谷崎 龍（日立製作所）

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　■　福井工大・谷崎「理想どおり」毎回11Ｋ１失点完投(日刊スポーツ)　16/6/6

　福井工大の谷崎龍投手（２年）が、毎回の１１奪三振で１失点完投した。３回にこの日唯一の長打から同点とされたが、４回以降は三塁を踏ませず４安打に抑えた。今春リーグ戦は登板７試合で全勝。１９２センチの右腕エースは「制球が持ち味。だんだん理想どおりに投げられた」と笑顔だった。

　　プロフィール

　福井県福井市出身。
　谷崎 龍（たにざき・りゅう）投手。
　工大福井中学校時代は福井中学ボーイズでプレー。

　福井工大福井では3年時春からベンチ入り。
　田川佳弥の陰に隠れて登板機会に恵まれず､3年時夏の県大会を1試合2回の登板で終えた。
　当時のチームメイトとして144㌔右腕・田川佳弥ら。

　福井工業大では1年生の秋からリーグ戦に出場。
　開幕戦･高法1回戦で初登板初先発を果たし､7回2安打1四球0封の好投で初勝利を収める。
　翌2年春のリーグ戦7戦59.1回で、5四球45Ｋ、43安打4失点の好成績を記録。
　最多7勝（4完投3完封）無敗、防0.61の活躍で6連覇を飾り、MVP､ベストナインを獲得した。
　2年生の秋のリーグ戦を1勝のみで終え、翌3年春途中から肩痛で戦線を離脱。
　3年時春までの4季で19試合（先16）､114回をこなし､通算14勝0敗､防0.87の実績を残した。
　全国大会には2年時春の第65回全日本大学選手権（2回戦で敗退）に出場。
　全2試合に先発として登板し、計12.1回で13K、1勝（1完0封）0敗、防御率2.19を記録した。
　プロ注・田中宏章と投げ合った1回戦・愛媛戦で4安打4対1完投勝ちをマーク。
　毎回の11三振（真っすぐ6、スライダー4）を奪い、東ドで自己最速に3㌔と迫る145㌔を計測した。
　通算19試合、14勝（4完投3完封）0敗、114回、防御率0.87。

　日立製作所では1年目から公式戦に出場。
　都市対抗後､8月のOP戦からマウンドに登り､シーズン最終盤の関東Lで公式戦デビューを飾る。
　2年目11月末に行われた都市対抗本戦1回戦・ヤマハ戦で二大大会初登板。
　9点ビハインドの8回ウラ2死1塁から救援で登板し､大敗の中で打者1人をセカンドゴロに抑えた。
　二大大会1試合、0勝0敗、1/3回、防御率0.00。

　193cm94kg、恵まれた体格の最速148㌔右腕。
　ノーワインドアップから溜めを作り､重心を下げてインステップし､開き早めに肘を使った腕の振りから
　投げ下ろす最速148㌔､常時130㌔台中盤から140㌔強の力のあるストレートと、
　110㌔台から120㌔前後の縦横スライダー、110㌔台のカーブ。その他カット、フォークを操る。
　2年春59.1回で与四死球5個。高めの球もあるが制球に自信を持つ大型右腕。
　ストレート、縦横のスライダー、カーブを低目に投げ込んで行く。微妙に動く直球も持ち味の一つ。
　被安打率6.24、奪三振率5.61、四死球率1.34。