宇田川 雄一郎（三菱自動車岡崎）

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　■　岡崎・宇田川好投も(毎日jp)　11/9/8

　三菱名古屋は０対０で迎えた九回２死二塁、東の中前適時打で１点勝ち越し。先発の菊地は変化球の制球が良く、要所を締めて６安打完封。三菱岡崎は好機で１本が出ず、被安打３と好投した宇田川に報えなかった。

　■　三菱自岡崎の宇田川が完封…２次予選(毎日jp)　11/8/31

　都市対抗野球の２次予選は３０日、東海でリーグ戦の残り３試合を行い、三菱自動車岡崎は宇田川がジェイプロジェクトを３安打完封した。

　■　宇田川、大車輪！三菱自動車岡崎Ｖ(スポーツ報知)　11/5/5

　震災の影響で中止となった社会人野球ＪＡＢＡ京都大会に代わって開催された「チャリティー京都交流試合」の準決勝と決勝が行われ、三菱自動車岡崎がＮＴＴ西日本を５―４で下して優勝した。１点リードの８回２死一、二塁から登板したエース左腕の宇田川雄一郎（２４）が無失点で締めた。三菱自動車岡崎が優勝の瞬間、宇田川は両手を上げて喜びを表現した。本来なら日本選手権出場につながるはずだった大会。それでも前日に自己最速の１４４キロをマークし、５試合中４試合に登板。１完封を含む大車輪の働きに「自信になった。チームにとっても大きい」と振り返った。昨秋ドラフトは悔しい指名漏れ。今季は公式戦数が減ったが「見返したい、という思い。一試合一試合で力を出し切りたい」と飛躍を誓っていた。

　　プロフィール

　京都府出身。
　宇田川 雄一郎（うたがわ ゆういちろう）投手。
　男山三中では軟式野球部に所属。
　京都大谷時代3年夏は洛水に0対5で敗れ京都大会3回戦敗退。
　甲子園出場実績は無し。

　京産大進学後は3勝を挙げた2年春に平古場賞（新人賞）を受賞。
　以降タイトル獲得など際立った活躍は無かったものの5季連続で投手十傑入り、
　先発としてコンスタントに勝ち星を積み上げリーグ通算14勝を挙げた。

　三菱自動車岡崎入社後は1年目春から公式戦に出場。
　スポニチ大会では2回戦JR東日本戦に先発、
　コントロールの甘くなった6回に一挙4失点とつかまりスタミナに課題を残したが
　5回までは1安打無失点の好投を披露している。
　都市対抗2次予選には先発・中継ぎ・抑えとこなし全6試合に登板、
　27回6失点の安定感ある投球で代表権獲得に貢献した。
　本大会では初戦日立戦の先発を任され毎回走者を出しながらも4回までは1失点の粘投、
　5回に入り無死から四球・安打と続きつかまりかけたところで降板。
　試合は後続が打たれその回一挙6失点で敗退となった。
　2年目は前年都市対抗優勝チームHondaを完封した静岡大会で敢闘賞を受賞。
　都市対抗にはトヨタの補強選手として出場し2試合に救援登板、
　初戦は三菱重工神戸相手に1回1/3を2奪三振無失点、
　NTT東日本戦では5回裏1死三塁から2番手として登板し5回・6回の2イニングを
　無失点に抑えたが7回先頭打者に浴びた本塁打で崩れ4失点降板となった。
　日本選手権は抑えで3試合9回1/3を1失点（自責0）に封じ8強入りに貢献。
　3年目は春のチャリティー京都交流試合で4試合15.1回6安打1失点の好成績を残し優勝。
　予選リーグでパナソニック相手に3安打1四球完封勝利、
　準決勝で自己最速更新の144㌔を記録している。
　都市対抗2次予選は6試合中4試合に先発登板、
　Ｊプロジェクト相手に3安打完封勝利を挙げ順位決定リーグを2位で通過するも
　代表決定トーナメントでは三菱重工名古屋相手に3安打1失点完投と好投しながら完封負け、
　ＪＲ東海戦は2回3失点でリリーフ失敗、
　東邦ガス戦は5回途中3失点と結果を残せず本大会出場を逃した。

　184cm80kg、長身の技巧派左腕。
　セットポジションから上体を倒し沈み込みインステップ気味に踏み込み上から投げ下ろす
　最速144㌔、常時130㌔台中盤から後半の角度の付いた切れの良い直球と
　120㌔台で左打者の外角に決まるスライダー、120㌔台中盤の落差あるチェンジアップ。
　その他100㌔台のカーブ。
　甘い球もあるもののコントロールはまずまず。
　球速球威に物足りなさは残るが打ちづらさのあるフォームから繰り出される球の角度、
　空振りの取れるチェンジアップはプロからも中継ぎ左腕候補として評価されている。

　　スカウトコメント

阪神・菊地敏幸スカウト｜10/5/10
　「短いイニングなら使えそうです。角度のある面白いチェンジアップは三振の取れるボール。ホンダを完封してるんですよ、この春」