後藤 茂基（千葉スカイセイラーズ）

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　■　城西が初戦突破　後藤４失点も完投「打ってくれると信じて」(スポニチ)　17/7/12

　東東京の城西は、最速１４３キロを誇る後藤が京華商打線に１４安打４失点と苦しめられながらも、完投で初戦突破に導いた。初回に３点を先制されたが「打者が打ってくれると信じて」投球を立て直し、逆転につなげた。視察した中日の佐藤充スカウトは「きれいなフォーム。力がつけばスピードが乗る」と伸びしろに期待。エースは「もう少し球を低めに抑えられるようにしたい」と修正を誓った。

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　３球団のスカウトが視察。自己最速は１４３キロも、力みから直球は１３０キロ中盤だった。(日刊)

　　プロフィール

　埼玉県富士見市出身。
　後藤 茂基（ごとう・しげき）投手。
　富士見市立富士見台中学校を経て城西大城西に進学。

　城西大城西では1年生の時からベンチ入り。
　翌2年秋の新チームで背番号1の座を掴み取り、防2.10の活躍で27年ぶりの都8強進出を飾る。
　全4戦30回を1人で投げ抜き、27安打8四死球、23Ｋ11失点（自責7）を記録。
　1回戦･都淵江戦で6回7K完封勝利を収め、2回戦･堀越戦で9Ｋ4-3完投の粘投を見せた。
　続く3回戦・都立城東高戦で､6回6安打2四死球､5Ｋ14対3完投勝ちをマーク。
　準々･国士戦で6安打自責1完投を記録したが､失策絡みで5失点して1対5で惜敗となった。
　3年時夏の東東京大会は都江戸川に8回8安打1対4完投負けで3回戦敗退。
　中日スカウトが視察に訪れた初戦2回戦･京華商戦で14安打4失点完投の粘投を演じている。
　都大会8強が最高成績。甲子園経験は無し。

　中央大学では1年生の春からベンチ入り。
　2年時春のリーグ戦で救援として主力の座を掴み､10試合登板のフル回転で十傑入りを果たす。
　延長10回を制した亜大2回戦で初勝利を挙げるなど全てリリーフで3勝を記録。
　亜大3回戦で7回1安打10K0封の好投を見せ、立正1回戦（3.2回0封）で146㌔を計測した。
　在籍4年間（3年時秋から肩痛で離脱）で､7勝､防2.08（23戦73.2回）をマーク。
　15年ぶりの優勝を飾った2年時秋に最多4勝・防1位で最優秀投手・ベスト9を獲得している。
　全国大会には2年時秋の第50回記念神宮大会（初戦2回戦で敗退）に出場。
　初戦･東海戦に5回から起用されたが､直後に4失点し､4回8Kの力投及ばず3-7逆転で敗れた。
　通算23試合（先1）、7勝（0完投）2敗、73.2回、防御率2.08。

　福井ネクサスエレファンツでは1年目からリーグ戦に出場。
　主に先発で19試合、計91回に登板し、8勝（0完投）3敗、防2.37で最優秀防御率賞に輝いた。
　リーグ通算19試合、8勝3敗、91回、57奪三振、防御率2.37。

　183cm81kg、プロ注目の最速146㌔右腕。
　ノーワインドアップから溜めを作って重心を下げ、後ろ小さめに右ヒジを柔らかく使った腕の振りから
　角度を付けて投げ込む最速146㌔、常時130㌔台後半から140㌔強の直球と、
　120㌔台の縦横スライダー、110㌔前後のカーブ、110㌔台から120㌔台で沈むチェンジアップ。
　伸びのある真っ直ぐが武器。打者に対する観察眼でも監督からの評価が高い。
　2年時秋の神宮大会で全国デビュー､東海大相手に4回8K（直球5､チェンジアップ3）を記録した。
　右肩故障（大学3年秋）からの復活を目指す。

　　スカウトコメント

中日・佐藤充スカウト｜17/7/12
　「きれいなフォーム。力がつけばスピードが乗る」