桑原 秀侍（神村学園）

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　■　ソフトバンクが二刀流候補と入団合意(西スポ)　20/11/11

　ソフトバンクから育成ドラフト３位で指名された神村学園高の桑原秀侍投手が１０日、同校で岩井隆之、宮田善久の両スカウトから指名あいさつを受けた。岩井スカウトは「投げっぷりがいい。将来的に森唯斗投手のような度胸で投げる抑えをやってほしい」とした上で「打撃も優れたものがある。３割２０本を打つ内野手になれる」と野手としての才能も評価した。その後、鹿児島市内のホテルで入団交渉し、支度金３００万円、年俸３６０万円で合意に達した。

　■　神村学園Ｖ　プロ注目桑原秀侍Ｖ弾＆好救援(日刊スポーツ)　20/7/29

　神村学園が国分中央を１２－２で下し、昨年に続いて夏を制した。プロ注目の二刀流、最速１４９キロ右腕の桑原秀侍投手は「３番遊撃」で先発し、決勝ソロ。９回途中から救援登板し、剛球で締めくくった。同点に追いつかれた直後の３回。先頭で打席に入り、バックスクリーン右へ運ぶ推定１２５メートル弾。高校通算１７号が口火となり、１死からの４連打など打者一巡で４点を奪った。スタンドで応援した父宏侍さんが「負けず嫌いで、火がつくと闘志むき出しになる」と話す根性の持ち主。３球団のスカウトが視察する前で、プロ入りに向けて大きなアピールにもなった。

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　▽オリックス縞田スカウト「（本塁打は）詰まった感じだったが腕っ節の強さがある。あそこまでは力がないと飛ばない。投手としても打者としても、魅力がある。能力が高く楽しみです」

　■　神村学園の桑原　ランニング満弾などで22安打25点打線けん引(スポニチ)　20/7/14

　神村学園が２５得点の猛攻で大勝発進した。今年のチームで背番号１を背負うプロ注目の桑原秀侍投手が、この日は「３番・遊撃」で出場し、初回にランニング満塁本塁打を記録するなど４打数２安打５打点と、バットで大暴れした。投手としても成長。３月には部内戦ながら最速１４７キロをマーク。「甲子園で投げたかった」と無念さはあるが「鹿児島１位を獲れるよう頑張りたい」と意気込む。

　　プロフィール

　熊本県熊本市生まれ。
　桑原 秀侍（くわはら・しゅうじ）投手兼内外野手。
　泉ケ丘小3年から軟式チームで野球を始め、湖東中時代は熊本中央ボーイズに所属。
　ボーイズ日本代表として中3夏の世界大会に出場した。

　神村学園では1年生の秋から九州大会を経験。
　同学年・中川の控えとしてベンチ入りを果たし、初戦･北陵戦（7回12-4）で先発白星を収める。
　5回まで4安打2Ｋ3失点と試合を作り、打撃でも3点適時中越え3塁打を記録。
　翌2年夏の予選に4番レフト兼投手として挑み、打率.350点2の活躍で2年ぶりＶに貢献した。
　続く甲子園1回戦・佐賀北高戦で､3打数2安打､1四球1打点の聖地デビュー。
　第2打席で右越えの適時2塁打(外寄りスラ）､第4打席で右安（外122㌔直球）を放っている。
　2年時秋の予選を県2回戦敗退で終え、翌3年3月の部内戦で147㌔を計測。
　3年時夏の県大会に背番号1として出場し、4発15打点、16.1回0封の奮闘で連覇を飾った。
　地区初戦･川辺戦（走本）＆同代決･吹上戦で2試合連続の満塁弾をマーク。
　3球団が視察に訪れた決勝･国分中央戦で､中堅右へのソロ弾（高め直球）を記録している。
　投げては6戦中3試合（先2）に登板し、県1回戦・大島戦で8回ノーノーを達成。
　準決･樟南戦で7.2回2安打0封の好投を演じ､決勝・国分中央戦で最速148㌔を計測した。
　大会後、高野連にプロ志望届を提出し、8月末の高校生合同練習会に参加。
　シート打撃で最速148㌔（平均144.3）を計測し、打者5人を無安打1四球､空振り2Kに抑えた。
　3学年上に俵森大輔、同期に田中瞬太朗、中川武海ら。

　175cm79kg、最速149㌔の直球を持つプロ注目右腕。
　セットから足を高めに引き上げ、グラブを掲げながら重心を下げ、クロスして柔らかい腕の振りから
　投げ込む最速149㌔、常時130㌔台後半から140㌔台中盤（先発時）の直球と、
　110㌔台から120㌔台の縦スラ､130㌔前後のカット､100㌔台チェンジ､120㌔前後のフォーク。
　ストレートを持ち味とする本格派。縦のスライダー、カットボールなどを織り交ぜる。
　身体作りの成果で最速149㌔右腕へと成長、同期との競争を制して背番号1の座を獲得した。
　遠投120m。3年時夏の県大会16.1回で2安打無失点。

　野手（左翼手兼遊撃手）としてもプロが注目。
　高校通算17発（3年夏4発）､振り切るスイングで弾き返す右打者。中堅から右にも長打を放つ。
　投手兼外野（左翼）兼遊撃として活躍。2年生のオフから遊撃の練習を始めた。
　3年時夏の県大会決勝･国分中央戦でバックスクリーン右（高め直球）への一発を記録している。
　旧チーム時代から主軸として打線を牽引した。

　　スカウトコメント

ソフトバンク・岩井隆之スカウト｜20/11/11
　「投げっぷりがいい。将来的に森唯斗投手のような度胸で投げる抑えをやってほしい。打撃も優れたものがある。３割２０本を打つ内野手になれる」
ソフトバンク・岩井隆之スカウト｜20/10/26
　「投手としては投げっぷりの良い度胸ある右腕。MAX150キロのストレートとスライダー、フォークはキレがあり、打者を困惑させる投球。スイングスピードの速いスイングは打者として十分可能性を秘めている。内野もできるセンスの良い二刀流選手」
オリックス・縞田スカウト｜20/7/29
　「（本塁打は）詰まった感じだったが腕っ節の強さがある。あそこまでは力がないと飛ばない。投手としても打者としても、魅力がある。能力が高く楽しみです」