新家 颯（田辺）

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　■　広島、育成Ｄ１位の新家颯と合意(SANSPO)　21/11/14

　広島が育成ドラフト１位で指名した和歌山・田辺高の新家颯投手＝１８２センチ、８０キロ、左投げ左打ち＝の入団が１４日、決まった。支度金２９０万円、年俸２５０万円で合意した。

　■　広島育成１位新家颯“気持ち悪い”縦スラで「三振多く」(日刊)　21/10/26

　広島から育成１位で指名された田辺・新家颯投手が２５日、同校で指名あいさつを受けた。育成選手出身のソフトバンク千賀を目標に掲げ、プロとしての階段を駆け上がっていく。今夏の和歌山大会では初戦で敗退したものの、和歌山工戦では９回３失点と完投。１２三振を奪った投球が、市和歌山・小園健太投手の視察に訪れていた鞘師スカウトの目に留まった。同スカウトは「腕の振りが柔らかくて、変化球がキレる。サイズもあるし、鍛えたら面白いと思った」と指名の経緯を語った。独特の曲がり方をするという縦スライダーを新家は「ストライクも取れて、空振りも取れる」と胸を張る。球速は１２０キロ前後で「最初はカーブの握りだと思っていたんですけど、自己流で投げやすい握りを見つけました」と中学時代から得意球としてきた。打者の手元で急に曲がるだけに、チームメートからは「気持ち悪い」と言われたほど。鞘師スカウトも「万人が投げられる感じではない特徴ある変化球」と表現した。ソフトバンクファンの新家は、同じ左腕の大竹のフォームを取り入れ、飛躍につなげた。

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　育成指名らしく、新家には優れた一芸がある。縦に鋭く落ちるスライダーだ。映像を見た佐々岡監督も、その急角度な変化に驚いていたと言う。(スポニチ)

　■　広島から育成１位指名　プロ野球ドラフトで田辺の新家投手(紀伊民報)　21/10/12

　１１日に東京都内で開かれたドラフト会議で、田辺高校３年の新家颯投手が広島東洋カープから育成１位で指名された。今夏の和歌山大会では和歌山工業との初戦で先発登板し、１―３で敗れたが、９回を投げて１２三振を奪う力投を見せた。球速は１４０キロを超えた。夏の大会の後、広島を含めたプロ２球団が学校へ視察に訪れたといい、新家投手はプロ志望届を提出していた。

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　新家 颯（しんや・そう）田辺　投手　最速１４１キロ。カットボールとチェンジアップを織り交ぜながら、キレのある縦のスライダーで三振を取る投球スタイル。(報知)

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　和歌山県田辺市出身。
　新家 颯（しんや・そう）投手。
　会津小1年からあいづクラブで野球を始め、衣笠中学校では軟式の野球部に所属。

　和歌山・田辺高校では1年生の11月に肘手術を経験。
　翌2年夏の県大会（3回戦）を登板機会なく終え､同秋（2回戦）になってマウンド復帰をはたした。
　3年時夏の県大会は和歌山工業に6安打1‐3完投で敗れ初戦2回戦で敗退。
　4回2死満塁から3点二塁打を浴び、12Kの力投も報われず、8安打1得点の拙攻で競り負けた。
　県大会3回戦が最高成績。甲子園出場の経験は無し。

　182cm80kg、プロ注目の最速141㌔左腕。
　セットポジションから膝を引き上げて重心を下げ、後ろ深めに左肘を柔らかく使った腕の振りから
　投げ込む最速141㌔、常時130㌔台から140㌔強（先発登板時）の真っすぐと、
　110㌔台から120㌔前後のスライダー、110㌔前後のカーブ、その他にカット、チェンジアップ。
　肘痛を克服して141㌔左腕へと成長。キレのいいスライダーを内外角に決める。
　3年時夏の県大会初戦・和歌山工戦で12Kをマーク、6回2死から5者連続Ｋの力投を見せた。
　時折、サイドからも投じて打者の目先を変える。

　　スカウトコメント

広島・鞘師スカウト｜21/10/26
　「腕の振りが柔らかくて、変化球がキレる。サイズもあるし、鍛えたら面白いと思った。（縦スライダーは）万人が投げられる感じではない特徴ある変化球」
広島スカウト｜21/10/11
　「腕の振りが柔らかく、大きく曲がるカーブとキレのあるスライダーが武器の大型左腕」