叺田 本気（栃木ゴールデンブレーブス）

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　■　栃木ＧＢ５試合ぶり白星　福島に９－８、叺田が満塁弾(下野新聞)　21/4/25

　栃木ゴールデンブレーブスは２５日、福島と対戦し、叺田本気の満塁本塁打などで９－８で競り勝った。１－４で迎えた六回に打線が奮起。２死から青木玲磨の左前適時打などで１点差に迫り、押し出し四球で同点。なおも満塁の場面で叺田が左中間席へアーチを描き逆転に成功した。

　■　菊川南陵・叺田、プロ級強肩「誰でも刺す」(日刊スポーツ)　16/6/29

　菊川南陵の叺田本気（かますだ・もとき）主将は「プロ級」ともいわれる強肩が“売り”の捕手だ。元日本ハム投手の田中幸雄監督の指導のもと、夏舞台に向けてインサイドワークと強打にさらなる磨きをかけている。低く、鋭く、まさに矢のような送球が本塁から二塁へと伸びる。今春の西部地区大会で常葉学園菊川と対戦した際、叺田は５０メートル走で５秒８をマークする県内屈指の俊足選手となる栗原健に２度盗塁を試みられ、１度目は成功を許した。だが続く２度目は、確実に刺した。「走者は誰でも同じ。刺す自信はあります」と力強い。田中監督が「プロ級」と認めるほどの強肩の持ち主。元プロの指揮官からの要求も厳しいが「配球や守備と打撃の切り替えなど、気持ちの部分もアドバイスを受けています」と、その教えを吸収中。同監督は「まだ枠（ストライクゾーン）の中だけで勝負している。インコースや低めを使いながら、逆算してリードをしていかないと」と、さらなる成長を期待している。自慢の肩とインサイドワークに加え、打撃も磨き続ける。ヤクルト山田哲人を履正社時代から注目。現在も山田のティー打撃を参考にする。「どんな球でも自分のスイングができるように取り組んでいます。１試合２本は安打を打てるようになってきた」と打力も向上してきた。主将、４番の重責も担う叺田は「自覚はあります。自分が簡単にやられるわけにいかない」と気合十分だ。

　　プロフィール

　大阪府堺市生まれ。
　叺田 本気（かますだ・もとき）捕手。
　福泉小4年時に軟式野球を始め、福泉中では和泉ボーイズに所属。

　中学卒業後は山梨県の日本航空に進学。
　部内トラブルで1年時夏の予選前に部から離れ、菊川南陵に転校して本格的に捕手を始める。
　翌2年秋の大会で出場解禁を迎えるも、部内不祥事により参加辞退が決定。
　3年生の春になって公式戦デビューを飾ったが、島田商に0-4で敗れ県1回戦で敗退となった。
　主将・4番・捕手としてチームを支え、地区3試合で4長打（二2、三2）をマーク。
　準々決・常葉菊川戦（1対5）でプロ注目・栗原健の盗塁を阻止する好送球を披露している。
　3年時夏の県大会は飛龍高校に8回0-7（3打数0安打）で敗れ1回戦で敗退。
　相手先発の前に6回まで完全と打線が沈黙し、守備でも14安打7失点と圧倒されて大敗した。
　県大会1回戦が最高成績。甲子園経験は無し。

　中京学院大では2年生の春から4番・捕手でレギュラー。
　2年時秋のリーグ戦で5・7番･捕手兼DHを担い､3年生の春に4番ライトで6季ぶりの優勝を飾る。
　その後､肘のトミー・ジョン手術を受け､4年時秋から4番・指名打者としてプレー。
　2年生の秋の岐聖徳2回戦で初登板を果たし､2/3回1失点と打たれながらも140㌔を出した。
　6季ぶりの優勝を飾った3年時春の東海大会で優秀選手･外野ベスト9を受賞。
　1戦目の皇学館大で勝ち越しのソロ本塁打、2戦目の東海大海洋戦で4の2を記録している。
　全国大会には3年時春の第68回大学野球選手権大会(1回戦敗退）に出場。
　初戦・桐大戦に4番・ライトとして臨み､2安打を放ったが､投手が振るわず7-8で敗戦となった。
　8回表無死三塁から外変化球をバットの先に当ててライト前に落とすタイムリー。
　3回裏1死1塁からの右前打（プラス自身のファンブル）で打者走者の二塁補殺をマークしている。
　岐阜リーグ通算43試合、打率.285、39安打、1本塁打、24打点。

　栃木ゴールデンブレーブスでは1年目からリーグ戦に出場。
　打力をいかして捕手兼DHとして出番をつかみ、全60戦中32試合（捕手20）でスタメンを務める。
　4月25日に行われた福島戦（9対8）でセンター左への逆転満塁本塁打を記録。
　夏場1ケ月余りのケガによる離脱を乗り越え､計42戦で41安打､打率.333本3点28をマークした。
　リーグ通算42試合、打率.333、41安打、3本塁打、28打点。

　183cm86kg、強肩俊足のプロ注目キャッチャー。
　菊川南陵・田中幸雄監督（元日ハム）からプロ級と評された肩が魅力。遠投120メートルを誇る。
　低く鋭い送球で2塁到達最速タイム1秒77を計測。2021年の盗塁阻止率.316。
　1年目から捕手兼DHで32試合にスタメン出場、ケガにより夏場1ヶ月を練習生としてすごした。
　大学時代（3年生の時に肘の手術）のポジションは捕手兼外野手兼指名打者。
　高校時代は主将･4番･捕手としてチームを支え、3年生の春先に初本塁打（練試）をマークした。
　50m6秒0、右打者で一塁到達4.2秒台の俊足を備える。

　　スカウトコメント

プロスカウト｜21/9/22
　「肩はすごいものを持っている」