仲田 侑仁（沖縄尚学）

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　■　沖尚4番仲田、先制2ランも8強の壁　プロ志望届提出を明言(西スポ)　23/8/20

　４回１死二塁、慶応の左腕鈴木のスローカーブが膝元に落ちていくところを、両膝をさっと折り、バットですくい上げた。「みんなが打っているときには打てなくても、みんなが打たないときに自分が打てばいいと思っているので、先制点を自分が打って取れたので、良かったなと思います」。左越えの先制２ランは高校通算２２号。甲子園初戦直前に右太もも裏を痛め、全力疾走できない。それでも「自分以外の人が一塁を守っているのはちょっと嫌」と患部にテーピングを巻いて強行出場。その主砲の一撃で試合の流れを呼び寄せたかに見えたが、６回にエース東恩納が崩れた。仲田はプロ志望届提出を明言。高校生離れしたパワーで次なる夢の扉も開いてみせる覚悟だ。

　■　沖縄尚学16強　4番仲田ホームランなどでコザを7回コールド(西スポ)　23/7/1

　沖縄尚学がコザを７回コールドで下し１６強に進出した。２回に先制した沖縄尚学は、選抜で満塁本塁打を放った４番仲田が６回に左翼席へ３ランを放ち勝負を決めた。

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　練習試合も合わせた本塁打数は計２１本。(琉球新報)

　■　沖縄尚学の４番・仲田侑仁、大会１号満塁本塁打が決勝弾(報知)　23/3/18

　沖縄尚学が大垣日大との接戦を制し、９年ぶりに白星を挙げ、２回戦へ駒を進めた。０―０の３回２死満塁。４番・仲田侑仁が相手先発・山田のやや真ん中に入った１３４キロ直球を完璧にとらえた。打球は左中間スタンドへ着弾し、今大会１号となる先制満塁本塁打は決勝弾となった。

過去記事

　　プロフィール

　沖縄県那覇市出身。
　仲田 侑仁（なかだ・ゆうと）一塁手。
　泊小時代に軟式のチームで野球を始め、那覇中学校では浦添ボーイズに所属。

　沖縄尚学に進学後、1年生の夏の甲子園はベンチ外。
　2年時夏の県大会で4番･一塁手の座をつかみ、3回戦･小禄戦で左翼席へのソロアーチを放つ。
　全5試合（準Ｖ）にスタメンで出場し、20の9、打率.450、本1点4の活躍を披露。
　続く2年時秋の予選で九州制覇をなしとげたが､仙育に4-5で敗れ神宮初戦で敗退となった。
　9試合36打数で17安打4長打を積み上げ､打率.472､1本塁打19打点を記録。
　九州1回戦・鳥栖戦（8対2）でレフトに叩き込む駄目押しの高校通算16号ソロを放っている。
　翌3年春の選抜で聖地デビューを飾り､3試合5安打､打率.455､本1点4と奮闘。
　初戦･大垣日大戦で3安打4打点の活躍を演じ､持ち前の長打力でスカウトの注目を集めた。
　3回ウラ2死満塁の好機で左中間への先制満塁弾（甘め134㌔直球）をマーク。
　2回裏の先頭で右中間打（外高136㌔）を放ち､8回無死1塁で中前打（外スラ）を記録した。
　その後､3年生の夏の甲子園でベスト8進出をはたすも自身は打率.143と低迷。
　大会直前の右太腿ケガを押して全3戦に先発し､準々･慶応戦で左2ラン（甘めカーブ）を放った。
　2学年上に當山渚（現国学院大）、同期に東恩納蒼ら。

　186cm96kg、強打が売り物のプロ注目大型一塁手。
　高校通算22本塁打､振り切るスイングで弾き返す右の強打者。2年生の夏から主に4番を担う。
　3年生の春の選抜1回戦・大垣日大戦で広角3安打4打点の大活躍を披露。
　2回に右中間打（外高直球）、3回に左中間弾（甘め直球）、8回に中安（外スラ）を放っている。
　遠投80ｍ、50ｍ6秒7。右打者で一塁到達タイム4.60秒。

　　スカウトコメント

ソフトバンク・永井智浩スカウト部部長｜23/8/13
　「あとは、右のスラッガーで言うと、沖縄尚学の仲田侑仁君」
ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスク｜23/6/21
　「本塁打の少なかったこの春の甲子園で、左中間にガーンと強烈な一打を放ちました。大舞台で最大値を見せてもらえたので、それ以降注目しています」
巨人・水野スカウト部長｜23/4/7
　「パンチ力なら真鍋君と仲田君が双璧」
ソフトバンク・永井智浩スカウト部部長｜23/3/27
　「（ソフトバンク・リチャードと比較し）間違いなく高校の時点では仲田君の方が上。リチャードは入団５年目の昨年、ウエスタン・リーグの本塁打記録を更新した。仲田君も４、５年かけたらリチャードぐらい、あるいはそれ以上になるかもしれない」
巨人・水野雄仁スカウト部長｜23/3/26
　「パンチ力では沖縄尚学の仲田君も際立ちました」
中日・音重鎮チーフスカウト｜23/3/26
　「パンチ力がある。タイミングの取り方も良くなっていた」