天野 京介（愛産大工高）

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　■　享栄東松に敗れるも愛産大工・天野京介にスカウト高評価(中スポ)　23/7/21

　愛産大工の１４８キロ右腕、天野京介は８イニングを４安打に抑えたものの、享栄・東松快征とのドラフト候補対決に投げ負けた。練習試合を含め２度の対戦で勝っていなかっただけに「ライバルとしてやってきた。最後に勝てなかったのは悔しい」と唇をかんだ。今後については「プロを意識してやってきた。（プロ志望届を）出します。どんな時でもゼロに抑えられる投手になりたい」とドラフト会議を待つ考え。広島の松本スカウトは「春から伸びている。体格も良いので将来が楽しみ」と期待を込めた。

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　プロ９球団が見守る中、スカウトのスピードガンでは最速タイの１４８キロを計測。(スポニチ)

　■　”愛産大対決”は工業が逃げ切り プロ注目・天野が13Ｋ完投(中スポ)　23/7/2

　愛産大工と愛産大三河の“愛産大対決”は愛産大工に軍配が上がった。プロ注目の天野京介投手が３失点完投、１２４球の熱投でチームを２回戦へ導いた。本調子ではない中でも強豪相手に粘りの投球をみせた。この日は球場表示で最速１４０キロだったものの、スカウトのスピードガンでは１４５キロを計測。５回まで無安打無得点に抑えた。１３三振を奪ったが「自分の投球ができなかった。１００パーセント中で言えば２０パーセント。味方の守備に助けられました」と反省の言葉を並べた。ネット裏では７球団１１人のスカウトが見守った。オリックス・下山スカウトは「力を入れる時と抜く時の指先の感覚はいいものを持っている。相手も力のある中で球速以上に球に強さがあるのでは」と話した。来年４月から校名が「名古屋たちばな」に変わるため、愛産大工として臨む最後の夏になる。

　■　愛産大工・天野京介が"奪三振ショー" 6イニング10K(中スポ)　23/4/16

　愛産大工の天野京介が６イニングを４安打２失点、１０奪三振と力投し、逆転勝利を演出した。４回、３番手でマウンドに上がった天野は６連続奪三振で守備からリズムをつくると味方打線が５回に同点に追いつき、６回には４点の勝ち越しに成功した。この日は６球団が視察。楽天の山田スカウトは「馬力があって制球もいい。体の強さが増せば球速も伸びそう」と評価し、巨人の木佐貫スカウトは「シュート回転もなく、投げミスもない。左打者への外角直球もラインが出ていた」と成長を感じ取った。

過去記事

　　プロフィール

　愛知県名古屋市出身。
　天野 京介（あまの・きょうすけ）投手。
　八社小4年時から篠原ジュニアで野球を始め、御田中時代は軟式・西名古屋BBCに所属。
　
　愛産大工では1年時夏の予選で県16強（5回戦）を経験。
　背番号19番の控えとして初ベンチ入りを果たし、全5戦中2試合（3回5K0封）でリリーフを務める。
　1年生の秋の予選からエースとなるも､以降の6季はすべて県4回戦までで敗退。
　実績少なめながら体作りで148㌔腕へと成長し､スカウト陣からも注目される存在に浮上した。
　2年時夏の予選2回戦・愛知高戦で、最速143㌔､9Ｋ1-6完投の力投を披露。
　続く2年時秋の県大会3回戦・中京戦（1-4）で､7回7三振､8安打4失点の粘投を演じている。
　3年時夏の県大会は東松擁する享栄に0-3（8回3失点）で敗れ4回戦で敗退。
　先発救援で全4戦、計20回（6失点）を投げ、初戦･愛産三河戦で13K5-3完投勝ちを挙げた。
　県5回戦が最高成績。甲子園出場などの目立った実績は無し。

　182cm86kg、最速148㌔のプロ注目スリークォーター右腕。
　セットから始動をして溜めて重心を下げ、インステップし、後ろ小さめに右肘を使った腕の振りから
　投げ込む最速148㌔の直球と､スライダー､カット､カーブ､チェンジアップ､2シーム。
　持ち味である直球は回転数2550rpmをマーク、実績少なめながらプロからも注目されている。
　3年生の夏の県大会4回戦･愛産工戦で最速タイの148㌔（プロ測定）を計測。
　プロ注目の152㌔左腕・東松快征と投げ合い、8回4安打5四死球、6K3失点の粘投を見せた。
　高卒でのプロ入りが目標。遠投105メートル、50m走6秒4。

　　スカウトコメント

広島･松本スカウト｜23/7/21
　「春から伸びている。体格も良いので将来が楽しみ」
オリックス・下山スカウト｜23/7/3
　「力を入れる時と抜く時の指先の感覚はいいものを持っている。相手も力のある中で球速以上に球に強さがあるのでは」
楽天・山田スカウト｜23/4/16
　「馬力があって制球もいい。体の強さが増せば球速も伸びそう」
巨人・木佐貫スカウト｜23/4/16
　「シュート回転もなく、投げミスもない。左打者への外角直球もラインが出ていた」