平尾 奎太（Honda鈴鹿）

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　■　阪神　藤浪の大阪桐蔭同期左腕に熱視線　来秋ドラフト指名候補に(スポニチ)　17/12/28

　阪神が来秋のドラフト候補としてＨｏｎｄａ鈴鹿の大型左腕、平尾奎太投手（２３）をリストアップしていることが２７日、分かった。１２年の甲子園大会で春夏連覇した大阪桐蔭では同期のエース藤浪の控えとして優勝を経験。同大から社会人に進んで成長を続けており、球団関係者も即戦力候補として注目している。「左腕で体格もあるし、球速も高校、大学時代に比べて格段に上がっている。高校時代から好素材として注目していたが、大学、社会人で大きく成長。社会人では１年目から日本代表に入って、このままでも十分、指名候補だが、さらに来年、実績を残せば、一気に上位候補になる可能性も秘めている」。社会人１年目の今季も主戦級として活躍。先発、救援ともに可能な点も大きな魅力の一つだ。

　■　同大Ｖ王手！藤浪の高校同級生が白星　ＩｇＡ腎症を乗り越え(デイリースポーツ)　16/10/22

　同大が立命大を下し、１１年秋以来、５年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。１、２年時の難病を乗り越え、大一番の先発マウンドを託された平尾奎太投手が七回途中１失点の好投。リーグ４連覇を目指す立命大は崖っぷちに立たされ、関学大に敗れた関大は立命大とのプレーオフへわずかな望みをつなぐ。大一番で勝利投手となった平尾奎は「支えてくれた人に感謝して」と、七回途中１失点の好投。高２の秋に特定疾患のＩｇＡ腎症にかかり、大学１、２年時は運動禁止に。そこから完全復活し、ラストシーズンで優勝に王手をかけた。大阪桐蔭で阪神・藤浪と、オリックスから８位指名を受けた立大・沢田と同級生だった左腕。社会人野球に進む予定で「２人を追って自分もプロを目指したい」と力を込めた。

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　来春以降は社会人のホンダ鈴鹿で野球を続ける予定だ。(日刊スポーツ16/10/10)

　■　完封勝利の同大・平尾奎、打線の援護は「２点あれば十分」(SANSPO)　16/10/5

　第５節第２日（京大０－２同大）同大の平尾奎はコーナーに投げ分け、４安打で完封した。切れのあるスライダーを軸に１１三振を奪い「全体的に変化球をコントロールできた」と納得顔。打線の援護は一回の２点のみだったが「２点あれば十分だと思っていた」と涼しげに振り返った。渋谷監督も「すごい下半身が強化されて、制球がよくなった」と好投をたたえた。

過去記事

　　プロフィール

　大阪府泉佐野市生まれ。
　平尾 奎太（ひらお・けいた）投手。
　泉佐野一小2年から軟式野球を始め、佐野中時代は軟式野球部に所属。

　大阪桐蔭時代に目立った実績は無し。
　2年春からベンチに入るも同秋に腎疾患を患い、思う様なプレーが出来ないまま3年間を終えた。
　3年時に主戦・藤浪晋太郎の控え投手として甲子園連覇（登板無し）を経験。
　同年夏の大阪大会5回戦・生野工業戦で5回コールド2安打5三振完封勝利をマークしている。
　同学年のチームメイトに藤浪晋太郎、澤田圭佑ら。

　同大進学後3年3月から本格的な練習を再開。
　3年秋の関学2回戦でリーグ戦初先発を果たし、8安打5対0完封の粘投で初勝利を記録した。
　翌4年春に8戦（先4）3勝3敗､40.2回13失点､防2.66で､初の十傑入りを達成。
　近畿大2回戦で6安打4四死球3K完封勝ち、京都大2回戦で2安打完封勝ちを挙げている。
　続く秋のリーグ戦で4勝（1封）、防1.38をマークし、ベストナインのタイトルを受賞。
　主に2番手として45.2回を投げ､被安打率4.93､奪三振率8.47､四死球率2.96の結果を残した。
　通算25試合、8勝（4完投4完封）4敗、104.1回、防御率1.81。

　Honda鈴鹿では1年目から公式戦に出場。
　ルーキーイヤーから主戦格としてチームを牽引し、7月の都対で2試合14回0封の好結果を残す。
　3対2逆転勝ちを収めた1回戦・きら銀戦（5回無安打0封救援）で白星を記録。
　続くMHPS戦で9回5安打0封ピッチを演じたが､打線の援護がなく延長11回0対1で惜敗した。
　翌2年目の同大会で初戦（1-4）の先発を担うも2発3失点を喫して5回で降板。
　同年秋に行われた選手権予選代決・ジェイプロジェクト戦で6安打完封の力投を演じている。
　国際大会には1年目10月のBFAアジア選手権（優勝）に日本代表として出場。
　いずれも中継ぎとして3試合に登板し、計4イニングを5K、2安打無失点（144㌔計測）に抑えた。
　二大大会5試合、1勝1敗、25回、防御率1.80。

　188cm87kg、最速145㌔直球を持つ大型左腕。
　セットポジションから重心を下げて早めに着地し、テイクバック小さめに左肘を使った腕の振りから
　投げ込む最速145㌔、常時130㌔台中盤から140㌔弱の角度ある真っ直ぐと、
　120㌔前後から120㌔台のスライダー、120㌔前後で沈むチェンジアップ、100㌔台の緩カーブ。
　外角に決める直球と切れの良い変化球との緩急。スリークォーターから投じる。
　高2秋に判明した腎疾患を克服して大学3年春から復帰。社会人1年目に代表入りを遂げた。
　二大大会5試合25回で､奪三振率6.48､四死球率2.52。

　　スカウトコメント

阪神・球団関係者｜17/12/28
　「左腕で体格もあるし、球速も高校、大学時代に比べて格段に上がっている。高校時代から好素材として注目していたが、大学、社会人で大きく成長。社会人では１年目から日本代表に入って、このままでも十分、指名候補だが、さらに来年、実績を残せば、一気に上位候補になる可能性も秘めている」