中川 拓紀（Honda鈴鹿）

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　宇治山田商は、制球力の高い右腕・岡野、２年生左腕・小川、プロ注目の遊撃・中川の投球が安定。１４３キロ右腕・宮原に頼らない姿勢が、他校には不気味だろう。

　　プロフィール

　三重県伊勢市出身。
　中川 拓紀（なかがわ・ひろき）遊撃手。
　伊勢市立小俣小時代に野球を始め、小俣中では伊勢ジャガーズに所属。

　宇治山田商では旧チーム時代からベンチ入り。
　持ち前の守備を生かして正遊撃手の座をつかみ､2年時春の大会で県4強進出の実績を残す。
　県3位決・近大高専戦（3-5）で､3打数2安打､1四死球1打点の奮闘を披露。
　2年生（9番･遊撃）で夏大デビューを果たしたが､菰野に7回0-7で敗れ1回戦で敗退となった。
　2年時秋の県大会1回戦で菰野と再戦するも4対7で敗れ同一チームに2連敗。
　主将･3番･遊撃手としてツーベースをマークし、3番手投手としてリリーフのマウンドを経験した。
　3年時夏の県大会は津商業に7回0対7（3打数無安打）で敗れ2回戦で敗退。
　全2試合に3番・ショート（リリーフ）として出場し、1回戦・飯南高戦で2長打（二1､三1）を放った。
　県大会4強が最高成績。甲子園出場経験は無し。

　中央大（18年-21年）では1年生の春からベンチ入り。
　1年時秋のリーグ戦途中で正2塁手の座を掴み､いずれも9番で全12戦中7戦のスタメンを務める。
　2年生の春から遊撃としてチームを支え､同年秋からおもにリードオフマンで活躍。
　7季で計57試合(9番24､1番23）に先発し､通算47安打､打率.249本0点11の実績を残した。
　2年時春のリーグ最終戦・立正3回戦（6-2）で4打数4安打の固め打ちを記録。
　2回裏に右前打、4回裏に右二、6・8回裏に左安と､左右に打ち分ける好打を披露している。
　全国大会には2年時秋の第50回記念神宮大会（初戦2回戦で敗退）に出場。
　1番ショートで先発起用されたが､4の0､適時失策と精彩を欠き､東海大学に3対7逆転で敗れた。
　リーグ通算71試合、打率.249、47安打、0本塁打、11打点。

　Honda鈴鹿では1年目から二塁手（主に下位）でレギュラー。
　夏の都市対抗1回戦・セガ戦で全国デビューし、5回の第2打席で左安（3打数1安打）を放った。
　国際大会には1年目10月に開催されたＵ-23W杯（3大会ぶりの優勝）に参加。
　主に1番・サードで全9試合のスタメンを担い、打率.385、本0点5の好成績でベスト9を獲得した。
　二大大会通算1試合、打率.333、1安打、0本塁打、0打点。

　181cm76kg、好打好守のプロ注目ショート。
　球際に強い好守の遊撃手。フットワークがよく三遊間から一塁へのダイレクト送球に自信を持つ。
　左右に打ち分ける好打でもチームに貢献。9番を経て2年時秋から1番に座った。
　1年生秋のリーグ戦途中から二塁手でレギュラー､2年時春3週目から本職である遊撃手を担う。
　高校時代の同期に宮原大樹（法政大卒）ら。