- プロ注(2023年/2024年) マーク情報 プロ志望(大学/高校)
- 松原 快(富山GRNサンダーバーズ) (09/28)
- プロ注目選手/2023年ドラフト (09/28)
- 常廣 羽也斗(青山学院大) (09/28)
- 竹田 祐(三菱重工West) (09/28)
- 増子 航海(神奈川フューチャードリームス) (09/28)
- 中岡 大河(富士大) (09/27)
- 芦田 丈飛(埼玉武蔵ヒートベアーズ) (09/27)
- 武内 夏暉(国学院大) (09/27)
- 田中 大聖(太成学院大) (09/27)
- 2023年プロ志望届提出者/大学生ドラフト候補 (09/27)
- プロ志望大学生リスト2023 (09/27)
- プロ志望高校生リスト2023 (09/27)
- 佐藤 啓介(静岡大) (09/27)
- 杉田 健(日大国際関係学部) (09/27)
- 友田 佑卓(日本大) (09/27)
- 尾田 剛樹(栃木ゴールデンブレーブス) (09/27)
- 林 謙吾(山梨学院) (09/26)
- 高橋 一英(花咲徳栄) (09/26)
- 中村 太耀(城西国際大) (09/26)
- 福島 圭音(白鴎大) (09/26)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
スリークォーターから153㌔直球とスライダー、シンカー。通算24勝13完封。53回連続0封を記録した。
2016年千葉ロッテ1位
動 画
投手成績
13春: 二部
13秋: 二部
14春: 7 3勝1敗 36.1 28 20 11 2.72
14秋: 8 4勝1敗 57.1 36 40 25 6 0.94(3位)
15春: 7 5勝2敗 61 28 48 21 8 1.18(3位)
15秋: 10 4勝3敗 58.2 38 45 26 8 1.23(4位)
16春: 7 4勝3敗 67 28 70 18 2 0.27(1位)
通算: 39 20勝10敗 280.1 231 110 35 1.12
奪三振率7.42 四死球率3.53
※ 16秋:MVP 16秋:最優秀投手 16春:ベストナイン
【 全国大会 】
16神 回数 被安 奪三 四死 自責
IPU 先 8 2 11 2 1 147㌔(神宮) ○
明治大 先 5 5 3 6 3 147㌔(神宮) ●
13 7 14 8 4 防2.77
被安打率4.85 奪三振率9.69 四死球率5.54
【 国際大会 】
16日米 回数 被安 奪三 四死 自責
第1戦 先 7 3 12 2 1 147㌔
第2戦 1.2 3 1 2 3 145㌔
8.2 6 13 4 4 防4.15
被安打率6.23 奪三振率13.50 四死球率4.15
投手成績詳細
帝京大 先 7.1 4 0 ○
日体大 先 7 4 1 ○
東海大 先 10 7 10 1
獨協大 1 0 0
先 8 5 1 ○
筑波大 先 10 6 7 2 1 ●
城西大 先 9 5 0 ○封
東経大 先 5 5 2
57.1 36 40 25 6 防0.94
被安打率5.65 奪三振率6.28 四死球率3.92
15春 回数 被安 奪三 四死 自責
獨協大 先 9 2 0 ○封
城西大 先 5 9 7 ●
日体大 先 9 4 10 0 ○封
東経大 先 12 2 0 ○…延長13回タイブレーク
東海大 先 9 5 1 ●…0対1で敗戦
帝京大 先 9 1 13 0 ○封146㌔
筑波大 先 8 5 3 4 0 ○
61 28 48 21 8 防1.18
被安打率4.13 奪三振率7.08 四死球率3.10
15秋 回数 被安 奪三 四死 自責
城西大 先 7 3 0 ○149㌔
東経大 先 9 3 0 ○封
大東大 先 5 4 1
1 0 0
筑波大 先 8 3 5 5 1 ●
1 0 1 0 0
帝京大 先 9 7 0 ○封
日体大 先 6.1 7 2 ○
先 7.1 5 0 ●
東海大 先 5 6 4 ●
58.2 38 45 26 8 防1.23
被安打率5.83 奪三振率6.90 四死球率3.99
16春 回数 被安 奪三 四死 自責
日体大 先 9 3 11 4 0 ○封151㌔
先 9 7 6 1 ●
帝京大 先 12 4 20 0 ● 148㌔…13回からタイブレーク
東海大 先 9 4 4 1 1 ● 147㌔
城西大 先 9 2 10 0 ○封
帝京大 先 9 4 14 4 0 ○封148㌔
筑波大 先 10 4 5 0 ○封149㌔
67 28 70 18 2 防0.27
被安打率3.76 奪三振率9.40 四死球率2.42
16秋 回数 被安 奪三 四死 自責
筑波大 先 9 6 4 2 0 ○封150㌔
城西大 先 9 4 0 ○封147㌔
日体大 先 12 6 7 3 2 …連盟タイ53回連続無失点
2 1 0 ○ 151㌔
帝京大 先 9.2 8 9 2 ● 148㌔
東海大 先 9 3 6 0 ○封147㌔…連盟最多タイ年間7完封
先 9 8 2 ○
59.2 36 6 防0.91
最新記事
■ ロッテ1位の桜美林大・佐々木、8回1失点も「出来は良くなかった」(スポーツ報知) 16/11/14
ノーヒットノーランまであと5つのアウトに迫りながら惜しくも快挙を逃しても桜美林大・佐々木千隼投手は淡々としていた。「ピッチングの出来次第良くなかった。今シーズンは悪いなりのピッチングをすることを心がけていた。リズムを意識して投げた」と話した。8回1死から初安打を許し、快挙を逃すと、直後にタイムリーを浴び、8回で降板。それでも「いつか打たれるだろうと思っていた。そう簡単にはできません」。降りしきる雨が一段と強くなった中で初安打を喫したが「雨は気になったけど、それは打たれた原因とは違うと思う」と言い訳をしなかった。8回2安打1失点で11奪三振の好投は、外れ1位ながら5球団競合でロッテが引き当てた評判通りだが、佐々木は本職の投手だけでなく、打ってもすごかった。6回に右前安打を放つと、8回には右中間スタンドに本塁打をたたき込む。リーグ戦では指名打者制度のため、公式戦初安打&初本塁打。「狙っていた球だったので思い切り振った。当たってくれて良かった」と打撃に関しては満面の笑みを浮かべた。
■ ロッテドラ1桜美林大・佐々木1失点完投!神宮切符ゲット(デイリースポーツ) 16/11/3
桜美林大が中央学院大を破って決勝に進出し、初の明治神宮大会出場を決めた。ロッテに1位指名された最速153キロ右腕・佐々木千隼投手が5安打1失点、9奪三振の力投で2試合連続の完投勝利を挙げた。史上初“外れ1位”5球団競合の実力を、もう誰も疑わない。佐々木が抜群の安定感で、神宮切符をもぎ取った。「初めての全国舞台。本当にうれしい気持ちでいっぱい」と、喜びをかみしめた。ソフトバンク1位指名の創価大・田中に投げ勝った初戦から中1日。万全でなくとも、変幻自在のシンカーや最速148キロを計測した直球で相手を封じた。ロッテ・井辺スカウトは「一番いいのは、調子が悪くても抑えること」とうなずいた。前日に、津野裕幸監督に先発を直訴。最初は救援待機を伝えた指揮官も、あまりの迫力に「圧倒されました。昨日は負けました」と、方針を変えた。
16秋代決 回数 被安 奪三 四死 失点
創価大 先 9 8 7 1 1 ○ 148㌔
中央学 先 9 5 9 2 1 ○ 148㌔
18 13 16 3 2 防1.00
被安打率6.50 奪三振率8.00 四死球率1.50
■ 正義VS佐々木、ドラ1対決は佐々木に軍配!(スポーツ報知) 16/11/1
ドラフト1位対決は、ロッテに指名された桜美林大・佐々木千隼に軍配が上がった。31日、関東地区大学野球選手権初戦の準々決勝で、ソフトバンク指名の創価大・田中正義と投げ合い、8安打1失点完投。初出場で4強一番乗りを決めた。「自分と彼の戦いじゃない。チームとしてひとつになって勝ててよかった」。9回に1点を失い、完封こそ逃したが、なお2死一、三塁で二ゴロに仕留め、雄たけびを上げた。初回に3失点しながら、150キロ台を連発した剛腕を謙虚な目で見つめていた。「真っすぐに魅力がある。まだまだ追いついていない」。自らの強みを再確認した。「シンカーは、彼に負けないとかじゃなく、自信を持っている」。最速148キロの直球で押すだけでなく、130キロ台の宝刀で打者の的を外し、9回8安打7奪三振1失点。田中に投げ勝っても、「自信に感じていない」と慢心はなかった。視察したロッテ・永野チーフスカウトは「初の神宮出場で、箔を付けてもらいたい。来年は開幕からローテで投げてもらわないと困る」と手を握った。
ロッテ・永野チーフスカウト「上体に力を入れ過ぎずに投げているから、制球も暴れない。連打の少ないタイプ。普段通りの投球ができている」(西日本スポーツ)
過去記事
■ ドラ1佐々木、「新人王」宣言!31日VS創価大戦で正義に勝つ(スポーツ報知) 16/10/25
ロッテからドラフト1位指名を受けた桜美林大・佐々木千隼投手は24日、東京・町田市内の同校で林球団本部長らの指名あいさつを受け「同じ新人には負けたくない。新人王は取りたいと思っている」と強い思いを口にした。関東地区大学選手権の初戦ではソフトバンクのドラフト1位・田中を擁する創価大と対戦する。「負けたくない気持ち全開で行く」と佐々木。明治神宮大会には、すでに、中日の1位・柳裕也がいる明大が出場を決めている。柳とは大学日本代表で親交を深め、互いの1位指名とリーグ制覇をLINEで祝い合った。「柳と神宮で投げ合いたい。そのためにも(田中に)勝ちたい」。りりしく語る153キロ右腕について「精悍でかっこいいですね。先発ローテーションに入る即戦力として期待しています」と林球団本部長。涌井と石川を目標に掲げる右腕は、名実ともに大学NO1右腕となり、プロの門を叩く決意だ。
■ 佐々木千隼完投、桜美林大が初V 田中正義と対決へ(日刊スポーツ) 16/10/23
<首都大学野球:東海大2-3桜美林大> 桜美林大が初優勝を飾った。ロッテからドラフト1位で指名された佐々木千隼投手が、1回に2失点しながらも2回以降を0点に抑え完投。チームを優勝に導いた。1回に2失点しながらも2回以降を0点に抑え完投。チームを優勝に導いた。「今週はドラフトとか、いろいろあったけど、この日の試合に勝つことを目標にしてきたのでうれしいです」と喜んだ。これで関東大会の初戦では創価大・田中正義投手と投げ合うことになる。「注目されてすごいですよね。負けたくない相手。勝たないと全国にいけないので、必死に戦って勝ちたい」と奮闘を誓った。
ネット裏で視察したロッテ・永野チーフスカウトは「プロの先発として十分な修正能力がある。開幕から1年間ローテーションを守ってほしい」と期待を込めた。(スポーツ報知)
視察したロッテ・永野吉成チーフスカウトは「安定感がある。マリンの風でシンカーも生きてくる」と本拠地での投球をイメージ。井辺康二スカウトは「直球が良くないから変化球でいくとか、そういうことができるから好不調の波がない」と、先発としての修正能力を高く評価した。(スポニチ)
■ 【ロッテ1位】桜美林大・佐々木に外れ1位最多の5球団(スポーツ報知) 16/10/23
校内のチャペル「荊冠堂」で“ラブコール”を待つ桜美林大の153キロ右腕・佐々木の名は最初の入札にはなかった。「本当に指名されるのだろうか、と思っていた」と焦りを必死に隠した。すると1位の抽選に敗れたロッテ、DeNA、巨人、日本ハム、広島の5球団から指名され、ロッテが交渉権を獲得。“外れ1位”の5球団競合は史上初だった。今年、桜美林大は創立50周年で野球部創設8年目。14年の育成ドラフト2位では巨人・川相拓也内野手が入団したがドラフトでの指名は同校初。さらに西東京の都立の強豪・日野出身の佐々木は都立高野球部出身選手で初の“ドラ1”となった。「日野高校のみんなにもやればできる、都立高からでもプロになれるんだと思ってもらえたらうれしいです」とマウンド同様、クールに話した。だが、ロッテの本拠地・千葉の印象を問われると「海があるので海鮮丼がおいしいのかなと思います」とニヤリ。会場に集まった学校関係者や野球部員など約220人から笑いが起きるとイケメン右腕は表情を崩した。ロッテについては「小さい頃から涌井さんが好き。スゴイ魅力のある球を投げるので吸収したいです」と対面を心待ちにしながら指名された喜びを感じていた。会見の最後には桜美林大の特別コーチの元横浜(現DeNA)の野村弘樹氏から激励を受け、初モノづくしのドラフトは終わった。
■ 桜美林大・佐々木千 150キロ台連発 プロ3球団視察(スポニチ) 16/10/16
魂のこもった25球だった。桜美林大・佐々木千は1―1の8回から3番手で昨秋以来1年ぶりの救援マウンドに立った。「短いイニングだったので、チームが勢いづくような投球ができれば」と150キロ台直球を連発。最速は151キロをマークした。2回を1安打無失点に抑えると9回、劇的なサヨナラ本塁打で通算24勝目が転がり込んできた。「直球が走っていたのは自分でも感じた。ここ最近では一番良かった」。チームは勝ち点3で単独首位に浮上。初優勝に王手をかけた。ネット裏では3球団が視察。ソフトバンクの荒金久雄スカウトは「気持ちで投げられる。短いイニングでもいい適性が出た」とうなった。阪神が1位指名する方針を固めるなど、人気急上昇中の153キロ右腕。「勝って(ドラフトを)迎えられるのは一番うれしいこと」と平常心で運命の日を待つ。
最速151キロで押し、直後に150キロを5球連続で投げ込んだ。巨人、阪神、ソフトバンクと3球団のスカウトが視察する前で、圧巻の投球を見せつけた。(スポーツ報知)
■ 桜美林大・佐々木千 年間7完封 東海大・菅野に並んだ(西日本スポーツ) 16/10/9
阪神などがドラフト1位候補に挙げる桜美林大・佐々木千隼投手が、首都大学リーグの東海大相手に3安打完封で今季3勝目。春の4度と合わせて年間7完封。2011年に東海大・菅野智之がマークした連盟最多に並んだ。通算13完封も、菅野の持つリーグ記録14にあと1。53イニング連続無失点に続く快挙に「勝てたことの方がすごくうれしい」と、69度の優勝を誇る盟主・東海大からの初勝利と合わせて喜んだ。勝負の一戦で本来の姿を取り戻し、最速147キロの直球で押し、スライダーやフォークなど変化球もコースに決まった。1点リードの9回2死二塁。中前打を浴びたが、中堅手の好返球で本塁でアウトにして、抑えていた感情が一気に爆発。思い切り飛び跳ねた。8球団スカウトの前で、あらためて即戦力の実力をアピール。中日・中田スカウト部長も「安定感が増した。投球術を覚えつつある。打たせて取ることに徹して、逆に評価は高まっている」とうなった。
ネット裏には巨人、DeNA、中日、日本ハム、ソフトバンク、オリックス、西武、楽天の計8球団のスカウトが集結し、ドラフト1位指名方針を固めている阪神スカウトの姿は無かった。一方で、同じくドラフト1位候補の創価大・田中が登板した東京新大学野球リーグの創価大―杏林大には中尾スカウトを派遣。他球団へのけん制の意味も込めた視察態勢と見られる。
▼巨人・山下哲治スカウト部長 今日は最終チェック。変化球も切れているしまだ余力を残している感じ。
▼中日・中田宗男スカウト部長 見ていて危なげない投球。いろんな経験を積んで投手として進歩、進化している。
▼オリックス・谷口悦司アマスカウト 悪いなりにしっかり試合をつくれていて調子の波が少ない。(スポニチ)
▽巨人・山下スカウト部長「見れば見るほどいい投手。変化球はどれもコントロールがいい」
▽西武・鈴木球団本部長「いいのは分かっている。確認ですよ。投げっぷりがいいし、センスもいい」(デイリースポーツ)
▽巨人・山下スカウト部長「今日は気合が入っていた。すべておいてトップレベル。プロに入ってすぐ通用する」
▽DeNA・稲嶺スカウト「バットを振らざるを得ない状況をつくれる。完全な先発完投型」(日刊スポーツ)
1位候補に挙げる巨人は最多の10人で視察。(スポニチ)
■ 佐々木“技の投球”アピール サヨナラ負けもスカウトうならせた(デイリースポーツ) 16/10/2
桜美林大のドラフト1位候補右腕・佐々木千隼投手が、視察した阪神など5球団のスカウト陣に“技の投球”でアピールした。9回2/3を8安打4失点で、延長十回サヨナラ負け。最後は追い込んでから適時打を浴び「ストライクからボールに投げきれなかった」と、マウンドに座り込んだ。それでも、最速148キロを計測した直球が本調子でない中、スライダー、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球を制球よく配し、9奪三振。ロッテ・永野チーフスカウトは「途中から修正した。配球を変えられるのは、先発投手としての大事な能力」とうなずいた。二回は自身の悪送球絡みで失点し「情けないミス」と猛省した佐々木千。「優勝したい。切り替えてやらないと」と、前を向いた。
ロッテ永野吉成チーフスカウトは「低めに集められる力は持っている」と評価は不変だった。(スポニチ)
回数 被安 奪三 四死 自責
14年8月:巨人2軍 3 3 5 0 0 146㌔
15年8月:巨人2軍 0.2 2 1 0 0 146㌔
16年3月:巨人3軍 先 9 4 9 5 3 149㌔
12.2 9 15 5 3 防2.13
被安打率6.39 奪三振率10.66 四死球率3.55
■ 佐々木千、菅野の無失点記録「53」に並ぶも、チームの連勝止まる(報知) 16/9/26
桜美林大のドラフト1位候補右腕・佐々木千隼が、日体大戦で今春からの連続イニング無失点を53回に伸ばし、東海大・菅野智之(10年秋~11年春、現巨人)のリーグ記録に並んだ。記録更新のかかった4回2死から2失点。それでも、7球団25人のスカウトの前で延長12回155球を投げ、6安打2失点と奮闘。チームは延長14回タイブレイクでサヨナラ負けし、開幕からの連勝が5で止まった。それでも今春から5試合連続完封で積み上げた、53回連続無失点は誇るべきリーグタイ記録。「菅野さんは直球も変化球も、すべてのレベルが高すぎます」と語っていたが、セ界屈指の剛腕の東海大時代に肩を並べた。7試合にまたがり無失点イニングを続けていた間で、登板時の味方の援護はわずか16点。元横浜(現DeNA)の野村弘樹特別コーチは「我慢強くなった」と目を細めた。スライダー、チェンジアップと変化球主体に最速150キロの直球を交え、12回を6安打3四死球7奪三振2失点。阪神と並ぶ7人態勢で視察した巨人の山下スカウト部長は「当然1位候補。変化球のキレ、コントロールは即戦力」と称賛。楽天・長島スカウト部長は「複数球団で競合の可能性もある」との見解を示した。最速153キロ右腕は「勝っていたら、素直に喜べたかもしれないけど、チームが負けてしまったので、記録については何とも言えない」。悲願の初Vに向けて、再びゼロを刻む。
ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「高校生投手もいいが、やはり即戦力では田中(創価大)と佐々木(千)でしょう」と、1位候補であることを示唆した。ヤクルトはローテーションを固定できず、リーグ連覇を逃した。先発完投型の即戦力投手の補強が急務だ。(SANSPO)
▽楽天長島スカウト部長「力任せではなく、余力十分で素晴らしいボールを投げる。プロでも大事なことができている」
▽ソフトバンク小川編成・育成部長「故障もないから、年間を通していい投球ができる。何球団(1位指名で)行くかでしょう」(日刊スポーツ)
それでも最速は150キロを計測。12回を6安打2失点、7奪三振にまとめた。和田SAら7人態勢の阪神など7球団が視察し、巨人・山下スカウト部長が「変化球のキレと制球がいい。即戦力」と話すなど評価は不動。ドラフトの中心になるのは間違いない。(デイリースポーツ)
■ 桜美林大・佐々木千12球団OK 菅野超えを手土産に(スポニチ) 16/9/17
今秋ドラフト1位候補の桜美林大・佐々木千隼投手が大安の16日、プロ志望届を提出した。最速153キロを誇るスリークオーター右腕は「不思議な感じ」と実感が湧かない様子で笑ったが、胸の中では熱い闘志をたぎらせていた。「指名していただけるならどこの球団でも良い。プロに行くだけでなく活躍して、勝てる投手になりたいです」快挙達成でプロ入りへ弾みをつける。首都大学リーグ戦で今春から50イニング連続無失点中。東海大・菅野(現巨人)が持つ53イニングのリーグ記録の更新が迫っている。また、5試合連続完封中で今年すでに6完封。菅野らが持つ年間7完封のリーグ記録にも王手をかけている。
■ 桜美林大・佐々木千2戦連続完封勝利!阪神スカウトが視察(デイリースポーツ) 16/9/11
桜美林大の今秋ドラフト1位候補右腕・佐々木千隼投手が、2戦連続完封勝利を挙げた。阪神のスカウトが視察する中、147キロを計測した直球とシンカーなどを有効に使い、初回1死一、三塁のピンチ以外は危なげなし。4安打しか許さなかった。「走者をかえさないことが最大の目標。二回以降は修正できた。ピンチで抑えることができている」と納得の表情。開幕・筑波大戦に続く快投にも「結果的に完封しただけ」と、淡々としたものだ。7月の日米大学選手権で好投。評価と注目度もさらに上がったが「自分は変わっていない。いつも通り」と、地に足が着いている。
■ 開幕完封「調子は悪いなりに打たせて取ることはできた」(スポーツ報知) 16/9/4
桜美林大の今秋ドラフト1位候補右腕・佐々木千隼が開幕戦で6安打完封勝利した。剛柔自在の投球だ。佐々木千は初回に150キロをマークし、1死満塁の場面で2者連続三振を奪う力強い投球。中盤からは打たせて取る投球にモデルチェンジして、速度の違う2種類のツーシームを織り交ぜて凡打の山を築いた。「調子は悪いなりに打たせて取ることはできた」と、鮮やかな完封劇を冷静に振り返った。今年7月の日米大学野球選手権で国際舞台を経験して「野球や勝ちに対する意識が変わった」と精神面の成長も口にした。この日はプロ5球団のスカウトが視察した。1位指名の候補に挙げる巨人の長谷川スカウトは「確実に1位で消える。プロで先発完投型ができる投手。センスがあり伸びしろも十分」と高評価。オリックスの谷口スカウトも「球の力は1軍でも通用する」と太鼓判を押した。
■ 佐々木、153キロで江川超え12K!15球団スカウトうなった(スポーツ報知) 16/7/13
2大会連続の優勝を目指す日本が、今秋ドラフト1位候補右腕・佐々木千隼の快投で開幕戦白星を飾った。メジャー8球団を含む日米15球団のスカウトが見守る中、初回にアストロズのスピードガンで自己最速を1キロ更新する153キロをマーク。7回を3安打1失点で12奪三振と“メジャーの卵”を圧倒した。「今日のようなピッチングができてすごい自信につながる。(自己採点は)95点、いや100点ですね」。大きな瞳で笑顔をはじけさせた。序盤は力みから制球が甘く、2回2死一、二塁からリベラの左前適時打で先取点を許した。だが3回は2番からの上位打線を3者連続三振。「腕の振りの中で、一番力の出せるポイントを確認していった。修正できたのはよかった」。自慢の速球を軸にシンカーやフォークを有効に使い、米国打線を翻弄。あの法大・江川卓でも日米野球では77年の第6回大会の第3戦で奪った10Kが最高だったが、デビュー戦で“怪物超え”を果たした。1位候補に挙げる巨人が3人態勢でチェックしたほか、アストロズの大慈弥スカウトは「(前半は)きれいに打たれた当たりはなかった。将来のメジャーリーガーを相手に」と絶賛。ソフトバンクの小川編成・育成部長は「立派ですね。パワー型の投手に見えるが、意外と器用」と、うなった。巨人との“出会い”が飛躍のきっかけだった。大学2年夏。巨人2軍とのオープン戦で登板して、2番手で3回を投げて3安打無失点の5奪三振。結果に手応えをつかみつつ、「自分の足りないところを見つけることができた。もっとスピードやキレを出す必要を感じた」と向上心に火がついた。そこからウェートトレを本格的に開始。スーパーなどでのアルバイトも一切やめ、野球中心の生活に変えた。この日、バックネット裏から見守った桜美林大の津野裕幸監督も「明らかに姿勢が変わった」と、成長を喜んだ。
打線に来年のドラフト候補をずらりと並べた米国・ホートン監督は「変化球に手を焼いた。あれだけ三振を奪われると厳しい」と脱帽。アストロズの大慈彌功・環太平洋担当部長は「私のスピードガンでは153キロが出ていた。バットの芯で捉えられた打球は一つもなかった」と高く評価した。(SANSPO)
中日の正津スカウトは、「変化球の精度が高く、使い方もいい。代表チームの中で一番安定感があるのでは」と評した。(西日本スポーツ)
中日・正津英志スカウトが「いつ見ても安定感がある。間違いなく上位候補」と話すなど国内7球団のスカウトをうならせた。(スポニチ)
16日米 回数 被安 奪三 四死 失点
第1戦 先 7 3 12 2 1 147㌔
■ 桜美林大・佐々木が日米大学野球開幕投手に決定(日刊スポーツ) 16/7/7
今秋ドラフト1位候補の桜美林大・佐々木千隼投手が12日に新潟で開幕する日米大学野球で侍日本大学代表の開幕投手を務めることが決まった。オープン戦後の会見で横井人輝監督が明らかにした。この日の試合中に横井監督から正式に伝えられたという佐々木は「初戦は大事なんで1勝できるよう頑張りたい」と話した。佐々木はこの日、4番手で登板。4回を2安打無失点、5三振を奪う好投を見せた。最速は150キロをマーク。対戦した三菱日立パワーシステムズ横浜の4番・常道翔太外野手(24=東海大)は「全員いいピッチャーでしたが、特に最後に投げた佐々木投手。真っすぐとスライダーがすごくキレていました。コースに決まったらなかなかバットに当たりません」と絶賛していた。
回数 被安 奪三 四死 自責
MHPS横浜 4 2 5 0 0 150㌔
■ 桜美林大・佐々木、152キロ剛腕ぶりアピール!2回パーフェクト(スポーツ報知) 16/6/18
7月に行われる日米大学野球選手権の大学日本代表選考合宿が17日、神奈川・平塚市内で始まり、桜美林大・佐々木は、初日の紅白戦、紅組の2番手で2回をパーフェクトの好投でアピールした。完全投球で剛腕ぶりをアピールした。3回2死で日大・京田への4球目は、自己最速を1キロ更新する152キロをたたき出した。最後は151キロで左飛に打ち取り、4回先頭の中京学院大・吉川も内角への148キロで空振り三振。ドラフト候補の打者を封じ、「すごい選手と聞いていて、何とか打ち取りたかった。真っすぐで抑えられたのが一番よかった」と笑顔を見せた。ロッテの永野チーフスカウトは「このままいけば上位候補」と高評価した。
「(大学選手権を)テレビで見ていて、吉川はいいバッターだなと思っていたので、意識はしていた。152キロ? スピードガンが甘いんでしょう」と照れ笑い。ネット裏には巨人、ヤクルトを除く10球団計51人のスカウトが集結。都立校の日野高では外野手兼一塁手だっただけに、西武・渡辺シニアディレクターは「1位候補の中でも、“伸びしろ”がある。秋が楽しみ」。広島・苑田スカウト統括部長は「スリークオーターから(体に)向かってくるボールが打者は嫌だろうな」と、腕の位置が低く、頭の後ろから投げ込まれる快速球を高く評価した。(SANSPO)
■ 7球団スカウト集結!桜美林大・佐々木千が10回完封/首都(SANSPO) 16/5/15
第7週第1日(筑波大1-0桜美林大、大田スタジアム)ドラフト上位候補右腕の桜美林大・佐々木千が筑波大を相手に10回を4安打に抑え、完封。チームは1-0でサヨナラ勝ちした。この日の最速は149キロで5奪三振。「相手が初球から打ってきたので三振は少なかったけど、まずまず」と納得の表情だった。今季は67回を投げ、2失点と安定。球場には7球団のスカウトが集まった。
■ 桜美林大・佐々木千 反骨20K右腕(デイリースポーツ) 16/4/26
ギュッと中身が詰まって見える体は、プロでやっていくために不可欠な芯の強さを感じさせる。スリークオーターから繰り出す直球は『剛速球』という表現がピッタリだ。そこへ右打者が思わず腰を引くほどのスライダー。佐々木千のピッチングには、相手をねじ伏せる迫力が満ちている。昨秋までも好成績をあげていたが、今春はすごみを増した。開幕戦・日体大戦で自己最速タイの151キロをたたき出し、11奪三振の3安打完封で滑り出すと、圧巻は2戦目の帝京大戦。九回までに先発全員から18三振を奪うと、延長十二回まで得点を許さず20奪三振。タイブレークで力尽きた帝京大戦から3連敗したが、いずれも0-1の完封負け。個人成績は4試合39回で41奪三振、自責点2、防御率0・46。首都大学リーグでは、いまや攻略は至難の存在となった。担当の阪神・平塚スカウトは「球質がいい。打者の手元でグッと来る。球速表示より速く感じると思う。スライダーのキレもいい」と、魅力を挙げる。「身体能力が高い。バッティングをしても飛ばすしね。上位候補だよ」と称賛した。全国的には無名ながら、プロから高評価を受けるまでの進化を遂げてきた右腕。技術的な要因としては、昨年就任した元横浜・野村弘樹特別コーチの存在が大きい。そして、向こう意気の強さだ。常に反骨心がかき立てられる環境で、成長してきた歩みがある。
■ ドラフト候補の桜美林大・佐々木「1球の甘さ出た」(日刊スポーツ) 16/4/23
桜美林大のドラフト上位候補、最速151キロ右腕の佐々木千隼投手が、4安打1失点で完投したが、敗れた。5回に高めに浮いた直球を左中間スタンドに運ばれた。三振は4個止まり。「調子は良くなかったので、反省する点はすごくある。その中で、使える変化球を(捕手と)話しながら使えたのは良かった。1球の甘さが出てしまった」と話した。スタンドには西武、阪神などのスカウトが集まった。
西武・渡辺シニアディレクターとそろって視察した鈴木球団本部長は「投げっぷりがいい。上位に入るでしょう」と称賛。阪神・和田シニアアドバイザーも「腕の振りが柔らかく、技術を持ち合わせている」とうなずいた。(スポーツ報知)
阪神のほか西武渡辺SDら日米4球団が熱視線。和田SAは「フォームは(元阪神)藪に似ている。腕の振りがしなやかでいい」と評価した。(日刊スポーツ)
■ 桜美林大・佐々木千が20K快投(デイリースポーツ) 16/4/9
桜美林大の今秋ドラフト上位候補右腕・佐々木千隼投手が、20奪三振の快投を見せた。延長十三回タイブレークの末に敗れたが、4安打1失点で完投。参考記録ながら、園川一美(日体大-ロッテ)、森中聖雄(東海大-横浜)が持つ連盟記録の19奪三振を上回った。最速148キロを計測した直球に、鋭いスライダー、フォークなどの変化球も切れた。「多いなとは思っていたけど、そんなに気にしていなかった」と振り返ったが、九回までに先発全員から5者連続を含む18個。延長十二回に20個目を奪った。1死満塁から行われるタイブレークに突入した延長十三回、最後は外角直球が外れてサヨナラの押し出し四球となり、力尽きた。153球の熱投も及ばず「点を取られなければ負けなかった」と悔しがったMAX151キロ右腕。大学・社会人投手のドラフト候補が豊作と言われる中、強烈なインパクトを残す奪三振ショーだった。
4球団が視察したスカウト陣の評価もうなぎ登りだ。DeNA・吉田スカウト部長が「力勝負できるタイプで楽しみ」と話せば、ロッテ・井辺スカウトも「制球力がよくなれば、すぐ(1軍で)使える」と、二重丸を付けた。(デイリースポーツ)
■ プロ注目、桜美林大・佐々木が3安打完封勝利(SANSPO) 16/4/2
桜美林大の右腕・佐々木千隼投手が視察に訪れた国内外12球団のスカウト陣を前に六回まで無安打。138球を投げきり、3安打4四死球11三振の完封勝利を挙げた。ソフトバンクの小川育成スカウト部長が「初めて見たが、体の力があるし未完成で、これだけ投げられるとは思わなかった。真っすぐのスピードも切れもいい」と絶賛すれば、ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「ウチがほしい力のあるボールで押せる投手として見た。創価大の田中(正義)がいて、そして彼かな…という感じ」と高評価。また、同系のエンジ系カラーのユニホーム姿で投げる佐々木に楽天・長島スカウト部長は「昨年は3年生で素材のいい投手としてみていたけど、さらに成長して素材のよさをあらためて感じた」とうなずき、阪神・平塚スカウトは「真っすぐもそうだけど、スライダーの切れは申し分がない。ことしは忙しくなりそうだね」と話した。アストロズ・大慈弥環太平洋スカウト部長も「これにカーブの使い方をプラスできれば、もっとすごくなる」と絶賛した。
アストロズ・大慈弥スカウトの計測で、創価大とのオープン戦でマークした自己最速に並ぶ151キロもマーク。中日の石井スカウトは「ピッチングに自信が出てきた。けがさえなければ上位候補」と話し、阪神の平塚スカウトは「球持ちがいいから球速表示より速く感じると思う」と評価。(デイリースポーツ)
巨人・長谷川スカウト課長は「体重移動がよく、使いべりしないタイプ」と高評価した。(SANSPO)
アストロズの大慈弥功環太平洋担当部長は「真っすぐの精度が良くて素晴らしい」と絶賛。中日の石井昭男スカウトも「トップクラス。上位に入ってくる」と評した。(スポニチ)
■ ドラ1候補の創価大・田中、151キロマークも被弾(SANSPO) 16/3/21
創価大の田中正義投手が20日、桜美林大とのオープン戦に先発。5回76球を投げ、4安打2失点1四球。直球は最速151キロを記録した。一方、同じくドラフト上位指名が予想される桜美林大の先発・佐々木千隼投手は、6回101球を投げ5安打4四球3失点。四回に制球を乱し連打で3失点したが、直球は自身最速を更新する151キロをマークした。田中との投げ合いについて佐々木千は、「リリースの位置や、力のいれ具合など学べるところを学ぼうと思って見ていた。いい経験ができた」とうなずく。今オフは同大の特別コーチをつとめる野村弘樹氏(サンケイスポーツ専属評論家)の助言を受け、下半身の使い方を意識してトレーニングに取り組んできた。威力を増した直球とともに手応えも得て、4月2日の首都大学リーグ開幕へ向け「絶対にリーグ優勝をしたい」と力を込めた。
■ MAX149キロ 桜美林エース・佐々木 誰にも負けない(中日スポーツ) 16/2/24
今秋ドラフトは、大学生投手の候補が豊富にいるが、桜美林の右腕の佐々木千隼投手もそのひとり。創価大・田中らの陰に隠れているが、最速149キロのスリークオーターは、魅力たっぷり。プロのスカウトも追いかけている。都立の星から、桜美林のエースに成長した佐々木が、準硬式から硬式になって8年目のチーム初優勝とプロ入りを目指す。日野高を夏の8強に導いた“都立の星”が、ドラフトイヤーを迎えた。「プロに行きたいという思いは漠然とありましたが、具体的に意識し始めたのは、巨人とのオープン戦のあと」。2年夏、巨人2軍との練習試合で146キロをマークし、3イニングを5奪三振で無失点。注目を浴びた。「首都なら丸山に勝ちたいし、正義とか、生田目とかすごい投手がたくさんいますが、だれにも負けたくない」。幼いころから2人の兄にも負けたくなかった。野球も同じ。兄に負けまいとやってきた。横浜が1998年に日本一になったときのエース野村弘樹さんが昨年、コーチに就任、教えを受けてきた。「ブルペンでボールを受けてもくれるし、なんでも聞くことができる。一番変わったのは、投球フォームの動きづくりの意識。球の質が良くなった」。このオフに習っているのはカーブ。スライダーは一級品といわれるが、カーブがあれば、打者の目線をさらに変えられる。防御率1点台の佐々木が昨秋、4失点したのは東海大戦だけ。「東海大を倒して優勝したい。全日本にも選ばれたい」。その先に、育成で巨人入りした川相に続く桜美林大から2人目のプロ入りがある。
■ エース佐々木 3安打完封!!(スポーツ報知) 15/9/13
春2位の桜美林大は、エース右腕の佐々木千隼(3年=日野)が3安打完封。日体大とともに、開幕3連勝を飾った。2連敗スタートの東海大は、左腕の中川晧太が7回1失点で、5連覇を目指すチームに今季初白星をもたらした。
■ 第1S破った都立の雄日野/西東京大会(日刊スポーツ) 12/7/19
都立の雄、日野がまたも大物食いだ。3回戦で全国屈指の名門早実を延長13回で下したが、今度はプロ注目の大高光投手を擁する第1シードの日大鶴ケ丘を破って8強に一番乗りした。早実戦で221球完投したエース佐々木千隼(ちはや=3年)が中2日で124球、4失点完投。1回に先制2点適時打、8回に特大本塁打を放つなど投打に活躍した。右打者の内角を突くナチュラルにシュートする直球とスライダーを軸に9安打4失点完投。5番打者として打撃でもけん引した。1回2死一、二塁、大高のカーブをとらえ左中間を破った。「流れを持ってこれた」という先制2点二塁打。8回には左翼席中段まで届く特大の高校通算33号。「緩い球を狙ったらドンピシャできた」。使用した打撃用手袋は早実・佐藤光一外野手(3年)から渡されたもの。「佐藤くんのおかげかな」と友情に感謝した。
■ 都日野が早実撃破 エース佐々木221球13回完投(スポニチ) 12/7/16
西東京大会では都日野が延長13回の末、早実を4―3で下して16強入り。エース右腕・佐々木千隼(ちはや)投手(3年)は8安打を許しながら、221球を1人で投げ切った。「興奮していて、疲れは感じていません。試合で200球投げたのは初めて。(08年に負けた早実に)借りは返したいと思っていました」。被安打8で、与えた四死球は14個。どれだけ走者を許しても、マウンドを楽しんだ。13回の決勝点は女房役の田中が中犠飛で挙げてくれた。昨年12月、東京都選抜に選出された。早実のエース・八木ら、レベルの違いを痛感した。学校に弁当3つを持参し、冬場の走り込みで体重は4キロ増えた。直球の最速は143キロを計測するまでになった。その八木との直接対決。八木は一度マウンドを降りたが、6回から再び登板した。佐々木の221球に対して、八木は180球。3時間37分の試合時間は西東京大会の最長記録だった。
12夏予 回数 被安 奪三 四死 失点
1回戦:清 瀬 先 7 2 11 2 0
2回戦:井 草 先 4 3 3 0 0
3回戦:早 実 先 13 8 6 14 3
4回戦:日 鶴 先 9 9 4 3 4
準々決:日大三 先 9 6 3 8 3
42 28 27 27 10 防2.14(失点から計算)
被安打率6.00 奪三振率5.79 四死球率5.79
プロフィール
東京都日野市出身。佐々木 千隼(ささき・ちはや)投手。
日野八小2年で軟式野球を始め、三沢中では軟式野球部に所属。
中学時代に都大会8強入りを経験した。
都立日野では1年夏からベンチ入り。
2年夏の予選全4試合に4番・一塁手で出場し、日大三戦での左越え2ランなど2本塁打を放つ。
5番・エースを務めた3年夏に5戦42回10失点の力投で西東京8強入りを達成。
3時間半超の熱戦となった3回戦・早実戦で、延長13回221球、4対3完投勝利をマークした。
第1シード・日大鶴ケ丘高相手の4回戦で124球9安打4失点完投勝ちを記録。
最速143㌔右腕・大高光に投げ勝つと共に、自ら左中間中段へのダメ押しソロを放っている。
準々決勝・日大三高戦は斉藤風太を攻略し切れず8安打7三振で完封負け。
初回に3安打1死球3失点と打ち込まれながらも、2回以降3安打7四球無失点の粘投を見せた。
西東京8強が最高成績。甲子園経験は無し。
桜美林大進学後は1年時から2部リーグ戦に出場。
2年春から首都1部リーグに所属し、2年秋に4勝(1完1封)、防0.94(3位)で十傑入りを果たす。
投手戦となった城西大2回戦で9回5安打、1対0初完投初完封勝利をマーク。
東海大2回戦で延長10回10四死球、7安打1失点完投(引き分け)の粘りの投球を見せた。
3年春から主戦としてチームを引っ張り、計20勝(10完投10完封)10敗を記録。
3年春に自己最多、リーグ2位5勝(3完投3完封)で2シーズンぶりの2位浮上を達成している。
西村天裕と投げ合った帝京大1回戦で、1安打13K、3対0完封の好投を披露。
翌4年春のリーグ戦で4完封勝利、67回70K2失点を記録し、投手ベストナインを初受賞した。
帝京1回戦(13回TB0対1)で12回20K、同3回戦で14K(4安打完封)を奪取。
3年秋の開幕戦で149㌔、4年春OP戦で151㌔、同6月の選考合宿で152㌔を計測している。
4年春から同年秋にかけて菅野智之に並ぶ連盟タイ53回連続無失点を記録。
4年秋の東海1回戦で1対0完封勝利を収め、年間完封でも同投手の連盟記録7に並んだ。
国際大会には大学代表メンバーとして4年夏の日米大学野球(優勝)に出場。
第1戦で153㌔(メジャースピードガン)を計測し、7回3安打12三振1失点の好投を披露した。
プロ相手には2年時8月、4年春先に行われた巨人との交流戦でそれぞれ好投。
2年夏の2軍戦(救援)で3回3安打5K無失点、4年春先の3軍戦で3対3完投をマークしている。
通算39試合、20勝(10完投10完封)10敗、280.1回、防御率1.12。
181cm83kg、長身のスリークォーター右腕。
ノーワインドアップから溜めて重心を下げ、インステップし、右肘を柔らかく使った鋭い腕の振りから
繰り出す最速153㌔、常時140㌔強から140㌔台後半の伸びのあるストレートと、
120㌔台から130㌔前後の縦横スライダー、130㌔台で逃げるシンカー、130㌔台のフォーク。
真っ直ぐに小さく曲がるスライダー、縦のスライダー、シンカー、フォークを織り交ぜる。
日米第1戦で7回12K(落ちる球4、スラ4、直球4)、U18壮行試合で5者連続Kを記録した。
球持ちに良さのある腕の振りから投げ込む。ナチュラルシュートも持ち味のひとつ。
救援時には140㌔台後半を連発。U18壮行試合で平均147.6㌔(QVCマリン)を計測した。
ややバラツキを残しながらも内外角に投げ分けていく。負けず嫌いな性格も魅力。
高校通算33発の長打力ある右打者。都日野では打力を生かして主軸打者としても活躍した。
4年春の奪三振率9.40、与四死球率2.42。
スカウトコメント
ロッテ・井辺スカウト|16/11/3
「一番いいのは、調子が悪くても抑えること」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/11/1
「上体に力を入れ過ぎずに投げているから、制球も暴れない。連打の少ないタイプ。普段通りの投球ができている」
「初の神宮出場で、箔を付けてもらいたい。来年は開幕からローテで投げてもらわないと困る」
ロッテ・林球団本部長|16/10/25
「精悍でかっこいいですね。先発ローテーションに入る即戦力として期待しています」
ロッテ・永野吉成チーフスカウト|16/10/24
「安定感がある。マリンの風でシンカーも生きてくる」
「プロの先発として十分な修正能力がある。開幕から1年間ローテーションを守ってほしい」
ロッテ・井辺康二スカウト|16/10/24
「直球が良くないから変化球でいくとか、そういうことができるから好不調の波がない」
ロッテ・井辺 康二スカウト|16/10/23
「フォーク、シンカー、スライダー、カーブと精度のよい変化球を投げる。ストレートは150キロ出すことができ、平均でも140キロ中盤から後半。非常に完成度の高い投手で来季、一年目からの一軍ローテの期待が高まる。益田直也投手を彷彿させるスリークウォーター気味の腕の位置から投げるタイプで、大型右腕」
ソフトバンク・荒金久雄スカウト|16/10/16
「気持ちで投げられる。短いイニングでもいい適性が出た」
中日・中田スカウト部長|16/10/9
「安定感が増した。投球術を覚えつつある。打たせて取ることに徹して、逆に評価は高まっている」
「見ていて危なげない投球。いろんな経験を積んで投手として進歩、進化している」
巨人・山下哲治スカウト部長|16/10/9
「今日は最終チェック。変化球も切れているしまだ余力を残している感じ」
「見れば見るほどいい投手。変化球はどれもコントロールがいい」
「今日は気合が入っていた。すべておいてトップレベル。プロに入ってすぐ通用する」
オリックス・谷口悦司アマスカウト|16/10/9
「悪いなりにしっかり試合をつくれていて調子の波が少ない」
西武・鈴木球団本部長|16/10/9
「いいのは分かっている。確認ですよ。投げっぷりがいいし、センスもいい」
DeNA・稲嶺スカウト|16/10/9
「バットを振らざるを得ない状況をつくれる。完全な先発完投型」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/10/2
「途中から修正した。配球を変えられるのは、先発投手としての大事な能力」
「低めに集められる力は持っている」
巨人・山下スカウト部長|16/9/26
「変化球のキレと制球がいい。即戦力」
「当然1位候補。変化球のキレ、コントロールは即戦力」
ヤクルト・鳥原チーフスカウト|16/9/26
「高校生投手もいいが、やはり即戦力では田中(創価大)と佐々木(千)でしょう」
楽天・長島スカウト部長|16/9/26
「力任せではなく、余力十分で素晴らしいボールを投げる。プロでも大事なことができている」
「複数球団で競合の可能性もある」
ソフトバンク・小川編成育成部長|16/9/26
「故障もないから、年間を通していい投球ができる。何球団(1位指名で)行くかでしょう」
巨人・長谷川スカウト|16/9/4
「確実に1位で消える。プロで先発完投型ができる投手。センスがあり伸びしろも十分」
オリックス・谷口スカウト|16/9/4
「球の力は1軍でも通用する」
中日・正津スカウト|16/7/13
「変化球の精度が高く、使い方もいい。代表チームの中で一番安定感があるのでは」
「いつ見ても安定感がある。間違いなく上位候補」
ソフトバンク・小川編成育成部長|16/7/13
「立派ですね。パワー型の投手に見えるが、意外と器用」
アストロズ・大慈弥スカウト|16/7/13
「(前半は)きれいに打たれた当たりはなかった。将来のメジャーリーガーを相手に」
ロッテ・永野チーフスカウト|16/6/18
「このままいけば上位候補」
西武・渡辺シニアディレクター|16/6/18
「1位候補の中でも、“伸びしろ”がある。秋が楽しみ」
広島・苑田スカウト統括部長|16/6/18
「スリークオーターから(体に)向かってくるボールが打者は嫌だろうな」
阪神・平塚スカウト|16/4/26
「球質がいい。打者の手元でグッと来る。球速表示より速く感じると思う。スライダーのキレもいい」
「身体能力が高い。バッティングをしても飛ばすしね。上位候補だよ」
西武・鈴木球団本部長|16/4/23
「投げっぷりがいい。上位に入るでしょう」
阪神・和田シニアアドバイザー|16/4/23
「腕の振りが柔らかく、技術を持ち合わせている」
「フォームは(元阪神)藪に似ている。腕の振りがしなやかでいい」
DeNA・吉田スカウト部長|16/4/10
「力勝負できるタイプで楽しみ」
ロッテ・井辺スカウト|16/4/10
「制球力がよくなれば、すぐ(1軍で)使える」
中日・石井スカウト|16/4/3
「ピッチングに自信が出てきた。けがさえなければ上位候補」
「トップクラス。上位に入ってくる」
巨人・長谷川スカウト課長|16/4/3
「体重移動がよく、使いべりしないタイプ」
ソフトバンク・小川育成スカウト部長|16/4/2
「初めて見たが、体の力があるし未完成で、これだけ投げられるとは思わなかった。真っすぐのスピードも切れもいい」
ヤクルト・鳥原チーフスカウト|16/4/2
「ウチがほしい力のあるボールで押せる投手として見た。創価大の田中(正義)がいて、そして彼かな…という感じ」
楽天・長島スカウト部長|16/4/2
「昨年は3年生で素材のいい投手としてみていたけど、さらに成長して素材のよさをあらためて感じた」
阪神・平塚スカウト|16/4/2
「真っすぐもそうだけど、スライダーの切れは申し分がない。ことしは忙しくなりそうだね」
「球持ちがいいから球速表示より速く感じると思う」
アストロズ・大慈弥環太平洋スカウト部長|16/4/2
「これにカーブの使い方をプラスできれば、もっとすごくなる」
「真っすぐの精度が良くて素晴らしい」
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基本は三振はそれほどは多くないから元に戻っただけ
三振で抑えるPじゃない
佐々木は変化球のキレも良いので、佐々木のほうが良いかなと思います。
ストレートもMAXは150kmを超えるという報道だけど、試合では140km中盤程度の球速で、このくらい投げられる投手なら何人かいるように思う。何より、変化球が時々不用意に高めに抜けるのが怖い。
今は決め球としてフォークも放っているけど、フォークとその他の球種とで腕の振りが違うので、プロではフォークは見極められてしまうのではないか。
「齊藤雅樹二世」と言われているようだけど、個人的には山田秋親がかぶる。2000年当時のドラフトを覚えている方ならご存知だと思うが、当時の山田は今年の佐々木どころではなく、ドラフトの超目玉として騒がれていた。
それがプロでは全く鳴かず飛ばずで、本当に、故障でもないのにドラフトの目玉がここまでコケた例は他に覚えがないほど。
幾つか思うのは、山田もスリークォーターの速球派で、大学レベルでは膝元に速球を集めておけば抑えられるけど、プロでは腕の角度やフォームのいやらしさ(出所が見えない、タイミングが取りにくい、等)がなければ振ってくれない。
変化球にしても、山田はカーブとスライダーを持っていたけど、腕の緩むカーブはプロでは見極められ、ストレートとスライダーだけの単調なコンビネーションで抑えられるほどプロは甘くなかった。佐々木に唯一、山田の二の舞にならずに済む可能性を見いだせるのは、縦の変化球(シンカー)を投げられることくらいか。
サイドでもオーバーハンドでもない、スリークウォーターの右投手が成功するには、それこそ齊藤雅樹のスライダーのように強烈な(凶悪な?)変化球を持っているとか、あるいは岩隈のようにコントロールが良く、かつ速球のキレがあるとか、そうでもない限りは難しいように思う。
私の低評価を覆すくらいの活躍を、プロの世界で見せてくれることを期待していますが、どうなることやら・・・。
特にクロスステップで叩きつけるフォームだから角度がでる
ぜひカープに
七回を投げ、被安打6 失点3、自責2