上津原 詳(セガサミー)

■　セガサミー　上津原ぼう然…(スポニチ)　08/9/5

　セガサミーは照屋の２発など計４本塁打でリードしながら、９回２死から逆転サヨナラ負け。歓喜に沸くＪＦＥ東日本の輪の中で、上津原はぼう然と立ち尽くした。初戦は完封勝利を挙げていただけに「調子は悪くなかった。でも相手の勢いが凄くて、野手のミスをカバーできなかった」とガックリ。試合後、里見セガサミーホールディングス会長と、野球部創部時代から見守っている長嶋一茂氏に慰労された佐々木監督は「野球は本当に怖い。また出直します」と前を見据えた。

■　追いつめられ見事な力を発揮…逆転劇のＪＦＥ東(毎日jp)　08/9/5

　千葉市は、東京都の先発を、１回戦を完封した上津原と予想。その試合の映像を繰り返し見ていたチームは、相手右腕のスライダーを攻略することが必要と見て「右打者は右翼方向に、左打者は左翼方向へ」という作戦の徹底を図った。九回２死まで追いつめられた土壇場で打席に立った金森は無心で挑んだ結果、外角のスライダーに素直に反応して左中間に運んだ。続く佐藤はスライダーを意識していたところに、曲がりの悪い変化球。思い切りたたいた。サヨナラ打を放った田浦は「直球だったと思う」と話したが、上津原は「スライダーが抜けた」と振り返った。徹底した千葉市打線のスライダー攻略が、最後に好投手の指先を狂わせた。

　前回の好投で注目された2試合目。
　6回途中からリリーフ、9回までは1安打5奪三振の好投。
　9回に先頭を内野安打で出塁させたがピッチャーゴロ、三振に切って取り2アウト。
　そこからエラーで失点するとまさかの3連打で9回裏一挙4失点サヨナラ負け。

■　佐々木セガサミーが都市対抗初勝利！(スポニチ)　08/9/2

　第２試合では元ダイエー、西武などで活躍した佐々木誠監督（４２）が率いるセガサミーが１―０で都市対抗初勝利。上津原詳投手（２３）が七十七銀行を６安打完封した。右横手から１４３キロ直球を軸に虎の子の１点を守って６安打完封。「予選からずっと使ってくれた監督の期待に応えたかった」と笑みをこぼした。青学大では高市（現ヤクルト）の陰に隠れ、東都リーグでわずか２勝も入社１年目から主戦を任された。今季はシンカーも習得。投球の幅が広がり東京都予選は４試合計３１回１／３で防御率０・２９。抜群の安定感を誇り、大舞台でも堂々の投球を披露した。ドラフト候補にも急浮上だ。