- プロ注(2023年/2024年) マーク情報 プロ志望(大学/高校)
- プロ注目選手/2023年ドラフト (09/28)
- 広島東洋カープ/ドラフト2023 (09/28)
- 2023年高校生ドラフト候補進路 (09/28)
- 2023年大学生ドラフト候補進路 (09/28)
- 細野 晴希(東洋大) (09/28)
- 松原 快(富山GRNサンダーバーズ) (09/28)
- 武内 夏暉(国学院大) (09/28)
- プロ志望大学生リスト2023 (09/28)
- プロ志望高校生リスト2023 (09/28)
- 常廣 羽也斗(青山学院大) (09/28)
- 竹田 祐(三菱重工West) (09/28)
- 増子 航海(神奈川フューチャードリームス) (09/28)
- 中岡 大河(富士大) (09/27)
- 芦田 丈飛(埼玉武蔵ヒートベアーズ) (09/27)
- 田中 大聖(太成学院大) (09/27)
- 2023年プロ志望届提出者/大学生ドラフト候補 (09/27)
- 佐藤 啓介(静岡大) (09/27)
- 杉田 健(日大国際関係学部) (09/27)
- 友田 佑卓(日本大) (09/27)
- 尾田 剛樹(栃木ゴールデンブレーブス) (09/27)
【球団別】 日ハム 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 オリ 東京
【23候補】 高・投|高・野|大・投|大・野|社・投|社・野|済・投|済・野
切れの良い直球と多彩な変化球。制球力、投球術に優れた好投手。通算30勝、358奪三振。
2011年広島1位
動 画
投球成績
08春: 9 3勝0敗 20 14 21 4 4 1.80
08秋: 7 2勝0敗 34.2 18 41 13 0 0.00(1位)
09春: 8 4勝2敗 39.1 34 50 12 11 2.52(5位)
09秋: 7 3勝2敗 43.2 35 29 7 9 1.85(2位)
10春: 8 2勝2敗 42 30 38 7 10 2.14(7位)
10秋: 8 5勝2敗 55.1 48 54 8 8 1.30(1位)
11春: 9 5勝3敗 65 44 68 7 15 2.08(3位)
11秋: 9 6勝1敗 65 65 57 10 21 2.91(6位)
通算: 65 30勝12敗 365 288 358 68 78 1.92
被安打率7.10 奪三振率8.83 四死球率1.68
▽ 対戦校別成績
試合 勝敗 回数 安 振 球 責 防御率 被安率 奪三率 四死率
東大: 11 8勝0敗 51 30 70 6 5 0.88 5.29 12.35 1.06
慶大: 14 5勝4敗 85.2 70 79 12 16 1.68 7.35 8.30 1.26
法大: 16 7勝2敗 99.1 77 82 22 24 2.17 6.98 7.43 1.99
立大: 11 5勝3敗 65 60 68 13 17 2.35 8.31 9.42 1.80
早大: 13 5勝3敗 64 51 59 15 16 2.25 7.17 8.30 2.11
【 全国大会 】
試合 回数 被安 奪三 四死 自責
08選: 2 8.1 9 10 1 1
8 6 9 0 0 上武大
0.1 3 1 1 1 東海大 146㌔
09神: 2 9.1 5 5 1 0
9 4 5 1 0 愛院大
0.1 1 0 0 0 上武大
11神: 2 16 6 16 3 0
7 2 11 3 0 東福大 144㌔
9 4 5 0 0 愛院大 146㌔
通算: 6 33.2 20 31 5 1 防0.27
被安打率5.35 奪三振率8.29 四死球率1.34
【 国際大会 】
試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
09日米: 4 9.2 6 14 4 3 2.79
10世界: 3 5 1 11 0 0 0.00
11日米: 3 6.2 10 5 3 5 6.75
通 算: 10 21.1 17 30 7 8 3.38
被安打率7.17 奪三振率12.66 四死球率2.95
■ 甲子園成績
試合 回数 被安 奪三 四死 自責07春: 3 28.1 29 17 7 7
07夏: 6 46 43 47 9 14
通算: 9 74.1 72 64 16 21 防2.54
被安打率8.72 奪三振率7.75 四死球率1.94
最新記事
■ 明大5度目V、野村4安打完封/神宮大会(日刊スポーツ) 11/11/27
明大が愛知学院大を破り15年ぶり5度目の日本一に輝いた。広島にドラフト1位指名された野村祐輔投手が好投。被安打4、わずか91球で無四球完封。前日26日に続く連投となったが最終回には146キロをマークするなど完ぺきな投球で4年間を締めくくった。野村は「日本一だけを目標に頑張ってきました。甲子園(準優勝)で悔しい思いをしたので日本一にはすごいこだわりがありました。チーム全員の勝利です」と話した。
ネット裏から野村の投球を見守った広島・苑田聡彦スカウト部長は「変化球の切れとコントロールだけで、これだけ投げられるのは立派。(昨年の明治神宮大会に優勝した早大OBの)福井もそうだけど、日本一のいいツキをカープに持ってきてくれた」。ドラフト1位指名の右腕にあらためてほれ込んだ様子で、「まだ契約していませんが、キャンプは1軍の方向。ローテーションでやってくれる力はある」。試合後にはガッチリと握手を交わし満足そうに球場を後にした。(スポニチ)
11秋神宮 回数 被安 奪三 四死 自責
準決勝:東福大 先 7 2 11 3 0 144㌔
決 勝:愛院大 先 9 4 5 0 0 146㌔
16 6 16 3 0 防0.00
被安打率3.38 奪三振率9.00 四死球率1.69
愛院大7回裏の同点スクイズは決まらず明大は8回表にスクイズで追加点と主導権を
渡しませんでしたね。学生野球の見事な締めくくりでした。
■ 明大野村、日本一へあと1勝/神宮大会(日刊スポーツ) 11/11/26
明大はエース野村祐輔投手が7回を2安打零封して目標の日本一に王手をかけた。最速144キロながらチェンジアップ、スライダーを織りまぜて11三振を奪った。「狙いに行ったわけじゃないけど。ピンチが多かったんで狙うところは狙いました」と振り返った。広陵時代の07年夏、甲子園の決勝では4-0とリードしながら8回に逆転満塁本塁打を浴び、目前の日本一を逃した苦い思い出がある。野村は「明大のユニホームもあと1試合。最後の試合で集大成をみせたい」と初の日本一奪取を誓った。
■ 明大野村締めた!胴上げ投手(日刊スポーツ) 11/10/24
明大が4季ぶり34度目の優勝を勝利で飾った。エース右腕の野村祐輔投手が、7-3と4点リードの9回に登板。空振り三振と中飛で2死とした後に安打を許したが、最後は見逃し三振で締めた。ラストシーズンで勝ち点5の完全優勝。通算30勝12敗、358奪三振の野村はチームメートの手で宙を舞った。23日の東大戦で史上7人目の「30勝&300奪三振」を達成したが「その結果より、チームが優勝したことが一番うれしい」と笑顔を見せた。
11秋 回数 被安 奪三 四死 自責
早大 先 9 6 6 1 1 ○ 148㌔
先 7 7 7 0 1 ○ 147㌔
法大 先 6 8 5 3 7
先 9 8 10 2 2 ○ 144㌔
慶大 先 8 9 5 1 1 ●
先 9 5 9 0 0 ○
立大 先 9 12 6 2 5 ○ 146㌔
東大 先 7 9 7 1 4 ○ 145㌔
1 1 2 0 0
65 65 57 10 21 防2.91
被安打率9.00 奪三振率7.89 四死球率1.38
以下、タイプ的に近いとされる斎藤佑樹投手との通算成績比較です。
野村(明大): 65 365 288 358 68 78 1.92 7.10 8.83 1.68
斎藤(早大): 61 371.1 272 323 109 73 1.77 6.59 7.83 2.64
■ 明大・野村30勝&300K達成(日刊スポーツ) 11/10/23
明大・野村祐輔投手が7回7奪三振4失点で1季自己最多の6勝目を挙げ通算30勝356奪三振とし、昨年の早大・斎藤佑樹(日本ハム)に次ぐリーグ史上7人目の「30勝&300奪三振」を達成した。3回に4連打を許すなど東大打線に9安打を浴び苦しんだが、4回から立ち直り、5回からの3イニングで5三振を奪った。1回の攻撃で自身の2点二塁打を含め8点を奪い気の緩みも出た。「そこでビシッと行かないと。立ち上がりの初回は良かったけど、自分のリズムにしきれなかった。ボールの走りがいい分、高めに浮いてしまった。ふがいない」と記念の勝利にも反省の弁を繰り返した。
27日のドラフト会議で1位指名を表明している広島の苑田スカウト部長は「(1位で)いきます」と変わらぬ評価を口にした。(デイリースポーツ)
過去記事
■ 広島、明大・野村に異例スカウト5人態勢(日刊スポーツ) 11/10/9
広島は8日、今秋ドラフト1位で指名する明大・野村祐輔投手を、異例のスカウト5人態勢で視察。東京6大学秋季リーグ立大戦で5失点ながら完投勝利を挙げる姿を、あらためて高評価した。通常なら苑田スカウト部長と尾形スカウトの2人が野村をマークするが、この日は川端編成部長ら3人も視察。3回に連打で3点を失うなど9回5失点と本調子ではなかったが、高評価は揺るがない。川端編成部長は迷いなく言い切った。「評価は変わらない。大学・社会人の選手を通じて求めるのはいかに打者を抑えるか。打者を抑える術を知っている。相手を抑える力はナンバーワンだよ」。この日は楽天、西武、ロッテ、横浜のスカウトも視察したが、広島勢は5人で一団となり、投球ぶりをチェック。客席でも際立つ光景だった。立大戦は直球の最速が146キロだった。変化球主体の組み立てで苦戦したが、要所では即戦力右腕の力量を見せた。特にシンカー気味に落ちるチェンジアップはバットの芯を外し、何度も凡打を誘った。苑田部長が「フォーク、カットボール、チェンジアップの見分けがつきにくい。打たれても、それなりの投球ができる」と評価すれば、尾形スカウトも「ボールの出し入れができる。あのチェンジアップはプロでも打てないでしょう」と舌を巻いた。投手としての完成度の高さが光る。苑田部長は「球種が豊富だし、コントロールもいい。身のこなしが柔らかくて高校時代の桑田みたい。プロに入れば、すぐに10勝できる」とも話す。フィールディングも軽やかで動きにはセンスの良さが現れる。また、大学4年間で大きな故障がない点も魅力の1つ。登板日でもジムに足を運び、体幹強化の筋力トレーニングを行うという。意識は高く、まさに心技体の整った好素材だ。27日のドラフト会議では数球団の1位指名が予想され、競合は必至。来年、反攻態勢を敷くためにも、野村の交渉権獲得が不可欠だ。野村監督も「全員に全力じゃなく、相手を見て(力の)出し入れができる。高校時代から見ている。大学、全日本も見ている」と話す。今は通算29勝を積み上げた本格派右腕の獲得に全力をあげる。
■ 明大・野村 川上と並ぶ28勝(日刊スポーツ) 11/10/4
ドラフト1位候補の明大・野村祐輔投手が春の覇者・慶大を完封し、勝ち点3として首位を守った。被安打5の9奪三振。今季初の無四球完封で4勝目、通算28勝として先輩の川上憲伸(ブレーブス傘下の2Aミシシッピ)に並んだ。マウンドを降りた野村は伊藤を見つけると握手を求めた。試合終了のあいさつを終えた直後だ。「ありがとう」。伊藤も「ありがとう」と笑顔で返した。大学最後の2人の対決は、内野安打1本の2三振。野村は「甘い球は逃さない。それが優れている打者。ヒットならいい、と思って投げました」と相手をたたえた。1回、いきなり伊藤と対決。2死二塁。フルカウントになると、プレートを外して一呼吸おいた。ここで134キロのチェンジアップを投じる。バットは動かない。三振だった。「まっすぐと全く同じ腕の振りができる。あれじゃあ打てない」。1位を表明する広島苑田スカウト部長が絶賛した。野村は課題の立ち上がりを切り抜けると、2度跳びはねてマウンドを降りた。前日は同部屋の岡大海投手(2年)が大活躍し、この日の出番をもらった。「4年生が負けてはいけない」。攻めの投球で、わずか108球の完封劇だった。これで慶大に5勝4敗。5校にすべて勝ち越しての28勝(12敗)だ。川上先輩に並び、2カードを残し30勝も見えてきた。「勝ちにこだわって投げるだけです」。そんな野村を試合後の慶大・江藤省三監督がこう評した。「(投球が)うまいよね。佑ちゃん(早大・斎藤佑樹投手=現日本ハム)よりうまいんじゃないの」。
伊藤との対決は、ネット裏のスカウトも、うならせた。見せ場は1回にいきなりやってきた。2死二塁、スライダー、カット、カーブと持ち球を駆使して3ボール2ストライクからインコースへのカットで見逃し三振。伊藤を1位候補に挙げ、ぞっこんの阪神の平塚スカウトも「左打者の泣きどころ、あそこに決められたらしょうがない」と舌を巻いた。ドラフト1位指名を公言している広島の苑田スカウト部長は「どの球種も出どころが同じで打ちにくい。カーブ、スライダー、ストレート…、どの球もカウント球にも勝負球にもなる。10勝はできる投手」とあらためて絶賛。ここに来て、明大OBの星野監督が指揮を執る楽天も、野村に大きな興味を示し始めており、1本釣りを狙う広島としては、好投を喜んでばかりもいられない状況にもなってきた。(中日スポーツ)
■ “祐ちゃん”が佑ちゃん超え!明大・野村通算329K(スポニチ) 11/9/20
3回戦1試合が行われ、明大は今秋ドラフト1位候補の野村祐輔投手が、10三振を奪う力投。法大を3―2で振り切り勝ち点を挙げた。野村はリーグ戦の通算奪三振を329とし、斎藤佑樹(早大=日本ハム)を抜いて歴代9位に浮上した。あっさりと記録を塗り替えた。3回2死。野村は建部から空振り三振を奪い斎藤の323奪三振を超えると、その後も順調に数を重ね2桁10奪三振。通算では329奪三振とし、歴代9位に躍り出た。「プロでもローテーションで投げている。そういう投手に勝てて、六大学の記録として残るのならうれしい」。昨年リーグの顔だった右腕と比べ、笑顔を浮かべた。17日の初戦は6回7失点でまさかの降板。「調子は4年間で1番悪かった」というが、中1日でしっかりと修正してきた。直球のMAXは自己最速に6キロ及ばない143キロ。それでもカットボールやチェンジアップを丹念に低めに集めて法大打線に的を絞らせず、8安打2失点で投げきった。今春は5勝3敗。初戦に先発した5試合全てに勝利しながら、3回戦にもつれ込んだ3試合でいずれも黒星を喫した。初戦から中1日で迎える3回戦をいかに戦うか。善波達也監督は「相手の振りにくる気持ちを考えて球を出し入れしろ」と夏の間に助言した。この日は14人の打者に初球ボールで入りながら、わずかに2四球。打者の打ち気を誘いながら巧みに球を散らした。すでに1位指名を明言し、12球団で唯一、この日の投球を視察した広島の苑田聡彦スカウト部長は「頭がいい。制球がいいからそう簡単には打たれない」と修正能力を絶賛。東海大・菅野、東洋大・藤岡と並ぶ「BIG3」の一角が、秋の主役に名乗り出た。
▼日本ハム・斎藤 野村ならば抜かれると思っていました。(自分が戦っていたときから)いい投手でしたからね。
斎藤との比較で目立つのが制球力だ。斎藤が61試合で四死球109に対し、60試合の野村は64。悪いなりの投球ができる。1位指名を公言する広島苑田スカウト部長も「球は来てなかった。でもカバーする頭がある」と話した。野村は「走らないストレートを生かすことができた。春からの成長だと思います」。野村が今までにはなかった収穫を得た。(日刊スポーツ)
菅野・藤岡ほどの球威は無いですが140㌔台後半の真っすぐを投げる投手でこの安定した
制球力は稀少ですね。開幕戦を見る限り少しフォームを大きくしたようです。
■ 明大・野村は乱調7失点/東京6大学(日刊スポーツ) 11/9/18
明大が乱戦を制し、法大に先勝した。先発した今秋ドラフト1位候補の明大・野村祐輔投手はリーグ戦自己ワーストの7失点と、1点リードを許し6回で降板するまさかの大乱調。それでも攻撃陣と控え投手陣が踏ん張り、勝敗がつかず命拾いした形となった。5三振を奪った野村は通算319奪三振とし、リーグ歴代10位となった。5点リードの6回裏、野村ならば安全圏と言える状況だった。だが打者11人に5安打3四死球と、6点を奪われ逆転された。その後チームの粘り勝ちで勝敗はつかず。「頭が上がらないです。野手と控えの投手陣に」と感謝した。原因はつかめている。「(試合前の)ブルペンから球がシュート回転していた。序盤に修正できたけど、それが終盤にまた出てしまった。すぐに修正できると思う」と、制球を乱した理由を明確に語った。通算27勝はお預けとなったが、通算奪三振は単独10位に躍り出た。9位の早大・斎藤佑樹(日本ハム)の通算323奪三振突破は時間の問題となった。「自分の勝ちとか(三振)は関係ない。チームの勝ちが喜び。(野手に)助けてもらってばかりじゃなく、どうにか返したい」と、次回登板での雪辱を誓った。
■ 明大・野村が憲伸超え314K!(スポーツ報知) 11/9/13
明大の今秋ドラフト目玉右腕・野村祐輔が、憲伸超えを果たした。早大戦に先発し、7回1失点の好投で今季2勝目(通算26勝目)。勝ち点を1とした。また、7三振を奪って通算奪三振を314に伸ばし、明大の大先輩である川上憲伸(現ブレーブス傘下2A)の311を抜いて歴代12位に浮上した。初回に5点の大量援護を受けた野村は、7回を7安打も7奪三振1失点で今季2勝目。ギアを入れ替えた終盤3イニングで5Kを荒稼ぎだ。「ランナーをためる不本意なピッチングをしてしまったので、気合を入れました。偉大な先輩の記録を超えられて光栄だと思います」。川上憲伸の通算奪三振記録を上回り、甘いマスクを崩した。“鬼門”を突破した。今春の5勝はすべて1回戦で挙げたもの。全5カードでエース対決を制した一方で、2回戦以降は4試合に登板し、3敗。初戦を取りながらも勝ち点2で4位に沈む要因となった。善波達也監督から「相手を見下すくらいの気持ちで投げろ」とゲキを飛ばされ、トラウマを吹き飛ばした。今秋ドラフトで1位指名を表明している広島の苑田スカウト部長が「現状に満足することなく、10年、15年先を見据えて取り組んでいる」と惚れ込むほどの練習量を誇り、スタミナは十分。幸先のよいスタートを切り、リーグ史上7人目の「30勝&300K」が鮮明に見えてきた。
広島の苑田スカウト部長は「力が入っとったのは交代する前ぐらい。1回、さあ行こうと思ったら、散々待たされて気合も入らない。ウチの1位は変わりません」と笑顔で見守った。(日刊スポーツ)
■ スカウト陣うならせた!明大・野村、現役最多25勝目(スポニチ) 11/9/11
秋季リーグが開幕。明大の野村祐輔投手は、早大を6安打1失点完投で現役最多の通算25勝目を挙げて先勝。持ち前の冷静なマウンドさばきで日米9球団のスカウト陣をうならせた。また、重圧がかかってもおかしくないラストシーズン初戦。「初回から点を取ってくれたので楽に投げられた。きょうは直球が良かった」。涼しい表情で淡々と105球の完投劇を振り返った。4―1の8回1死から、広陵時代のチームメート・土生との対戦で進化を見せた。「(連勝なら)最後の対戦になる可能性もあったので」と今夏こだわりを持って磨いた直球で全球勝負。2ストライクからの3球目に自己最速にあと1キロと迫る148キロを記録すると、最後は144キロで三ゴロ。同じくドラフト候補のスラッガーにフルスイングをさせず「特に最終打席は直球で抑えたかった」と勝負を楽しむ余裕すら見せた。1位指名を公言している広島の苑田聡彦スカウト部長は「またほれ直しましたよ。春よりも全体的に良くなっている」と絶賛。ソフトバンクの永山勝スカウト部長も「これだけ投げたら競合になるんじゃないか」と話した。それでも野村は「チームが勝つことが大事」と目の前の戦いに集中することを強調。09年秋以来4季ぶりの優勝は、野村の右腕に託されている。
広島の苑田スカウト部長は「春から組み立てが良くなった。1年目から2ケタ勝利もいける」と絶賛も、野村は「今はチームが勝つことの方が大事」と4季ぶりの優勝に集中した。(スポーツ報知)
■ 「大学ビッグ3」明大・野村 巨人2軍を無安打斬り(スポニチ) 11/8/27
今秋ドラフト1位候補の明大・野村祐輔投手が26日、明大グラウンドで行われた巨人2軍とのプロアマ交流戦に先発し、3回を無安打無失点3奪三振の快投。試合は8回表降雨コールドで0―0の引き分けに終わったが、1軍経験者も名を連ねた巨人が無安打に抑えられた。初回だ。09年の新人王・松本を中飛、隠善を直球で空振り三振に仕留めると、08年のドラフト1位・大田には外角のボールになる切れ味鋭いスライダーで空振り三振。思わずバランスを崩した大田は「大学野球の中で良い投手と言われているが、それが分かるような投球をされてしまった」と脱帽するしかなかった。1軍経験者がずらりと先発メンバーに名を連ねた巨人打線に、最速143キロの直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜて3回を無安打3奪三振。それでも、野村は「制球も浮いたし、調子が良かったという状態じゃない。コースを突いたりタイミングを外した」と涼しい表情だった。地元の広島が早々と1位指名を表明しているが、争奪戦になるのは確実だ。巨人は菅野の1位指名を公表しているが、バックネット裏で投球を見守った山下スカウト部長は「ウチの久保みたいだね。テンポも良い。間違いなくプロでも即戦力」と実力に太鼓判を押した。「プロはスイングの速さが違う。インパクトの強さも違うし、当ててくるアマと違ってどんどん積極的に振ってくる」と野村。謙虚な姿勢を崩さなかったが、穏やかな表情には風格が漂っていた。
■ 明大・野村、コーナー攻め2回無失点(スポーツ報知) 11/6/28
今秋ドラフト目玉候補右腕・野村祐輔が2番手で救援登板した。「コーナーに投げれば、そんなに多くは打たれない」と野村。最速142キロの直球と変化球を内外角いっぱいへ投げ分け、2回を2安打無四球と「BIG3」の中で唯一無失点に抑えた。ドラフト1位指名をすでに表明している広島・苑田スカウト部長は「直球のキレが良いから変化球が生きる」と改めてほれ込んだ。
壮行試合:イースタン混成 2回 被安2 奪三1 四死0 失点0 142㌔
■ 明大・野村、変化球で無失点「打たせた」(日刊スポーツ) 11/6/19
日米大学野球選手権に向けた大学日本代表選考合宿2日目が18日、神奈川・平塚球場で行われた。今秋ドラフトで広島が1位指名を表明している明大・野村祐輔投手は、紅白戦に先発。立ち上がりに2安打されたが、米国打者を想定した変化球中心の配球で2回を無失点に抑えた。明大・野村は、脳内で米国のパワーヒッターと対峙していた。1回、直球を2安打された1死一、三塁。直球が打たれると見ると、カットボールで4番の芯を外し併殺に仕留めた。「テーマは変化球。米国の打者を意識して、チェンジアップや落ちるスライダーで打たせました」と話した通り、2回は緩急をつけて3人で片付けた。この日141キロ。リーグ戦後、右肩を休めてピッチングはほとんどしなかった。「全然でした。ひどかった」という調子でも、無失点だ。今秋ドラフト会議での1位指名を表明した広島苑田スカウト部長は「リーグ戦ほどの速さやキレがなくても、それなりの投球ができる。競合するかもしれないけど…」と、お目当ての逸材に熱視線を送った。プロの前でクレバーな投球を見せた野村も「評価していただいて、もっと認められるように頑張ろうと思った」と発奮。
■ 野村14人目300Kも…(日刊スポーツ) 11/5/23
今秋ドラフト1位候補の野村祐輔投手が、5安打9三振で完投したが、打線の援護なく今季3敗目(5勝)を喫した。それでも8回に相手4番長谷川裕介内野手から三振を奪い、リーグ史上14人目の通算300奪三振を達成。9回最後の打者も空振り三振に取り、通算301三振とした。今季4位でシーズンを終え「一からやり直す。出直します」と笑顔はなかった。
11春 回数 被安 奪三 四死 自責
立大 先 9 5 14 2 1 ○ 149㌔
先 7 6 7 2 3 ●
早大 先 9 6 7 0 2 ○ 149㌔
東大 先 9 2 12 0 0 ○封 148㌔
慶大 先 9 3 7 1 0 ○封 149㌔
4 5 5 0 1
先 2 5 2 1 5 ●
法大 先 7 7 5 1 2 ○
先 9 5 9 0 1 ●
65 44 68 7 15 防2.08
被安打率6.09 奪三振率9.42 四死球率0.97
■ 明大野村23勝星野仙一に並ぶ(日刊スポーツ) 11/5/15
今秋ドラフト1位候補の対決は明大・野村祐輔投手に軍配が上がった。野村は慶大の4番伊藤隼太外野手を3打数無安打1三振に抑え、3安打7三振で2試合連続完封。今季4勝1敗で通算23勝(9敗)となり、大先輩である楽天星野仙一監督に並んだ。試合を締める119球目、野村は直球を伊藤のふところ目がけた。自己最速タイの149キロ。「最後は力勝負した。打たれると明日に影響する」と、学生NO・1打者にショックを与える投球を意識した。バットは真っ二つに折れ、力ない打球が野村の足元に転がった。難なく処理すると、涼しげに整列へ向かった。1打席目。カウント3ボール1ストライクから歩かせたが、全球種を投じて様子を見た。伊藤が振ったのは2球目のチェンジアップ。打席で投手寄りに立っていることも分かった。2人は「変化球を狙っている」と察知し、2打席目は直球3つで二ゴロ。3打席目は直球と変化球を交え「魔球です(笑い)」(野村)という137キロのチェンジアップで三振を奪った。1打席目に3本塁打している伊藤の解析も十分だった。今季の打席をDVDでチェック。「本塁打はすべて内寄りの甘い球。ボールでもいい」(川辺)という内角ギリギリの要求に応える。ひとつ間違えれば1発の危険を秘めた中、精密機械のようにコントロールした。
ネット裏では日米10球団が視察。阪神の菊地東日本統括スカウトは「クレバーなピッチングをする」と打者の読みを外す巧みな投球術を評価していた。(デイリースポーツ)
切れのある直球を軸に、カットボール、スライダーなど変化球もさえた。試合前まで4本塁打、打率・522をマークしていたリーグを代表する好打者の伊藤を3打数無安打。ネット裏で視察した広島・苑田スカウト部長は「球威も制球力もある。カットボールとチェンジアップはプロでも十分通用する」と目を細めた。(SANSPO)
■ 明大・野村完封、7連続Kも(日刊スポーツ) 11/5/8
プロ注目の明大・野村祐輔投手が東大を2安打に抑え、今季初完封(通算5度目)した。9回を94球の省エネ投球ながら、最速148キロをマークして三振は7連続を含む12、無四球だった。これで今季3勝目、通算22勝とした。野村がギアを切り替えたのは4回だった。奪三振ショーが始まる。143キロ、141キロ、146キロで3者三振に仕留めると、6回先頭まで7連続と伸ばした。リーグ記録まで2つ。8人目に3球目のチェンジアップを当てられ、遊ゴロになって止まった。前週の東大-慶大戦を観戦している。「甘い球はしっかり振ってくる。ストライクに見えるような(ボール)球を投げました」。8回はたった4球で退けた。チェンジアップが有効だった。「三振をとった方がうれしいが、4球で終わった方が楽ですね」と言って笑う。そんな野村の鼻に鼻孔を広げるテープがはられていた。「なんか鼻がつまるんで」。9回最後は148キロで3球三振だった。「全部勝てば、優勝できる。あとは勝つだけ」。盗塁死もあって、残塁0のおまけまでついた完封勝利だった。
これまで51試合登板、うち33試合が先発で10完投5完封となっています。
■ 野村149キロ無四球完投(日刊スポーツ) 11/4/25
明大がプロ注目右腕・野村祐輔投手の無四球完投で早大に先勝した。高校の後輩である有原航平投手(1年=広陵)との初対決は、初回に1点を先行されたが、被安打6、2失点で9回を投げ抜いた。今季2勝目、通算21勝目を挙げた。9回をわずか105球で投げ抜いた無四球完投。「(早大打線が)ドンドン打ってきてくれた。相手の打者を見ながら投げました」。笑顔で自らの投球を語った。早大の先発は広陵の後輩有原だった。3つ違い。一緒にプレーしたことはないが、顔見知りの仲。「自分も1年のときそうだったけど、怖い者知らずで投げてくる。受け身にならず、向かっていきました」。この日は自己最速の149キロをマーク、終始攻めの投球を貫いた。1回1死一塁から二塁打を浴び先制を許したが、慌てなかった。「(有原より)先にひっこむわけにはいかないですから」。広陵のチームメートで、早大4番に座る土生にも真っ向勝負。4回1死後の対決では、内角速球を2球続けてバット2本を折った揚げ句、一ゴロに仕留めた。「4番なんで、打たれると向こうも乗ってくるんで」と話した。
■ 明大・野村通算20勝!1失点完投14K(スポーツ報知) 11/4/18
今秋ドラフトの目玉右腕、明大・野村祐輔投手がリーグ史上71人目となる通算20勝を達成した。チーム開幕戦となる立大戦に先発し、5安打1失点で完投。自己最速タイの149キロを計測するなど、力強さを増した投球で毎回の14三振を奪い、日米12球団20人のスカウトをうならせた。しなやかな投球フォームに、たくましさが宿った。直球は常時145キロ前後をマークし、左打者には140キロ台のカットボールで内角をえぐった。「ボールの質、強さ、キレに重点を置いて投げました」。117球でつかんだ節目の白星を気持ちよさそうに振り返った。今冬、筋トレを始めた。これまで本格的に取り組んだことはなかったが、「柔らかさを求めつつ、強さを入れていこうと思った」。体幹を中心に基礎体力を鍛え直し、体重は3キロ増。東日本大震災の影響でチームが3月末まで練習を自粛していた間も、体幹トレは欠かさなかったほどだ。成果は球威となって表れた。「BIG3」と呼ばれる東海大・菅野、東洋大・藤岡は、いずれも好投発進。「負けられないと思ってました」というが、高校時代からマークを続けている地元・広島の苑田スカウト部長は「3人の中でいちばん実戦向き」と目を細めた。
阪神の菊地東日本統括スカウトは「投球が安定している。右打者の外角へのボールは角度がある」と評価していた。(デイリースポーツ)
オフは基礎体力の強化に努めた。体重が3キロ増えて75キロになったことでフォームも力強くなった。横浜・田中スカウトも「(三振が取れるのは)スライダーとカットボール」と変化球の切れが増したことを評価だ。(SANSPO)
■ 明大・野村に虎スカウトも熱視線(デイリースポーツ) 11/2/18
今秋ドラフトの1位候補、明大・野村祐輔投手が17日、静岡・沼津キャンプで200球の投げ込みを行った。今キャンプは9日間で1600球を投げ込む予定。「1日だけノースローで、あとは毎日200球ぐらいは投げます」。例年のキャンプよりも、トータルの球数を400球増やして体力アップを図る。視察した阪神の菊地東日本統括スカウトは「しっかり投げ込みをしている。リーグ戦の投球が楽しみ」と話した。
■ 「祐ちゃん」世代だ 明大・野村が初練習(日刊スポーツ) 11/1/10
今秋ドラフト「ビッグ3」の1人、明大・野村祐輔投手が9日、東京・府中市の同大で11年初練習に参加。早大・斎藤佑樹投手に代表される大学4年生の豊作世代を「今年は超えられるよう、大学球界を盛り上げていきたい」と意気込んだ。野村は現在通算19勝、233奪三振。斎藤に次ぐリーグ史上7人目の「30勝300奪三振」が射程圏内だ。「それを達成、かつ優勝が最高の形」と、3季ぶりとなるリーグVのためにも体力強化に励んでいる。ランニングメニューやキャッチボールでは、副主将として投手陣の先頭に立った。この日は阪神、広島、ヤクルト、日本ハム、楽天、ロッテ、ソフトバンクと7球団8人のスカウトが訪問。東海大・菅野、東洋大・藤岡と合わせると「ビッグ3」の始動に集まったプロ関係者は33人にのぼる。年末には、箱根で斎藤ら昨夏の世界大学選手権の代表メンバーと1泊の忘年会を行った。「野村世代? うーん、それは…春次第ですね。そう言ってもらえるような活躍をしたいです」。次なる黄金世代を、率先して引っ張っていく。
明大OBの阪神・平塚スカウトは「体が強いね。1年の時からケガなく投げ続けて、結果を残している」と熱視線を送った。今年は明大の“祐ちゃん”が神宮の杜を盛り上げる。(デイリースポーツ)
■ 明大・野村7回1失点で5勝目 防御率も堅首(スポニチ) 10/10/24
明大エース野村が7回1失点でリーグトップタイの5勝目。防御率も1・30で1位の座を守ったが「獲れるモノは獲れた方がいいですけど、個人の成績よりチームの成績の方が大事なので」。すでに優勝の可能性がない状況だけに、淡々と話した。それでも善波監督は「野村は防御率を計算して7回で代えました」と、エースのタイトル獲得を後押しする姿勢を示した。
10秋 回数 被安 奪三 四死 自責
東大 先 6 3 10 0 0 ○
早大 先 7 5 9 3 2 ●
0.1 1 0 1 0
法大 先 9 7 6 1 1 ○
先 9 8 7 0 0 ○封
慶大 先 9 5 9 1 0 ○封
先 8 11 8 0 4 ●
立大 先 7 8 5 2 1 ○
55.1 48 54 8 8 防1.30
被安打率7.81 奪三振率8.78 四死球率1.30
■ 明大・野村、エース対決楽しむ(SANSPO) 10/9/26
東京六大学野球第3週1日目(25日、神宮)3年生エース・野村は、1-1の六回二死一、三塁から大野大に勝ち越しの右翼線2点三塁打を許すなど、7回を5安打3失点(9奪三振)。今季初黒星(1勝)を喫した。「悔しいです」。ただ早大・斎藤とのエース対決自体は「楽しかったです。投げ合ってるな、と(感じて)」と充実感も得ていた。
■ 明大・野村が佑ちゃん破った/東京6大学(日刊スポーツ) 10/4/25
来秋ドラフトの目玉候補、明大・野村祐輔投手(3年=広陵)が「ハンカチ世代」を代表する早大コンビに投げ勝った。102球の省エネ投球で2安打完封した。早大のエース斎藤と3度目の対戦で、初めて投げ勝ち「今度こそはという気持ちはあった。また1つ自信になった」と満足げだった。最速148キロの直球で内角を強気に突いた。「打たせて取る投球ができた。直球でカウントも取れた」。140キロを超えるカットボールもさえた。エースとしての意地だった。昨季終了後、「自分を追い込むこと」をテーマに、冬場の練習に励んだ。体重はそのまま、体脂肪率は10%から7%に。「効果があった」と、この日も最後まで球威は衰えなかった。巨人の山下スカウト部長は「(来年のドラフトの)1位候補でしょう」と、高く評価した。「1年の時は助けてもらっていた。今は自分が柱で、という実感がわいている」。進化した3年生エースは力強かった。
解説席から見守ったOBの阪神・星野SDも「素晴らしい投球。何も文句のつけようがないね」とエースを絶賛した。(スポーツ報知)
10春 回数 被安 奪三 四死 自責
東大 先 7 4 6 1 0 ○
早大 先 9 2 4 1 0 ○封 148㌔
立大 先 5 8 6 0 4 ●
3 1 5 0 1
慶大 先 9 7 8 1 1 ●
2 0 3 0 0
法大 先 3 5 4 1 3
先 4 3 2 3 1
42 30 38 7 10 防2.14
被安打率6.43 奪三振率8.14 四死球率1.50
■ 明大3季ぶりV!野村「優勝は優勝です」(スポニチ) 09/11/20
東京六大学野球最終週最終日は1日、神宮球場で早慶戦の2回戦が行われ、慶大が11安打7得点の猛攻で早大に連勝。この結果、勝ち点4の明大が3季ぶり33度目の優勝を飾った。待ちわびた瞬間は神宮球場の細い通路で迎えた。エース野村は「待ってでも、勝って決めても優勝は優勝です。六大学で一番なんです」と喜びを爆発させた。7試合で3勝2敗。エースとしては物足りない数字だった。リーグ戦期間中に新型インフルエンザに約30人が相次ぎ感染し、野村も5日間寝込んだ。10月18日の慶大2回戦で復帰すると、管理栄養士に体力回復のためのメニューを作ってもらうなどして急場をしのいだ。同27日の法大3回戦では7回2失点で勝ち点を奪い、3季ぶりVへ望みをつないだ。「やっといい報告ができます」。野球を教えてくれた祖父・康孝さんは、野村が小学校低学年のときに64歳で他界。広陵時代の07年夏の甲子園決勝の佐賀北戦では満塁弾を浴びて優勝を逃した。だからこそ野村は「強い大学でエースになってじいちゃんに優勝報告をする」と心に誓っていた。
立大 先 8 6 11 1 2 ●
先 7 6 4 1 0 ○
早大 先 6 9 2 2 3 ●
慶大 先 7 3 7 0 1 ○
1.2 1 1 0 0
法大 先 7 3 1 3 1
先 7 7 3 0 2 ○
43.2 35 29 7 9 防1.85
被安打率7.21 奪三振率5.98 四死球率1.44
■ 明大、防御率0・00男の野村順調/対抗戦(日刊スポーツ) 09/4/7
昨秋、史上5人目のシーズン防御率0・00を達成した野村が、2年目へ向け順調な仕上がりを見せた。先発して3回を無安打無失点。自己最速の148キロもマークした。「強敵相手なので試合を壊さないよう、しっかり低めを突いた」と胸を張った。中日入りした岩田慎司から今季、エース番号の「11」を受け継いだ。「先輩から『エースナンバーは重いけれど、お前ならやれる』と激励された。番号を汚さないよう頑張りたい」と話した。
春先から150㌔前後を記録する投手が続々。賑やかですね。
今年は2年生にして早くも明大の大黒柱となる野村、責任は重いですが期待できそうです。
東大 先 9 6 16 2 1 ○
2 0 5 0 0 ○
慶大 先 8 7 6 1 1 ○
立大 先 7 5 6 2 0 ○
早大 先 3 7 5 1 5 ●
0.2 1 2 0 0
法大 先 9 7 10 6 3 149㌔
0.2 1 0 0 1 ●
39.1 34 50 12 11 防2.52
被安打率7.78 奪三振率11.44 四死球率2.75
■ 明大野村防御率0・00の快挙(日刊スポーツ) 08/10/28
明大・野村祐輔投手(1年=広陵)が立大戦の9回1イニングを無失点に抑えシーズン防御率0・00の快記録をつくった。通算34回2/3を投げて自責点0。現行の規定投球回数(試合数×2)を当てはめると、64年春の江尻亮(早大)以来44年ぶり5人目の快挙だ。明大野村の目は潤んでいた。4年生が最後となる公式戦の最終マウンドを任された感激、感謝の思いだった。「1年生が(マウンドに)立っていいのかなあと。4年生に守ってもらってうれしかったです」。9回の登板直後に連打された。無死一、三塁。ここで野村は開き直った。「もう(失点しても)いいや、と思いました」。ところが4年生が並んだバックは前進守備を敷いた。8点差があるのに、1点もやらない守り。二ゴロ、2者連続三振で自責0を守り抜いた。「甲子園より今日の方が緊張しました」。昨夏の準優勝投手はこういって苦しいマウンドを振り返った。7試合、34回2/3で自責点0。慶大2回戦で1失点したが、捕手の悪送球が絡み自責点ではなかった。史上5人目の快挙。過去の4投手よりも投球回数が多い。「いい先輩に恵まれ、今の自分があると思います」。
08秋 回数 被安 奪三 四死 自責
東大 1 0 0 0 0
先 6 3 9 1 0 ○ 145㌔
慶大 先 7 6 5 6 0
法大 先 9 2 12 2 0 ○封
早大 1.2 0 5 0 0
先 9 5 8 4 0
立大 1 2 2 0 0
34.2 18 41 13 0 防0.00
被安打率4.67 奪三振率10.64 四死球率3.38
エース岩田の調子がもうひとつ上がらない中、もう一本の柱として活躍。
規定投球回数は24で既にクリア。 登板回避でも防御率0.00の偉業達成。
そんな中での最終マウンド登板には今後への期待の高さを感じますね。
■ 明大甲子園準Vリレーで完封/東京6大学(日刊スポーツ) 08/9/15
リーグ戦2度目の先発を任され、6回を3安打無失点に封じた。1回は最速145キロの直球にスライダーを交え3者三振に仕留めた。「制球、キレとも自分の投球ができたと思います。先発の方がいいですね」。
■ 野村8回0封で明大4強/大学選手権(日刊スポーツ) 08/6/14
明大の1年生野村が落ち着き払った投球で4強を導いた。同投手は「走者を意識せずに投げられました」と話した。8イニング中5度まで先頭を出した。ところが失点どころか、三塁も踏ませなかった。被安打6の無四球。スカウト陣が絶賛した。最速は146キロ。速球と同じ腕の振りでチェンジアップを投じた。奪三振9。「高校時代よりキレが増したと思います」。昨夏の甲子園では佐賀北に満塁本塁打を浴び、目前の優勝が消えた。「あれが制球の大事さを教えてくれた」。大会後も筋トレは続けた。体重は7キロアップして今70キロ。精神、肉体両面でたくましさを増した。
08春 回数 被安 奪三 四死 自責
東大 1 1 0 0 0
2 1 3 1 0 ○
慶大 2 3 4 0 2
立大 2 1 2 1 0
早大 0.2 0 2 0 0 ○
1.2 2 2 2 2
法大 2.2 3 0 0 0
2 0 1 0 0
先 6 3 7 0 0 ○
20 14 21 4 4 防1.80
被安打率6.30 奪三振率9.45 四死球率1.80
■ 新人・野村が明大優勝を呼び込む(日刊スポーツ) 08/5/29
8季ぶり33回目の栄冠を手にした明大。リリーフで活躍していた野村祐輔(1年=広陵)が初先発し、6回3安打、無四球、無失点。試合の流れを完璧に手繰り寄せた。勝てば優勝、負ければ崖っぷち。大一番の先発を託されながらも、今季最高のピッチングを見せた。序盤からストレート、スライダーともにコーナーを突き、2回には146キロが出た。法大・金光興二監督は「ビッグゲームでこれだけのピッチングができて大したものだ」と、脱帽だった。中学のときから東京六大学リーグでプレーしたいと思っていた。広陵(広島)を選んだのも同リーグとパイプがあるから。夢を叶えた1年目、早くもチームに欠かせない1人になった。
プロフィール
岡山県倉敷市出身。野村 祐輔(のむら ゆうすけ)投手。
小学1年から軟式野球を始め6年時に県大会準優勝。
連島南中時代は倉敷ビガーズに所属し3年秋に西日本大会優勝実績。
広陵高では1年春からベンチ入り。
エースとなった2年秋に県大会・中国大会優勝。
3年時は春(ベスト8)夏(準優勝)甲子園で7勝を挙げ注目された。
春は成田・唐川との投手戦を制し延長12回2対1で初戦突破、
準々決勝で帝京打線に初回大量6失点など8回14安打7失点と打ち込まれ敗退。
夏の大会では6試合で47個、3試合連続二桁、20イニング連続奪三振を記録。
40年ぶり進出となった決勝では佐賀北相手に7回まで1安打無失点と好投しながら
8回裏一死満塁から押し出し、副島に逆転満塁弾を浴び惜しくも準優勝に終わった。動画
大会後は全日本選抜に選出され日米親善高校野球に参加。
明大では1年春からリーグ戦に出場。
主にリリーフで3勝を挙げ8季ぶり優勝に貢献。
東大2回戦で2番手として2回を無失点に抑えリーグ戦初勝利、
優勝を決めた法大戦で6回3安打7奪三振無四球無失点と好投し先発初勝利を挙げた。
大学選手権では準々決勝上武大戦に先発、
8回9奪三振無四球無失点の快投でスカウトから大会No.1との評価を受けている。
投手5人で17失点を喫した準決勝東海大戦では3番手で登板するも1死のみで5失点。
秋は先発2番手として34.2回を投げ自責0(失点1)、
六大学史上5人目、44年ぶりとなる防御率0.00を達成。
2年春はエースを務め開幕から4連勝、デビューからの9連勝を飾ったが勝負どころの
早大・法大戦で勝ち点を落としV逸となった。
秋はシーズン途中インフルエンザを患うアクシデントがありながら3勝を挙げ3季ぶり優勝、
明治神宮大会では愛知学院大相手に4安打完封勝利を挙げている。
4年秋に史上7人目となる30勝&300奪三振を達成。
国際大会には2年夏アジア選手権、日米大学野球、3年夏世界選手権に参加。
主に中継ぎ抑えで起用され日米大学野球自国開催13連覇、
世界選手権銅メダル獲得に貢献した。
2年11月に行われたプロ若手との交流戦では7回1イニングを無失点。
先頭打者阪神・大和に中前打、盗塁を許したものの大崎、銀仁朗をチェンジアップで三振、
巨人・坂本を外角低め140㌔直球でピッチャーゴロに切って取りピンチ脱出。
リーグ通算65試合、30勝12敗、365回、358奪三振、68四死球、防御率1.92。
177cm72kg、総合力のある好右腕。
ノーワインドアップから最速149㌔、常時140㌔台中盤の切れの良い直球と
130㌔台から140㌔台のカットボール、120台後半から130㌔台のチェンジアップ、
120㌔台後半の縦のスライダー、110㌔台の落差あるカーブ。
癖の少ない投球フォームから安定したコントロールで内外角に投げ分け翻弄する。
直球は時折シュート回転傾向。変化球は水準高く揃い中でもカットボールが武器。
投手センスに優れ冷静なマウンド捌きも持ち味。
菅野(東海大)・藤岡(東洋大)と並びBIG3と称されるドラフト1位有力候補。
遠投110m、50m6秒1。
スカウトコメント
広島・川端編成部長|11/10/9
「評価は変わらない。大学・社会人の選手を通じて求めるのはいかに打者を抑えるか。打者を抑える術を知っている。相手を抑える力はナンバーワンだよ」
「打者を抑える能力は、社会人を含めていちばん上。元気に投げている姿を見られただけで十分」
広島・苑田部長|11/10/9
「フォーク、カットボール、チェンジアップの見分けがつきにくい。打たれても、それなりの投球ができる」
「球種が豊富だし、コントロールもいい。身のこなしが柔らかくて高校時代の桑田みたい。プロに入れば、すぐに10勝できる」
広島・尾形スカウト|11/10/9
「ボールの出し入れができる。あのチェンジアップはプロでも打てないでしょう」
広島・野村監督|11/10/9
「全員に全力じゃなく、相手を見て(力の)出し入れができる。高校時代から見ている。大学、全日本も見ている」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11/10/15
「計算のできる投手で、連打を浴びるケースも少ない。打者の裏の裏をかける投球術も持っている。球種が豊富でなおかつ、コントロールが良い。ストレートは常時145㌔前後でもキレがある。そしてなんといっても、よく練習をする。日米野球で登板のない日は、黙々と走り込んで、40、50球投げてからトレーニングしていたようです。プロで活躍するためには陰での努力が必要。性格の面でもプロ向きなのが野村君。これだけ練習してきたのにケガもなく年々成長してきた投手はめずらしい。先発・完投タイプとして期待しています」
広島・苑田スカウト部長|11/10/4
「どの球種も出どころが同じで打ちにくい。カーブ、スライダー、ストレート…、どの球もカウント球にも勝負球にもなる。10勝はできる投手」
「まっすぐと全く同じ腕の振りができる。あれじゃあ打てない」
阪神・平塚スカウト|11/10/4
「左打者の泣きどころ、あそこに決められたらしょうがない」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11/9/20
「頭がいい。制球がいいからそう簡単には打たれない」
「球は来てなかった。でもカバーする頭がある」
広島・苑田スカウト部長|11/9/13
「現状に満足することなく、10年、15年先を見据えて取り組んでいる」
「力が入っとったのは交代する前ぐらい。1回、さあ行こうと思ったら、散々待たされて気合も入らない。ウチの1位は変わりません」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11/9/11
「またほれ直しましたよ。春よりも全体的に良くなっている」
「春から組み立てが良くなった。1年目から2ケタ勝利もいける」
ソフトバンク・永山勝スカウト部長|11/9/11
「これだけ投げたら競合になるんじゃないか」
巨人・山下スカウト部長|11/8/27
「ウチの久保みたいだね。テンポも良い。間違いなくプロでも即戦力」
広島・苑田スカウト部長|11/6/28
「直球のキレが良いから変化球が生きる」
広島・苑田スカウト部長|11/6/19
「リーグ戦ほどの速さやキレがなくても、それなりの投球ができる。競合するかもしれないけど…」
阪神・菊地東日本統括スカウト|11/5/15
「クレバーなピッチングをする」
広島・苑田スカウト部長|11/5/15
「球威も制球力もある。カットボールとチェンジアップはプロでも十分通用する」
千葉ロッテ・永野スカウト|11/5/13
「昨年の斎藤君と同様、もしくはそれ以上」
ヤクルト・渡辺進編成部部長|11/5/11
「常にストライク先行で、打者に向かっていく投手の基本ができている。どの球種でもカウントを整えられ、3球で1ボール2ストライクに追い込み、すぐに勝負する姿勢も良い。神宮が似合う?昨年の斎藤君もそうでしたね(苦笑)。当然、1位候補に入ってきますよ」
広島・苑田スカウト部長|11/4/18
「3人の中でいちばん実戦向き」
阪神・菊地東日本統括スカウト|11/4/18
「投球が安定している。右打者の外角へのボールは角度がある」
横浜・田中スカウト|11/4/18
「(三振が取れるのは)スライダーとカットボール」
ジャイアンツ・嘉数駿スカウト|11/4/18
「内外角の出し入れができて変化球が素晴らしい」
阪神・菊地東日本統括スカウト|11/2/18
「しっかり投げ込みをしている。リーグ戦の投球が楽しみ」
阪神・平塚スカウト|11/1/10
「体が強いね。1年の時からケガなく投げ続けて、結果を残している」
日本ハム・大渕隆スカウト|10年秋
「“ピッチャーオブピッチャー”。コントロール、テンポ、マウンドさばきなどピッチャーの中心軸の、まさに真ん中にいます。何かが足りないとかではなく、何かに偏らず整ったお手本のような選手です。斎藤佑樹と状況が似ていますよね。大学のレベルはすでに制覇している。上のレベルに行くと課題も見えてくると思いますが、適応能力が高いので対応していけると思います。四死球の少なさも図抜けています。所作に品とセンスを感じさせるピッチャーです」
広島・苑田聡彦スカウト部長|10秋
「1位でしか取れない選手です。体は大きくないが、制球とキレが良い。最近はプロでもあまり使う人がいない、シュートも大きな武器になる」
巨人・山下スカウト部長|10/4/25
「(来年のドラフトの)1位候補でしょう」
MLBメッツ ラス・ボーベスカウト|08/6/14
「追いかけたい素材。さらに良くなる可能性がある」
「うまさがある。これから追いかけていく存在になる」
日本ハム・岡本スカウト|08/6/14
「ドラフト候補を含めて大会NO・1でしょう。制球がすばらしい」
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管野が巨人以外は拒否の姿勢を示したから、競合しそうだな。
広島でいいんじゃない。広くてきれいなスタジアムが似合います。監督と同姓だし、話題GOOD。
広島しか指名がないのが嫌らしいです。
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/pro/news/20110526k0000m050115000c.html
記事を読む限りでは決定のようですね。
http://www.sanspo.com/baseball/news/110515/bsn1105150503000-n2.htm
慶大を3安打完封。
伊藤を完全に抑えたようですね。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp3-20110425-766147.html
野村は岡山出身で阪神のファンです
http://www.sanspo.com/baseball/news/110418/bsn1104180502000-n1.htm
1位野村/中根2位小石3位井上4位安達5位佐藤達6位横山/戸田]
http://www.nikkansports.com/baseball/amateur/news/p-bb-tp3-20101228-718420.html
ソフトバンクにぜひ来てください!!
斎藤佑や加賀美の球はバットに当たりますが、野村君の良いときは打球が飛ばないです(スタンドから見てても相手野手のタイミングが合ってない)
本当に良い投手ですね
肘の位置を下げすぎて故障につながらないか心配です
サンスポによると11番の背番号まで用意してるとか。
岡山出身の明大出身。星野さんと一緒にぜひ楽天に!
早大の土生翔平選手、同大の小林誠司捕手と一緒にカープを救って下さい。
マエケンと今村と福井と一緒にカープを支えて下さい。
野村投手は絶対的エースになれる素質を持っていると思います。頑張って欲しいです!!
周りの人たちも、「おっ速いな」と言っていた人たちが多かったです。
斎藤佑に投げ勝って10連勝、なんてことになれば盛り上がったんでしょうが。
ところで野村ノックアウトの後4年生成田がようやく公式戦初登板。
もし印象に残った点などあれば是非教えて下さい。
明治-早稲田、法政-慶応の好カードがある一日で、観客が多く、スタンドも盛り上がっていただけに、野村の乱調が残念でした。
その分 上級生、江柄子なんかの登板が少なかったのは残念。
奪三振も多いし、森田とともに大きく育って欲しいです
あれでさらに制球に磨き、安定した投手になりましたね。力強さも増していて。
中野の好リードもあるけど早いテンポで投げられるのは○
低め中心で痛打を食らいにくいし