フェリペ・ナテル（ヤマハ）

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　■　ヤマハ、延長制し７－２でパナソニック降す(毎日jp)　11/10/24

　第８２回都市対抗野球大会は３日目の２４日、１回戦３試合が行われた。第３試合はヤマハとパナソニックが対戦し、今大会初の延長タイブレークに。十二回に一挙６点を入れたヤマハが７－２でパナソニックを振り切った。昨年の悔しさを晴らす好投だった。浜松市の先発右腕・ナテルが九回途中まで３安打１失点。前回大会も１回戦で先発したが、三回途中で降板しており、「今年は都市対抗に懸けてきた。春先は不調で苦しんだが、大会に向けて調子を上げてきた」という。球威のある直球の他にスライダーやカットボールを低めに集め打たせて取ることができた。見事な投球術を披露した２２歳のブラジル人は「日本一を目指す」と力を込めた。

　■　ヤマハ２年ぶり８強！延長１２回激闘を制す(スポニチ)　10/11/12

　ヤマハはブラジル出身のナテルが先発で８回途中４安打３失点。試合はタイブレークの末に８強入りして「テンポよく投げることを意識した。８回だけダメだったね」と流ちょうな日本語で振り返った。直球は１３０キロ台後半ながら実戦向きのマウンドさばきにヤクルト・渡辺編成部長は「球持ちも良くスライダーもいい」と高評価。来オフは日本在住５年となり、野球協約第８２条により日本人選手扱いでプロ入りできる。右腕は「日本人枠でプロでやりたい」と意気込んだ。

　■　プロ注目ブラジル出身右腕　あと１年待ってて(スポニチ)　10/1/19

　ヤマハ野球部投手陣の柱として期待されるフェリペ・ナテル投手（２０＝ブラジル）に対し、早くもプロ数球団が獲得準備を進めている。右腕からＭＡＸ１５０キロ近い直球を武器に、安定感は抜群。昨年は都市対抗野球東海２次予選途中から頭角を現し、公式戦１２試合５４回１／３を投げ３５安打４６奪三振３０四死球。防御率０・９９の成績を残した。今年で来日４年目。今秋ドラフトで指名されても、入団すれば「外国人」扱い。もう１年我慢して５年やれば日本国籍が取得でき、プロでも「日本人」としてプレーできる。ナテルは「プロには行きたいが、自分の中では５年やってからと思っている。会社に育ててもらってきたし」と謙虚。まずは夏の東京ドームでの日本一を、最優先する構えだ。気温３３度のブラジルから、約３０度も低い寒い浜松に戻ってきたのが６日。翌日から「去年はシーズンの半分しか投げていない。今年は最初から投げる準備をする。そのためにも体をつくらないと」と懸命に土台づくりに励んでいる。

　5号の通算規定は社会人野球在籍期間については適用されないようですね。
　1号から3号の規定には「選手契約締結以前に」という要件があり今年プロ入りした場合、
　外国人枠から外れる次の機会はFAということになるのでしょうか。
　野球協約の確認はこちらから。

過去記事

　　プロフィール

　ブラジル出身。
　2005年にブラジル代表に選出されIBAFワールドカップに出場。
　そこでチームメイトだったマガリャエス・チアゴ外野手（06年来日）に紹介されヤマハに入社。
　ヤマハでは3年目の昨年、公式戦12試合54.1回に登板、防0.99の好成績を残し台頭。
　都市対抗東海二次予選の王子製紙戦4安打1失点で初先発初完投勝利。
　本戦初戦では同点の9回から登板し2回を無失点に抑え全国初勝利を挙げた。
　東京ドームで最速143㌔を記録。
　秋には日本選手権代表決定戦で三菱自動車岡崎相手に3安打9奪三振の快投、
　公式戦初完封勝利を挙げ着実な成長を見せている。

　177cm86kg、手足の長いガッチリした体格の右腕。
　ノーワインドアップからヒジを柔らかく使い球持ちの良い腕の振りから投げ下ろす
　最速149㌔、常時130㌔台中盤から後半の重い直球と120㌔台後半のスライダー、
　120㌔台後半のフォーク、130㌔台前半のカットボール、100㌔台の落差あるカーブ。
　外国人選手らしい体の強さ・バネを感じさせる一方で投球フォームはオーソドックス、
　バランス良く長い腕をしなやかに使い投げ込む。
　高卒4年目、伸び盛りの若手投手。

　　スカウトコメント

ヤクルト・渡辺編成部長｜10/11/12
　「球持ちも良くスライダーもいい」