後藤 駿太（前橋商）

　■　前橋商“群馬のイチロー”後藤が導く／群馬(SANSPO)　10/7/28

　プロ注目の“群馬のイチロー”が大舞台に立つ。「３番・中堅」の後藤駿太外野手は打っては五回に試合を決める右前適時打を放つなど４打数２安打１打点。走っては１盗塁を決め、守備ではダイビングキャッチも披露。走攻守での活躍で前橋商を３年ぶりの夏の甲子園に導いた。「うれしい。自然と涙が出た。今年こそうれし泣きしたかったから」。５０メートルを６秒０の俊足。遠投１１５メートルの強肩。高校通算１８本塁打のパンチ力。今大会も２３打数１０安打と打ちまくった。帽子のつばの裏に記した『輝』の一文字こそ、甲子園での目標だ。「去年の春（０９年センバツ初戦敗退）は悔しい思いをしたので、今度はスピード感あふれるプレーをして輝きたい。目標は優勝です」。群馬・渋川市の自宅には父・義之さん（４８）が大書した『目指せプロ野球』の紙がはられている。３拍子そろったスター候補生が満を持して夏の甲子園に向かう。

　■　前橋商・後藤２打点で王手／群馬大会(日刊スポーツ)　10/7/27

　「上州のイチロー」こと前橋商・後藤駿太外野手が準決勝の前橋戦でも４打数２安打２打点と大活躍して７－１の勝利に貢献し、甲子園まであと１勝に迫った。１回１死二塁から甘い直球を見逃さず先制の適時打を放った。３回無死二塁ではフルカウントからの変化球をとらえて追加点を挙げた。後藤は「コンパクトに強いスイングをすることだけを意識した結果。（打球が）抜けたら３つにいける自信はあります」といってのけた。５０メートル走６秒０、遠投１１５メートルの強肩も併せ持つ。今大会は１９打数８安打（１本塁打）で打率は４割を超える。走攻守３拍子そろった外野手を見ようと、この日も国内４球団８人のスカウトがスタンドに陣取った。巨人織田スカウトは「守備ならすぐにでも使える。バッティングの思い切りも良いし、見ていて楽しい選手」と称賛した。

　■　“群馬のイチロー”前橋商・後藤魅せた(デイリースポーツ)　10/7/12

　群馬大会では、優勝候補の前橋商が７‐０の七回コールドで沼田に圧勝した。“群馬のイチロー”の異名を持つ後藤駿太外野手はプロ５球団のスカウトが見守る中、攻守に輝きを放った。後藤が放った痛烈なライナーに、観客の目はくぎ付けになった。３打席無安打で迎えた七回の第４打席。真しんでとらえた打球は右中間へ。単打性の当たりだったが、５０メートル６秒０の俊足を飛ばして判断良く二塁を陥れると、スタンドからどよめきが起こった。「イメージどおりに打てました」と会心の笑み。積極的な走塁については「センターが（レフトに）寄っていたので、最初から二塁に行こうと思っていた」としてやったりだ。守備でも魅せた。七回裏、中堅後方への飛球。一度つまずきバランスを崩したが、すぐさま体勢を立て直して背走しながら好捕した。阪神の菊地東日本統括スカウトは「走攻守、３拍子そろっている。こんな選手はなかなかいない」と高評価した。「警戒される中でもしっかり打ちたい。圧倒的な強さで優勝したい」と瞳を輝かせた。

　■　驚異の打率５割　前橋商・後藤は試行錯誤(日刊スポーツ)　10/7/3

　走攻守３拍子そろったドラフト候補の前橋商・後藤駿太外野手は、試行錯誤を続けている。春の関東大会は右足をすり足気味に上げていたが、これまでよりも高く上げるなど、タイミングの取り方を模索している。公式戦打率５割とヤクルト青木ばりのシュアな打撃が持ち味だが「自分がどういうタイプの選手かも分からない。高校の間はガツンと強い打球を打ちたい」と一心不乱にバットを振る。

　■　プロ注目の前橋商・後藤無安打／高校野球(日刊スポーツ)　10/5/19

　プロ注目の前橋商の後藤駿太外野手（３年）は、４打数無安打に終わった。準々決勝の日大鶴ケ丘戦では中越え本塁打など３安打と活躍したが、内角球に詰まって内野フライ３つ。最後の夏に向け「どんな球がきても対応できるようにしたい」と、課題を口にした。

　■　７球団の前で本塁打に盗塁　広島スカウト「楽しみな選手」(スポニチ)　10/5/18

　今秋ドラフト候補の前橋商・後藤駿太外野手が一発を含む５打数３安打２打点の大暴れ。チームを初の４強へ導いた。初回１死一塁から初球の高め直球を豪快に中越え２ランし「センターへは初めて。役に立てた」と興奮気味。走っても６秒０の快足で、国内７球団のスカウトの前で５回には盗塁も成功。富岡監督が「うちの起爆剤」と信頼する韋駄天を、広島の苑田スカウト部長も「振りこんでいるスイング。リストも柔らかくて楽しみな選手」と見守った。

　■　自分の役割果たしたい－－後藤駿太中堅手(毎日jp)　09/3/10

　１年生ながら４割１分９厘（昨秋の公式戦９試合）と、チーム一の高打率で１番打者として定着した。遠投１１５メートルの強肩に、投手としても期待をかけられ「正直、焦りがあります」。昨秋の県予選初戦、投手としても打者としても活躍できず「出ていいのか」と悩んだ。暗い顔に気付いたのは春山憲選手（２年）。「考えすぎると打てなくなるぞ」と親身になってくれ、おかげで調子を取り戻した。