松延 響（鳥栖工業）

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　■　アギト＆ヒビキの“仮面ライダー兄弟”松延バッテリーが勝利呼び込む(日刊)　23/8/9

　鳥栖工の「仮面ライダー兄弟」こと、松延バッテリーが夢の舞台で躍動！甲子園初勝利に導いた。兄の松延晶音（あぎと）捕手（３年）は４番で先発。弟の響（ひびき）投手（１年）は６回から登板し、自己最速を２キロ更新する１４４キロで、延長１２回まで９７球５奪三振の熱投。兄の晶音はアニメ「銀色の髪のアギト」が名前の由来だが、後日、「仮面ライダーアギト」の存在を知った父慎一郎さんによって、弟は「仮面ライダー響鬼（ヒビキ）」から名づけられたという。試合は延長１２回、６番林の犠打に敵失が絡み、サヨナラ勝ち。仮面ライダー兄弟の粘りが勝利を呼び込んだ。

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　将来の夢がプロ野球選手でもある弟・響の聖地デビュー。ネット裏に陣取ったスカウトがざわついた。巨人の水野雄仁スカウト部長は「良かったよ。来年、再来年が楽しみだね」と期待。(スポニチ)

　■　松延兄弟が甲子園導いた　響3回無失点＆晶音好リード(スポニチ)　23/7/26

　５―０の７回だ。背番号１０の松延響（１年）がマウンドへ上がる。捕手で兄の晶音（あぎと、３年）のミットめがけてこの日、最速１４１キロの直球でぐいぐい、押した。３回無失点。９回２死一、二塁、最後の打者を三振に仕留めると、一番に抱き合い、兄は弟の体重を支えきれずに崩れた。

　■　兄弟バッテリーの活躍で鳥栖工が甲子園に王手(西スポ)　23/7/23

　２学年違いの２人。ともに所属した「鳥栖リトルシニア」時代は兄のポジションが捕手ではなかったため、弟は「県外も含めて７、８校からの誘いがありましたが、お兄ちゃんと同じ高校でバッテリーを組みたかったから」と鳥栖工に入学した。第１シードの佐賀北を２ー１で倒した初戦は２番手で５回無失点の今夏デビュー。この試合で自己最速の１４２キロをマークし、自信をつけた。

　　プロフィール

　佐賀県鳥栖市出身。
　松延 響（まつのぶ・ひびき）投手。
　軟式チーム･儀徳町少年野球で野球を始め、鳥栖西中学校時代は鳥栖シニアでプレー。
　2個上の兄･晶音（あぎと）捕手を追って鳥栖工に進んだ。

　鳥栖工業では1年生で夏大デビュー。
　背番号10ながらリリーフエースとしてチームを支え、兄・晶音と共に創部初の県大会優勝を飾る。
　初戦2回戦･佐賀北（第1シード）戦で、最速142㌔、5回3K0封の好投を披露。
　いずれも救援で全5戦中4戦、計14回を投げ、8安打12Ｋ1失点、防0.64の好成績を残した。
　続く本戦1回戦・富山商戦（TB3⑫2）で自己最速2キロ更新の144㌔をマーク。
　1-1同点の6回表から2番手としての登板で、7回5奪三振、5安打1失点の好救援を演じている。
　甲子園1試合、1勝0敗、7回、防御率0.00。

　177cm73kg、最速144㌔直球を持つ1年生右腕。
　セットポジションから重心を下げてインステップし､テイクバック大きく肘を柔らかく使った腕の振りから
　最速144㌔、常時130㌔台中盤から140㌔強（高1夏）の伸びのある真っ直ぐと、
　120㌔前後の縦横2種類のスライダー、100㌔台の緩いカーブ、110㌔台で沈むチェンジアップ。
　肩・肘の柔らかい背番号10の好右腕。主にリリーフでチームの勝利に貢献する。
　1年生の夏の甲子園で全国大会デビュー､救援登板で自己最速2キロ更新の144㌔を計測した。
　名前の由来は特撮TV『仮面ライダー響鬼（ヒビキ）』。

　　スカウトコメント

ソフトバンク・永井智浩スカウト部部長｜23/8/13
　「あんな中学３年生がいたら、引っ張りだこだったでしょ？１年生であれやったら、ここから伸びるか伸びないかはまだ分からないですけど、ここから伸びたら、めちゃくちゃ楽しみですよ。球の威力もあったし、全然よかった。しかも、勝ちましたしね」
巨人・水野雄仁スカウト部長｜23/8/10
　「良かったよ。来年、再来年が楽しみだね」