杉澤 龍（東北福祉大）

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　■　【オリックス】４位杉沢龍が仮契約「スタートラインに立てた」(日刊)　22/11/20

　オリックスドラフト４位の東北福祉大・杉沢龍外野手が１９日、契約金４５００万円、年俸９００万円で合意した。色紙には小学校の恩師からもらった言葉でもある“思うは招く”と記し、「『何かになりたい』と思いながら練習することで、目標に近づくのではなく目標が近づいてくる」と杉沢。指名あいさつでは「トリプルスリー」や「２０００本安打」と大きな目標を掲げたが、杉沢は「目標は立てたが、その前に１試合１試合の１得点だったり１失点を防ぐ守備だったり、それを積み重ねていくことが重要。任されたところを全力で頑張りたい」と、常に１歩先を見つめている。

　■　オリックス４位、東北福祉大・杉沢龍「トリプルスリー＆2000本」(日刊)　22/11/2

　オリックスから４位指名された東北福祉大の杉沢龍が１日、同大で担当の上村スカウトらから指名あいさつを受けた。２つの大きな目標を打ち立てた。「３拍子そろった選手を目指してやってきた。トリプルスリーを達成し、最終的には２０００本安打を目指したい」と言い切った。牧田編成部副部長は「天才的なバットコントロールを持っている。プロに入ってもすぐ対応できる」と太鼓判を押した。

　■　東北福祉大・甲斐生海、「指名なければ野球は続けません」(報知)　22/9/2

　大学日本代表の杉沢龍外野手も、プロ志望届提出を明言。最後のリーグ戦へ照準を合わせている。今春リーグ戦で三冠王に輝いたことで、「攻められ方も変わってくる。今までは反応で打っていたけど、配球を考えながら頭を使って打席に入らないと打てない」と杉沢。自チームの捕手陣に自分をどう抑えるか聞くなど、引き出しを増やしながら結果につなげるつもりだ。

過去記事

　　プロフィール

　秋田県小坂町出身。
　杉澤 龍（すぎさわ・りゅう）外野手。
　小坂小4年生の時から野球を始め、小坂中時代は大館シニアに所属。

　東北高校では主に遊撃手としてプレー。
　1年時春の大会で1番・ショートの座を掴み取り､同年夏の予選で7年ぶり22度目の優勝を飾る。
　7回8-0の快勝を収めた準々決･榴ケ岡戦で右中間へのランニング2ランを記録。
　続く本戦初戦で藤平ら擁する横高と対戦し､5打数無安打2三振､9回1対7で敗退となった。
　1年生の秋の予選を県8強敗退で終え､翌2年夏の大会で県決勝戦まで進出。
　2年生の秋の県大会1回戦敗退を乗り越え、3年生の春の東北大会で準優勝を成しとげた。
　4試合20打数で10安打を積み上げ、打率.500、4発6打点の好成績をマーク。
　初戦2回戦・明桜高校戦でサヨナラ2ラン、準決・光星戦で右越え3発（場外2）を放っている。
　3年時夏の宮城大会は古川工業に0対2（4打数1安打）で敗れ4回戦で敗退。
　3・1番・ショートで全3試合のスタメンを務め､計12打数で5安打､打率.417､本0点0を記録した。
　高校通算45本塁打。同学年に主戦・葛岡仁ら。

　東北福祉大学では中堅手としてプレー。
　1年生の秋のリーグ戦で代走としてデビューを飾り､2年生の秋から下位打線でレギュラーを務める。
　3年生の秋から5番打者、4年時春から3番を担い、外野手ベスト9を4度受賞。
　6季で45試合（3番20）に先発し､リーグ通算55安打､打率.346､8発46打点の実績を残した。
　3年時春・4年時春の2度MＶPに輝き、4年生の時に春＆秋本塁打王を獲得。
　打率.550（40の22）4発14打点のキャリアハイを残した4年生の春に打撃三冠を達成している。
　全国大会には3､4年春の全日本大学選手権（いずれも初戦で敗退）に出場。
　全2戦（7番1､3番1）で中堅スタメンを務め、計8打数で3安打、打率.375本0点1を記録した。
　3年時春の選手権1回戦・共栄大戦（5-9）で右越えの適時3塁打など2安打。
　4年時春の選手権1回戦･九共戦（0-2）で外カーブを左翼線に弾き返す2塁打を放っている。
　国際大会には4年生の7月に行われたハーレム大会（3位決定戦敗退）に出場。
　主に下位で全7戦中6試合（中堅5）に先発し､第4戦・イタリア戦で左線2塁打（13の1）を放った。
　通算49試合、打率.346、55安打、8本塁打、46打点。

　175cm80kg、攻守そろったプロ注目の3番・中堅手。
　仙六通算8発、振り切るスイングで左右に弾き返す左打者。長打力を秘めた打撃で3番を担う。
　2年生の秋から中堅でレギュラー､3年時冬､4年時夏と代表候補に選出された。
　4年時春のリーグ戦で打撃3冠を達成､打率.550､右越え4発､14打点の好成績を残している。
　勝負強くミート力のあるバッティングにはオリックスなどプロ球団のスカウトも注目。
　高校時代は主に遊撃手で通算45発の本塁打をマーク。大学から本格的に外野手へ転向した。
　二塁到達8秒12。通算49試合で21三振19四死球18盗塁。

　　スカウトコメント

オリックス・牧田編成部副部長｜22/11/2
　「天才的なバットコントロールを持っている。プロに入ってもすぐ対応できる」
オリックススカウト｜22/10/20
　「広角に打ち分ける打撃センスと、試合を決める一打を打つ勝負強さが光る。走・攻・守３拍子が揃ったセンス抜群の即戦力外野手」
阪神・畑山俊二統括スカウト｜22/6/19
　「守備の１歩目がいい。センスのよさを感じる。シャープな打撃も見られた」
オリックス・牧田勝吾編成部副部長｜22/6/19
　「東北福祉大の杉沢選手は天才。センスがありバットコントロールが素晴らしい。勝負強く３拍子そろった良い選手と思います」