加納 嵩久（トヨタ自動車）

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　■　渡辺圭１２Ｋ完封で東海大・開幕３連勝(スポーツ報知)　12/4/28

　昨秋王者の東海大は、３年生左腕・渡辺圭（東海大甲府）が１２奪三振の力投で大東大打線を散発２安打完封。打っては、９番・加納嵩久右翼手（３年＝今治西）が４安打３打点の活躍を見せ、開幕３連勝。

　9番打者ながら10試合8盗塁、打率.382、7打点はなかなかですね。
　高校時代クリーンアップを組んだ瀧野光太朗三塁手も関西学生MVPを獲得する活躍でした。

　■　今治西、延長寸前で本塁突入　三塁コーチ「回れ」サヨナラ(毎日jp)　09/3/22

　三塁コーチの冷静な判断が、延長寸前の投手戦に決着をつけた。九回２死一、二塁、光星学院の主戦・下沖の直球を大戸が詰まりながらもしぶとく左前に運んだ。２死だけに走者の本塁突入がセオリー。とはいえ、左翼手は極端な前進守備を取っており、アウトのタイミングだった。だが、三塁コーチの羽藤は腕を大きく回した。二塁走者の加納は本塁へ。カットに入った三塁手の送球がやや一塁方向へそれる間に加納が生還。押され気味だった今治西がサヨナラ勝ちを収めた。加納はチーム一の俊足。「ヒットなら回ると決めていた」と迷いはなかった。

　　プロフィール

　愛媛県新居浜市出身。
　加納 嵩久（かのう・こうき）外野手。
　新居浜東中時代は新居浜シニアに所属。
　主戦投手を務めるとともに、脚力を生かし陸上競技でも活躍した。

　今治西では1年秋から中堅手でレギュラー。
　2･3年春（いずれも2回戦）の選抜に出場し、3試合5安打の好成績を残している。
　7番に入った2年春選抜で左中間適時3塁打など2安打を放ち（長野日大に敗れ初戦敗退）、
　4番打者で起用された3年春選抜では、2試合3安打1打点1盗塁の活躍を披露。
　1回戦・光星学院戦でサヨナラ勝ちを演出し、三拍子揃った資質でプロスカウトから評価を受けた。
　1対1の9回裏1死から二塁内安で出塁すると、すかさず次打者初球に二塁盗塁を敢行。
　2死からの浅いレフト前ヒットで果敢に本塁を陥れ、持ち前のスピードを武器に2対1での勝利に導いた。
　続く報徳学園戦ではセンター前ヒット、中堅左フェンスにワンバンで届く適時2塁打を放っている。
　3年夏はV候補の一角に挙げられながら、済美高に5対10で敗れ県大会4強敗退。
　巨人・日本ハムなどプロスカウトから注目されたが、志望届は提出せず大学進学を選択した。
　当時のチームメイトに瀧野光太朗（現トヨタ自動車）ら。

　東海大進学後は1年秋からリーグ戦に出場。
　2年春に全12試合スタメン出場を果たし、1番、又は下位で打率.289（9位）の実績を残す。
　3年時には9番ライトで春秋とも高打率を残し、2シーズン連続ベストナインを獲得。
　春のリーグ戦では10試合で8盗塁を決め、大東大1回戦での4安打など7打席連続安打を記録した。
　春の日体大1回戦でリーグ戦1号ソロ本塁打、秋の大東大2回戦で2号2ランを放っている。
　中堅手として起用された4年時は、春12試合7安打、秋8試合2安打と打撃が低迷。
　全国大会には3年春の大学選手権に出場したが、2試合で龍谷大戦での中前打1本にとどまった。
　3年夏には日本代表候補24名に選出され、3年生以下の強化合宿・プロ二軍戦を経験。
　ヤクルト2軍戦でレフト前ヒット、左中間への先制タイムリー二塁打と、2安打1打点の活躍を見せた。
　リーグ通算60試合、打率.293、51安打、2本塁打、26打点。

　176cm81kg、三拍子揃った外野手。
　広角に鋭い打球を打ち分ける左の巧打者。高校通算20本塁打、首都リーグ通算2本塁打。
　50m6秒1、一塁到達4.1秒前後から4.2秒台、三塁到達11.7秒台を記録する俊足。
　走塁技術に優れ出塁すれば積極的に盗塁を決める。3年春リーグ戦10試合で8盗塁を記録した。
　中学時代の陸上競技100m走ベストタイムは11秒3、四国大会3位入賞の実績の持ち主。
　打球への反応が良く、脚力を生かし守備範囲が広い外野手。肩もまずまず。

　　スカウトコメント

巨人・渡辺スカウト｜09年春
　「足が速く、バットが振れ、肩も強い。三拍子そろった選手」
日本ハム・山田GM｜09年春
　「骨格がいいし、何より元気がある」