幸球団副本部長兼編成部長|16/10/7
「初速と終速の差がないから、直球と分かっていても空振りが取れる。力を抜いて最後にスピンをかける器用さもある。杉内のよう。体の柔らかさもあるし下半身もしっかりしている」
日本ハム・大渕隆アマスカウトディレクター|16/10/7
「勝負どころの直球は強さ、角度、コントロールとすべてが素晴らしい。完成度が高く、投手として必要な要素をすべて備えている」
西武・渡辺久信シニアディレクター|16/10/7
「まだまだ伸びるよ。ポテンシャルも高い。安定感ではNo・1」
日本ハム・芝草スカウト|16/9/3
「高校生は甲子園でベストの状態に持ってくる。今は疲れが出る時期だと思うが、普段と変わらない球を投げていた。マウンドにあがってから、自分の状態を感じとる能力が高い。こういう高校生は、他にはいない」
オリックス・加藤編成部長|16/9/3
「お見事。余力を持って、打者が反応する球速帯で(間を)ずらす投球を体得している」
日本ハム・大渕スカウトディレクター|16/9/2
「投打ともに寺島が抜けている」
オリックス・加藤編成部長|16/8/31
「ジョコビッチだね。投球はサーブと一緒。同じコースに球種とスピードを変えて3球で三振を取ったように、球の精度を確認しながら、試合全体を見通している。テニスをしても、うまいはず」
日本ハム・芝草スカウト|16/8/31
「格の違いを見せたというか、そういう内容だった。相手を見ながら、決めるところはしっかり決めにいっていて、普段通りの投球スタイルが出ていた」
阪神・中尾スカウト|16/8/26
「球速は落ちていたけど、甲子園とは舞台が違うから気にしていない。評価は変わらない」
楽天・早川チーム統括本部副会長補佐|16/8/18
「高校だけでなく大学、社会人とすべてを入れても一番の逸材。技術はもちろん、頭の良さも際立っていて、自分の力をずっと温存しながら投球ができる。ここぞというところだけ力を入れている。そこにスライダー、カーブを織り交ぜたらプロの打者であってもそうは打たれないと思う」
中日・中田スカウト部長|16/8/18
「常に余力を残しているというか、目一杯投げなくても試合をつくれる。要所要所で力を入れたり抜いたりして、左であれだけバランスがいい投げ方をしているのは最大の魅力」
広島・尾形スカウト|16/8/18
「肩、ヒジの可動域が広くて、けがをしづらい。最近は左ではなかなか制球がいい投手がいない中、コントロールはいいし、自滅するタイプではない。しっかりゲームがつくれる。課題としてはもう少しスピードが出れば」
巨人・益田スカウト|16/8/17
「1位候補であることには変わりない」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/8/17
「左が欲しい球団は最初に取りにいくと思う」
「カットボールをうまくコントロールできるようになって、真っすぐが生きるようになった。柔らかさは違うが、高校時代のダルビッシュのようなテクニックがある」
中日・中田スカウト部長|16/8/17
「(初戦を視察した際に)手も足も出ない球質がある。1位で競合するだろう」
阪神・畑山統括スカウト補佐|16/8/15
「これだけの相手に高校生なら力んでもおかしくないのに、いつも通り、打者を見ながら力の入れどころを考えている。高校生レベルで、強力打線を相手にそんな投球ができる投手はなかなかいない。スライダーの曲がりも良くなってきている」
「まだレベル的には違うけど、江川さんみたいなイメージ。江川さんは“手抜きの天才”と言われたけど、相手を見て抑える術を考えていた。そして9回にMAXを出す。寺島からも同じような部分を感じる」
中日・米村スカウト|16/8/15
「横浜相手なら力んだり、違う投球をするかと思ったけど、カウントを取りにいくとき、追い込んで三振を狙うときも変わらなかった」
巨人・山下スカウト部長|16/8/15
「寺島も藤平も失点後をしっかり抑えた。(Aランクの)評価は変わらない」
「走者を出しても、崩れそうで崩れない。この試合だけで2人の評価が変わることはない」
「2人とも素晴らしい投手であることは間違いない。プロ相手にしても完投できる能力がある」
日本ハム・大渕スカウトディレクター|16/8/15
「寺島は完成されていて、力を発揮している。(藤平と)2人ともスケールが大きい」
「こういう状況だからこそ、本当の力が分かる」
オリックス・中川チーフスカウト|16/8/15
「寺島投手は、これまで何度も見ているが、変化がないというか。波が少ない。これは非常に大事なことで、つまりセルフコントロールができているということ。高校生ではなかなかできないこと」
「(雷で)中断とか、コンディションの難しいところも関係なかった」
ロッテ・林球団本部長|16/8/15
「非常に投げっぷりが堂々としている。左で140後半のストレートを投げられるというのは大変魅力で、完成度の高い投手」
「甲乙つけがたい2人。どちらにするか選択を悩むかもしれない」
巨人・堤GM|16/8/9
「高校生の中ではトップランク。(ドラフト)1位で消えてもおかしくない素質なのかなと思う」
「ボールの力は秀でているし、テンポがいい。高橋くん、藤平くんと比べても遜色ない」
「スカウトが上位ランクにつけている選手なので見に来た。期待通り。高校生トップクラスの投手。秀でているんじゃないですか。どのようなものを即戦力というのか分からないが、力は持っている」
中日・中田スカウト部長|16/8/9
「(BIG3の中でも)完成度は一番」
「メリハリが素晴らしい。落ち着きもある。先発候補の左投手では一番いい」
阪神・畑山統括スカウト補佐|16/8/9
「大舞台でも普段通り、力の強弱をつけながら投げられていた。メンタル面の強さを感じるし、大舞台で楽しめる精神力はすごい」
ヤクルト・小川淳司シニアディレクター|16/8/9
「カウントを取りにいくときの球は136-140キロ。三振を狙う場面では145、146キロを計測した。完成度の高い左腕だ。堂々としたマウンドさばきで、スケールの大きさを改めて感じた。サイズに恵まれ、制球に苦しまない。昨秋は緩い変化球を痛打されることが多かったようだが、今年の春から勝負球を真っすぐ中心にし、結果を出した。即戦力レベル。早ければ夏には(1軍の試合に)出てくるのではないか」
「精度が高いし、スケールが大きい。高校生ではなかなかいない。似たタイプ?寺島君は寺島君でいい」
「相手を見て、ここぞで力を入れる。『ピッチング』をしているなという感じ。力を入れてもそれなりに制球できているし、完成度は非常に高い」
DeNA・吉田スカウト部長|16/8/9
「素材だったらNo.1。ボールのキレがいい、スピードがいい、コントロールもいい。そんな投手はなかなかいない」
「テンポも制球もいい。疲れがこない投球フォームで長持ちしそう。間違いなく1位で消える」
西武・渡辺シニアディレクター|16/8/9
「高校生の中で最も安定感があるね」
日本ハム・大渕スカウトディレクター|16/8/9
「菊池(現西武)、松井裕(現楽天)、小笠原(現中日)みたいなエンジン全開タイプの左腕と違う。大きなエンジンを制御する技術が合わさって、エコモードで運転している」
楽天・長島スカウト部長|16/8/9
「高校生だけど即戦力に近い。大学、社会人の中に入れても遜色ない。左腕だと、西の寺島、東の高橋昂。まだ余力がある」
「左打者の内角に投げられるハートの強さがある。今年の左投手は寺島、(花咲徳栄の)高橋が中心」
ソフトバンク・小川一夫編成育成部長|16/8/9
「完成度が高い。プロに来て、すぐ出られるくらいの力がある」
ブレーブス・大屋スカウト|16/8/9
「直球のキレがあって、見逃しも空振りも取れる。力のある球がズドーンとくる」
「球質が重く、コーナーにズドンと来る。直球で三振が取れるから、変化球はそんなに投げなくてもいいぐらい。素材がいいから、味付けは塩、コショウだけでいい」
「アクセルを持っていて、フルに踏んだり、弱めたりができる。米国でも十分通用する力がある」
アストロズ・大慈弥環太平洋スカウト部長|16/8/9
「ここぞという時の制球がいい。投手は制球がすべて。プロでも勝つのに一番大事なのは制球」
「両サイドにいきっちり投げ分けられる。プロでもメジャーでも投手はコントロールがすべて。左だし、おもしろい選手」
アストロズ・大慈弥功環太平洋担当部長|16/8/8
「メリハリをつけるのがうまく、ここぞという時の制球が素晴らしい。伸びしろがあり、将来メジャーでも通用する」
巨人・益田主任スカウト|16/8/1
「緩急があって(直球と変化球の)コンビネーションがいい。球が重いし、糸を引くような球が投げられる」
オリックス・谷口スカウト|16/8/1
「余裕を持って投げているし、バッティングも自信をもって振っている。決勝戦という感じがしない」
巨人・山下スカウト部長|16/7/28
「完投能力があってレベルも高い。将来的にチームの軸になれる投手に成長すると思う。3、4球団は競合するんじゃないか。そのくらいの左腕」
西武・渡辺シニアディレクター|16/7/28
「コントロールが抜群にいいね」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/7/28
「1位じゃないと獲れないでしょう」
巨人・益田スカウト|16/7/29
「10年に1人の投手だね」
阪神・畑山統括スカウト補佐|16/7/28
「今までで一番。気持ちも入っていた」
オリックス・中川隆治スカウト|16/7/27
「いつ見ても同じ投球ができる。高校生では簡単に打てない」
楽天・長島スカウト部長|16/7/20
「緩い球を使って修正するところとか、投手としてのセンスがある。高校生では3本の指に入る投手」
「けん制も含めたマウンド裁きは投手としての素質。それがきちんとできるということは、投手として高いセンスがある」
オリックス・谷口スカウト|16/7/20
「(打撃での豪快な一発に)エグイですね」
ソフトバンク・宮田アマスカウトチーフ補佐|16/7/20
「あれは狙って打ったでしょ。打つことに関してもセンスがあるね。(投球に関しても)素晴らしい。圧巻の投球ですよ」
中日・米村明スカウト|16/7/17
「今年の大学、社会人を含めてもナンバーワンの左腕。私がスカウトになってから見たなかでもナンバーワン。杉内(巨人)の高校時代よりも上」
ソフトバンク・永山アマスカウトチーフ|16/7/17
「変わらずいい投手」
オリックス・谷口スカウト|16/7/17
「ボールの質が違う」
阪神・畑山球団統括スカウト補佐|16/7/17
「力は抜きんでている。ゼロへのこだわりなどを身につけて、よりスケールアップするのでは」
巨人・山下スカウト部長|16/6/6
「完成度が高い。左腕なら大学・社会人含めてもトップクラス。即戦力? 夏頃には1軍の戦力になるのでは」
阪神・畑山統括スカウト補佐|16/6/6
「モノの違いを感じる」
阪神・畑山統括スカウト補佐|16/5/30
「まだ余力がある感じ。夏までにもう1ランク、上の投球を目指してほしい」
中日・石井昭男チーフスカウト|16/5/30
「左の高校生ではNo・1」
日本ハム・芝草宇宙スカウト|16/5/30
「別格。力があり余っている感じで頼もしい」
巨人・益田スカウト|16/5/30
「間違いなくドラフト1位の選手」
阪神・和田SA|16/5/14
「体ができているし、1年目からローテに入っていける。しっかりと鍛えれば20勝投手になる可能性もある」
「あれだけいいラインが出ると、ドアスイングのバッターはまず打てない。狙ってポイントを前にするか、体の回転で打たないと」
「大学生が高校生の中に混じって投げているような感じ。今、球界を見渡しても左の本格派はなかなかいない。みんなキレや技巧派の印象が強い。昔で言えば中日の近藤さんがそうだった。石井一よりもコントロールがいい」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/4/24
「(フォークを投げなかったのは)今日は必要ない、という判断なのかな。打者の力加減を見ながら投球ができている。下半身もしっかりしているし、もっと良くなると思います」
「体つきも含めて完成形だね」
巨人・山下スカウト部長|16/3/12
「スケールは群を抜いている。順調にいけば(ドラフト1位の)12人に入ってくる」
巨人・益田スカウト|16/1/5
「高校No.1左腕」
阪神・畑山スカウト|16/1/5
「車なら大きなエンジンを積んで潜在能力はある。あとは勝ちきるところを見たい」
中日・米村スカウト|15/12/31
「(2016年の高校生ドラフトは)寺島を軸に回る」
オリックス・内匠スカウト|15/10/11
「来秋の目玉候補なのは間違いない」
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それはともかく一日でも早く野手転向しなければ今年がNPBラストになりそう
正直投手育成下手のヤクルトでかわいそうとか、大怪我で劣化したとかいうのはもう免罪符にはなりません
身体付きもあるしまだまだ伸びるだろう
ポテンシャルは高いが辻内のようにならなきゃいいが・・・
だからそれほど力投するという感じではなくても、無理なく150km近い速球が投げられる。高校2年時の安楽がそんな感じで、今年の候補者でも田中や中塚(白鴎大)と並ぶレベル。(中塚は制球力が悪すぎだけど。)
甲子園に出ようが出まいが、例え府大会の1回戦で炎上しようが、この選手の1位は揺るぎないだろうね。
オリックスダブル獲り狙い
寺島さんは良い投手ですね