西村 王雅（東芝）

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　■　東芝・西村「持ち味」の粘り発揮　初登板初先発で5回零封(スポニチ)　22/3/9

　東芝の新人左腕・西村が、５回を４安打無失点と好投した。４四死球を与えるなど毎回走者を背負ったが「粘りの投球ができるのも持ち味であるので、自分らしく投げられた」と手応えを口にした。公式戦は初登板初先発。「緊張するだろうなと思ったが、思ったよりしなかった。真っすぐで最後まで打ち取るイメージで投げた」と力強く腕を振り、自己最速を２キロ更新する１４３キロもマークした。

　■　智弁学園・西村が涙　初回４失点「気負ってしまった」(デイリー)　21/8/30

　智弁学園は智弁和歌山との“兄弟対決”に２－９で敗れた。先発したエース左腕・西村王雅投手が初回に乱れ、失った４点が最後まで響いた。試合終了と同時に泣き崩れた。「様子見で入ってしまった」と智弁和歌山の強力打線を警戒するあまり、いつもの強気な姿勢を忘れていた。それでも、エースとしての意地を見せて二回以降は無失点。だが五回で１０２球と球数がかさみ、六回から「お前しかおらん。粘ってくれ」と“相棒”小畠にマウンドを託したが、勢いを止めることができなかった。

　■　智弁学園・前川　打撃フォーム改造でお目覚め！(スポニチ)　21/5/24

　智弁学園は滋賀学園を６回コールドで下し、準決勝に進んだ。選抜後に腰を痛めた左腕の西村王雅が復帰登板で５回２安打無失点。投打の軸が復調した昨秋の近畿王者が春も頂点を目指す。

過去記事

　　プロフィール

　京都府宇治市出身。
　西村 王雅（にしむら・おうが）投手。
　御蔵山小2年時から軟式チームで野球を始め、東宇治中学校では京都シニアで全国ベスト8。

　智弁学園では1年時春から背番号11でベンチ入り。
　以降､強豪チームで主力投手の一角を担い、1年生で夏の聖地デビュー（初戦敗退）を果たす。
　1年時秋の近畿大会から主戦となり、計16.2回14失点の粘投で4強まで進出。
　翌2年春の大会でコロナ禍開催中止を経験し、2年時夏の県大会をベンチ外として過ごした。
　続く交流戦からエースとして復帰し、154㌔腕･高橋擁する中京大中京と対戦。
　延長10回3対4サヨナラ負けの中で、2回以降3安打1失点、自責2完投の力投を演じている。
　翌3年春のセンバツで先発1勝を収め、SBのスカウトから投球術で評価を獲得。
　前年秋近畿決勝で破った桐蔭と初戦で再戦し､8回9安打6失点､8-6で見事連勝を飾った。
　その後発症した腰痛で一時戦列を離れ､春季近畿大会から背番号10で復帰。
　3年時夏の予選でエースの座を取り戻し、4戦10.2回17Ｋ、防2.53の粘投で優勝に貢献した。
　本大会全6戦中4戦の先発を務め､2勝1敗､29回6失点､防1.86で準Vを達成。
　1回戦･倉商戦（10-3）、2回戦･横高戦（5-0）で､それぞれ8回0封（勝ち星）を記録している。
　準々・明徳戦で3-2逆転サヨナラ勝利を呼ぶ8.0回4安打2失点の粘投を披露。
　中2日で決勝･和智弁戦に挑んだが、初回に4失点し、5回4失点KO、2対9で初優勝を逃した。
　1個上に白石陸、同期に小畠一心、前川右京、山下陽輔ら。

　東芝では高卒1年目から救援兼先発で公式戦に出場。
　秋の選手権準々・トヨタ戦に5番手で登板し､最速142㌔､0.2回2K0封の全国デビューを飾った。
　二大大会1試合、0勝0敗、0.2回、2奪三振、防御率0.00。

　171cm75kg、経験豊富なサイド気味スリークォーター左腕。
　セットポジションから溜めて前傾して重心を下げ、インステップして肘を柔らかく使った腕の振りから
　繰り出す最速143㌔、常時130㌔後半から140㌔強（リリーフ時）の真っ直ぐと、
　110㌔台から120㌔前後のスライダー､100㌔前後のカーブ､120㌔前後の外角チェンジアップ。
　130㌔台のキレの良い真っすぐと3種類の変化球とのコンビネーションが持ち味。
　1年生の春から主力の一角を担い、同年秋からエースとして活躍。低めを狙って投げ込んでいく。
　甲子園8試合55イニングで、奪三振率5.89、四死球率2.95。

　　スカウトコメント

ソフトバンク・永井智浩編成育成本部本部長兼スカウト部部長｜21/3/26
　「投球術があって面白い存在」