大西 千洋（JR東日本）

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　■　法大　大西　一塁コーチャー務める　春に投球を右目に受け２カ月療養(スポニチ)　17/9/26

　野球続行が不可能かと思われた法大の大西千洋外野手（３年）がこの日の慶大４回戦でベンチ入りした。春のリーグ戦、慶大３回戦で投球を右目に受け昏倒。救急車で搬送され手術。１０日間入院し、その後は大阪の自宅に戻り２カ月間療養していた。２年には侍大学ジャパンにも選ばれた逸材。療養期間は「もう野球はできないかもしれない。陸上でもやろうかと思った」と振り返る。視力は完全に戻っていないが、この日は試合前のフリー打撃、守備でも問題なくこなした。「実践に復帰したのがリーグ戦の直前。まだ完全ではないけど、オープン戦に出場しても違和感はなかった」という。ただ、死球を受けたのが左投手だったため「最初は（左投手が）怖かったです」と恐怖心との戦いだった。療養中も含め青木久典監督やチームメート、ファンからも多くの激励を受け「期待されてる。応援してもらってると思って強い気持ちを持って克服した」と振り返る。この日は一塁コーチャーを務めるなど久しぶりの神宮球場で試合を体感した。「相手が慶応だったので余計負けられないと思いました。いいチーム、いいチームメートに支えられてここまでこれました」と最後は涙ぐんだ。

　■　法大・大西千洋外野手が顔面への死球で退場(日刊スポーツ)　17/5/8

　法大の大西千洋外野手（３年）が死球を受け交代した。２番右翼で先発出場したが、４回の第３打席で慶大・佐藤宏樹投手（１年）から顔面に死球を受けた。治療のため担架に運ばれベンチ裏に退いたが、その後に代走が送られた。試合後、青木久典監督は「右目の腫れがひどく、本人は目が開かないと言っていた。直接目に当たってはいないと思う。これから着替えて病院に行く」と心配そうに話した。

　■　法大２年大西　中京学院大・吉川より速い　50メートル５秒66(スポニチ)　16/6/19

　５０メートル走の測定で法大の２年生外野手・大西が野手トップの５秒６６をマークした。ドラフト１位候補、中京学院大・吉川の５秒８８を上回り「良いタイムが出て良かった」と喜んだ。今春東京六大学でリーグトップタイの７盗塁。紅白戦の守備では快足を飛ばして好守も披露した。機動力を重視した選手編成となる見通しだけに「日の丸は憧れ。足でアピールしたい」と力を込めた。

過去記事

　　プロフィール

　大阪府南河内郡生まれ。
　大西 千洋（おおにし・ちひろ）外野手。
　千早赤坂ベアーズで軟式野球を始め、中学時代は富田林シニアで外野手。

　阪南大高では1年時からベンチ入り。
　1年秋の予選で5番レフトとしてレギュラーを掴み､翌2年秋の新チームから3番･中堅手を務めた。
　2年夏の予選4回戦・桐蔭戦で森友哉のスローイングをかいくぐって二盗を記録。
　コールド負けを喫した3年夏4回戦･大阪桐蔭戦で意地の右越え二塁打（2三振）を放っている。
　大阪8強が最高成績。甲子園経験は無し。

　法大進学後は1年春からリーグ戦に出場。
　1年秋のリーグ戦で中堅レギュラーの座を獲得し､47打数で14安打､打率.298盗4の実績を残す。
　初スタメンの東大2回戦で右越え1号ソロ弾、左中間タイムリー三塁打をマーク。
　立教大1回戦で右線適2（内変化球）を放ち、早大1回戦で塁間3.93秒（遊安）を計測した。
　以降3年春まで主に1番･中堅を務め､通算50安打､打率.278本2盗17を記録。
　2年春に内安6本を含む18安打（2位）、打率.305、リーグ最多7盗塁の好成績を残している。
　翌3年春の慶大戦で顔面死球を受け、手術・入院、2ヵ月の自宅療養を経験。
　同年秋のリーグ戦3週目になってベンチに戻り､第7週･立大戦2試合に守備代走で出場した。
　国際大会には2年夏の日米野球（優勝）､及びハーレム大会（準優勝）に参加。
　日米野球2試合に9番・中堅でスタメン出場し、セーフティ（三ゴ）で一塁到達3.67秒を計時した。
　通算66試合、打率.278、50安打、2本塁打、21打点、17盗塁。

　181cm74kg、脚力を武器とする細身の外野手。
　一塁到達タイム3.9秒台から4.0秒台を計時する脚力が売り。1年秋から1番・センターを務める。
　俊足を武器に長打、内安を記録。2年春14試合で7盗塁（1位）を決めた。
　守備範囲の広い中堅手、ミート力ある左打者。攻守にスピードあるプレーでチームを牽引する。
　遠投100m､50m走5秒7。台北ユニバ代表候補。